ワンオペ育児とは?
最近よく使われる言葉「ワンオペ育児」とは、育児を一人でこなすことを言います。
共働きの家庭が増え、家事と育児の負担が母親1人に任されるケースが増え、瞬く間に「ワンオペ育児」と言う言葉が世間に広まりました。
2017年には「ユーキャン新語・流行語大賞」にもノミネートされています。
日本でも、夫婦で家事・育児の分担をする家庭が増えたと言われますが、他の国と比較すると、圧倒的に母親の負担が大きいのが現状です。
一般的な共働き家庭での、家事をしている時間の平均は、母親は父親の約6~7倍、育児の時間でも母親の方が4~5倍とも言われています。
子供がいる家庭で家事と育児をこなすだけでも負担は大きいのに、共働きで仕事もこなさなければいけない生活に、大きなストレスや疲労感を感じている人は少なくありません。
今回は、ワンオペ育児を乗り越える方法について、紹介していきます。
ワンオペ育児になりやすい原因
日本でも、全ての家庭でワンオペ育児に悩まされているわけではありません。
パートナーが積極的に家事や育児に参加する家庭もありますし、祖父母が進んでサポートしている家庭もあります。
では、ワンオペ育児を乗り越えるためにも、ワンオペ育児になりやすい特徴を見ていきましょう。
【ワンオペ育児になりやすい原因】
①パートナーの協力が得られない
ワンオペ育児になりやすい原因として、最も多いのがパートナーの協力が得られない環境であることです。
その理由は…
・家事、育児は女性の仕事だと考える風潮が残っている
・パートナーが単身赴任で自宅にいない
・シングル家族である
などが考えられます。
シングルの家庭であったり、単身赴任などの理由で、パートナーと離れて暮らしているから、ワンオペ育児になる家庭は多いです。
また、共働きが増えたにもかかわらず、日本の古き時代の「家事・育児は女性の仕事」という風潮は残っており、積極的に協力しない男性も多いのが現状です。
②近くに頼れる人がいない
パートナーの協力が得られない上に、自分やパートナーの両親とも離れて暮らしているなど、頼れる人が近くにいないこともワンオペ育児の負担を大きくしています。
結婚や転勤が理由で地元を離れているケースや、核家族化が進み、2世代、3世代で家事や育児を分担する家庭が減っていることも原因と考えられます。
③抱え込みやすい性格
パートナーや両親などに「協力してほしい」と言えず、全て自分で抱え込んでしまう性格の人もワンオペ育児に追い込まれやすい傾向にあります。
例えば…
・仕事で疲れているパートナーに用事を頼みづらい
・子供に「ママがいい」と言われると人任せにできない
・家事や育児を自分でやらなければ不安
など、理由は様々です。
子供を寝かしつける時に「まだ家事がいっぱい残っているから、寝かしつけはパートナーに任せたい」と思っても「ママがいい」と言われると「自分が頑張らなくてはいけない」と無理をしてしまう人も少なくないでしょう。
「自分がやらなくては」と思ってしまう責任感が強いタイプの人は、気付いたらワンオペ育児になっていることも多いでしょう。
ワンオペ育児で辛いこと
ワンオペ育児では、ストレスや疲労感に悩まされること以外に、どんな辛いことがあるのでしょうか。
孤立感が辛い
ワンオペ育児に悩む人の多くは、孤立感や孤独感が辛いと感じる人が多いようです。
例えば、育児に協力的ではないパートナーに対して、1人で子育てをしているような孤独感におそわれることはありませんか?
