芸能事務所への入り方とは？

芸能界で活躍するためだけでなく、様々な面で芸能人をサポートしてくれるのが芸能事務所です。
芸能人を目指すためには、自分に合う芸能事務所に所属することで、その後の活動がスムーズになることは言うまでもありません。
芸能人を目指して芸能事務所に入るには、いくつかの方法があります。

一つ目は、芸能事務所が募集している「新人タレント募集オーディション」に応募する方法です。
オーディションは、こちらから所属を希望してアクションを起こせるので、最も身近な方法だと言えるでしょう。
しかし、人気の高い芸能事務所などでは、応募数も多く、合格できる確率は低いと考えられます。
実際には、いくつか芸能事務所のオーディションを受けて、合格した事務所に所属するという人が多いでしょう。

二つ目は、スカウトです。
街中など、人が多く集まる場所では、定期的に新人の発掘を目的としたスカウトをしている芸能事務所はたくさんあります。
最近では、東京だけでなく地方のショッピングセンターなどでスカウトをしている事務所も増えています。
スカウトが行われている場所に、自ら出かけて、声をかけられるのを待つ人もいるようですが、思い通りの事務所から声がかかる可能性は低く、詐欺などの悪徳なスカウトに関するトラブルにも注意が必要です。

他にも知人の紹介や、スポーツ選手や著名人など、芸能以外の分野で知名度があることがきっかけで芸能事務所に入る人もいますが、芸能事務所への入り方は、主にオーディションかスカウトが主流となっています。

芸能事務所への入り方は芸能活動と関係するの？

現在活躍している芸能人の、事務所入りのきっかけを調べてみると、スカウトと答える人が多いように感じたことはありませんか？
そのため、スカウトで事務所に所属した方が、芸能活動に有利なのではないかと思われることもあります。

実際に、スカウトをされるということは、その芸能事務所のスタッフが、芸能人としての可能性を感じて声をかけているので、所属後もスムーズに仕事がもらえることはあります。
しかし、芸能事務所にスカウトされて所属したからと言って、後は勝手に仕事がもらえる程甘い世界ではありません。
芸能事務所に所属してから、テレビ出演やCM、雑誌など様々な仕事のオーディションを受けて、自分で活躍の場を広げていかなければいけないのは、オーディション組でもスカウト組でも同じです。
結局は、実力を身に付けておかなければ、長く活躍することはできないので、芸能事務所への入り方が、その後の芸能活動に大きく影響するとは考えなくても良いでしょう。

オーディションを行っていない芸能事務所への入り方

憧れている芸能人が所属している事務所や、芸能活動の方針やマネジメントの仕方が自分に合っていると感じる事務所をせっかく見つけたのに、新人タレントを募集していない場合もありますよね。
実際に、紹介などでしか新人タレントを受け付けておらず、スカウトもオーディションも行わない芸能事務所はあります。
その場合は、紹介してもらえる人脈なしに事務所に入るのは難しいかもしれません。
しかし、随時の募集はしていなくても、時期によってはオーディションを開催している芸能事務所であれば、次の募集がいつ行われるのか調べて、タイミングを待ちましょう。

また、入りたい芸能事務所のオーディションで、募集している応募条件を満たしていない場合も、応募していいのか悩んでしまいますよね。
例えば、未成年で親の同意が得られない場合は、事務所としても対応することができないので、同意なしの応募は受け付けられません。
他にも、年齢制限や身長に関する応募条件があるオーディションもあります。
年齢や身長に関しては、大幅に外れていなければ、応募して受け付けてもらえる事務所もあります。
本人に魅力があり、事務所に認めてもらえれば、年齢などは多少考慮されるオーディションも多いので、応募して合格する可能性は0ではありません。
しかし、プロフィールを詐称することは絶対にNGです。
書類選考を通過して、オーディションで本当のことを話したとしても、審査員は「詐称をした」という印象を持ってしまいます。
応募する時には、正しいプロフィールを記入し「応募条件の年齢を過ぎていますが、どうしても諦められずに応募しました」など、一言添えて応募するようにしましょう。

現在活躍している芸能人の芸能事務所の入り方とは？

実際に現在活躍している芸能人たちは、どのようにして今の所属事務所に入ったのでしょうか。
人気芸能人の芸能事務所の入り方について紹介します。

スカウトがきっかけだった芸能人

山田孝之

大手芸能事務所「スターダストプロモーション」に所属している山田孝之さんは、姉の買い物の荷物持ちとして原宿を歩いていた時に、事務所のスタッフにスカウトされました。
姉2人も芸能界で活躍する美形姉弟としても有名ですが、スカウトされた中学3年生当時、山田孝之さんのあまりの美少年ぶりに、スカウトマンは女の子だと思って声をかけたそうです。

桐谷美玲

芸能事務所「スウィートパワー」に所属している桐谷美玲さんは、高校1年生の時に突然事務所から電話がかかってきて、スカウトされたそうです。
事務所スタッフが新人発掘のために、地方で聞き込み調査などのリサーチを行っており「可愛くて有名な人」として名前が出た桐谷美玲さんに直接電話でスカウトをしたそうです。
芸能界に興味もなく、突然の電話を怪しんだ桐谷美玲さんでしたが、スカウトに定評のある事務所のスカウト力で、事務所に所属し大活躍の女優へと成長しました。

オーディションがきっかけだった芸能人

小芝風花

「オスカープロモーション」に所属している小芝風花さんは、中学2年生までフィギアスケートに打ち込んでおり、テレビCMで浅田真央さんがスケートを滑る姿を見て芸能界に興味を持ち、2011年のオスカープロモーション主催のオーディションを受け、グランプリを受賞しています。
現在は、数々のドラマや映画に出演する人気女優として活躍しています。

百田夏菜子（ももいろクローバーZ）

「スターダストプロモーション」に所属している百田夏菜子さんは、スポーツ選手を目指す女の子でしたが、小学5年生の時にダンススクールの仲間の中でオーディションを受けることが流行っていたことがきっかけとなり、スターダストプロモーションのオーディションを受け、合格しました。
その後、事務所でのレッスンを受けながら、いくつものオーディションに参加し、ももいろクローバーZのリーダーとして大ブレイクしました。

芸能事務所のオーディションに合格するには

芸能事務所は、基本的にはオーディションで、その人の持つ「本質」を見たいと考えています。
審査される側の気持ちとしては、できるだけ自分を良く見せたい気持ちが強くなってしまいますが、メイクや服装はナチュラル、シンプルが基本です。
合格するためには、コンプレックスを隠すよりも、全てを見せた上で可能性を感じてもらうことの方が効果的です。

芸能事務所に入る方法としては、オーディションに合格することが一番の近道とも言えます。
大手の芸能事務所であれば、随時募集をしていても、競争率が低くなることはなく、審査基準は厳しいと考えておきましょう。
オーディションに勝ち抜いて、合格するには自分の魅力を理解し、アピールできる力を身に付けておくことが大切です。