オーディションの自己PRって何を話したらいいか分からないですよね?
「自己PRって具体的に何を発表したらいいの?」
「上手く自分のアピールしたいことがまとめられない」
そんな悩みはありませんか?
自己PRとは、あなた自身の魅力をアピールしなければなりません。
自己PRの発表の仕方や審査員に与える印象などによって、オーディションの合否は大きく変わります。
ここでは、あなたがオーディションに合格するために、オーディションにおける自己PRを丁寧にご紹介していきます。
1.そもそも自己PRとは?
まず、自己PRとは「性格や長所、趣味や特技など自分のよいところ(強み)を業界にアピールする(売り込む)こと」です。
つまり、あなたがどんな人なのか、あなたの人となりを知ってもらうということが重要です。
特にオーディションでは外見の審査が重視されるイメージが強いですが、実際は内面的な価値を高く評価が大きく関わってくるので、自分のよい部分を100%しっかりと言葉で相手に伝えなければなりません。
例えば外見だけで印象に残らなかったとしても、魅力をアピールできる自己PRができれば、審査員の心を動かすこともできるということです。
自己PRの種類には・・
①履歴書に書く自己PR
②オーディションで発表する自己PR
といった2種類があります。
この2つの違いには、発表する内容の濃さがあり、同じ自己PRでも注意するポイントは違います。
今回は「オーディションで発表する自己PR」についてじっくり見ていきましょう。
履歴書に書く自己PRについては、
「自己PRの書き方|書き方一つで合格をグッと近づける3の方法」
を参考にしてみてくださいね。
それでは早速次項から自己PRの作り方を見ていきましょう。
2. 完璧な自己PRにするために
2-1.自己PRの作り方
それでは自己PRはどのようにして作り、どのように発表すればよいのでしょうか?
ここでは、具体的な作り方や実例などをご紹介します。
まず、自己PRはあなたらしさを伝わりやすく表現しなければならないので、他の人と同じような内容を発表してもあまり審査員の印象に残りません。
すごい特技や経歴がなくても、伝え方で印象に残ることはできます。
「審査員の印象に残る5つのポイント」からまずは見ていきましょう。
自己PRの5つのポイント
①意外性でアピールする
②趣味を絞り込んで書く
③ありきたりな趣味や特技を「特別」にする
④簡潔にアピールする
⑤その人の人となりを想像させる特技
といった方法があります。
この5つの方法から具体的に考えていきましょう。
①意外性でアピールする
例えば、特技が「料理」だとすれば、他にも同じ特技の人はたくさんいると考えられます。
特に最近は、新型コロナウイルスの流行によって、自炊をする人は増えたこともあり、男女ともに趣味や特技は「料理」という人も多いと考えられます。
そこで、より印象に残るために「意外性」をプラスするのが効果的です。
あなたのイメージ通りの印象ではなく、履歴書では表現できなかった意外な一面をアピールしましょう。
【実例】
スタイリッシュなモデル風の女性や、可愛らしく幼いイメージの女性の場合
・「ラーメンが大好きで、12時間かけて豚骨ラーメンのスープを煮込んでいます。」
・「お肉が大好きで、○○g焼いて、1人でペロリと食べます。」など
強そう・強面な印象の男性の場合
・「甘いものが大好きで、ケーキやクッキーを作るのが得意です。」
・「妹のためにキャラ弁を作っています。」
単純に「特技は料理です。」とアピールするよりも、見た目とのギャップをアピールするのも印象的ですし、家庭料理ではなく「本格的なイタリア料理が作れる」など、審査員の想像を超えるギャップも印象を残すために効果的です。
②趣味を絞り込む
「料理」だけでは得意料理が何なのかはっきりしません。
そこで、もっと絞り込んで審査員に興味を持ってもらえるようにします。
【実例】
・「趣味は料理で、お寿司を握ることができます。」
