歌舞伎の人形

俳優としてテレビやドラマ・舞台で活躍する歌舞伎役者と言えば?

2021.02.18 / 俳優

歌舞伎役者とは?

日本の伝統芸能「歌舞伎」を演じる歌舞伎役者は、代々受け継がれた名跡(芸名)を襲名して、代々その名と芸風を引き継いでいきます。
観客の前で演じるために、日々稽古を重ねて芸を磨いている歌舞伎役者には、魅力的な人がたくさんいますよね。

歌舞伎の家系に生まれた人は、その家の名跡を継ぐことはよく知られていますが、全く違う環境で生まれた人でも「歌舞伎役者に弟子入りする」方法や「養成所に通う」方法で、歌舞伎役者を目指すことはできます。

また、歌舞伎役者の中には、歌舞伎の舞台に限らず、テレビや映画、舞台などでも活躍する人がたくさんいます。
厳しい芝居の稽古を受けているだけあって、現代劇の演技が絶賛される人も少なくありません。
今回は、歌舞伎の舞台以外にテレビドラマやバラエティなどに出演している歌舞伎役者を勝手に人気ランキングで紹介していきます。

20160416_CTA_2

芸能界で活躍している歌舞伎役者【10位~7位】

はじめに「芸能界で活躍している歌舞伎役者のベスト10位~7位を紹介していきましょう。

【10 位】六代目 中村勘九郎(屋号:中村屋)

1986年に歌舞伎座「盛綱陣屋」の小三郎役で初お目見得を行い、2012年に六代目中村勘九郎を襲名しています。
子供時代から現代劇でテレビドラマにも多数出演しており、2001年に放送されたNHKドラマ「光の帝国」で共演した女優の前田愛さんと結婚しています。
2019年のNHK大河ドラマ「いだてん」では、阿部サダヲさんとW主演を務め、金栗四三役を演じています。

【9位】五代目 尾上菊之助(屋号:音羽屋)

1996年に五代目尾上菊之助を襲名し、女方も美しく演じる歌舞伎界のスターとして人気を得ています。
俳優としては、2019年に放送されたTBS系ドラマ「グランメゾン東京」で主人公の尾花(木村拓哉さん)にライバル心を抱くシェフ・丹後学を好演し、話題となりました。
また、色気漂う魅力的な演技で、歌舞伎以外の舞台にも多数出演している他、CM出演が多いことでも、好感度の高さが分かりますよね。

【8位】二代目 中村獅童(屋号:萬屋)

歌舞伎の名門と言われる小川家(現・萬屋)に生まれ、1981年に二代目中村獅童として初舞台に出演します。
俳優としての知名度が高い中村獅童さんですが、中学時代には歌舞伎で役が付かなくなり、バンド活動に明け暮れた時期があったそうです。
しかし、歌舞伎から離れた経験が、より歌舞伎への情熱に繋がり、歌舞伎、俳優のどちらにも挑戦し、現代劇から時代劇まで多くの作品に出演たことで、歌舞伎ファン以外からも人気の高い歌舞伎役者です。

【7位】四代目 市川猿之助(屋号:澤瀉屋)

2012年に四代目市川猿之助を襲名し、スーパー歌舞伎などでも表現力豊かな舞踊でファンを魅了しています。
最近では、2020年に放送されたTBS系のドラマ「半沢直樹」に出演し、現代劇に歌舞伎のセリフ回しや表情を取り入れた演技が話題になりました。
スーパー歌舞伎「ワンピース」でルフィ・ハンコック・シャンクス役を演じていた市川猿之助さんですが、テレビアニメ「ONE PIECE」でも声優を務めています。

芸能界で活躍している歌舞伎役者【6位~4位】

次に芸能界での活躍が目立つ、歌舞伎役者6位~4位の発表です。

【6位】二代目 中村七之助(屋号:中村屋)

1987年に歌舞伎座「門出二人桃太郎」にて、弟桃太郎役で二代目中村七之助を名乗り、初舞台に出演します。
歌舞伎に限らず、テレビドラマ出演が多い歌舞伎役者の一人で、最近では2021年の正月時代劇「ライジング若冲 天才 かく覚醒せり」にて主演の伊藤若冲を好演しました。
また、歌唱力の高さも魅力で、2005年に公開された映画「真夜中の弥次さん喜多さん」では、その歌声を聞くことができます。

