子役の仕事
いつの時代にも、テレビでは子役タレントが活躍していますよね。
例えば…
・安達祐実
・神木隆之介
・芦田愛菜
・鈴木福
など、子役からずっと芸能界の第一線で活躍している芸能人も少なくありません。
子役の仕事は、映画やドラマ、バラエティ番組、子供向け番組、モデルなど様々な種類があります。
また、子役タレントを目指しオーディションに挑戦したり、レッスンを受ける子供もたくさんいます。
その中で子役タレントとして、オーディションに勝ち残るには何が必要なのでしょうか。
・子役には演技力が必要?
・容姿に自信がなければできない?
・消極的な性格の子供は?
子役のオーディションの種類は?
子役のオーディションには「事務所に所属するためのオーディション」と「出演権を得るためのオーディション」があります。
どちらも子役を目指すためのオーディションですが、審査で重視されるポイントは違います。
まずは、この2つのオーディションの違いについて知っておきましょう。
①芸能事務所のオーディション
芸能事務所に所属するためのオーディションでは、将来性や子役としての適性を審査されていると考えておきましょう。
特に子役の場合、事務所に所属してから演技や歌など、必要なスキルを身に付けるためのレッスンを受ける場合がほとんどです。
オーディションの時点では、演技などの上手さよりも、将来性を見るために、子供の性格や表情など芸能人としての適性を審査していると考えておきましょう。
②出演権を得るためのオーディション
出演権を得るためのオーディションというのは、例えば「ドラマに出演する子役を決める」「子供向け番組の出演者を決める」など、合格すればすぐに子役として仕事をするためのオーディションになります。
そのため、審査の時点で演技力など求められるスキルはあります。
例えば、ドラマに出演するオーディションの場合、役に合う見た目や雰囲気、演技力などが審査のポイントになります。
子供とは言っても、プロとして責任をもって仕事をしなければいけないので、子供の性格や親の対応などもチェックされています。
一般向けに募集がかけられるオーディションもありますが、事務所に対して募集がかけられるオーディションも多いので、一般で応募しても、事務所に所属してレッスンを受けている子供と一緒に審査を受けるケースも多いです。
子役のオーディションの審査内容
子役のオーディションでは、具体的にどのような審査が行われるのでしょうか。
もちろん、受けるオーディションによって審査内容に違いはありますが、審査当日の流れや、よく行われている審査について紹介します。
◎芸能事務所のオーディション
芸能事務所のオーディションは、随時募集している事務所も多く、内容も特に難しい審査があるケースは少ないでしょう。
【芸能事務所オーディションの流れ】
①受付
↓
➁説明
↓
③面談・実技テストなど
事務所のオーディションの場合も、一次審査として書類選考があり、合格すればオーディション審査に進めます。
ほとんどの事務所では、オーディション会場は事務所の本社やレッスン場になります。
受付を済ませたら、審査について説明が行われて、順番に面談や実技テストが行われます。
事務所の面談・実技テストの内容は?