・「フルーツカッティングが趣味でフルーツアートの資格を持っています。」
「趣味は料理です。」と伝えるだけでは、話が広がりにくいどころか、そのままスルーされることもあります。
審査員が「なぜやろうと思ったの?」「どのくらいできるの?」と、思わず話を広げたくなるような伝え方を意識しましょう。
③ありきたりな趣味や特技を「特別」にする
例えば、オーディションで特技が「笑顔」と言う人はとても多いですが、「笑顔」と伝えるだけでは印象としては弱いと考えられます。
もちろん、自分で言うまでもなく、相手に「笑顔が魅力的だ」と印象付けることができる「笑顔」を持っている人もいるかもしれません。
しかし、いかなる場合でも、言い方一つで特技は、より魅力的に見せたり印象付けることができます。
身近なものも言い方一つで相手の印象が変わるということを覚えておきましょう。
【実例】
・「自分の笑顔で、販売のアルバイトの売り上げは常にトップでした。」
・「昔から顔が怖いと言われるのがコンプレックスで、克服するために笑顔でいるように心がけていました。」
このように、実際に人を惹きつける笑顔を持っているという実績や、コンプレックスを特技に変える強さなどもアピールできるとイメージアップします。
また、別の話をしている時や、他の参加者の話を聞いている時にも「笑顔」をアピールするのも効果的です。
④簡潔にアピールする
多くのことを伝えようとして「僕はなんでもできます!」とやる気だけ見せても、個性がなくなってしまい、逆に伝わりにくくなってしまいます。
オーディション審査は限られた時間で、多くの人が審査を受けるので、話が長くなりすぎると、印象が悪くなってしまうことも。
そこで、自分の一番のアピールポイントを最も簡潔に発表する仕方を考えましょう。
【実例】
・「僕はモノマネ、特に『鳥のモノマネ』が得意で、レパートリーは100種類あります。」
・「特技はトランペットで、学生時代の部活動では県大会で優勝しました。」
このように、特技と、それをより印象付けるエピソードを簡潔に伝えます。
短時間で披露できる特技であれば、特技披露の時に、実際にやってみるのも効果的です。
⑤その人の人となりを想像させる特技
乗馬やお茶、陶芸の師範にならなくては特技として発表できないわけではありません。
ただの趣味でも言い方一つで魅力的な特技に聞こえます。
その人の人となりが想像できて、審査員に興味を持ってもらえるものを考えましょう。
【実例】
・「私の趣味は掃除です。私は授業に入る前に必ず一番に来て、床や鏡を掃除し、これを3年間続けました。」
・「モデルになる夢を叶えるために、1年かけて20㎏のダイエットに成功しました。」
このように、誰にでも出来そうに見えても、簡単には達成できないことを成し遂げた経験は、芯の強い人柄をアピールできます。
次項では、審査員の目線から自己PRの作り方やまとめ方を見ていきましょう。
2-2.オーディションで審査員が注目するポイント
ここでは、前項で考えたものを土台として、具体的に発表できる形にまでしていきます。
その際のポイントは・・
「審査員が自己PRでどこを見るかを知っておくこと」です。
このポイントをしっかり押さえておけば、ぐっと印象に残る自己PRができるようになります。
では、審査員が自己PRに求めていることを見ていきましょう。
自己PRで審査員は・・
①活躍するための能力を持っているかどうか
②アピールの根拠になる経験
③その人自身の人となり
といった3つを重点的に知りたいと思っています。
具体的に見ていきましょう。
①活躍するための能力を持っているかどうか知りたい
芸能界で活躍するには、能力が必要です。
たとえば、ドラマや舞台、バラエティなど様々な事業を展開している芸能事務所では「チャレンジ精神が旺盛か」が重要なキーワードです。
このように、芸能事務所ごとに活躍するために必要な能力は異なりますので、審査員はあなたの能力はその芸能事務所の求めていることに合致するかを知りたがっています。審査員は、あなたの自己PRを聞き、求めている能力を持っているかどうかを判断します。
