あなたの個性は何ですか?
個性とはつまりアピールポイントのことなので、芸能活動を目指している方には必須です。
しかし、「個性がない」と悩んでいる方はたくさんいます。個性が思い当たらないため、芸能界のオーディションを受けても誰の目にも留めてもらえないだろう・・・と、そのせいで芸能界への道を自ら閉ざしてしまう方も珍しくありません。
しかし、個性とは知らず知らずに身につけているもの。自分では「平凡」だと思っていても、他人からしてみれば「個性的な人」「おもしろい人」「〇〇が上手な人」など思わぬ評価をされていることもあるのです。
では、自分の個性はどうすれば見つかるのでしょうか? そのヒントを見ていきましょう。
あわせて、個性的な芸能人についても紹介していきます。
「好き」なものを並べる
あなたは、何が好きですか?
「これ!」とパッと思い浮かばないかもしれませんが、音楽のジャンルでも、好きな料理でも、色でも、なんでも良いのです。
その「好き」の集大成こそが、今のあなた。
「個性をつくるぞ!」と意気込まなくても、個性とは自然に身に付いているものなのです。
他人に服をコーディネートしてもらう
あなたが今着ている服は、誰が選んだものですか?
ほとんどは、あなた自身がショップやインターネットで「いいな」と感じて購入したものではないでしょうか。
個性を見つけるためには、他人に服をコーディネートしてもらうのも一つの方法です。ファッションには個性が表れやすいので、他人にコーディネートを任せることで「え?この色が私に似合うと思っているんだ・・・」なんて、新しい自分を発見できるかもしれません。
自分史を書いてみる
あなたは今まで、どんな人生を歩んできましたか。
「平々凡々の普通の人生だよ」と思っていても、あなたが過ごしてきた今日までの日々は、あなただけのとっておき。
今までの歴史を自分史として書き出してみれば、「自分」がどんな人間なのか客観的につかみやすくなりますよ。
やりたいことリストを書き出す
あなたの「やりたいこと」は何ですか?
芸能界デビュー、趣味の〇〇を極める、△△へ旅行に行く・・・などいろいろあるでしょう。
やりたいことリストをすべて書き出してみれば、「自分」のことが分かりやすくなります。1年後や10年後、50年後・・・と、未来予想図を作ってみてくださいね。
「他人と違うこと」を挙げる
あなたには、「これだけは絶対に譲れない!」と思うものがありますか?
「時間に遅刻するのは許せない」「挨拶をないがしろにするのは許せない」など、誰しも譲れない信念を1つや2つは持っているのではないでしょうか。
「でも他の人はそんなに気にしてないみたい。自分だけ?」と思うと、その信念を「短所」だと考えがちです。
しかしこれは、短所ではなく立派な個性。「譲れないもの」を並べてみると、自分がどのような人間なのか意外に見えてきますよ。
「周りに合わせていること」をやめてみる
私たちは、常に周囲の視線を気にしながら生きています。
たとえば、SNSの「いいね」機能が良い例でしょう。
「いいね」の数を稼ぐために、すてきな服を着て、すてきな食べ物を撮影して、流行に乗って・・・
確かに「いいね」の数は、あなたの承認欲求を満たしてくれるでしょう。しかし誰かの目を気にして振る舞い続けても、自分という存在がよく分からなくなってしまいます。
誰かの評価に一喜一憂する人生なんて、つまらないと思いませんか。無理して合わせるくらいなら、いっそやめてしまいましょう。「いいね」の数が減ったとしても、流行に乗らず「これが自分!」という生き方を貫いたほうがずっと魅力的。
周りを気にせず、ありのままに。その「ありのまま」の集大成こそが、あなたの個性です。
個性的な芸能人とは
芸能人は、皆がなにかしら秀でるものを持っている方々。
それはルックスかもしれませんが、キャラそのもののインパクトが強い方も多数います。
