オーディションで好印象を与える
オーディションで、初めて会うスタッフや審査員に好印象を与えるためには、初めが肝心です。
見た目の第一印象はもちろんですが、初めて会った時の挨拶はとても重要です。
普段の生活でも、近所に住んでいる人の挨拶で、その人の印象を判断することは多いのではないでしょうか。
いつもニコニコして「こんにちは」と挨拶する人は「明るくて礼儀正しい人だな」と思いますし、目を合わさずに下を向いて小さな声で挨拶をする人は「あまり関わりたくないのかな」「愛想のない人だな」と思いますよね。
オーディションでも同じように、挨拶は、その人の印象を大きく左右します。
服装やメイク、自己PR、実技審査など、オーディションの審査に気を取られて挨拶がおろそかにならないように気をつけましょう。
好印象な挨拶とは?
では、好印象な挨拶とはどのような挨拶なのでしょうか。
好印象な挨拶のポイント
・明るい声
・相手の目を見る
・自然な笑顔
・姿勢を正す
・心が込もっている
家の中でも、外出先でも、挨拶をする機会は多いので、形だけの挨拶になってしまっている人も少なくありません。
自分ではしっかりと挨拶をしているつもりでも、相手からは適当な挨拶に見えているかもしれませんよ。
オーディションのような大切な場面でも、好印象な挨拶ができるように、押さえておきたいポイントをチェックしていきましょう。
印象を良くする挨拶①明るい声で挨拶をする
例えば、オーディション会場で使う挨拶と言えば…
「おはようございます」
「こんにちは」
「宜しくお願いします」
「ありがとうございました」
「お疲れ様です」
など、短い挨拶も多くなります。
短い言葉で、印象を良くするには、明るくハキハキした声がポイントになります。
オーディションでは、初めての会場、初めて会うスタッフ、審査に対する緊張感などもあり、不安な気持ちも大きいため、どうしても声が小さくなってしまいます。
最初から大きな声を出すように意識しましょう。
また、挨拶言葉をダラダラと言ってしまい、だらしない印象になるのももったいないので、ハキハキと話すように心がけましょう。
印象を良くする挨拶②目や表情も意識する
丁寧な挨拶では、お辞儀をすることもあります。
例えば、オーディション審査で、会場に入る時に「失礼します」「宜しくお願いします」と言う時、会場を出る時に「ありがとうございました」「失礼します」といった挨拶をする時には、お辞儀もするべきでしょう。
その他にも、お辞儀をせずに挨拶をする機会もあります。
そういう時には、相手の目を見て、笑顔で挨拶するように心がけましょう。
しかし、意識し過ぎると、笑顔が不自然になってしまい、印象が悪くなってしまうこともあります。
自然でさわやかな笑顔で挨拶ができるように、鏡を見て練習しておくことをおすすめします。
魅力的な挨拶のコツ
・口角が上がっている
・目が優しく笑っている
・正しい姿勢
口角が上がっている
緊張すると、表情筋が動きにくくなるため、上手く笑えなくなる人も多いのではないでしょうか。
笑顔で挨拶をしているつもりでも、緊張で顔が引きつってしまうのはよくあることです。
普段から、表情筋のトレーニングをしておくと、いざという時にやわらかい表情で笑顔を見せることができます。
目が優しく笑っている
不自然な笑顔に多いのが「目が笑っていない笑顔」です。
相手の目を見てハキハキと挨拶をすることも大切ですが、目が笑っていないと、無理をして笑っているように見えてしまいます。
また、目が笑っていないと、感情がこもっていないように見えるため「ありがとうございます」「お疲れ様です」などの挨拶では、特に相手から不信感を抱かれてしまいます。
目が三日月形になるイメージで、優しいやわらかい笑顔になる目を意識しましょう。
正しい姿勢
魅力的な笑顔に大切なポイントは、表情だけではありません。
背中が丸まっていたり、うつむいて姿勢が悪ければ、相手にネガティブな印象を与えてしまいます。
さらに、片足重心で立つ、腕を組む、腰に手を当てるなど、立ち姿で態度が悪く見えることもあるので注意が必要です。
挨拶をする時には、姿勢を正し、しっかり前を見ることもポイントです。
印象を良くする挨拶③日頃から元気な挨拶を心がける
印象の良い挨拶をするために、短い言葉にも心を込める必要があります。
挨拶は、生活習慣と同じで、毎日繰り返すことで身につきます。
例えば、家族が疲れて帰ってきた時に「お疲れ様。大変だったね。」と声をかける時には、心がこもっていますよね。
また、仲の良い友達からプレゼントをもらった時には、心の底から「ありがとう」と伝えるでしょう。
いざという時に、心のこもった挨拶をするには、日頃から挨拶をする習慣を身に付けておきましょう。
挨拶をする時の注意点は?
挨拶にもマナーがあり、マナー違反をすると印象が悪くなってしまう恐れもあります。
さらに、マナーを守った礼儀正しい挨拶が出来れば、好印象になるだけでなく、ライバルと差をつけるチャンスにもなるかもしれません。
最後に、挨拶をする時の注意点を紹介していきます。
体の向きは相手に向ける
姿勢や目線は意識していても、意外と忘れてしまうのが、体の向きです。
挨拶する相手の方を向いて挨拶をするのが基本です。
特に、座ったまま挨拶をしなければいけない時など、体の向きを変えずに顔だけ相手の方を向いて、挨拶をしてしまう人は多いです。
座っている時の場合、立ち上がって挨拶をするべきですが、座ったまま挨拶をしなければいけない時でも、相手の方に体の向きを変えてからするようにしましょう。
身だしなみを整える
笑顔でハキハキと挨拶をすることで、好印象になることは間違いありませんが、身だしなみも重要です。
第一印象は、見た目の印象で決まる部分も大きいです。
せっかく、爽やかに挨拶をしても…
・髪がボサボサ
・服がシワシワ
・靴が汚れている
など、身だしなみが整っていなければ、だらしない印象でガッカリしてしまいますよね。
清潔感のあるヘアメイク、服装を心がけましょう。
タイミングを見て視線を外す
挨拶は、相手の目を見て笑顔でするのが基本ですが、挨拶を交わした後に、会話が続く場合は、ずっと目を見たままでは、相手は話しづらくなってしまいます。
会話が続く時には、時々目線を相手の口元や、顔の周辺にそらすようにしましょう。
言葉遣いにも注意
挨拶は「こんにちは」「ありがとうございます」など、よく使う言葉ばかりですよね。
しかし、その中でも挨拶の使い方のルールはあります。
例えば、ビジネスマナーでは、目上の人に対して「ご苦労様」と言うのは、失礼に当たります。
目上の人に対しては、必ず「お疲れ様」と言うのがマナーです。
このように、挨拶のマナーもしっかり身に付けておくことで、相手に対して失礼に当たるような失敗を防げます。
挨拶は自分から
面識のない相手に出会った時、自分から挨拶をするのに抵抗がある人も多いのではないでしょうか。
しかし、自分から積極的に挨拶する人は、相手からの印象が良くなります。
特に、オーディション会場では、審査員以外に、スタッフとして芸能事務所の関係者や、メディア関係者などもいます。
誰に対しても態度を変えずに、誠実に挨拶をする姿は、必ず誰かが見ています。
自分から積極的に挨拶をするようにしておきたいですね。
ほんの一瞬の挨拶が、その人の印象を大きく変えることもあります。
好印象を与える挨拶マナーをマスターして、オーディション合格を勝ち取りましょう。