②アピールの根拠になる経験を知りたい
ただ、「〜が得意です」と長所をいうだけでは、どの程度のレベルなのかまでは伝わりません。
審査員は、「〜という長所がある」というアピールの根拠となっている経験・エピソードをこの質問を通して把握します。
その経験で得たスキルは具体的にどんな形で今に生かされているのかも審査員は見ています。
③あなた自身の人となりを知りたい
そして、最も重要なのはあなた自身を知ることです。
事務所は、その人のタレントとしての能力だけでなく、一緒に働く仲間として
審査員は自己PRで、あなたという人間を知りたいと思っています。
ですから、あなたがどんな人なのか一番理解できる事柄を自己PRに盛り込みましょう。
まず事務所が求めている能力を分析しましょう。
たとえば、ドラマの主演女優が多く在籍する芸能事務所のオーディションを受ける際に、「モノマネが得意です」や「歌唱力に自信があります」などの自己PRはあまり意味がありません。
POINT
合格に近づく自己PRはその芸能事務所が求めている能力を理解することから。
自分の魅力を最大限伝えるためには自己分析が大切です。
2-3.業界のプロからノウハウを得る!
ここまで自己PRの作り方、ポイントについて見てきました。
「でも、何となくは分かるけれど自信がない」
「自己PRだけじゃなくオーディション全体の対策が知りたい」
そう思う方は多いのではないでしょうか。
これから紹介する養成所には、
・芸能界への強力なつながり
・合格するためのオーディションの細かい指導
・養成所から芸能界デビュー可能
…という特徴があります。
まずは、はじめの一歩として、オーディションを受けてみる事をおすすめします!
ここでは、おすすめのオーディションを、ランキング形式でご紹介します。
1位 テアトルアカデミー
子役出身で、現在はタレントとしても大活躍の鈴木福くんや、ドラマ「監察医朝顔」の桑原つぐみ役で、子役とは思えない演技を披露して話題となった加藤柚凪ちゃんが所属する、言わずと知れた大手芸能事務所。
テレビ局などの業界と強力なパイプがあるため、チャンスが多いのが特徴です。
即戦力を育てるための充実したレッスンなど伝統と実績のある事務所なので、ぜひオススメしたい事務所です。
鈴木福の芸能界デビュー
赤ちゃんモデルとしてテアトルアカデミーのオーディションに合格し所属。
入所後教育番組の出演が決まり、その後キッズ部門でもレッスンを重ねます。
映画「ちょんまげプリン」ドラマ「マルモのおきて」などで一躍人気子役として
活躍します。
今後は海外での活躍も視野に入れて、俳優、タレントとして忙しい日々を送っています。
テアトルアカデミーは・・
・実践的なレッスン
・年間1,500人の出演実績
…といった強みで、鈴木福さんのように、赤ちゃんから大人まで、全面的にバックアップしてくれる大手事務所です。
テアトルアカデミー
所属タレント
鈴木福、小林星蘭、谷花音、加藤柚凪、横山渉 他多数
出演実績
「真田丸」「相棒」「下町ロケット」「監察医 朝顔」
「ちはやふる」「信長協奏曲」「マルモのおきて」他多数
オーディション情報
・随時無料オーディション実施中
・3分で完了!簡単エントリー
・何度でも受験可能
・オンラインオーディションあり
2位 芸能スクール AVILLA STAGE
芸能界を目指す人のための芸能スクール。
プロダクションAVILLAと直結しているため、AVILLA STAGEの新人にも、表舞台に出るチャンスがあるのが特徴です。
充実したカリキュラム、しっかりとしたサポート体制で芸能界デビューをバックアップしています。
所属タレント
重盛さと美、ミラクルひかる、山川恵里佳、平沼ファナ など
所在地
東京都港区東新橋
3位 東京ボイストレーニングスクール
声優やナレーター、ボーカルなど声を仕事にしたい人のための養成スクール。