では個性的な芸能人とは、具体的にどのような方がいるのでしょうか。あらゆる角度から個性的な芸能人を見ていけば、自分だけの「個性」のヒントが分かるかもしれません。
江頭2:50さん
上半身裸で、奇想天外な言動が印象的な江頭2:50さん。
体を張った芸の数々は、特に子どもに大人気。泣いていた子どもも、テレビで彼が全力でパフォーマンスをしているのを見ればすぐに笑顔になるでしょう。
きゃりーばみゅぱみゅさん
歌手であるきゃりーぱみゅぱみゅさんは、一度聞いたら忘れらないほどの芸名のインパクトが強く、独特の歌詞も人気です。
ファッションについては、個性を通り越して、もはやカリスマの域。
存在そのものが世界観の集大成のようなものですが、その分、もしかしたら日常生活では周囲に馴染めないこともあったかもしれません。
このように持て余すほどの個性でも、芸能界ならカリスマ的存在として生かせることでしょう。
さかなクン
魚についての知識が豊富な、さかなクン。
彼は芸人ではないのですが、魚への知識と独特のキャラクターが人気を呼び、バラエティー番組に数多く出演しています。
このように一つの物事だけに精通していても、それを「個性」または「特技」として売り込むことができるのです。
ローランドさん
カリスマホストとしてホスト界の頂点に立ったローランドさんは、タレント顔負けの受け答えが人気を呼び、様々な番組に出演するようになりました。
ローランドさんも、さかなクンのように一つの物事を極めたことで注目されるようになった人物。
「これ!」というアピールポイントを売り込まなくても、彼の現在のポジションは、目の前のことに一生懸命に取り組んだ結果、自然と開かれていった道ではないでしょうか。
ホストとして現役で仕事をしているときは、「ゆくゆくは芸能界に・・・」なんて思いもしなかったはず。もしあなたが現在何か仕事をしているなら、わざわざそれを辞めて無職の状態で芸能界を目指さなくても、その仕事でトップになるというのも一つの方法ではないでしょうか。
あなたの噂を聞きつけた業界の方から、思わぬタイミングで声がかかるかもしれませんよ。
平手友梨奈さん
欅坂46の不動のセンター、平手友梨奈さん。
彼女はグループのコンセプトをそのまま背負っているような、まさに欅坂46の象徴的な存在です。
平手さんは今でこそトップアイドルですが、それまでの生活では「馴染めない」「浮いている」など感じることが多かったのではないでしょうか。でも、だからこそ、欅坂46のコンセプトにぴたっとマッチして不動のセンターとなったのです。
彼女の存在は、同じように生きにくさを感じている多くの方の励みにもなっているはず。「自分は目立つタイプではないし、これといった特技もない・・・」と悩んでいたとしても、ありのままのあなたを生かせる場所が、芸能界には必ずあります。
彼女自身、「アイドルとしてチヤホヤされたいわけじゃなくて、自分を変えたくてオーディションを受けた」と語っています。
個性を無理に押し出そうとしなくても、周囲が最適な枠に振り分けてくれることもあるのです。
フワちゃん
YouTuberとして人気を博していたフワちゃんは、最近ではあらゆるバラエティー番組に引っ張りだこの存在になりました。
奇抜なルックスと天真爛漫なキャラクターは、強烈すぎてインパクト大。大御所にも物怖じせず「だよね~!」など友達言葉で振舞う彼女は、自由な令和の時代を象徴しているといえます。
まとめ
個性を見つける方法は、いくつもあります。
ただ、「絶対に個性を見つけなければ!」と必死にならなくても、他人からしてみれば十分すぎる個性を持っていることは珍しくありません。
また、「個性」を押し出してオーディションを受けなくても、そのオーディションが「個性が少ない人」を求めている場合もあるので、芸能界には必ずしも個性が必要とは限りません。
自分とはどのような人間なのかゆっくりと理解しながら、あらゆるオーディションを受けてみてくださいね。