2_声優の自己PR[1]

声優の自己PRでは何を話すべき?

自己PRとはどんなもの?

オーディションに合格するには、まず自己PRとはどんなものなのかをきちんと理解するのが肝心です。簡単にまとめると、オーディションにおける自己PRとは、短い時間のなかで「自分の魅力を言葉で伝える」ものです。魅力的な自己PRをすることで、自分の名前や特技を審査員に覚えてもらいやすくなります。

そのため、自己PRは自分を売り込む大きなチャンスなのです。なお、自己PRは自由度が高く、どのようなアピールを行うかは、参加者に委ねられることが一般的です。オーディションの参加者は、自己PRで朗読や歌、さらに演技やものまねなどを披露するケースが多くみられます。

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自己PRで審査員がチェックしていること

自己PRの内容を考えるうえで重要になるのが、「審査員はどこをチェックしているのか」という点です。注目しているポイントをしっかりと押さえて自己PRをすることで、審査員の心をつかみやすくなります。自己PRで審査員が注目しているポイントは、主に以下の3つが挙げられます。1つ目は「能力」です。声優の仕事をするうえで、欠かせないのが表現力です。自己PRでは声質を含め、その人の表現のうまさや幅など、どの程度のスキルがあるのかを審査されます。特に声質や表情などは審査員に注目されやすいポイントなので、注意しましょう。

2つ目は「人となり」です。声優として活躍するには技術だけではなく、内面も大切になります。どんなに優れた能力を持っていても、コミュニケーションが上手に取れなかったり、マナーが悪かったりすると、「一緒に仕事をしたくない」と思われてしまうおそれがあるため要注意です。声優として活躍するには、一緒に仕事がしたくなるような、魅力的な人柄であることが重要です。このような理由により、オーディションではコミュニケーション能力やマナーなど、人となりもチェックされていることを頭に入れておく必要があります。

3つ目は「将来性」です。自己PRでは将来仕事を取れる声優になるか、またしっかりと仕事をこなしていける声優になるかなどを判断されています。そのため、自己PRでは身だしなみを整えてハキハキと話すなど、明るさや真面目さをアピールするのも大切です。将来的に「声優として活躍しそう」という印象を与えられるよう心がけましょう。

これは避けよう!ダメな自己PRの例

自己PRをする際は、いくつか気を付けておきたいポイントがあります。まずは「あいまいな言葉を使う」ことです。「~ように思います」「~かもしれません」などの言い回しは、説得力に欠ける印象を与えてしまいます。また、あいまいな表現をすると自己分析ができておらず、自信がない人のように思われてしまうこともあるため、注意が必要です。

あいまいな言葉はできる限り使わないようにしましょう。さらに、「消極的な発言」も避けたほうが無難です。「未熟ですが」「わからないことばかりですが」などの発言は、消極的で審査員にマイナスのイメージを与えてしまう原因につながります。自信のないことは自ら触れないようにして、自信のあるポイントをアピールしましょう。また、「周りと同じことをする」のも注意すべき点です。朗読や歌、演技やものまねなどは自己PRとして多くの参加者が行うものであり、ワンランク上の個性や実力がないと、審査員の記憶に残りにくいため要注意です。

ただ、自身の魅力や特技を伝えるために、これらのアピールをするのが悪いというわけではありません。もしもこれらのアピールを行うのであれば、印象に残りやすい意外性をつくものや、クオリティの高いものにすると良いでしょう。それに加えて、自己PRでは「うそをつく」ことも避けるのが肝心です。自分を魅力的に見せたいからといってうそをつくと、後々うそがばれて印象が悪くなるおそれがあります。仕事をするうえで、信用はとても大事です。信用をなくさないためにも、虚偽の発言は避けましょう。

自己PRで話すことを整理しよう

どんなことを審査員に伝えるのか、自己PRを考える際はきちんと内容を整理するのが大切です。自己PRで伝えるべき内容には、まず「自分の特徴や魅力」が挙げられます。人によって、得意なことはそれぞれ異なります。たとえば、演技に自信がある、歌なら周りの人に負けないなど、自分の得意なことを整理してみましょう。特技を把握して具体的に伝えるのが、合格への近道です。

また、「自分を合格させることのメリット」も重要な要素です。自分をセルフプロデュースして売り込み、合格した後のメリットをアピールすることで、審査員の興味を引きやすくなります。特に、事務所所属のオーディションであればプロデュースしてもらえるように、人となりもアピールするのが大切です。

審査員に伝わる!効果的な自己PRの流れ

話す内容を整理するだけではなく、自己PRは「流れ」を意識するのもポイントです。以下のような流れを意識して自己PRを行うと、審査員に伝わりやすくなります。自己PRは、まず「結論を述べる」のが肝心です。なぜなら、前置きが長すぎたり情報量が多すぎたりすると、伝えたいことがわかりにくくなるためです。

「子どもの声を出すのが得意です」「泣く演技に自信があります」など、自分の得意分野や魅力について、最も伝えたいことを簡潔に述べましょう。結論を述べたら、その後に「根拠の説明」を行います。審査員を納得させるため、実際にものまねや演技などを披露して、説得力を持たせるのです。最後に、その得意分野や魅力がどのような場で生かせるのかを説明すると、効果的なアピールを行えます。

魅力的な自己PRにするポイントとは

魅力的な自己PRにするためのポイントには、以下の3つが挙げられます。1つ目は「自己PRの内容を使い回さない」ことです。基本的に、自己PRは使い回しをしても問題はないとされています。しかし、時間がある場合は、そのオーディションごとにきちんと自己PRの内容を考えるのが大切です。なぜなら、そのオーディションごとに「求められているもの」が異なる場合があるためです。そのオーディションではどんなことが求められているのかをきちんと考慮して、熱意や魅力が伝わる自己PRを考えましょう。

2つ目は「周囲との差別化を図る」という点です。ありきたりな特技の場合、ほかの参加者と自己PRの内容が被ってしまう場合があります。このような場合は、伝え方や表現を工夫するのが肝心です。特技がありきたりなものだとしても、伝え方や表現を工夫することで、オリジナリティをアピールできます。3つ目は「合格後の未来を審査員にイメージさせる」ことです。多くの参加者のなかで自分を強く印象付けるには、得意分野をただアピールするだけではなく、声優として将来どのように活躍できるのかを具体的に伝える必要があります。合格後の未来を意識して自己PRを行うことで、前向きで将来性があり、魅力的な人物という印象を与えられます。

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