「業界オーディション合格率No.1」の実績と厚い信頼が強みです。
高い倍率をくぐり抜けた講師陣のレッスンや、定期開催されるライブイベントも人気の理由の一つとなっています。
所在地
池袋、新宿、渋谷、秋葉原
3. あなたの自己PRは大丈夫?自己PRチェックリスト
ここまでで自己PRの作り方やポイントは理解できたかと思います。
「何を伝えたいか」をはっきりさせたところで、今一度チェックしたい重要ポイントをここからは見ていきましょう。
3-1. 自己PRの構成を考える上で重要なポイント
自己PRの構成についてご紹介します。
単純に「〜が得意です」だけではなく、なぜそれが得意なのか具体的に説明する必要があります。
そのための”構成”をまずはしっかりと組み立てていきましょう。
自己PRを上手く伝える構成は・・
①主張 → 根拠 → 具体例の順で伝える
②具体的に話す
③未来への視点を話す
一つずつ詳しく見ていきましょう。
A.主張
まず、結論として「私は〜が得意です」や「私には〜があります」と自分の能力・アピールポイントを端的に伝えます。
B.根拠
次に根拠を伝えます。たとえば「その力を最も発揮したのは、学生時代の〜という活動です。」と、アピールの根拠を伝えましょう。
C.具体例
最後に、根拠で話したことを具体例を用いて詳しく話しましょう。あなたの能力が、その場でどんな風に活かされて、どんな結果に貢献したのかを話して下さい。
②具体的に話す
前述した通り、能力の根拠となる経験は具体的に話す必要があります。
根拠となる経験を話す際には、相手にも分かるように伝えて下さい。
例えば「苦労したが、成功した」だけでは知らない相手には何も伝わりません。
具体的に話すには、
・特に、〜という課題に取り組んだ
・課題を解決するためには、〜が必要だと考えた
・そこで、〜という解決策を実行した
・その結果、〜という成果が出た
という順序で語ると、エピソードがわかりやすく伝わります。
③未来への視点を話す
あなたのアピールする能力は「芸能事務所で役に立つ」必要があります。
事務所で役に立つ能力を持っていると思わせるためには、自分が一体何を出来るのか、未来への視点を話しましょう。
例えば、「僕の将来の目標は○○です。そのため、いま僕は〜をやっていて、必ず目標を成し遂げたいと思っています。」など、自分の現在と未来をつなげて話しましょう。
以上のように、事務所側の求める人材像や方向性、特色などと合致し、「将来的に一緒に仕事をしたい!」と感じてもらえればベストです。
ただし、プロダクションによりその感覚は異なるので、情報をできるだけ収集したうえで何パターンもPRを作ってみることが大切です。
3-2.作った自己PRをチェック!
前項まででほとんど自己PRが完成したことと思います。
最後に、あなたが作った自己PRが審査員に良くない印象を与えていないかチェックリストで確認します。
下のチェックリストとあなたの自己PR文を照らし合わせ、合格に近づくよう完璧なものを作ってみましょう。
・ネガティブな表現を使っていないか?
→「人前が苦手」や「誰かを見返してやりたい」などのマイナスなイメージの言葉は、たとえそれが本心でもやめましょう。
それよりももっとポジティブな印象を審査員に与えられるように書き換えて下さい。
【悪い例】
・「学生時代に自分をいじめた人を見返すために応募しました。」
・「人前が苦手で内気な性格ですが、自分を変えたくて応募しました。」
このように表現すると、ネガティブな印象が強く、自分中心的な考え方に見えてしまいます。
【良い例】
・「自信が持てなかった自分が、努力をして輝くことで多くの人に希望を与えたいです。」
・「ネガティブな経験を、ポジティブに変える『逆境』に強い性格です。」
芸能人になることで自分を変えようとするような表現ではなく「自分自身が努力をする」という部分を強調すると、ポジティブな印象になります。
・抽象的な言葉「○○的」や「○○性」を使っていないか?
