役者がエキストラとして影絵で表現している様子

エキストラになる方法とは?給与や勤務時間、必要な資格も紹介

素人でもテレビに出られたり、芸能人を間近で見られたり、撮影現場に立ち会えたり・・・そんな魅力的な仕事が、エキストラです。

仕事をするにあたりプロダクションなどに所属する必要がないので、本業を持ちながらも休日だけエキストラの仕事を・・・と掛け持ちしている方も多数。

ではエキストラになるにはどのような方法があるのでしょうか? 仕事内容や待遇面、必要な資格など、エキストラの仕事について幅広く紹介します。

エキストラの仕事内容とは?

素人でも芸能界に関われるエキストラの仕事。
エキストラの役割は、出演者として番組を引き立てることです。

たとえば街中の群衆、カフェのお客、通行人など・・・ 一人ひとりにフォーカスが当たるわけではないですが、自然なシチュエーションのためにはエキストラが欠かせません。あまり目立つ仕事ではありませんが、作品全体の雰囲気に関わるため、一人ひとりが与えられた配役をきちんとこなす必要があります。

監督から与えられた役や、ドラマ(映画)のシーンなどを様々なことを踏まえつつ、エキストラとして最適な演技をしましょう。
たとえば、災害のシーンなのに笑顔でいたら不自然です。また結婚式のシーンなのに不機嫌そうな顔をしていても浮いてしまいます。

基本的には、現場にはエキストラに指示を出してくれる人がいます。「こういうふうに行動して」「こんな雰囲気を作って」などおおまかな指示は出しますが、「それを踏まえてどう演技をするか」はその人次第。自分の中の役者魂をフル活用し、与えられた役に全力で臨みましょう。

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エキストラになるにはどのようは方法がある?

エキストラになるためには、いくつかの方法があります。
具体的には、「人材派遣会社に登録」「エキストラ専門の事務所に登録」「エキストラ募集サイトに登録」「求人サイトで検索して応募」「制作企業に直接応募」・・・の5つがほとんどです。
ではそれぞれについて見ていきましょう。

人材派遣会社に登録

人材派遣会社の中には、エキストラ専門の登録を募集しているところもあります。お近くの人材派遣会社の情報をぜひ調べてみてください。
近郊で目ぼしいところがなければ、都内まで足を伸ばしてみましょう。都内は撮影が多いので、都内の人材派遣会社も視野に入れてみてくださいね。

エキストラ専門の事務所に登録

芸能事務所の中には、エキストラを専門に扱っているところもあります。

エキストラ専門の事務所に登録すれば、最新の求人情報をいち早く知ることができるでしょう。将来的に俳優を志している方も、エキストラ専門の事務所から人脈を広げていくのも良いですね。

エキストラ募集サイトに登録

エキストラは、芸能人を間近に見られるので男女問わずに人気の仕事です。
SNSの普及に伴い、エキストラ募集サイトもいくつか出てきました。
まずは登録して、気になる仕事があったら応募してみましょう。

求人サイトで検索して応募

一般的な仕事情報を扱っている求人サイトでも、検索ワード入力欄に『エキストラ』と入力すれば募集情報がヒットすることもあります。

フリーワードはもちろん、職種検索なども活用してみてくださいね。

制作企業に直接応募

また、テレビ局や映画の制作会社が直接エキストラの募集をしていることもあります。

主に会社のホームページを通じて募集していますが、無給の仕事であることがほとんどなので、給与面はあまり期待しないほうが良いでしょう。

必要に応じて募集しているため、募集は不定期になりがちです。常にホームページをチェックして、気になる仕事があったら応募してみましょう。

エキストラの給与はいくら?

気になるエキストラの給与ですが、あまり期待はできないのが現実。
一般的には、1回の撮影で1,000~5,000円くらいの報酬がほとんどです。
しかし、トータルで考えるとプラスマイナスゼロ・・・ということも決して少なくありません。なぜなら、交通費の支給はなし、昼食も各自用意など、経費が意外とかかるからです。

また、現場によっては無給ということもあります。話題沸騰中のドラマや人気映画の続編など、人気の現場はボランティアタイプであることがほとんど。もちろん交通費なども出ないので、「収支がマイナスになってもいいから撮影に携わりたい」と熱意のみで参加しているエキストラが多いのが現状です。

このようにエキストラは、給与よりもやりがいをメインにした仕事といえます。「テレビにちょっと映れるかも」と好奇心がある方や、「俳優になりたいからまずはエキストラとして表現力を身につけたい」と将来を見据えている方など、給与以外にやりがいを見出している方が多いのが特徴でしょう。また、撮影の舞台裏を見られるため、将来的に制作スタッフを目指している方も少なくありません。

エキストラの勤務時間は?

俳優たちが、番組でドラマの撮影裏話をしていることはよくありますよね。
時には「深夜まで撮影が長引いて・・・」など話していることもあり、エキストラとして応募しようと考えている方は不安を覚えることもあるでしょう。

エキストラの勤務時間は、およそ半日程度だと思っておいてください。
「半日も撮影するの?」と驚くかもしれませんが、実際は拘束時間が長いだけで、ほとんどが待ち時間。

撮影はある程度スケジュールを立ててから行われるものですが、そのスケジュール通りに進行することはなかなかありません。
たとえば青空の下での告白シーンなら、曇り空では撮影ができません。天候が変わるのを待ったり、撮影内容を急遽変更したりと、なかなかスムーズにはいかないものなのです。

実際の出番はほんの数秒程度なのに、半日程度待つことは決して少なくありません。しかもエキストラの人数が多いと画面に入りきらないこともあるため、放送日にチェックしたら「あれほど待機したのにまったく映っていなかった」ということも多いのでご注意くださいね。

待ち時間には、撮影現場の舞台裏を楽しむなど自分なりにリフレッシュ法を見つけて過ごすと良いでしょう。

エキストラになるために必要な条件は?

エキストラの仕事に応募するときに、「自分は学歴が低いから採用されないかな・・・」なんて心配する方は少なくありません。

でもご安心ください。誰でもエキストラとして仕事をすることはできます。

エキストラの仕事には、学歴はもちろん、「〇〇資格保持必須」のような限定された条件がありません。基本的に誰でも応募できますが、現場によって「女性のみ必要」「身長〇〇cm以下の方のみ必要」などエキストラに採用条件を設けていることもあるのでご注意ください。また人気の現場だとなかなか採用されないこともあるので、1度や2度不採用になったからといって諦めないでくださいね。

まとめ

エキストラの仕事は、素人でも気軽に参加しやすいのが特徴です。
しかし報酬は低く、場合によってはマイナスになることも少なくありません。

けれども、芸能人を間近で見られたり、テレビに映れたり、撮影の舞台裏を知ることができるなどやりがいは抜群。お金では計れない価値が、エキストラの仕事には詰まっているのです。

俳優になるための自主練習として、あるいは制作スタッフになるための現場経験として、または思い出作りとして・・・ エキストラの仕事を通じて、あなたの人生をさらに豊かなものにしていってください!

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