歌が上手い人はどんな人?
歌が上手ければ、様々なメリットがありますよね。
例えば…
・カラオケが楽しくなる
・みんなの人気者になれる
・人前で歌うのが楽しくなる
・趣味の幅が広がる
他にもたくさんありますが、歌が上手ければ、みんなの人気者になれる機会もたくさんあります。
また、歌がきっかけで、カラオケやバンドなど趣味を広げられるのもメリットです。
歌が上手い人のタイプは、全てが同じわけではありません。
例えば、音程やリズムが正確で、安定して歌える人は、カラオケの採点で高得点を出せる歌のうまさです。
しかし、歌が上手いと言うのは、正確に歌えることだけではありません。
豊かな表現力で、人の心に響く熱い歌を歌える人も歌が上手く、プロの歌手になると、どちらの技術も求められるので、ハイレベルな歌唱力が必要になります。
今回は、歌が上手い人の特徴と、上手くなる方法について詳しく紹介していきます。
歌が上手い人の特徴
歌が上手くなる方法を実践して、歌唱力を上げるためにも、はじめに、歌が上手い人の特徴から知っておきましょう。
【歌が上手い人の特徴】
音感がいい
耳で正確な音程を聞き取り、聞いた音を正確に発声できる人は、歌を上手く歌えます。
反対に、耳では正確に聞き取れていても、正確な音程で発声できない人は「音痴」と言われることもあります。
リズム感が優れている
歌やダンスは、リズムにぴったり合っているほど、見聞きしている人は気持ちよく感じます。
特に最近の流行曲は、曲の途中でリズムがころころ変わる傾向にあるので、リズム感が良くなければ上手く歌えません。
安定した声を出せる
音程やリズムは正確でも、声量が安定しなかったり、高音になると声が安定しない人は、上手く聞こえません。
音程を外さないように探りながら声を出す人も、安定感がない声に聞こえてしまいます。
表現力が豊か
悲しい歌も楽しい歌も、全て同じ歌い方では聞く人の心に響きません。
歌を感情にのせて、声で表現できる人は、歌が上手い人です。
聞いている人の感覚が分かる
歌は「歌っている人が気持ちいい歌い方」と「聞いている人が気持ちいいと感じる歌い方」に差があります。
聞いている人の感覚を掴んで、歌い方を工夫したり、表現できることも、歌が上手い人の条件です。
発音・滑舌がいい
音程・リズムの良さは完璧でも、呼吸法や喉の開き方が上手くできず、発声が綺麗にできていなければ、歌のうまさは半減してしまいます。
また、歌を聞いていると、意外と気になるのが滑舌です。
ハッキリとした言葉で歌えれば、歌詞も伝わりやすく、声も出しやすくなります。
歌が上手くなる方法
歌が上手い人の特徴に近付くための方法や、トレーニングはあります。
「歌が上手い人」になるために、今から実践できる「歌い方の方法」と、毎日コツコツ続けると、絶対に歌が上手くなる「歌のトレーニング方法」を紹介します。
【歌が上手くなる方法】
声を出しやすい姿勢で歌う
カラオケで歌を歌う時には、椅子に座って背もたれに持たれたり、姿勢を正さずに歌っている人も多いのではないでしょうか。
歌を上手く歌うためには、声を出しやすい姿勢で歌うのがポイントです。
背筋を正して真っすぐに立ち、上半身をリラックスさせるため、膝を少し曲げると肩の力が抜けます。
声が通りやすいように、マイクは顔に対してまっすぐに持ちましょう。
乾燥対策をする
部屋が乾燥していると、声がかすれたり、喉が痛くなる原因になります。
綺麗な声を出すためにも、部屋の乾燥には注意し、水分を取りながら歌いましょう。
また、辛い物、アルコール、タバコなどの刺激物も、喉を痛める原因になるので、歌を上手く歌うためには控えておきたいですね。
口の開け方を意識する
歌が下手でなくても、口をあまり開けずに歌うと、声がこもり聞き取りづらい印象になります。
極端に口を動かして歌うと、反対に声が響きにくくなってしまいますが、喉を開くイメージで口を開いて歌いましょう。