芸能事務所のオーディションで、子役の審査に行われる主な内容も知っておきましょう。
①自己PR
年齢にもよりますが、まだ本人が自己PRをするのが難しい場合は、保護者が子供についてPRします。
子供の得意なことや性格などを答えられるように準備しておくとスムーズに答えられます。
➁カメラテスト
カメラテストは、静止画の場合も動画の場合もありますが、ビデオカメラの前で質疑応答を行う審査も多いです。
子役の場合は、無理に上手くポーズを取ったり笑顔を見せなくても、自然な姿を見せられれば大丈夫です。
③保護者の質疑応答
子役の場合、レッスンも仕事も、保護者が一緒に活動することになります。
子供について「どんな遊びが好きですか?」「どんな性格ですか?」などの質問をされます。
また、子供であっても子役として活動するとなれば、責任を持って最後までやり遂げなければいけません。
そのためには保護者の対応も非常に重要になります。
保護者の身なりや、仕事に対する考え方などもチェックされていると考えておきましょう。
◎出演権を得るオーディション
ドラマやCMなど、子役としての出演権を得るために受けるオーディションの場合、審査内容も様々です。
子役の募集を行っている芸能事務所の場合、0歳の赤ちゃんモデルから小学生、中学生でも受けられるオーディションが多いです。
しかし、出演権を得るためのオーディションでは、年齢や身長、容姿が限定されているケースも多いです。
例えば、ドラマの出演者のオーディションであれば、役の年齢、性別、身長などのイメージに合う子供しか受けられません。
【出演権を得るオーディションの流れ】
①受付
↓
➁説明
↓
③面談・実技テスト
↓
④実技テスト
↓
⑤最終審査
規模にもよりますが、ドラマの重要な役のオーディションなど、大きな仕事で参加者が多いオーディションでは、実技テストや面談が何度か行われて、最終まで3~5回の審査が行われることもあります。
審査内容は、例えば演技の仕事であれば、セリフを読んだり、実際にお芝居をする審査もあります。
子供向け番組のオーディションの場合、歌やダンスの審査も多いです。
それぞれの審査は、1人ずつ行われる場合もありますが、子役の場合は4~5人のグループ審査となるケースが多いでしょう。
子役のオーディションに容姿は関係ある?
子役のオーディションに容姿が全く関係ないとは言えません。
子役として活躍するためには、芸能人としての魅力が必要になります。
芸能人としての魅力と言えば…
・魅力的な顔立ち
・スタイルの良さ
・演技が上手い
・歌が上手い
・おもしろい
など、見ている人を惹きつける素質が必要です。
そういう意味では、容姿の良さも芸能人に求められる魅力の1つです。
しかし、必ずしも容姿がよくなければ、子役になれないわけではありません。
実際にテレビで活躍をしている子役は、個性的なキャラクターや、愛嬌、演技力などの魅力が際立つ子供が多いと思いませんか?
子役に求められるのは、容姿の良さと言うよりも、人を引き付ける魅力と考えておきましょう。
芸能事務所の子役オーディション
実際に子役が所属する芸能事務所では、どのようなオーディションが行われているのでしょうか。
最後に、子役タレントに人気の芸能事務所のオーディションを紹介します。
テアトルアカデミー
人気子役が多数在籍しているテアトルアカデミーでは、随時新人タレントを募集しています。
オムツの赤ちゃんモデルや、NHKの子供向け人気番組への出演起用率が高く、レッスンも充実しています。
【所属タレント】鈴木福、加藤柚凪、横山歩、鎌田英玲奈 他
テアトルアカデミーのオーディション
①書類選考
↓
➁オーディション(面接・実技・カメラテスト)
テアトルアカデミーでは、赤ちゃんモデル以外は、実技テストとしてセリフと歌唱の審査がありますが、上手さではなく芸能界で活躍していくための素質を見る審査です。
ジョビィキッズ
個性豊かな子役タレントが所属するジョビィキッズは、0~18歳まで所属することができます。
随時募集ではありませんが、定期的に新人タレントを募集しています。
【所属タレント】芦田愛菜、寺田心、鈴木梨央 他
ジョビィキッズのオーディション
①書類選考
↓
➁リモートオーディション
3歳以上は合格後所属タレントとしてレッスンを行いながら、オーディションに挑戦していきます。
0~2歳は、合格後に所属タレントとして登録しますが、レッスンはありません。
クラージュキッズ
人気雑誌とのコラボオーディションを開催しているクラージュキッズでは、人気ドラマでも活躍する子役タレントが多く所属しています。
【所属タレント】Hinata、稲垣来泉、伊藤駿太 他
クラージュキッズのオーディション
①書類選考
↓
➁二次オーディション(写真・ビデオ撮影)
↓
③グランプリ
雑誌とのコラボオーディションなので、グランプリを受賞すれば、モデルデビューもできます。
子役のオーディションは、完成された魅力よりも、今後の素質や将来性が求められます。
容姿ばかりを気にせず、子供の個性を活かすことが合格のポイントです。