→「積極的」や「協調性」などの言葉は、審査員によって認識にズレがあるので、自分のことを100%性格に伝えるには向いていません。
それよりも、より具体的な言葉に書き換えて下さい。
【悪い例】
・「積極的な性格です」
・「協調性があると言われます」
このような表現は、ありきたりな上に抽象的で伝わりにくくなります。
【良い例】
・「自分から積極的に挨拶をしたり、話しかけることが多いです。」
・「語学留学のため、アルバイトで貯金をして1年間留学しました。」
このようにエピソードを交えて、より具体的にアピールしましょう。
・例え話が安易になっていないか?
→一見斬新な言い回しであっても、過去に何度もオーディションを実施してきた審査員は聞き飽きています。
例え話をするときは、自分にしか表現できない言葉で言い換えましょう。
【悪い例】
・「私は納豆のように粘り強い人間です。」
・「学んだことをスポンジのように吸収します。」
【良い例】
・「納豆のように粘り強い性格なので『おかめ』と呼ばれていました。」
・「私は白米のように粘り強く、どんなおかずにも合わせられる協調性がります。」
例えを使う場合はありきたりにならないようにするのがポイントです。
・自己PRに用いる題材は、主体的な物事か?
→「私は学生時代○○部に所属していて・・・」など、所属しているだけでは自分の行動ではありません。
自己PRに用いる題材は、自分が主体的に行動した事柄に限定しましょう。
【悪い例】
・「学生時代は○○部に所属していました。」
・「小学生時代6年間○○をしていました。」
【良い例】
・「学生時代の部活動で、部長を務めました。」
・「学生時代の部活動で、部員を増やすために積極的に活動しました。」
など、自分の役割や実績をアピールしましょう。
・結果より過程をアピールしましょう
→過去の実績をアピールする場合、結果だけを伝えては、審査員の印象に残りません。
【悪い例】
・「○○大会で優勝をしました。」
・「○○検定で〇級を取得しました。」
【良い例】
・「3年間休まず○○を続けた結果、○○大会で優勝することができました。」
・「海外で活躍する夢のため、独学で英検〇級を取得しました。」
その大会で優勝するまでに、あなたが学んだ経験や過程が重要なのであって、結果はあまり重要ではありません。
優勝するためにどのような努力や行動をしたのかを、伝えておきたいですね。
・密度(期間)の薄い経験
→短い期間での体験は、審査員が「本当にこの体験で何かを学んだのか?」と疑問に思ってしまいます。
【悪い例】
・「歌手になりたくて何度かボイストレーニングに通ったことがあります。」
・「2日間の○○体験に参加しました。」
【良い例】
・「歌手を目指してボイストレーニングを〇年続けています。」
・「自宅での発声練習を〇年間、毎日欠かさず続けています。」
あなたの人生を劇的に変える体験ならばそれでもいいですが、なるべく密度(期間)の薄い経験は避けた方がいいです。
・「コミュニケーション能力」「向上心」「積極的」はあって当たり前
→これらの言葉を自己PRで発表する方がいますが、そもそもあって当たり前の能力です。
【悪い例】
・「向上心があると言われます。」
・「コミュニケーション能力が高いです。」
厳しいことを言うようですが、特にタレントは「向上心」がないのに売れるはずがありません。
【良い例】
・「現状に満足しないように、次の目標を毎日手帳に書いています。」
・「臨機応変に対応できるので、どんな人とも仲良くなれます。」
向上心や積極性をアピールできて、驚くようなエピソードがあれば、審査員の心を掴むことができるかもしれません。
・人との違いが評価しづらい言葉は避けましょう
→いろいろ、さまざま、たくさんなどの言葉は、「実際どれくらいか」が分かりません。
【悪い例】
・「いろいろな経験で成長できました。」
・「さまざまな人と出会って…」
【良い例】
・「○○や○○の経験が私の考え方を成長させてくれました。」
・「○○に参加して○○さんに出会って…」
具体的な数字や明確な結果などを書きましょう。
・丁寧すぎる日本語で変な印象を与えていないか?
