半沢直樹の魅力やキャスト・あらすじを紹介

ドラマ「半沢直樹」とは？

ドラマ「半沢直樹」は、TBS系の人気ドラマ枠「日曜劇場」で、2013年に放送された池井戸潤さん原作の大ヒットドラマです。
脚本は「下町ロケット」「陸王」など、同じく日曜劇場のドラマ脚本を手がけている八津弘幸さんが担当しました。

初回の放送では視聴率19.4％でしたが、幅広い層に支持され最終回では42.2％を記録し、平成の民放ドラマで、視聴率1位に輝やいています。
想定外の大ヒットとなり、スペシャルドラマが放送されたり、2020年にも新シリーズとして連続ドラマが放送されています。
新シリーズの脚本は「ノーサイド・ゲーム」などを手がけた丑尾健太郎さんが担当しています。

半沢直樹のキャストは？

豪華キャストも話題となったドラマ「半沢直樹」では、キャストの演技力の高さも圧巻です。
ドラマを盛り上げる半沢直樹のキャストを紹介します。

ドラマ「半沢直樹」（2013年放送）のキャスト一覧

・半沢直樹役・・・堺雅人
・半沢花役・・・上戸彩
・半沢慎之助役・・・笑福亭鶴瓶
・大和田暁役・・・香川照之
・中野渡謙役・・・北大路欣也（特別出演）
・渡真利忍役・・・及川光博
・岸川慎吾役・・・森田順平
・坂本新之助役・・・岡山天音
・羽根夏子役・・・倍賞美津子
・黒崎駿一役・・・片岡愛之助
・近藤直弼役・・・滝藤賢一
・中西英治役・・・中島裕翔
・東田満役・・・宇梶剛士
・藤沢未樹役・・・壇蜜
・竹下清彦役・・・赤井英和
・浅野匡役・・・石丸幹二

半沢直樹のあらすじ1～4話（ネタバレあり）

ドラマ「半沢直樹」は、銀行に入行して20年ほど経ち、現在は東京中央銀行大阪西支店の融資課長として働く半沢直樹（堺雅人）が、銀行の合併によって起こる派閥の権力争いに立ち向かうストーリーです。

1話では、大阪西支店の支店長・浅野（石丸幹二）は、融資目標を達成するために、西大阪スチールから5億円の融資契約を取るように動きます。
しかし、半沢と中西（中島裕翔）は、西大阪スチールに不信感を抱いており、契約には前向きではありません。
自らの立場を優先して考える浅野は、無担保での融資契約をし、融資目標を達成したことで、役員候補になるほど評価されます。
しかし、3ヶ月後に西大阪スチールは倒産し、5億円をだまし取られることに。
実は、西大阪スチールは膨大な負債を抱え、紛飾決済を行っており、東田社長（宇梶剛士）もそのまま行方不明になります。
せっかくの出世のチャンスを逃したくない浅野は、今回の件の責任を全て半沢に押し付けようとします。
無担保で契約した融資を取り返すことに苦戦する半沢は、東京本店に呼ばれます。
本社でも、全て半沢の責任にしようと企む上司に対し半沢は「必ず5億円を取り返す」と宣言します。

2話では、5億円の回収のため過去の資料を調べる半沢は、西大阪スチールの倒産が計画的である可能性に気づきます。
半沢は、西大阪スチールが倒産した影響で連鎖的に倒産した竹下金属の社長・竹下（赤井英和）に協力してほしいと頼むことに。
そんな中、半沢は同期の渡真利（及川光博）の協力を得て、東田のハワイの別荘を差し押さえることに成功します。
しかし、黒崎（片岡愛之助）が根回しをしたことで、差し押さえを横取りされてしまいます。

3話では、東田の別荘の差し押さえを横取りされた半沢のもとに、内部検査が入ります。
内部検査では、半沢がいる融資課にとって不利な情報ばかり出てしまい、苦しい立場に立つ半沢。
しかし、この内部検査は5億円の融資の責任を押し付けるために、浅野が仕組んだものでした。
内部検査では融資課の資料がいくつも紛失しており、半沢は検査員の持ち物を検査したいと言います。
検査を担当していた小木曽のカバンをチェックすると、無くなったはずの融資部の資料が見つかります。
中西は、小木曽が資料を抜き取っているところを目撃し、脅される様子を録音しており、これが証拠となり、小木曽は謝罪し出向することになりました。
いよいよ、5億円の融資の件をマスコミにリークした半沢。
東田と愛人・未樹（壇蜜）がいる場所も突き止めます。
しかし、東田と未樹が潜伏している場所に向かうと、そこには浅野の姿が。

4話では、半沢は東田と浅野が手を組んでいたことを知ります。
東田に直接会った半沢は「自己破産の手続きをしている」と言われ、東田や浅野の周辺を探ることに。
すると、東田が未樹の口座を使って、浅野にお金を振り込んでいた証拠を掴みます。
東田の隠し口座を探る半沢は、ネイルサロンを開業したいと考えている未樹に対して、銀行の融資を受けられるように協力をすると言います。
半沢の提案に乗るかと思われた未樹でしたが、向かった先は国税局の黒崎のところでした。

