定年後の生活はどうなる?
定年退職を迎える60代から、その先の70代・80代以降と、定年後の生活について考えることはありませんか?
「定年後の生活」や「老後の生活」と聞くと、心配なことも多く、不安を抱えている人も少なくないでしょう。
例えば…
・定年退職後の生活にかかる費用が心配
・ひとりで過ごす生活への不安
・病気、介護の心配
定年退職後は「年金暮らし」で、どのくらいの生活が可能なのか、また、貯金はどのくらい必要なのか、お金に関する不安は大きいかもしれません。
また、独身の人の場合、定年後の生活を孤独を感じる不安や、高齢の両親の病気や介護に関する悩みを抱える人も多いです。
様々な問題はあるかもしれませんが、60代以降と言えば、定年後にしかできない、有意義な過ごし方ができるのも事実です。
これまで、仕事や家庭に時間を費やす生活だったのが、いよいよ自分の時間を楽しむことができる時期でもあります。
定年後の時間を、楽しく過ごすために、60代からの有意義な過ごし方を紹介していきます。
定年後にやっておくべきこと
定年後を有意義に過ごすために、最も大切なのは心と体の健康です。
定年後の生活では、時間に縛られることが少なくなり、つい生活リズムが崩れてしまう人が多くなってしまいます。
シニア世代が健康を維持するには、生活習慣を整えることが重要です。
健康な身体を維持するためにやるべきこと
【運動】
仕事や、家事、子育てをしている時には、普通に生活をしていても、体を動かす機会はそれなりにありますよね。
しかし、定年後に自宅にいる時間が長くなると、運動不足になりやすく、筋力も低下します。
ウォーキングやストレッチなど、日課として運動する習慣を身に付けましょう。
【食事】
自宅にいる時間が長くなると、小腹がすいたらいつでも食べることができるので、間食が増える傾向にあります。
また、夫婦で外食をする機会が増えたり、飲酒の量が増える人も多いでしょう。
健康の基本は、バランスの良い食事が大切です。
「塩分控えめ・腹八分目」を目標に、炭水化物・タンパク質・ビタミン・ミネラル・カルシウム・鉄分など、必要な栄養をバランスよく摂りましょう。
【睡眠】
定年後は、質の良い睡眠を取るのが難しくなったと感じる人が多いようです。
例えば「日中テレビを見ながらウトウト…」という時間が増え、夜寝付きにくくなったり、夜中に目が覚めるようになる人もいます。
定年後は、朝起きる時間も自由になりますが、できるだけ同じ時間に起きて、同じ時間に寝る習慣を心が出ましょう。
質の良い睡眠を取るためにも、運動は効果があります。
そして、もう一つ定年後の生活を充実させるために、おすすめしたいのが「新しいことを始める」ことです。
これまでは、時間や資金に余裕がなく出来なかったことを、思い切ってはじめてみませんか。
定年後の「セカンドライフ」を楽しめる人は、イキイキとしていて、若さをキープできるとも言われています。
どんなことでもいいので、新しいことに挑戦してみましょう。
定年後は新たな仕事に挑戦!
セカンドライフでは、第二の人生として、新たな仕事に挑戦するのもおすすめです。
定年後の働き方を詳しく解説します。
起業する
定年退職後、挑戦してみたかった仕事で起業する人は多く、そんな生活に憧れている人もたくさんいるのではないでしょうか。
例えば、カフェや雑貨屋など、これまでの仕事とは全く違う分野で、好きなことで起業する人もいれば、現役時代のスキルを活かして、コンサルタント業などを起業する人もいます。
いずれにしても、起業には資金が必要になるので、現役時代から計画を立てて貯蓄しておきたいですね。
再就職する
定年を過ぎても、まだ働く意欲がある人は、シニア向けの人材派遣会社やハローワークを利用して、再就職をするのもいいですね。
シニア層への再就職先は、介護や福祉関係、建設業などが多くなっています。
また、これまで働いていた会社の取引先や関連会社に再就職するパターンも増えています。
仕事ではありませんが、定年後はボランティア活動に打ち込む人もいます。
自然保護活動や動物愛護活動、身近なところでは、地域の子供見守りなど、ボランティアを必要としている人や団体はたくさんあります。
ボランティア活動を通じて、社会貢献することに喜び感じるのも素敵ですね。
定年後に新たな趣味を見つける!
定年後はゆっくりと過ごしたいという人には、趣味を持つことをおすすめします。
定年後の生活を送っている人に、人気の趣味を見てみましょう。
・旅行
・写真
・手芸
・料理
・登山
・パズル
・英会話
・ダンス
・テニス
どんなことでも、好きで「楽しい」と思えるものなら何でも構いません。
定年後には、夫婦で過ごす時間が長くなり、夫婦関係が悪化することに不安を感じる人も、一緒に楽しめる趣味を見つけることで、良い関係を保つことが出来るかもしれません。
また、些細なことでも、新しいことを始めるワクワク感や、目標を持つことで生まれる向上心は、若々しく、イキイキした生活に繋がります。
また、熱中することがあれば、脳が活性化されて、認知症などの病気を予防する効果が期待でき、趣味を通じて人とコミュニケーションを取ることで、うつ病などの病気の予防効果も期待できます。
さらに、定年後の趣味が、セカンドライフのモチベーションになることもあります。
最近は、シニア層の活躍が目覚ましく、60歳を過ぎてから、人生の目標を見つける人もたくさんいます。
人生の新たな目標として、注目されていることを、紹介しておきましょう。
シニアタレント
エイジング化粧品や健康食品の広告、再現ドラマなど、シニアタレントの需要が高まっており、新人タレントとして「シニアタレント」を目指す人が増えています。
初心者から始めるレッスンを受けられる事務所も多く、セカンドライフとしてタレント活動を始めることもできます。
自分が出演する作品を見るが楽しみで、ワクワクしながら暮らせそうですね。
ボディビル
定年後、運動不足解消のため、ジム通いを始めるシニア世代はたくさんいますよね。
その中で、筋トレにハマり、60歳を過ぎてからボディビルダーを目指す人もいます。
最近は、シニア向けのパーソナルトレーニングジムも増えてきているので、80代になっても、現役ボディビルダーとして活躍している人もいます。
目標を持って取り組めて、運動にもなるので、シニア世代におすすめですが、無理せずマイペースに続けるのが理想的です。
定年後の不安とは?
自由な時間が増えると、お金を使う機会も増えるので、老後の資金が心配になるのも当然ですよね。
単身・夫婦・その他の家族など、家庭の環境にもよりますが、定年後の生活には、平均して月に20万円前後の費用がかかると言われています。
定年後を穏やかな気持ちで過ごせるように、どのくらいのお金を使うことができるのか、老後の暮らしを考えることも大切です。
定年後のセカンドライフとして、再就職をする理由は、老後の蓄えに対する不安を抱えているからという人も多いのが現実です。
夫の定年後にも、家計を支えるために妻がパートを続けている家庭も珍しくありません。
老後の資金に関しては、できるだけ早くから計画を立てて、貯蓄しておければベストです。
しかし、日々変わる社会情勢の中で、お金を使うのが不安という場合も、不安な気持ちで塞ぎ込んでしまわないように、楽しめる時間を作りましょう。
費用のかからない趣味もたくさんあります。
定年後は、新しいことを始めて、イキイキと過ごし、若さをキープしていきたいですね。