→正しい日本語を使うのは意外と難しく、普段使っている言葉の中にも、正式な場ではふさわしくない表現もたくさんあります。
【面接で多い間違った日本語】
・二重敬語
・「ちょっと」などの話し言葉
・ら抜き言葉
・「~であります」などの語尾
・過剰に「様」をつける
難しく考えすぎると、余計に日本語がおかしくなってしまう恐れもあるので、シンプルな敬語で対応できるといいですね。
・実際に発表することを想定して考えよう!
→オーディション本番で、審査員に向かって発表することを想定して考えましょう。
アピールしたいことがあまり長くなってはいけません。
多めにみて2分以内におさまるように調整しましょう。
以上の点に注意していただければ、あなたの自己PRはさらに磨きがかかりもっとよくなります。
3-3. よくある質問Q&A
最後に、自己PRでよくある悩みや質問Q&Aをまとめて見ていきましょう。
Q:オーディションで自己PRを失敗したり、忘れてしまったら?
A:ミスや失敗したその後の対応を見られてます。
自己PRでのミスが許されないということはほとんどありません。
ミスは人間なら誰でもしますし、緊張によって上手く出来ないことも審査員は理解しています。
ミスして動揺せずに、対応力を見せるチャンスに切り替えましょう。
Q:どれだけ考えても、自己PRで発表できるほどの趣味や特技がない
A:前述の「2-1.自己PRの具体的な作り方やまとめ方、実例」でもご紹介した通り、それだけが自己PRのもとになるわけではありません。
自分の好きなことや今まで体験したこと、夢に向かって努力していることなど自分の身近な題材からいくらでも考えられるはずです。
「自慢できる趣味や特技はないが、僕はこんな人なんだ!」と審査員にアピールしましょう。
Q:書きたいことが多すぎて、まとまりません!
A:アピールしたいことがたくさんあることはいいことですが、アピールする内容を絞り、簡潔に伝えましょう。
そして、あなたがどんな人間なのかが分かる具体的なエピソードとともに審査員に紹介しましょう。
Q:履歴書に書いた自己PRと、オーディションで発表する自己PRはほとんど同じ内容でもいいの?
A:題材は同じでも構いません。
しかし、オーディションで審査員に発表する自己PRは履歴書のものよりももっと内容を掘り下げて具体的に言う必要があります。
履歴書に書いたことの丸暗記ではなく、あなたの熱い思いをしっかりと審査員にぶつけましょう。
履歴書に書く自己PRに関しては、別記事の「審査員を魅了する履歴書の自己PRを書くための3つの手順」でご紹介しているので、参考にして下さい。
Q:「何でもできます」や「どんなことでも頑張ります」は、自己PRにならないの?
A:「何でもできます」ということは、ひとつのアピールではありますが、そう述べるだけでは審査員の印象に残りにくいです。
なぜなら、全てが行なえるということは、特定のジャンルでの専門性がないと判断されてしまうからです。
多くのオーディション応募者の中で審査員に興味を持ってもらうためには、あなたの抜きん出ている能力をアピールすることが大切です。
POINT
審査員に響く自己PR作りにはしっかりと構成を立てること、言い回しや表現にも注意することが大切です。
「自分の魅力をアピール」するという本質を見失わず、どうすればより伝わるのかを念頭に組み立てていきましょう。
4.まとめ
いかがでしたか?
これであなたの自己PRはかなり合格に近づきました。
あとは本番で緊張せずに発表できるように、何度も練習を重ねて下さい。
また、再び別のオーディションを受けようと思った際には、この記事に戻ってきていただき、はじめから自己PRを作っていただきたいです。
あなた自身の魅力を発揮し、オーディションに合格するようにがんばりましょう!