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舞台俳優の年収はどのくらい? それだけで生活できるもの?

2021.04.22 / 俳優

舞台俳優ってどんな仕事?

舞台俳優の仕事は演劇の舞台やミュージカルで、作品に出演し、役を演じるのが仕事です。
演劇の種類は多く、現代劇、時代劇、喜劇や、最近ではアニメやゲームなどの二次元作品を舞台化した作品を2.5次元と呼び、出演する俳優は2.5次元俳優として、若い世代にも舞台俳優の人気が広まっています。

舞台俳優の主な仕事は、舞台への出演がメインとなります。
舞台作品に出演するための稽古や、衣装合わせなども仕事に含まれます。
また、小規模な劇団の公演では、経費の管理、稽古場の確保、チケットの販売など、裏方の仕事も出演俳優が行う場合もあります。

また、人気の舞台俳優であれば、テレビや映画への出演など、メディアに出演の仕事もあります。
この場合は、舞台俳優として、芸能事務所に所属している人がほとんどでしょう。
舞台俳優の仕事は、演劇やミュージカルへの出演以外、仕事内容には個人差があると考えておきましょう。

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舞台俳優の年収って?

舞台俳優の仕事は、平均してどのくらいの年収になるのでしょうか。
舞台俳優の仕事は、テレビや映画に出演する俳優と同じで、新人とベテランでは収入の差も大きくなります。
また、テレビでは「視聴率が取れる」と言われる俳優にオファーが多く集まるように、舞台俳優の場合も観客をたくさん集められる俳優の方が、出演オファーも多く、収入的にも高くなります。

さらに、舞台俳優と言っても、劇団に所属する劇団員、芸能事務所に所属して活躍する舞台俳優、フリーで活躍する俳優と、働き方が様々なので、収入も違ってきます。
それぞれの舞台俳優の収入について、詳しく見てみましょう。

劇団に所属する劇団員

劇団と言っても「劇団四季」や「宝塚歌劇団」など、誰もが知っている大きな劇団と、団員が数人の小規模な劇団がります。
大きな劇団の場合、入団すれば社員や契約社員として契約する劇団もあり、ほとんどの場合、入団後は月に数万円~の収入が得られる場合が多いでしょう。
しかし、小規模な劇団であれば、団員が協力してチケットを売って公演を行うので、利益がなければ収入は得られないという厳しい条件の劇団が多いです。
どちらにしても、新人の間は、アルバイトをしながら、舞台俳優をしている人がほとんどとなっています。

芸能事務所に所属する舞台俳優

芸能事務所に所属すれば、ある程度の収入は保障されるイメージがあるかもしれませんが、現実はそう甘くはありません。
事務所から、舞台出演のオーディション情報をもらい、合格して舞台に出演すれば、ギャラがもらえるという歩合制となります。
もちろん事務所に所属する時の契約時に「給料制」「歩合制」を選択できる事務所が多いです。
給料制の場合は、新人であれば月収数万円~10万円程が相場となります。
歩合制の場合は、所属事務所との契約にもよりますが、ひとつの作品に対してギャラが支払われる場合と、公演一日当たりのギャラで計算して支払われる場合があります。

フリーで活動する舞台俳優

劇団や芸能事務所に所属せずに、フリーランスで活躍している舞台俳優は、個人的に舞台出演の仕事を見つけて、舞台の主催者とギャラの交渉も行います。
新人とベテランで金額の差が大きく、ある程度キャリアを積んだ舞台俳優であれば1つの作品で数十万円の収入があると言われています。

それぞれのメリット・デメリットがありますが、新人や若手の時には安定した収入は難しいことは共通していますね。

舞台俳優だけで生活している人の割合

「劇団四季」「宝塚歌劇団」などの、大きな劇団であれば、舞台俳優の仕事だけで生活をしていくことは可能かもしれません。
しかし、小規模な劇団の劇団員として生活していくことは、簡単なことではありません。
劇団の公演で、ある程度の観客が集められたとしても、必要経費を除いて、劇団員全員が生活できるほどのギャラを全員に支払うというのは、現実的ではないですよね。

小規模な劇団の団員で、アルバイトをせずに安定した収入を得られる人は、ごく少数だと考えておきましょう。
また、芸能事務所に所属して舞台俳優の仕事をしていく場合は、オファーが増えれば生活していくことはできます。
しかし、メディア出演もするほど人気が高い人でなければ、安定した収入を得ることは難しいでしょう。

フリーで活躍している舞台俳優でも、小劇団の作品をメインに出演していれば、収入面での期待はできないので、商業演劇など大劇場で公演する舞台などの仕事がなければ厳しいと考えられます。

新人とベテランの収入の差は?

新人の場合、小劇団の劇団員であればノーギャラで出演することもありますが、チケットが売れて収益があれば、劇団員にもギャラを支払います。
その場合、座長クラスと新人では金額に差があります。
小規模な劇団であれば、人気の公演であっても、劇団員に対して1公演で5,000円~10,000円程度のギャラが一般的な金額となっています。

また、大規模な劇団の場合は、ある程度安定した収入があり、例えば「劇団四季」では、研修生期間が終了した後に、初任給として17万円前後の月給が支払われます。
その後、新人では20万円前後、ベテランになれば月収は50万円前後となっています。
「劇団四季」では、俳優単価×出演回数で給与設定をしているので、主役級の人気俳優は俳優単価が高くなるので、それ以上の収入があります。

「宝塚歌劇団」の場合は、研修生から新人の時代には、15万円程の月給が支払われています。
しかし、トップスターになれば、1回の公演で100万円前後の出演料が支払われるので、新人とトップスターの差は大きいと考えられます。

芸能事務所に所属している舞台俳優の場合、舞台の主催者と事務所の間で、ギャラの交渉がされます。
新人や若手の脇役俳優であれば、1回の公演で事務所に支払われる金額は数万円、2ヶ月程度の公演であれば、全公演で30~80万円程のギャラが事務所に支払われます。
主演や座長クラスになれば、ギャラは1回の公演で40万円前後、20回ほどの公演で1,000万円以上ともなることも少なくありません。
芸能事務所所属の場合は、この金額から契約した取り分を、俳優に支払う形になります。

舞台俳優が年収を上げるために必要なこと

若手俳優の中には、舞台俳優の収入で生活をすることを、目標としている人も多いでしょう。
新人・若手の間は、安定した年収を稼ぐことは難しいかもしれませんが、キャリアを重ねていけば舞台俳優として、年収を増やすことは可能です。

劇団員やフリーで活躍している舞台俳優であれば、収入を増やすためには「集客力」が必要です。
劇団が収益を出すためには、たくさんの観客にチケットを買ってもらわなければいけません。
人気が高く、舞台を見に来てくれるファンが多い人ほど、俳優単価も高くなります。
フリーで活動している場合も、集客力がある俳優へのオファーは多く、ギャラも高くなっていきます。

芸能事務所に所属している舞台俳優でも、同じように集客力のある俳優にはオファーが多くなります。
また、芸能事務所の場合、舞台以外にテレビドラマ、映画、バラエティなどの仕事も紹介してもらえるので、メディア出演で知名度を上げることが、舞台俳優としての収入を上げることにも繋がります。
俳優がバラエティ番組などに、公演舞台の宣伝のために出演するのをよく見かけますよね。
「この俳優が出ているなら観に行こう」と思われるような舞台俳優になれば、それに伴って年収も増えていくと考えておきましょう。

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