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国民的美少女コンテストとは?歴代受賞者やコンテストの特徴

全日本国民的美少女コンテストの歴史

全日本国民的美少女コンテストは、1987年に始まり2017年に第15回大会が開催されたオーディションです。
女性タレントの発掘を目的として、大手芸能プロダクションのオスカープロモーションが全日本国民的美少女コンテスト実行委員会として主催しています。
初めて開催された1980年代は、秋元康さんがプロデュースした「おニャン子クラブ」のブームもあり「普通の女の子」が芸能界に入り活躍する時代になっていました。
この流れを受けて「正統派の美少女とは」という原点を見直すために企画されたコンテストです。

日本で行われている新人タレントを発掘するオーディションの中でも、知名度や注目度もトップクラスで、応募者数も多いコンテストです。
全日本国民的美少女コンテストが開催される前から、オスカープロモーションに所属しており「国民的美少女」と言われ注目されていたのが女優の後藤久美子さんです。
後藤久美子さんが「美少女」として知られていく中で「第二の後藤久美子を探せ」をテーマにコンテストが始まり、後藤久美子さんはイメージキャラクターを務めています。

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全日本国民的美少女コンテストの受賞者とは?

第二の後藤久美子さんを探すことをテーマに始まった全日本国民的美少女コンテストは、その後たくさんの人気女優、タレントを輩出してきました。
記念すべき第一回の全日本国民的美少女コンテストのグランプリに輝いたのは、藤谷美紀さんでした。
現在も女優として活躍している藤谷美紀さんは中学2年生の時にグランプリを受賞し、14歳で芸能界デビューを果たしました。

その後の歴代のグランプリ受賞者のは、細川直美さん、小田茜さん、佐藤藍子さん、河北麻友子さんなどがいます。
また、全日本国民的美少女コンテストは、グランプリの他にも審査員特別賞などの賞もあり、演技、モデル、音楽の各部門での賞も準備されています。
女優として大活躍している米倉涼子さんや上戸彩さんは全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞して芸能界に入りました。
鈴木紗理奈さん、福田沙紀さん、橋本マナミさんは演技部門賞、武井咲さんはモデル部門賞とマルチメディア賞をダブル受賞しています。
2012年の第13回大会のグランプリを受賞した吉本実憂さんや、2014年の第14回大会のグランプリである高橋ひかるさんも次世代を担う女優として注目されています。

全日本国民的美少女コンテストを受ける方法

全日本国民的美少女コンテストは、これまでに15回開催されましたが、開催される時期が決まっているわけではありません。
1987年に開催された第1回大会から1992年までは毎年行われていましたが、第7回大会は1997年に開催、第8回大会は2002年に開催と間隔をあけて行われました。
2011年に開催を予定していた第13回大会は東日本大震災の影響で中止となり、翌年に代替開催という形で行われたこともありましたが、それ以降は2~3年に一度のペースで開催されています。

一番最近での開催となったのは、2017年に行われた第15回大会ですが、その後の開催の予定は今のところ決まっておらず、未定となっています。
歴史も実績もあるコンテストなので、今後行われる可能性は高いと言えるでしょう。

過去に行われた全日本国民的美少女コンテストの募集要項では、12歳~20歳の21世紀のスターも目指す人を募集していました。
身長などの制限は特になく、コンテストに出場して、合格後に問題なく活動できるのであれば、海外や地方からの応募も可能です。
審査方法は、一次審査の書類選考を通過後、二次面接、最終審査と進み、その後本選の全日本国民的美少女コンテストへ出場することになります。

注目度も高く競争率の高い、このコンテストで求められる美少女の条件は、簡単にクリアできるものではありません。
人を惹きつける美しい容姿はもちろん、「豊かな知性と品位」「神秘性」「個性」なども求められ、女性らしいしなやかさ、やさしさなど内面から出る美しさが必要だとしています。
単純な見た目だけの美しさではなく、年齢を重ねても魅力が増していくような個性や「高嶺の花」というイメージが似合う、ありふれた美しさではない特別なオーラも求められます。

審査の内容としては、音楽部門、モデル部門、演技部門など、どの分野を希望していても、グランプリや審査員特別賞などの賞も受賞することができます。
部門ごとに賞は作られていますが、基本的には出場者は同じ審査を受けることになるので、音楽部門を希望していなくても歌唱審査は行われます。
本選出場者は、審査員によって将来性を審査されるため、全ての審査を受けることになります。

受賞後の活動とは?

全日本国民的美少女コンテストは、受賞後にオスカープロモーション所属のタレントとして芸能活動をすることになります。
特に、グランプリは選ばれた時点で賞金以外に映画やドラマの出演が副賞として決まっているパターンが多いです。
第15回大会では、グランプリの特典として賞金のほかにオスカープロモーション制作30周年記念映画への出演と、その他映画、ドラマの出演、歌手デビューが決まっていました。
過去の大会でも、副賞に各メディアへの出演が約束されている場合が多く、第1回大会のグランプリを受賞した藤谷美紀さんは、グランプリの副賞である映画出演で、俳優の仲村トオルさんと共演できると知ったのをきっかけに、コンテストに応募したそうです。

グランプリ受賞者以外に、審査員特別賞、マルチメディア賞、各部門の受賞者もコンテストをきっかけにオスカープロモーションに所属する場合がほとんどです。
受賞した部門にとらわれず、様々な分野で活動できるのも全日本国民的美少女コンテストの魅力です。
大手の芸能プロダクションなので、幅広い分野で活躍するチャンスも多く、所属する女性タレントや女優は歌手デビューやテレビ番組のMCなど各方面で才能を開花させています。

全日本国民的美少女コンテストの特徴

全日本国民的美少女コンテストの特徴としてよく言われているのが「グランプリよりも他の受賞者の方が活躍している」ということです。
実際にはグランプリを受賞した人たちも活躍していますが、審査員特別賞を受賞している上戸彩さんや米倉涼子さん、モデル部門賞とマルチメディア賞を受賞している武井咲さんなどが女優として大ブレイクしたことがきっかけで、このように言われるようになりました。

また、オスカープロモーションに所属している剛力彩芽さんは第8回大会となるコンテストに応募し、二次選考で予選敗退となりました。
しかし、その場でオスカープロモーションのスタッフの目に留まり、スカウトされて所属しました。
モデルや女優として活躍している堀田茜さんも第12回大会の本選に出場し受賞は逃しましたが、このコンテストをきっかけにオスカープロモーションに所属しています。
このように、全日本国民的美少女コンテストではグランプリを逃してしまった人や、受賞できなかった人の中からも人気女優がたくさん誕生しているのも、コンテストの特徴です。

また、第14回、15回大会の全日本国民的美少女コンテストは、どちらも8万通を超える応募があり、その中から本選に出場できるのはたった21人という厳しい戦いでした。
しかし、8万人の頂点だからと言って歴代のグランプリは何もかも完璧にできたというわけではありません。
第15回大会のグランプリに輝いた、井本彩花さんは歌が苦手で、実際に歌唱審査での歌唱力はネットでも話題となりました。
しかし、当時14歳だった井本彩花さんが、苦手で自信が無くても大勢の人が見ている前で堂々と歌った姿に将来性を感じた審査員が多かったのでしょう。
苦手なことが合っても自分と向き合う姿や、自分の短所もカバーできるほどの魅力にあふれた人が、全日本国民的美少女コンテストでチャンスを掴めるということでしょう。

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