半沢直樹のあらすじ5～7話（ネタバレあり）

5話では、責任を負わされる半沢の出向が決まるという中、妻の花（上戸彩）に「父親は銀行からの融資を断られたことで自殺をした」と伝え、銀行を変えたいという熱い思いを語ります。
一方、黒崎に寝返った未樹は、ネイルサロンの資金を東田から受け取っていたことを見逃してもらうために、国税局の操作に協力します。
半沢は浅野から出向を命じられましたが、未樹から半沢宛にバイク便が届きます。
中には、12億円もの資産を隠し持っていた東田の通帳と印鑑が入っていました。
半沢は、無事に東田から5億円を差し押さえることに成功します。
浅野に、今回の件を刑事告訴すると言う半沢ですが、自分を東京本社の営業第二部に移動させることと、融資課全員が希望のポストにつけるように約束すれば、刑事告訴はしないと言います。
この条件をのんだ浅野は、半沢の言った通りの移動を依頼し、土下座して謝罪します。
浅野はマニラに出向することが決まりました。

6話では、半沢が本社の営業第二部に移動し、1年が経過したところから展開していきます。
半沢は、銀行からの融資を断られたことが原因で父（笑福亭鶴瓶）が自殺したことを、ずっと胸に抱えて生きてきました。
しかし、当時担当者だった大和田常務（香川照之）は、父のことを一切覚えていませんでした。
そんな中、部長の内藤（吉田鋼太郎）から、業績が低迷している伊勢島ホテルの経営再建を任された半沢。
伊勢島ホテルには200億もの融資をしたにも関わらず、120億の損失を出しており、経営再建は厳しい状況です。
「できない」という半沢に、内藤は「中野渡頭首（北大路欣也）からの命令だ」と告げます。
何とか再建に取り組む半沢ですが、なかなか上手くいきません。
実は今回半沢が伊勢島ホテルの再建を担当するように指名したのは、ホテルに悪影響を及ぼす伝統から脱したいと考える社長・湯浅（駿河太郎）でした。
ホテルの運用失敗は、羽根専務（倍賞美津子）による投資が原因だということになっています。
半沢は、融資をする前に東京中央銀行には伊勢島ホテルの内部告発によるリークがあったにもかかわらず、それがもみ消されていたことを知ります。
半沢は同期の近藤（滝藤賢一）と、リークをもみ消した可能性がある京橋支店の貝瀬支店長に会いに行きます。
そして、情報を隠蔽して200億もの融資をした証拠となる、当時の報告書を回収しに行きます。
報告書には貝瀬支店長のハンコが押されていましたが、その裏には大和田常務の存在があることを知ります。

7話では、伊勢島ホテルの再建と同時に、半沢は金融調査への対応を任されていましたが、検査には黒崎が主任としてやってきました。
金融庁の検査に対応する中、半沢は伊勢島ホテルが銀行からの融資を受けるために、損失の隠ぺいをするように根回しをしたのは大和田だと気付きます。
120億の損失を補填することができなければ破綻となりますが、半沢は湯浅の父である会長に伊勢島美術館建設に向けた不動産と、絵画のコレクションを売却することを承諾させ、120億円を回収し監査を通ることができました。
しかし、このタイミングで伊勢島ホテルの再建の要であったナルセンエンジニアリングが経営破綻し、監査が通らなくなってしまいます。
大和田は伊勢島ホテルの経営体制を見直すために、湯浅が社長を退き、羽根が社長になれば、破綻分類の決定を1年延ばせると言います。
半沢は、時間をもらうために、大和田に土下座で頼みます。

半沢直樹のあらすじ8～最終話（ネタバレあり）

8話では、伊勢島ホテルを経営再建するには厳しい状況に追い込まれたことで、幹部は半沢を担当から外そうとします。
大和田は自分の支配下にいる融資課の福山を、半沢に代わる担当者に任命し、模擬検査を行うことに。
しかし、模擬検査で福山は半沢の鋭い指摘に対応することができず、引き続き半沢が担当者を務めることになります。
一方、半沢の同期の近藤は出向先のタミヤ電機の不正を追っていました。
そこで、大和田の妻が経営するアパレル会社「ラフィット」へ3000万円又貸しされていることを知ります。
近藤は確実な証拠を掴もうと動き出します。

9話では、金融庁の最終の聞き込みを目前に、時間がない中で半沢は湯浅に伊勢島ホテルとアメリカ最大手ホテルチェーン「フォスター」の合併を提案します。
しかし、金融庁の最終監査が始まってもなお、合併に関して湯浅からの返答はない状態でした。
その時、湯浅からメールが届き、フォスターの傘下に入ると記されています。
伊勢島ホテルとフォスターの合意が得られたことで、破綻分類の決定は免れることに。
一方、田宮社長の証言を手に入れることに成功した近藤は、報告書をまとめます。
しかし、大和田から呼び出された近藤は、東京中央銀行へ復帰させるから報告書を渡すように言われます。
どうしても銀行に戻りたかった近藤は、大和田に報告書を渡してしまいます。
その夜、会う約束をしていた半沢と渡真利の前に、近藤が現れることはありませんでした。

最終話では、近藤が入手した大和田の不正を暴く証拠書類が無くなってしまい、半沢は大和田を追い詰めることができなくなりました。
さらに、近藤が銀行に戻るという情報を聞き、全てを察した半沢。
大和田の不正を暴くために行われた取締役会では、金融庁から検査での半沢の態度に問題があったと連絡が入った件で、半沢の処分についても議論されることに。
半沢は、タミヤ電機の融資について大和田を問い詰めますが、証拠がないため大和田は強気です。
実際に、大和田の妻が経営するアパレル会社は借金が1億円を超えていました。
頭取に意見を求められた大和田の側近である岸川（森田順平）が、半沢が提出した報告書は事実であると証言します。
大和田に土下座をさせた半沢は、営業企画部部長として東京セントラル証券に出向することが決まります。
また、大和田は、常務から取締役への降格が決まりました。