ベビースイミングとは?
最近は、0~1歳の赤ちゃんでもできる習い事が増えています。
リトミックや英会話、幼児教室なども人気ですが、赤ちゃんの習い事でダントツ人気なのが「ベビースイミング」です。
赤ちゃんが水に慣れるのはもちろん、親子でのレッスンになるので、パパやママとのコミュニケーションも楽しめるベビースイミング。
「赤ちゃんの時からスイミングを習うのは早すぎる」と思うかもしれませんが、早くからスイミングをはじめることで、メリットもたくさんあります。
ベビースイミングのメリット
ベビースイミングについて、いろいろ気になることはありますが、まずはじめにどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
【ベビースイミングを習うメリット】
①水に慣れる
まだ赤ちゃんの時からプールで水に親しむことで、水に対する恐怖心がなくなり、学校の授業でも役立ちますし、海やプールでのレジャーも、より楽しいものになります。
ママのお腹では羊水の中にいた赤ちゃんは、水に対する恐怖心が少ないと言われており、月齢が低い赤ちゃんほど、プールでも怖がらずに入れるケースは多くなっています。
➁健康や成長にメリットが多い
水に浮くスイミングでは、全身をバランスよく使うため、体全体の筋肉を使うことができるので、運動能力の向上に効果的だとされています。
また、有酸素運動なので、心肺機能の向上や、免疫力アップ効果も期待できます。
③親子のスキンシップが取れる
ベビースイミングは、パパやママと一緒にプールに入ります。
大好きなパパやママに抱っこされながら水にプカプカ浮かぶと、赤ちゃんにとっては安心感があり、精神的な安らぎを感じる事が出来ます。
パパやママとのスキンシップが多い赤ちゃん程、将来的に自己肯定感が高い子供になるといわれています。
④睡眠のリズムが整う
スイミングでは、水の抵抗がある中で、全身をしっかり動かします。
体を動かすと、適度な疲労感で赤ちゃんはしっかりお昼寝ができるようになります。
家で遊んでいるとなかなか眠らず、お昼寝や夜寝る時間が不規則になることも多いですよね。
スイミングで赤ちゃんの生活リズムが整うのは嬉しいですよね。
⑤同世代の赤ちゃんとコミュニケーションがとれる
ベビースイミングは、同じ位の月齢の赤ちゃんが、たくさん集まっているので、ママ友が出来るなど、保護者同志の関わりも増え、情報交換の場になるのもメリットの一つでしょう。
また、赤ちゃんもお友達と接する機会になるので、良い刺激を受けることができます。
ベビースイミングのデメリット
赤ちゃんにも親にもメリットがたくさんあるベビースイミングですが、反対にデメリットもあるのか気になりますよね。
ベビースイミングのデメリットについても知っておきましょう。
ベビースイミングを習うデメリット
①感染症のリスク
プールでは、どうしても感染しやすい病気があります。
よく知られているのは、プール熱や結膜炎、水いぼなどですが、まだ免疫力の低い赤ちゃんの場合、より感染しやすいと言えるでしょう。
また、感染症以外にも、塩素で肌が荒れる赤ちゃんや、水をたくさん飲んでしまい、体調が悪くなる赤ちゃんもいるので、プールに入った後は赤ちゃんの様子をしっかり観察しておくことが大切です。
➁水が苦手な赤ちゃんも
ベビースイミングをはじめて、最初は怖がっていた赤ちゃんも、回数を重ねるごとに楽しめるようになります。
しかし、中にはどうしても水が苦手な赤ちゃんもいます。
嫌がったり泣いてしまう時には、無理にレッスンを受けなくても大丈夫です。
少しずつ水に慣れていけるように、無理強いはしないことも大切です。
③保護者が一緒に入るのが負担になる
ベビースイミングは、赤ちゃんと一緒に保護者も入らなければいけないので、楽しい反面、パパやママにとって負担に感じることもあります。
保護者の都合や体調不良で休むこともある場合は、欠席分の振替ができるスイミングスクールを選びましょう。
パパやママが泳ぐのが苦手な場合、スイミングと聞くと「泳がなければいけないの?」と心配もあるかもしれませんが、泳げなくても赤ちゃんと楽しくレッスンを受けられます。
ベビースイミングに適した年齢は?
ベビースイミングは、スクールによって違いはあるものの、ほとんどのスクールでは0歳から入ることができます。
最も多いのは、生後6ヶ月からで、上限は3歳となっているスクールが多いです。
しかし、子供や保護者が希望すれば、2歳7ヶ月~8ヶ月頃から子供一人でレッスンを受けるコースに進級できるスクールもあります。
ベビースイミングを始めるベストなタイミングは、できるだけ早い方がスムーズだと言われています。
しかし「水遊びが大好き」「プールに興味がある」という場合、1歳、2歳からスタートしても十分に楽しむ事が出来ます。
母子分離が苦手な赤ちゃんの場合、3歳になると、いきなり1人で入らなければいけないので、ベビースイミングからスタートして、雰囲気に慣れておくと、進級してもスムーズに通うことができます。
ベビースイミングってどんなことするの?
ベビースイミングに興味はあるけど、保護者も一緒に入るとなると、どんなことをするのか気になりますよね。
また、赤ちゃんが水に慣れるために、どんな工夫がされているのかも気になります。
ベビースイミングの内容も解説していきます。
ベビースイミングってどんなことをするの?
顔をつける練習
ベビースイミングのレッスンの基本は、保護者が赤ちゃんを抱っこして水中を歩きます。
その中で、親子で一緒に頭まで水に浸かったり、抱っこした赤ちゃんの顔を水につける練習もしていきます。
最初は嫌がる赤ちゃんも、慣れてくれば怖がらずにできるようになります。
水に浮く練習
ベビースイミングは水に慣れることからはじめますが、後々は泳げるように、水の中で身体を浮かせる練習もします。
パパやママが赤ちゃんを支えて、体を浮かせます。
練習を重ねれば、まだ月齢が低くても、上手にあお向けでプカプカ浮ける赤ちゃんもいます。
水が好きになるレッスン
ベビースイミングで何よりも大切なのは、赤ちゃんが水を好きになることです。
滑り台やじょうろ、水鉄砲などのおもちゃを使って、遊びの要素を取り入れて水と親しむレッスンを取り入れるスクールが多いです。
ベビースイミングの費用は?
ベビースイミングにかかる費用は、スクールや地域によって違いがありますが、平均的な費用を見ていきましょう。
ベビースイミングにかかる平均的な費用
【入会金】平均 5,000円~10,000円
【月謝】 (月4回)平均 5,500円~8,000円
(月8回)平均 7,000円~10,000円
※その他に、水着やスイミングキャップなどの指定用品、バスを利用する場合はバスの維持費などがかかります。
時期によって「入会費無料キャンペーン」や「入会すれば指定用品プレゼント」など、お得なキャンペーンを開催しているスイミングスクールも多いです。
情報収集して、お得な時に入会しておきたいですね。
コロナ禍でのベビースイミング・注意点は?
新型コロナウイルスの流行が始まってからしばらくは、スイミングスクールでの感染を懸念する声が多く、入会するのを躊躇する人も多かったですよね。
最近では、どこのスイミングスクールでも感染対策を徹底することで、安心して楽しめるようになってきました。
特に、コロナ禍の運動不足解消や、赤ちゃんの免疫力アップを目指して、ベビースイミングの需要はさらに高まっています。
赤ちゃんと一緒にスイミングでスキンシップを取れるのは、限られた期間だけです。
興味があれば一度体験会や、見学に行ってみましょう!