【5位】中村隼人(屋号:萬屋)

2002年の歌舞伎座「寺子屋」での松王一子小太郎役が初舞台となった中村隼人さんは、端正なルックスで、若い世代にも人気の歌舞伎役者です。
テレビでの時代劇への出演が多い印象ですが、2016年にTBS系ドラマ「せいせいするほど、愛してる」で、女性を惑わせる新人小説家役を演じ「あのイケメン俳優は誰?」と話題になりました。
最近ではバラエティ番組への出演も増え、今後芸能界でも歌舞伎界でも活躍が期待されています。

【4位】六代目 片岡愛之助(屋号:松嶋屋)

歌舞伎界ではなく一般家庭に生まれ育った片岡愛之助さんは、1993年に二代目片岡秀太郎さんの養子になり、六代目片岡愛之助を襲名します。
テレビへの出演も多く2013年には「オリコン ブレイク俳優ランキング」で3位にランクインしています。
大ヒットドラマ「半沢直樹」で演じたオネエ口調の黒崎駿一役は、片岡愛之助さんが演じた中でも特に印象に残るキャラクターです。

芸能界で活躍している歌舞伎役者【3位~1位】

最後は芸能界で活躍する歌舞伎役者トップ3を発表していきます。

【3位】二代目 尾上松也(屋号:音羽屋)

1990年に二代目尾上松也として歌舞伎座「伽羅先代萩」の鶴千代役で初舞台に出演しました。
歌舞伎でも舞台で良く通る声が評価されていましたが、その美声を活かしミュージカルでも大活躍の尾上松也さん。
2019年にはミュージカル俳優の山崎育三郎さん、城田優さんと「IMY(あいまい)」というユニットを結成するなど、音楽活動も活発です。
端正なルックスの反面、気さくで親しみやすい人柄で、バラエティ番組の出演も多いですよね。

【2位】九代目 市川中車(屋号:澤瀉屋)※香川照之

2011年に九代目市川中車を襲名しましたが、この時にはすでに俳優・香川照之としての知名度が高かったため、本名での活動は認められていない歌舞伎界では特例として、襲名後も俳優としては香川照之として活動しています。
歌舞伎役者になる前からドラマ・映画・舞台・バラエティ番組・CMに多数出演しており、芸能界で活躍している歌舞伎役者の代表としても知られていますよね。
また、ボクシングの熱狂的ファンで、ボクシング番組のゲスト解説者を務めるなど、多方面での活躍が目立ちます。

【1位】十一代目 市川海老蔵(屋号:成田屋)

2004年に十一代目市川海老蔵を襲名し、現代の歌舞伎界を担う役者として活躍しています。
テレビへの出演も多く、2003年のNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」では主演・宮本武蔵役、2021年には十三代目市川團十郎白猿襲名記念特別企画として、市川海老蔵さんの主演ドラマが放送予定となっています。
カリスマ性の高さや歌舞伎役者としての唯一無二の魅力で、CM出演や多方面のテレビ番組への出演も多いです。
また、公式ブログの注目度も高く、最近ではYouTubeチャンネルを開設し、チャンネル登録者数は30万人を超える人気ぶりです。

意外な分野で活躍している歌舞伎役者

一般的にも人気・知名度が高い歌舞伎役者は、芸能界でも芝居という分野にとらわれず、様々な活躍を見せてくれます。
その中でも意外な分野で活躍している歌舞伎役者を紹介します。

六代目片岡愛之助さんは、2014年に公開された「劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!」で仮面ライダーマルス役で、歌舞伎界初の仮面ライダーを演じています。

さらに、香川照之(九代目市川中車)さんは、昆虫好きを活かしNHK Eテレ「香川照之の昆虫すごいぜ!」で、カマキリの着ぐるみを着て「カマキリ先生」として活躍しています。
歌舞伎役者は、教育テレビであるEテレに出演している人も多く、尾上松也さんは2019年から「みいつけた!さん」のオープニングテーマとなる「あけてみよう!」を歌唱しています。

それぞれの得意分野を活かして多方面で活躍する姿を、これからも期待したいですね。

日本舞踊が培う“本物の芸”とは。その魅力に迫る。

20160416_CTA_2