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話題のNizi Projectとは?今後のオーディションは?

Nizi Projectとは?

Nizi Projectとは、韓国の大手プロダクションであるJYPエンターテイメントと、ソニーミュージックが共同で企画したガールズグループオーディションプロジェクトです。
世界での活躍を目指すグローバルガールズユニットのメンバーを選抜するオーディションということで、2019年夏から日本(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・沖縄)の8都市と、ハワイ・LAにて地方オーディションがスタートしました。

総合プロデューサーを務める、JYPエンターテイメントの社長でもあり歌手としても活躍しているJ.Y.Park(パク・ジニョン)が「メンバーそれぞれの個性が重なり、美しい光を放つ虹のような人材を発掘し育成する」という意味で「Nizi Project」と名付けました。

Nizi Projectのオーディションは、日本では日本テレビ系の「スッキリ」にて定期的に放送され、話題となりました。
ネットでは「Hulu」や「YouTube」でも配信され、視聴者は地方オーディションからデビューメンバー決定までの様子を順次見ることができるので、デビュー前から多くのファンを獲得することに成功しています。

世界での活躍を目指すというコンセプトで集まったメンバーだけあり、オーディション参加者のレベルの高さにも注目が集まりましたが、総合プロデューサーのJ.Y.Parkの新人発掘能力や、参加者たちへの愛のある指導も話題を集め「J.Y.Park語録」もオーディションの見どころでした。
日本、韓国を中心に話題沸騰となったNizi Projectについて詳しく紹介していきます。

Nizi Projectのオーディション内容

Nizi Projectのオーディションは、2019年の地域予選から最終メンバー決定まで、期間は実に1年に及びました。
日本を中心に10都市で行われた地方オーディションでは、自己紹介、歌唱審査、ダンス審査が行われ、地方予選での3次審査ではJ.Y.Parkが審査員を務めました。
最終的に計26名の参加者が合格し、東京合宿トレーニングへと進みました。
合格者のうち、JYPエンターテイメントの練習生は4名でした。

東京合宿トレーニング

地方予選を勝ち抜いたメンバーには、虹のペンダントが手渡され、東京合宿でこのペンダントに入れるキューブを4つ集めることができれば、次の審査に進むことができます。
東京合宿では4つの審査が行われ、高評価であればダンス審査ではイエローのキューブ、ボーカル審査ではグリーンのキューブ、スター性審査ではレッドのキューブ、人柄審査ではブルーのキューブを獲得できます。
人柄を大切にするJ.Y.Parkのオーディションでは、人柄の良さも審査の対象となり、参加メンバー同士の友情投票や、スタッフによる練習態度の観察、番組スタッフの投票などが行われます。

東京合宿トレーニングでは、ダンス、ボーカル、スター性の審査後、最終的にショーケースとして、グループでパフォーマンスを行います。
全ての審査でJ.Y.Parkが最も大切にしていることは「成長」です。
どれだけ練習をして、自分の力を向上することができたかが、キューブを獲得するポイントとなります。

韓国合宿トレーニング

東京合宿で審査を勝ち抜いた14名が、韓国合宿への切符を手に入れました。
しかし、ここで1名が辞退したため、韓国合宿は13名でスタートすることになりました。
韓国でも4つの審査があり、全ての審査で個人のレベル順位が発表されます。
そのうち、2回最下位になったメンバーは、そこで脱落するという過酷なルールが課せられました。
また、東京合宿トレーニング同様、参加者はここでもペンダントに4つのキューブを集めます。

第1ミッション(個人レベルテスト)
・メンバーそれぞれが1人ずつ、1ヶ月の練習期間でトレーニングをしたパフォーマンスをステージで披露します。

第2ミッション(チームパフォーマンス)
・4つのチームに分かれ、くじ引きで決めた相手のチームと対戦します。
チームワークが審査のポイントになり、勝ったチームのメンバーにはキューブが与えられます。
負けたチームでも成長が見られた人にはキューブが与えられます。

第3ミッション(チームバトル)
・3チームに分かれて課題曲のパフォーマンスを披露します。
1位となったチームのメンバーはキューブを獲得できますが、その他のチームのメンバーでも実力が評価されればキューブを獲得することができます。
ここで、個人順位で2回目の最下位になってしまった参加者が1名脱落しました。

ファイナルミッション
・計12名となったので、6名ずつの2チームに分かれてパフォーマンスを行います。
1回戦では、それぞれのチームのイメージに合わせたオリジナル曲をパフォーマンスし、2回戦では、デビューするグループが実際に歌う楽曲で競います。
ファイナルミッションでの楽曲は全て、この企画のためにJ.Y.Parkが作詞作曲したオリジナル曲でした。

デビューするためには、4つのキューブを集める必要がりますが、ファイナルステージの時点でキューブが2個以下のメンバーでも、最後に実力が認められればデビューメンバーに選ばれるチャンスがあります。

Nizi Projectの合格者は?