また、協力し合う夫婦を見て「うらやましい」「幸せそう…」と比較して、孤独感を抱えるケースも多くなっています。
さらに、ママ友や同じ境遇の人が身近にいなければ、悩みを相談できる人がいなくて孤立感を抱えてしまい、精神的に辛くなるケースも多いです。
自分の時間がない
ワンオペ育児では、どうしても時間が足りずに、忙しい生活を送ることになります。
睡眠時間を削ってでも家事や育児をこなしている毎日の中で、自分の好きなことに使える時間がないことも、大きな負担となっています。
慣れない生活
子供が小さい時には、まだ家事や育児に慣れていないことでも不安に感じる機会は多いでしょう。
特に育児では、日々成長していく子供に対して、不安や心配は尽きません。
相談できるパートナーや家族、友達が近くにいなくて、1人で不安を抱えながら対応していくのが辛いと感じる人もいます。
ワンオペ育児を乗り越えるには?
ワンオペ育児を乗り越えるためには、気持ちの面で少しでも余裕を持てる環境を作らなければいけません。
ワンオペ育児を上手く乗り越えられるように、改善する方法を紹介します。
パートナーと話し合う
家事も育児もパートナーと協力し合うため、話し合うことがとても重要です。
「なぜパートナーは協力してくれないのだろう」と悩んでいる場合、意外と相手は協力が必要だと気付いていないこともあります。
家事や育児の分担があやふやになると、どうしてもパートナー任せになってしまう人もいます。
一度きっちりと話し合って分かりやすく分担することで、1人で抱える負担を減らしましょう。
上手に手抜きする
離れて暮らしているなどの理由で、パートナーの協力が得られない場合は、家事を上手に手抜きしましょう。
「レトルト食品を使わない」「毎日掃除機をかける」など、完璧にしようと気負わず、たまにはスーパーのお惣菜に頼っても、掃除をサボっても、パパやママの体や心が軽くなる方が大切です。
子供の栄養や衛生面を考えると、無理をしてでも頑張ってしまうかもしれませんが、食事も毎食しっかりと栄養を考えて作ろうと考えず「1日のトータルで栄養が摂れていれば大丈夫」という感じで、手を抜けるところを探してみましょう。
周りの人を頼る
忙しいワンオペ育児で、孤立感や疲労感で辛くなった時には、人を頼ることも考えましょう。
ベビーシッターや家事代行のサービスを利用するのも良い方法ですし、費用が気になる場合は、比較的低価格な、一時保育などを利用して息抜きする時間を作りましょう。
気の合う人との交流の場に参加する
ワンオペ育児の辛さや、家事・育児の悩みを分かり合える人との交流を持つのもおすすめです。
子育てサークルなど、ママ友が作れる場所に出かけてみましょう。
同じ境遇の人と話すことで「自分も頑張ろう」と前向きになれることも多いですよ。
ワンオペ育児の息抜き方法
ワンオペ育児を頑張る人の息抜き方法として、最も多いのが「1人の時間を作ること」です。
少しでも家事・育児から離れて、自分の時間を作ることでリフレッシュしていきましょう。
ワンオペ育児の息抜きに、1人の時間を作るには、家族や親戚に預ける方法が多かったのですが、コロナ禍の影響もあり「高齢の祖父母に預けづらい…」という意見も増えています。
そんな中で、感染対策も徹底された、子供の習い事の需要は高まっています。
子供が楽しくレッスンを受けている間に、パパやママは自分の時間でリフレッシュできる、親子で有意義な時間が過ごせるのも嬉しいですね。
子供の習い事と言えば…
・ピアノ
・スイミング
・ダンス
・リトミック
など楽しそうなレッスンがたくさんありますが、最近注目されているのが「芸能スクール」や「芸能事務所」です。
0歳の赤ちゃんから所属できる事務所もあり、年齢に合わせた豊富なレッスンが受けられるため、習い事感覚で通うケースも増えています。
【おすすめの芸能事務所】
テアトルアカデミー
教育番組への出演やオムツモデル、雑誌モデルなど、思い出になる楽しい経験ができるチャンスもあります。
オーディションは何度でも挑戦できるので、興味があれば挑戦してみましょう。
楽しくレッスンを受けながら、可愛い我が子が芸能界デビューできるチャンスがあるのも嬉しいですね。
ワンオペ育児を乗り越えるには、楽しみを持つことも大切です。
親子で目標を持って楽しめることを見つけるのもおすすめです。