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歌手オーディションに合格するには?

歌手になる方法

本格的なヴォーカリスト、アイドル歌手、アニソン歌手など幅広い分野のアーティストが活躍している影響もあり、歌手を目指す人はかなり多く、競争率の高いオーディションがほとんどです。

最近ではSNSやネットでの動画投稿で素人でも自分の歌をたくさんの人に聞いてもえらえる機会が多いのでデビューできるチャンスも増えています。
自分で歌を歌っている動画をSNSなどに投稿していたのが話題になりスカウトされることもあれば、自ら動画の投稿をしなくても、路上ライブを見ていた人が撮影した動画を投稿したことがデビューのきっかけになることもあります。

このように、ネットへの投稿をきっかけとする歌手デビューがトレンドとなりつつありますが、レコード会社や音楽事務所が主催するオーディションに参加して歌手デビューを目指す方法ももちろんあります。
オーディションであれば、プロの審査員に審査してもらえて、合格できればデビューできる可能性はきわめて高く、本気で歌手を目指す人にはおすすめです。

他にはオーディションという形ではなくても、レコード会社や音楽事務所に直接デモテープを送る方法や、素人向けのカラオケコンテスト、ヴォーカリストコンテストなどに参加しているのが目に留まりレコード会社から声がかかるなど歌手になる方法はたくさんあります。

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歌手オーディションを受ける前に

歌手のオーディションに合格するために、オーディションを受ける前にできることはたくさんあります。

まず始めに一番大切なことは、オーディションを受ける前に必ず自分の方向性を決めておきましょう。
アイドル、バンド、アニソンなど自分がなりたいアーティストや歌いたい歌を明確にして目指す方向を考えて個性やアピールポイントをオーディションで発揮できるように練習しておくと強みになります。

例えば、声質などは生まれ持ったもので大きく変えることは難しいと言われています。しかし、声質以外の部分で自分の良さを表現できることもありますし、自分の声質に合った分野を見つけることもできます。
人それぞれ得意なことと苦手なことはあるので、自分の良さを見つけて伸ばしていくことでオーディションでもアピールしやすくなります。

ボイストレーニングは必要?

歌手を目指す人はボイストレーニングに通うべきなのか悩むことも多いのではないでしょうか。
ボイストレーニングは良い声を出すためのトレーニングで、筋肉の使い方など声を出すための基礎をトレーニングします。
さらに、歌い方や表現の仕方を身に付けるヴォーカルトレーニングもあります。
歌手デビューを目指している段階でボイストレーニングに通うには経済的にも厳しいという場合もあり、必ずしも必要だということではありません。
最近では自宅で出来るボイストレーニングの方法などがネットでも多く紹介されています。自分のやり方で練習に励むのも歌手を目指すためのトレーニングとして必要なことです。

ボイストレーニングに通う場合、自分の目指す方向性を得意とする指導者を探すことが重要になります。
ボイストレーニングに通うメリットとして、自分の歌の良い部分と悪い部分をプロに見てもらえることがあります。
歌の歌い方の長所と短所は紙一重である場合が多く、自分で練習していると本来長所である部分をアピールしようと力が入り過ぎて短所になってしまっていることがよくあります。
そういった自分では気づかない短所を指導してもらい、より上手く歌えるようになることを考えるとボイストレーニングに通うことは意味のあることだと言えます。
また、ヴォーカルパフォーマンスを学ぶ専門学校もあり歌手になるために必要なことを学べて、デビューに向けてサポートしてもらえる場合もあるります。
学費を支払ってでも歌手デビューまでに本格的に歌手になるために必要なことを学びたい人にはおすすめです。

歌手オーディション合格に必要なことは?

レコード会社や音楽事務所のオーディションを受ける場合、求められているコンセプトに合っていることがとても重要です。

例えば、すでに活動を始めているグループの新メンバーを選ぶオーディションであれば、そのグループのコンセプトに合っている人が求められます。他にも、すでに楽曲が決まっているアニメソングを歌う歌手のオーディションであれば、曲のイメージに合うヴォーカリストとして審査員がある程度イメージを持った中で審査されます。声量や歌のうまさだけでなく、求められている世界観に合うことがオーディションに合格する第一歩となります。

とりあえずオーディションに受かりたいからと、無理をして本来やりたい方向とは違うけれど求められているコンセプトに合わせて審査を受けると、合格する可能性は高くなるかもしれません。しかし、自分の個性を活かさずに無理をして歌手になると、いずれ本来やりたいこととかけ離れた状況が辛くなってしまうことも考えられます。

もちろん、最初はアイドル歌手としてデビューしてから本格的なアーティストに方向転換して成功するというパターンも実際にあります。しかし、自分のやりたい方向性と違うアーティストとして活動するよりも、自分が今後どのように歌手として活動していきたいのかを考えて参加するオーディションを決める方が、長い目で見てもおすすめです。

あと一歩の壁が乗り越えられない時は?

歌手のオーディションを受けている人の中で「いつも最終審査までは残るのにあと一歩のところでデビューにたどり着けない」と悩んでいる人も少なくありません。
歌がうまく、自分でオリジナルの楽曲を作れるような才能のある人はたくさんいるので、その中で自分を選んでもらうというのは簡単なことではありません。

そこで、あと一歩の壁を乗り越えるためにオーディションの審査員が注目しているポイントを知っておきましょう。

オーディションで歌う時にはどうしても「上手く歌おう」と意識してしまっていませんか?審査員は、音程を外さずにリズムよく完璧に歌うことよりも、声質やその人のオーラに注目している場合が多いです。

歌を上手く歌うことも大切ですが、歌手を目指す人であれば、単純に歌を完璧に上手く歌える人はたくさんいます。その中で審査員の目に留まる人は、声質や表現力など他の人にはない独自の魅力が光る人です。リズム感や多少の音程のズレは、プロに指導を受ければ簡単に修正できる場合が多いので、オーディションの時点でそこまで重要視されません。
歌っている時に審査員を惹きつけることができるような自分のアピールポイントをしっかり魅せられることが、あと一歩の壁を乗り越えるために必要なことになります。

さらに、歌以外の部分でも審査されていることも忘れてはいけません。オーディションの歌の審査中にミスをした時に動揺して失敗を引きずってしまう人もたくさんいます。
そういう時にも、ミスをしても落ち着いてすぐに全力でパフォーマンスができれば、対応力を高く評価される場合もあります。

全てを完璧に成功させようとするのではなくミスもアピールできるチャンスに変えるなど、せっかくのオーディションという貴重な時間を自分らしさを伝えられる時間にする力が必要です。

オーディションに合格するためには、オーディションに合格したその先の自分もイメージしておくこと、自分の世界観をしっかりアピールできることを意識しておきましょう。

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