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子役オーディションって何するの?内容と合格するためのコツをご紹介

子役オーディションには2種類ある

いざ子供を子役にするために、オーディションを受けようと思い立っても、何からすればいいのか分からないものでしょう。まずは、オーディションを探すことからスタートです。オーディションは、広告や新聞などにも掲載されていて、インターネットで検索すると、さまざまな種類のものが出てきます。この子役オーディションでは、自分自身で、受けられるオーディションを探して応募することが一般的です。

しかし、自分で探すのではなく、プロダクションに所属してオーディションを受ける方法もあります。プロダクション経由で受ける場合は、自分でオーディションを探す必要もなく、自分に合ったオーディションを紹介してもらえる場合も多いのです。

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子役オーディションには2種類ある

よく広告などで「子役募集」とうたわれているオーディションは、詳細をよく見てみると2種類あります。この2つを理解せずに、オーディションを受けてしまうと目的とかけ離れてしまう場合があるので注意が必要です。1つは、出演権を得るために受けるオーディションです。これは、現役で活躍している子役が参加することもあるので、競争率とともに難易度も高くなります。しかし、合格すればすぐに出演できるというメリットもあるのです。

2つ目は、プロダクションに所属するために受けるオーディションです。プロダクションは定期的に所属タレントの募集をして、タレントや俳優、モデルなど、いろいろな分野の子供たちや芸能人の卵から刺激を受けられます。このオーディションは出演に直結するわけではありませんが、所属することで仕事やオーディションの情報も多く手に入るのです。出演権を得るためのオーディションも、プロダクションに所属するためのオーディションも、ともに子役になるための通過点ですが、内容は全く異なるオーディションです。子供が目指す子役に近づける道を選択するようにしましょう。

プロダクション所属のオーディションはどんな流れ?

オーディションを受けることを決めたら、実際の流れがどんなものになるのか気になる人も多いでしょう。ここでは、プロダクション所属の場合のオーディションの流れについて説明します。プロダクション所属のオーディションは、子役の場合も、俳優や女優のオーディションの流れとほぼ同じです。まず、書類選考があります。書類の内容はプロダクションによって異なりますが、子役なので基本的な情報や特技などが一般的でしょう。書類選考でプロダクションの求める人物像とマッチする場合は、通過となります。

その後、書類選考に通った人にオリエンテーションが行われ、つぎにカメラテストや面接です。そして、実技審査を経て合格発表となるのです。プロダクション所属のオーディションは、子役の仕事をしたことがない子供が多く、オーディションが初めての子供もいます。カメラテストや実技審査と聞くと親子で緊張してしまいがちですが、気負いすぎず、伸び伸びと「自分らしさ」を表現することが大切です。

役をもらうためのオーディションの流れは?

役をもらうためのオーディションは、合格が決まると同時に出演も決定するので、よりその役に合っている子役であることが求められます。役をもらうためのオーディションの流れとしては、まずは自己紹介です。大きな声で、はきはきと話せると好印象です。その後、決められたセリフを言ったり歌を歌ったりする実技テストがあります。応募者が多い大きなオーディションでは1次審査、2次審査、3次審査と続くこともあります。

一見難しそうにも思えますが、子役なので、大人のような自己PRや質疑応答が求められるケースはあまりありません。簡単な面接の受け答えと実技で合否を判断されるケースが多いです。プロダクション所属のオーディションと違って、将来性よりも今あるスキルが重要となります。そのため、実技テストもきちんと審査されます。

プロダクション所属を勝ち取るコツは?

プロダクションには、多くの子役が在籍していて、個性豊かです。お人形さんのようにかわいらしい子役もたくさんいますが、そういった子役ばかりではありません。お芝居や歌が上手なことよりも、ほかの子にはない個性があることが重要です。お嬢様や病弱な子供、ガキ大将など、子役の活躍できる役柄はたくさんあります。そのため、さまざまなキャラクターが求められるのです。とはいえ、人見知りをしたり、コミュニケーションをとるのが苦手だったりすると、行く先々で苦労することになります。したがって、プロダクション所属の子役には、人見知りせず、元気に子供らしく受け答えができる子が求められるのです。そして、親の態度や常識があるかどうかも同時に審査されている場合があります。子供は親の背中を見て育ちます。今後、子供と二人三脚で子役への道を切り開く親の分別がないと、子供も同じように見られてしまうので注意が必要です。

また、プロダクション所属後にレッスンや演技指導もあるので、実技に自信がなくても心配はありません。レッスンも楽しく続けられるようであれば、演技も自然に身についてくるでしょう。

役をもらうための重要なポイントは?

役をもらうためのオーディションでは、審査をする監督やほかの出演者が求める演技ができる子が選ばれます。そのために、作品をどのように理解し、演じることができるかがオーディション突破のポイントとなります。その場で完璧に演じきるのは難しく、求められる役に関するリサーチも重要です。子供と一緒に何度か練習をしてから、オーディションにチャレンジするといいでしょう。ただし、緊張して必死に演じているとそのことが審査員に伝わってしまいます。それよりも、自然体で子供らしく演技をしている子のほうが選ばれやすい傾向があります。

よく「千人以上の応募者から選ばれた」ということも聞きますが、これは出演する作品によって大きな差があります。連続ドラマや人気映画などはその倍率も桁違いですが、無名監督の作品ともなれば応募者の数が数名となる場合もあるのです。経験や実績もなく、高倍率のオーディションに挑戦するのは無謀ともいえますが、十数名の応募者しかいない作品であれば初めてのオーディションでも役をもらうことは十分可能であるといえるでしょう。

子役はかわいらしいだけではダメ

子役の仕事は、映画や舞台、テレビ出演など多岐に渡ります。表舞台で活躍している子役のなかには、かわいらしい子役も多くいますが、かわいいというだけでは、オーディションに合格するのは難しいといえます。子役オーディションに合格するには、かわいらしさも大切ですが、そこにどんなプラスアルファがあるかがポイントになるのです。歌が上手だったり、泣く演技がピカイチだったりすることももちろん個性です。ただ、歌や演技だけでなく、その子の持つ雰囲気や話し方、愛嬌もオンリーワンの個性になります。プロダクション所属のオーディションも、役をもらうためのオーディションも、その子供にしかない個性を大切にします。自分の子供の個性は、どんなところにあるのかを理解し、それを強みに子役オーディションを受けてみるといいでしょう。

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