舞台風景

どうすればなれる?舞台俳優になる方法と手順を教えて!

舞台俳優とは?

「役者になりたい」「俳優になりたい」と、演技に関する仕事に憧れるなら、テレビや映画で役を演じる俳優以外に、舞台に立って役を演じる舞台俳優という道もあります。
芸能界でも、舞台俳優からスタートして、テレビ、映画にも進出してくる人もいれば、テレビでデビューをして、舞台俳優になる人もいます。
どちらも両立している俳優・女優も多いですよね。

演劇の舞台やミュージカルで、役を演じる舞台俳優は、映像とは違い観客の前で演技をします。
映像のように、ストーリーを各シーンに分けて、撮影を進めていくのではなく、1つの物語を最初から最後まで通して進めていきます。
たくさんのスタッフや共演者と協力して、稽古を重ねて舞台に立つ舞台俳優は、華やかでもありますが、努力が必要な職業です。

最近は、実力のある舞台俳優が、テレビドラマに出演する機会も増え、若手俳優の中でも積極的に舞台出演を目指す俳優が増えています。
人気が高まる舞台俳優について、目指すために必要なことと、舞台俳優になる方法を詳しく解説していきます。

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舞台俳優になるために

舞台俳優を目指すなら、演じることに必要な発声・滑舌・演技などの練習はとても大切です。
特に舞台俳優は、劇場に響き渡る声と、その場にいる観客に伝える、セリフの言い方がとても大切なので基礎的な練習は必要です。
独学で演技の基礎を学び、舞台俳優になった人もいますが、最近は演劇の専門学校や養成所で演技を磨く人も多いようです。

舞台俳優に必要なスキルを学ぶには、演劇関連の学科がある大学や、演劇の専門学校、劇団や芸能事務所が運営する養成所などで学ぶことができます。
プロの指導を受けることになるので、もちろん学費などの費用もかかりますが、同じ夢を持つ仲間と、意識を高め合いながら学べるので、それなりのメリットはあるでしょう。
養成所であれば、アルバイトなど働きながら通うことができる場合も多いですが、専門学校や大学では全日制でカリキュラムが組まれている場合もあるので、自分に合った学び方を選ぶことが大切です。

舞台俳優に必要なスキルを身につければ、今度は実際に舞台出演をして、俳優として活躍するために行動しなければなりません。
一般的に、舞台俳優になる方法は大きく3つに分けられます。
それぞれの方法と、特徴、メリット・デメリットを紹介していきます。

舞台俳優になる方法【劇団に入団】

舞台俳優になる方法として、多くの人が思いつくのが劇団に入団する方法ではないでしょうか。
実際に舞台俳優として活躍する人の中には、劇団からスタートした人はたくさんいます。

劇団の規模にもよりますが、基本的には劇団に入団するためには、オーディション審査を受ける必要があります。
特に有名な「劇団四季」「宝塚歌劇団」などの場合、オーディションに合格するのは、かなりの高い倍率となっています。
また、オーディション参加者のスキルも高いので、オーディションの審査内容も、未経験では難しい内容となっています。
反対に、数人で運営しているような小規模の劇団であれば、面接や紹介で入団できることもあります。

劇団の募集では、年齢制限は定められている場合もありますが、演技経験がなくても応募可能な劇団もあるので、ホームページ等で確認してみましょう。
劇団にはそれぞれの特色があり、公演している内容も、ミュージカルや時代劇、喜劇、ファンタジーなど、個々に違っています。
自分のやりたい分野の劇団を選びましょう。

劇団では、先輩の芝居を見て学びながら、仲間と一緒に演技の技術を学ぶことができますが、小規模な劇団の場合、舞台俳優ではなく劇団員としての活動となり、ギャラが支払われない場合もあります。
小規模の劇団の場合は、仲間意識が強い分、金銭面があやふやになりやすいというデメリットがあるので、入団する時に確認しておきましょう。

舞台俳優になる方法【芸能事務所に所属】

舞台俳優になる方法の2つ目は、芸能事務所に所属する方法です。
芸能事務所のオーディションでも、劇団と同じようにオーディション審査を受ける必要があります。
芸能事務所の場合、テレビなどのメディアの仕事がメインの事務所も多いので、舞台系の仕事が多い芸能事務所を選びましょう。

例えば、若手俳優が多く所属する事務所でも、2.5次元俳優と呼ばれるような、舞台の仕事に力を入れている事務所も増えています。
ホームページなどで、所属している俳優の経歴を、チェックしておくことがポイントです。
オーディションでは「舞台俳優を目指している」とアピールしておきましょう。

芸能事務所に所属すれば、一般では公開されていない舞台のオーディションなども紹介してもらえるので、チャンスが増えるのがメリットです。
また、マネージャーや事務所のスタッフに、仕事の相談ができるのも心強いですね。
しかし、芸能事務所に所属しても、その後仕事のオーディションに合格できなければ、舞台俳優として舞台に立つことはできません。
実際に、事務所に所属したものの、ほとんど仕事がもらえない人もいます。
多くの芸能事務所では、他の事務所や劇団との掛け持ちは禁止されているので、チャンスが巡って来ない場合は、違う道を考えなければいけません。

舞台俳優になる方法【フリーで活動】

劇団や芸能事務所に所属せずに、舞台俳優として活動する方法はあります。
どこにも所属せずに、舞台の出演者オーディションを受けて、自分の力で仕事を見つける方法です。
劇団や事務所に縛られることなく、自分のやりたい役や作品に応募することができるので、自由度が高い反面、オーディションに合格できなければ舞台に立つことはできません。
不安定ではありますが、経験や実力が認められるようになれば、仕事のオファーがもらえるようになります。
フリーでの活動は、軌道に乗ると、やりがいを感じられるでしょう。

また、舞台の経験が増えて、ファンも増えれば、たくさん出演オファーをもらえるようになります。
舞台での演劇にとって、集客力のある俳優は重宝されます。
フリーであっても、舞台を見に来てくれるファンが多ければ、ある程度安定した仕事はできるでしょう。

人気舞台俳優のデビューとは?

実際に舞台俳優として活躍している芸能人は、どのようにして舞台デビューを飾ったのでしょうか。
人気俳優・女優のデビューエピソードを見てみましょう。

吉田羊

大学在学中に女優を目指すと決めた吉田羊さんは、養成所に入る道は選ばず、情報誌に掲載された舞台作品の出演者募集を見て応募しました。
こうして小劇場の舞台女優として経験を重ね、フリーの女優として活躍した後に、吉田羊さんを含めた女性3人で演劇プロデュース集団「東京スウィカ」を旗揚げしました。

磯村勇人

中学生の頃から映画の自主制作を行うなど、演技にのめり込んでいた磯村勇人さんは、高校在学中から地元・静岡の劇団に入っていました。
その後、大学を中退して小劇場の舞台出演をしながら、劇団を転々としていました。
とある舞台に出演した時の演出家が縁を取り持ち、現在の事務所に所属することになったそうです。

現在では、ドラマや映画でも大人気の女優・俳優も小劇場の舞台からスタートした人がたくさんいます。
舞台俳優を目指す方法は1つではないので、自分に合う方法を選びましょう。

舞台俳優になりたい!舞台オーディションってどんなことをやるの?

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