腹式呼吸で歌う
ボイストレーニングを行う場合、ほとんどの指導者は呼吸法の練習として腹式呼吸のトレーニングを行います。
胸に空気を入れる胸式呼吸より、腹式呼吸ではお腹にたくさんの空気を入れることができます。
そのため、息遣いのコントロールがしやすくなり、歌も上手くなります。
腹式呼吸のやり方は「歌が上手くなるトレーニング」で紹介します。
歌が上手くなるトレーニング
次に、歌が上手く歌えるようになるため、普段からやっておきたいトレーニングについて紹介します。
【歌が上手くなるトレーニング方法】
腹式呼吸のトレーニング
歌を上手く歌う基本となる腹式呼吸のトレーニング方法です。
腹式呼吸の練習方法
①お腹に力を入れて、へこませながら息を吐き切る。
②息を止めて、お腹の力を抜く。
③お腹に手を当てて、5秒間かけてゆっくり鼻から息を吸い、お腹が膨らんでいるのを確認する。
④そのまま5秒間息を止める。
⑤10秒間かけて、ゆっくり口から息を吐き続ける。
⑥吐き切ったら、お腹の力を抜き、再び鼻から息を吸う。
このトレーニングを3回繰り返すと、最初は息が続かなくなる人も多いでしょう。
しかし、練習を続けていれば、10秒以上息を吐き続けることもできるようになります。
息をたくさん吸いこむことができれば、声量のコントロールもしやすくなります。
声量を保つトレーニング
歌を歌っている時に、同じ音の声を長く出し続けていると、声がかすれたり息が続かないこともあります。
安定して長く声量を保つためには、ロングトーンのトレーニングがおすすめです。
ロングトーンのトレーニング方法
①好きな音程の声を同じ声量で出し続け、秒数を計ります。
②違う音程の声でも同じ秒数声を出し続けます。
③慣れてきたら、同じ秒数で声を出すのを数回続けます。
練習を重ねて、ロングトーンを出せる秒数を計ってみると、同じ声量で長く出せる秒数が長くなります。
声量をコントロールできるようになれば、バラードなどしっとりした歌も、抑揚をつけて歌えるようになります。
リラックスして歌うトレーニング
顔やのどの周りの筋肉が緊張していると、喉が閉まって上手く声を出すことができません。
口やのどの周りの筋肉をリラックスさせるためには、リップロールがおすすめです。
リップロールのやり方
①唇の力を抜いて声を出しながらブルブルと震わせる。
②安定するまで繰り返し練習する。
③リップロールで地声や裏声などいろいろな声を出してみる。
リップロールは、プロの歌手も歌唱前にリラックスするために行う練習方法です。
顔の筋肉をリラックスさせる感覚を掴みましょう。
音域を広げるトレーニング
音域が広がれば、出せなかった高さの声を出せるようになったり、無理をして出していた声を軽々出せるようになるなど、歌唱力が上がります。
音階発声の練習方法
①楽器に合わせて「ド・レ・三・ファ・ソ・ラ・シ・ド」と声を出す。
②低音と高音の自分の限界の音を確認する。
③慣れてきたら半音ずつ音域を広げて声を出す。
無理をして声を出すと、喉が痛くなったり、声がかすれる原因となります。
毎日続けて、少しずつ音域を広げていきましょう。
歌が上手くなるテクニック
歌が上手い人の基本的なことができるようになれば、さらにステップアップして、様々な歌唱テクニックを使うと、もっと上手く歌うことができます。
歌が上手く聞こえる歌唱テクニックを知っておきましょう。
歌が上手く聞こえるテクニック
【ビブラート】
・声を揺らして歌の語尾などに余韻を残すテクニックです。
【ファルセット】
・裏声の一種で、高音を息が混じった切ない声で出すことができます。
【ミックスボイス】
・地声と裏声の間の声で、力強く高音を出すことができます。
【しゃくり】
・実際の音より少し低い音から入って、しゃくりあげて歌うテクニックです。
今は歌が上手く歌えないと言う人でも、基礎の歌唱レッスンや、テクニックを身につければ、歌は必ず上手くなりますよ。