ナレーションをする男性

ナレーターとは?なる方法や仕事内容、気になる給料についても解説

2020.08.26 / 未分類

ナレーターとは?

ナレーターとは「語り手」のことで、テレビ番組、映画、演劇などの物語を語る重要な役割をする仕事です。
また、ドキュメンタリー番組、CMなど、映像に合わせて内容を伝えるようなナレーターの仕事もあります。

また、最近ではテレビ等のメディア以外にも、YouTubeなどの動画投稿サイトが爆発的に普及したことで、ナレーターの需要は高まる一方です。
日常生活でも、企業のPR動画や電車、バスのアナウンスなどナレーターが活躍する場は、とてもたくさんあります。
ナレーターは「ナレーションをすること」が仕事ですが、様々な分野の仕事がある分、求められるイメージに上手く対応できることが求められます。

ナレーターの仕事は増え、たくさんありますが、ナレーターになるハードルが低くなったということではありません。
その理由として、ライバルが多いことが原因の一つとして考えられるでしょう。
ナレーションの仕事はナレーターだけしているわけではなく、アナウンサー、声優、俳優、タレント、お笑い芸人など様々な分野で活躍する人にも依頼されます。

特に人気の高い芸能人がナレーターを務めれば、話題性もあり多くの人に見聞きしてもらえる可能性も高くなるので、依頼は多くなるでしょう。
その中で、ナレーターのプロとして専門的に活躍していく方法や、ナレーターの詳しい仕事内容、給料などについても詳しく紹介していきます。

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ナレーターに向いている人とは?

「ナレーターに向いている人は?」と質問されれば、何より「話すのが好きな人、得意な人」であることが大切だと言えるでしょう。
ナレーションをするのが仕事なので、フリートークが上手ければ上手くいくというわけではありません。
もちろん、アドリブを交えながらのナレーションの仕事もたくさんあるので、柔軟性のある対応力はナレーターにとても必要な要素です。

しかし、それ以前に、正しくナレーションすることが必要になります。
発音はもちろん、滑舌や正確な日本語などの、訓練をすれば上達する技術を習得し、聞きやすく正しく伝えることは基本です。
それに加えて、感情表現も求められるナレーターの仕事もたくさんあります。
例えば、ドラマや映画のナレーションでは、主演の役者や、その他の登場人物がナレーターの役割もする場合や、物語には登場しない「語り手」がナレーションをする場合などがあります。
もちろん、登場人物がナレーションをする場合、役になりきって感情をナレーションに乗せる必要がありますが、物語には登場しない語り手としてのナレーションであっても、ストーリーに合わせた演技力や表現力は求められます。

反対に、バスや電車のアナウンスなど、演技的な感情は必要ないナレーションの仕事もあり、上手く声の表情を使い分けることができる人は向いているでしょう。

また、喉は風邪を引いた時以外にも、カラオケに行ったりお酒を飲み過ぎた時など、日常生活のささいなことでも、悪影響を及ぼすことがありますよね。
歌手やアナウンサーと同じように、ナレーターの仕事も声が出なければ出来ない仕事です。
常にベストな状態でナレーションができるように、体調管理をしておかなければいけません。
そのため、生活習慣を含め、仕事への責任感やプロ意識を持っている人でなければナレーターの仕事を長く続けることは難しいと言えるでしょう。

ナレーターになるためにやっておくべきこと

ナレーターを目指すためには、ナレーションに必要な技術について、学んでおく必要があります。
最近は、YouTubeなどで、特にナレーターの経験がない人でも上手くナレーションを入れている動画を見かけることもあります。
レッスンを受けた経験が無くても、上手くコツを掴んでナレーションができる人も、いるかもしれません。
しかし、ナレーションをする分野によって適切な語り方ができたり、正しい発声法方や発音が出来ていなければ、幅広く活躍できるナレーターになることは難しいですよね。

ナレーターになるためには、滑舌、発音、発声などの基礎を学んでおく必要があります。
他にも、感情や物語の起承転結を声で表現できるような技術も必要でしょう。
このように、ナレーターに必要な技術を学ぶためには、専門学校、スクールで学ぶのもおすすめです。
声優やアナウンサーの専門学校は、全国にもたくさんあり、同じように声の仕事なので、ナレーターに必要な要素も学ぶことはできます。
また、アナウンサースクールで、ナレータの技術を学ぶ授業がある学校も多いです。

もちろん、ナレーターに特化した専門学校もあります。
声の仕事であれば、様々な分野に挑戦したいという場合は、アナウンサー、声優、ナレーターなど、どの分野でも役立ちそうな授業を取り入れているスクールがおすすめですが、ナレーターとしてプロになることを目標にするなら、日本語の正しい使い方や、ナレーターに必要なアドリブの技術などをメインとした、ナレーションスキルを身に付けるスクールを選びましょう。
ナレーター専門のスクールでは、ナレーターのオーディションに合格するための対策も学べるので、おすすめです。

ナレーターになる方法は?

ナレーターには、認定試験や資格は必要なく、技術を身に付けて仕事を依頼されれば活動することができます。
ナレーターの専門学校やスクールに通っている人は、卒業する時にオーディションや仕事を紹介してもらえるサポートがある場合もあります。
その他の方法としては、イベント会社や放送局などが「ナレーター募集」を行っている求人に応募する方法もあります。

また、一般でも応募できるナレーター募集に応募して、オーディションを受けてみるのもいいでしょう。
ナレーターとして、幅広く活躍するプロを目指すのであれば、ナレーターの仕事に強い、芸能プロダクションや声優プロダクションに所属するのがおすすめです。
プロダクションに所属するためには、採用面接やオーディションを受ける必要がありますが、合格すればプロダクションからナレーターの仕事やオーディションを紹介してもらうことができます。

ナレーターの仕事は人気が高く、なりたい人もたくさんいますが、人気のナレーターにはプロとして長いキャリアを積んで活躍している人もいます。
そのため、最初からドラマや映画のナレーターなどの大きな仕事がもらえる人は、ごく少数だと考えておきましょう。
最初は、小さな企業のプロモーション映像や商品紹介などの仕事から経験を積んでいく人が多い業界です。

しかし、実力が認められ、ナレーターとしての実力が評価されれば、レギュラーの仕事や、人気番組、長寿番組のナレーターなど、大きな仕事の依頼をもらえることもあります。

ナレーターの給料について

ナレーターの給料は、歩合制となる場合が多いでしょう。
安定してレギュラーの仕事を持つようになれば、ある程度収入も安定しますが、基本的にナレーターの仕事は1本○○円としてギャラが支払われるパターンが多いので、月収の差は大きい職業です。
大手のプロダクションに所属して、プロとして活躍しているナレーターの平均年収は300万円前後です。

テレビやラジオのナレーションで、1本10万円が相場と言われていますが、ナレーターの仕事は、キャリアによってもギャラの相場が変わってくるので、新人の場合は1本数千円のギャラの仕事が多いと考えておきましょう。
ベテランの人気ナレーターになれば、年収1000万円を超える人もいるので、収入面でも夢のある職業ですが、誠実に仕事に向き合って経験を積んでいく努力と、ナレーションスキルの高さが必要な職業です。

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