長い戦いを終え、最終候補者12名の中から、オーディションに合格してデビューするメンバー9人が発表されました。
合格した9人はグローバルガールズグループ「NiziU」として2020年12月2日に正式デビューが決まっています。

NiziUメンバー(最終順位順)

MAKO(山口真子)
・家族と離れ単身で韓国に渡りJYP練習生として約3年間トレーニングを受けていました。努力家で、ボーカル・ダンス・スター性・人柄・リーダーシップ、全てにおいてJ.Y.Parkから高く評価されていました。

RIKU(大江梨久)
・東京合宿の時には、まだ実力が安定しない面があったものの、J.Y.Parkから「このオーディションで最も成長に驚かされたメンバー」と言われるほどのレベルアップを果たし、見事デビューをつかみ取りました。

RIMA(横井里茉)
・JYP練習生で、ラップが得意なだけでなく、端正な顔立ちと日本語・英語・韓国語が話せるトライリンガルという多彩さで、オーディションの時から注目されていました。
J.Y.Parkから指摘されていた「自分らしいパフォーマンス」を見つけ、見事合格しました。

RIO(花橋梨緒)
・東京合宿のダンス審査で、得意のダンスを披露したものの、J.Y.Parkから「アーティストがダンサーのように見えてはいけない」と言われてしまいます。
しかし、韓国合宿でボーカル、ダンスの実力に磨きをかけ、見違える成長を遂げました。

MAYA(勝村摩耶)
・オーディションでは、女優のような優れた表現力で、J.Y.Parkを魅了していました。
ダンスの動きが小さいと指摘されていましたが、韓国合宿ではそれを克服し、美しいダンスと厚みのあるボーカルで安定感のあるパフォーマンスを披露し、見事合格しました。

MIIHI(鈴野未光)
・JYP練習生で、J.Y.Parkから「今回の参加者で一番いい」と言われるほど、注目度の高いメンバーでした。
それを証明するかのように、個人ミッションではNizi Project史上最高のパフォーマンスと評価されるほどのステージを見せました。

MAYUKA(小合麻由佳)
・優しく控えめな性格に邪魔をされ、なかなか自信を持ってパフォーマンスできずにいましたが、J.Y.Parkからの助言で一気に覚醒し、チームバトルでは見違えるようなパフォーマンスで視聴者を驚かせました。

AYAKA(新井彩花)
・美しい容姿が注目される参加者でありながら、ダンス、ボーカルの実力では厳しい評価を受けていました。
しかし、韓国合宿での見違えるような成長で、見事にNiziUのメンバーに選ばれました。

NINA(ヒルマン・ニナ)
・参加者の中で最年少で、プロのレベルと言ってもいいほどのハイトーンボイスが高評価でした。
しかし、未経験だったダンスで厳しい評価を受けていましたが、最終審査ではJ.Y.Parkから「期待していた最高レベルまできた」と評価されました。

Nizi Projectに参加する方法

現在はNizi プロジェクトの募集は終了しています。
今後新たなプロジェクトが企画されている可能性もあるので、前回の募集内容を参考にしてみましょう。

前回の募集での応募資格は、2020年の3月で中学を卒業予定の年齢~〆切りの時点で満22歳までの女性で、国籍は不問とされていました。
その他は、日本語でのコミュニケーションが取れることや、日本、韓国での合宿に参加できることなどが条件となっていました。
応募方法は、公式サイトからの応募も可能ですが、定められたオーディションの日程に、会場に直接行っても受けることができました。
当日の参加可能ですが、審査で披露する楽曲は課題曲なので、こちらも公式サイトで詳細を確認してから参加する必要があるでしょう。

今後もNizi Projectのオーディションは開催される?

Nizi Projectのオーディションも終了し、合格したメンバーで「NiziU」として正式にデビューすることが決まったばかりですが、2020年10月6日に放送された日本テレビ系の「スッキリ」に出演したJ.Y.Parkさんが、「男性版Nizi Projectを開催する」と発表しました。

まだ詳細は発表されていませんが、日本を中心に募集される予定ですので、興味のある人は楽しみに発表を待ちましょう。

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