見ているだけで癒される赤ちゃん。
中でも、自分の子どものかわいさは格別です。赤ちゃんを持つパパママは、「なんてかわいいんだ。ベビーモデルに応募したら合格できるんじゃないか」と一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
ベビーモデルになれば、たくさんの人に「この子かわいい!」と褒められる機会が増えるうえ、お子さんが大きくなったときには「あなたはベビーモデルとしてお仕事をしていたのよ」と当時の撮影写真を見せることもできます。
しかしベビーモデルは倍率が高く、コツを押さえた応募が必須です。
全国各地から集まるたくさんの書類の中で目に留めてもらうためには、実は「かわいい写真」だけでは不十分。
知るのと知らないのとでは、その後の結果が大きく変わってきます。
ベビーモデルになるにはどうすればいい?
ベビーモデルになるためには、様々な方法があります。
たとえば後に子役としての芸能界デビューを見据えているなら、子役に強い芸能プロダクションに応募するのが良いでしょう。また赤ちゃんの時期だけの思い出づくりとしてなら、一般募集されているオーディションに参加するのがおすすめです。
ベビーモデルの活躍の場は幅広く、赤ちゃん服のモデルやドラマでの赤ちゃん役など、「その時期ならでは」の需要がたくさん。
雑誌や新聞、インターネットなどで募集情報をチェックしてくださいね。
ベビーモデルになるために必要なこと
赤ちゃんをベビーモデルにしたくても、「うちの子はムチムチしているし・・・モデルみたいな体型とは程遠いわ」なんて途方に暮れてしまうこともあるでしょう。けれど、ベビーモデルになるための条件は「赤ちゃんらしさ」が第一。ムチムチしていても、同じ月齢の子より小さめな体型でも、特に問題はありません。
ただ、どうしてもチェックされることがあります。それは「泣くことがないか」ということ。人見知りが強めの赤ちゃんだと、パパママから離れただけで大泣きすることはよくあります。泣き止まないとかわいい写真が撮れないので、結局いつまでも撮影が始まらず、スタッフ一同途方に暮れる・・・ということは決して珍しい話ではないのです。また撮影用の大きなカメラを向けられた赤ちゃんは、威圧感を覚えて泣くことも・・・。
もちろん赤ちゃんですから、泣いて当然です。「泣かないでね」とあやしたところで、ますます悪化することもあるでしょう。
だからこそ、「どんなときでもニコニコしていられるか」は重要な要素といえます。知らない人に抱っこされても、大勢の人から視線を向けられていても、見慣れない大きなカメラを目にしても、赤ちゃんが自然体でいられる気質を持っているなら、それは大きなアピールポイントになるでしょう。
ベビーモデルに応募するときに差がつく写真の撮り方
ベビーモデルになるためには、まずは応募をしなければなりません。モデルと名が付くオーディションである限り、写真が選考の大事な要素になるのは確かです。
好まれる写真の画質について
応募には写真が必要なので、気合を入れてスタジオで撮影した写真を添付したくなるパパママは多くいます。
けれど、応募に画質は特に必要ではありません。もちろん顔がぼやけていたり不鮮明な写真ではよくありませんが、高画質のスマートフォンやデジタルカメラなど、手持ちの道具で十分でしょう。
好まれる写真の表情について
就職活動のときに、すました表情で正面から撮影した写真を履歴書に貼り付けた方は多いのではないでしょうか。ベビーモデルは就職活動とは違い、赤ちゃんらしい自然な写真が好まれます。まじめな顔ではなくても、楽しそうに笑っている笑顔を中心としたスナップ写真で十分。
最近では「3枚以上の写真を添付して良い」というオーディションも少なくないので、そのような場合は、笑顔、まじめな顔、横顔など様々なパターンで応募するのも良いでしょう。
好まれる写真の服装について
服装は特に細かい規定はないものの、あまり厚着をすると元の体型が分かりにくくなるため、薄めの服装をおすすめします。
またベビー服ブランドのオーディションに応募するときは、そのブランドの服を着せるとスタッフの目に好印象を残せますよ。
ベビーモデルに応募するときに差がつく自己PRの書き方
ベビーモデルに応募するときには、写真と共に自己PRの記入は必須。作文が苦手な方は、「そもそも何をどうやって書けば良いのか分からない」と頭を抱えてしまうのではないでしょうか。
自己PRの書き方の基本
ベビーモデル応募のときの自己PRは、就職活動での履歴書の自己PRと基本は同じです。
パソコンは使わず、1文字1文字ペンで丁寧に記入していきましょう。
誤字を修正液で消すのは、タブーというわけではないものの、就職活動のときと同じであまり好まれるものではありません。事前に下書きをして、それをなぞるようにするのが良いでしょう。
自己PRの内容の基本
赤ちゃんの紹介って、とても難しいですよね。
でも決して、「よろしくお願いします」だけで終わらせることがないよう、ご注意ください。
「長所といってもまたよく分からないし」と頭を悩ませるご両親が大多数だと思いますが、お困りのときは「うちの子をべビーモデルにしたらこんなメリットがありますよ」とアピールできる内容を書くのが良いでしょう。
例えば「人見知りをしない」「ほとんど泣かず手が掛からない」「人なつっこい」など。もし「いやうちの子はよく泣くし・・・」とメリットが書きにくい場合は、「最近首がすわりました」「あーうーと、かわいいおしゃべりを毎日してくれます」など、育児日記のような内容が良いでしょう。
赤ちゃんに無理をさせずに「楽しむ」
赤ちゃんといえど、一人の人格を持つ人間。
パパママはベビーモデルとして積極的に活躍させたくても、赤ちゃん自身が乗り気でなかったり、普段と違う環境に戸惑って泣き続けることもあるでしょう。
ぜひご両親は、赤ちゃんの様子を見ながら、あまり無理をさせずぎないようご注意ください。
応募書類が通過して面接に臨む際も、いざ本番の撮影に挑むときも、「しっかりやりなさい!!」と意気込みすぎてはいけません。ご機嫌が取れるようなオモチャを持って行くなどして、「今から楽しいことが始まるのよ♪」というように、ご両親も楽しみながら赤ちゃんと接していってくださいね。
ベビーモデルの思わぬ落とし穴
大事な赤ちゃんが、念願のモデルデビュー!
一見めでたいことですが、後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、ベビーモデルの落とし穴について先に知っておきましょう。
所属する事務所によっては、登録するときに様々な費用がかかることがあります。入会のときにまとまった金額が必要となると、その後の家計にも大きく影響してくることでしょう。
入会の前には、費用について念入りに確認しておくことをおすすめします。
まとめ
ベビーモデルは、赤ちゃんにとってもパパママにとっても大事なチャンス。
すぐに「ベビー」の時期が過ぎてしまうからこそ、この記事を参考に、チャンスをしっかりとモノにしてください。
赤ちゃんに無理をさせず、また家庭の負担にもならない程度に、親子で楽しみながら活動ができたら良いですね。