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ドラマ役者のオーディションって何するの?

2019.01.14 / 俳優

ドラマのオーディションでやること1:自己PR

ドラマ出演のためのオーディションでは、自己PRがあります。自分の名前、年齢、経歴、特技、なぜ役者になりたいのか、なぜドラマに出たいのかなどをPRします。「有名になりたい」「人気の役者と共演したい」というような誰でも言える内容ではなく、自分の考えを自分の言葉でアピールすることが重要です。もっとも、個性が大事だからといって、奇をてらうような話し方をしてはいけません。一発ギャグなどを披露して目立とうとするのはかえって逆効果です。いつもの自分を正直に出すようにしましょう。自己PRでは、自分がどんな人物なのかをきちんと相手に伝えられるかがポイントです。

また、オーディションでは演技力の他に人間性も見られています。ドラマ撮影の現場で周囲の役者やスタッフときちんとコミュニケーションができるか、協力し合ってスムーズに撮影を進めることができるかといった内面も審査されているのです。ですから、自己PRではウケを狙ったり大げさなことをしたりせず、丁寧にハキハキとPRするようにしましょう。

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ドラマのオーディションでやること2:セリフありの演技

自己PRの後は、いよいよ演技のテストです。ここではまず、セリフのある演技テストについて説明します。このテストは、その場でセリフを渡され、書いてある通りに演技をするというものです。渡されたセリフから、登場人物がどういう人物で、どのような感情をしているのかを考え、自分なりに表現することが求められます。自分一人で演技するというケースはあまりなく、複数人で演技をするケースが多いです。オーディションによって、製作者側で相手役を用意している場合と、オーディション受験者同士で演技を行う場合とがあります。

セリフありの演技テストでは、事前にセリフを渡されるケースもあります。この場合は、きちんと完璧にセリフを覚えておきましょう。なぜなら、セリフが頭に入っておらずうろ覚えだと、本番で緊張しまい忘れてしまう可能性があるからです。また、万が一本番でセリフを忘れてしまったとしてもすぐに再開できるように、「忘れたらここから再開する」というポイントを数カ所決めて覚えておくとよいでしょう。もし本番でセリフを間違えてしまった場合は、最初から言い直したり止まったりせず、そのまま次へ進むのが得策です。

ドラマのオーディションでやること3:エチュード

オーディションの演技テストには、エチュードもあります。エチュードとは、軽く設定を決めたうえで自由に演技をするというもので、即興劇とも呼ばれます。たとえば、「主人公が学校の帰り、好きな相手に自分の想いを告白する」といった設定が与えられれば、それを演じるのです。セリフありの演技と異なり、動き方やセリフなどを自分で考えたうえで演技しなければならないという難しさがあります。しかし、動作やセリフが決まっていない分、役者の個性を出しやすいです。自分の個性をアピールするチャンスなので、自身をもってのびのびと演技しましょう。

もっとも、個性を出しやすいからといって、面白いことをしようとしたり与えられた設定から大きく外れた演技をしたりするとマイナス評価につながります。ドラマのオーディションでは、いかにドラマのシチュエーションに合わせたリアリティのある演技ができるかがポイントです。設定に合わせ、自然で面白く演技できると良いでしょう。

オーディションに受かるためのポイント

オーディションに受かるためには、注意すべきポイントをしっかりと押さえたうえで本番に臨みましょう。オーディションは、大勢の演技経験者が受験するものです。そのため、どうしても自分一人が目立とうとして虚勢を張ったり、わざと普通と違うことをしたりしてしまいがちです。しかし、そのようなことをしてごまかしても、多くの役者を見ている製作者側にはかえって演技力のなさや練習量の少なさが露呈してしまいます。あくまでも「素の自分」を見てもらう意識で臨みましょう。

また、役のオーディションの場合は、役柄に近いイメージの衣装やヘアメイクで臨むのもポイントです。役柄に自分を近づけてオーディションに臨めば、製作者側がキャスティングのイメージをしやすくなります。役柄に近い格好をしていくことで、「自分は本当にこの役をやりたい」という熱意も伝わりやすくなります。

付け焼き刃は不可!普段の訓練が大切

オーディションに受かるためには、普段から必要な訓練を怠らないことが重要です。セリフやエチュードは、毎日のルーティンとして練習を欠かさないようにしましょう。なぜなら、基礎的な演技力が未熟だと、オーディション本番で無意識のうちに役とは違う自分が出てしまうおそれがあるからです。逆に、日々の基礎練習さえきちんとしていればオーディションを受ける際の自信につながります。演技の基礎としては、表情、身体の動き、声のトーンにより喜怒哀楽が相手にはっきり伝わるよう練習することが大切です。

また、本番中は演技を切らさない集中力や演技力を身につける必要があります。ドラマの撮影は長時間に渡るため、集中力が持続できるかどうかも役者として大切な要素となってくるのです。審査をする製作者側は、多くの現場経験を積み、役者を何人も見てきています。付け焼刃の準備はすぐに見抜かれてしまうことを肝に銘じておきましょう。

事務所や劇団に所属するのが近道

役者としてドラマに出たいと考えているなら、事務者や劇団に入るのが近道です。通常、ドラマの出演情報やオーディション情報は一般に公開されていません。事務所や劇団に入っていないとそういった情報は入手できないのです。したがって、ドラマ出演実績のある事務所や劇団に所属し、チャンスを逃さないようにしましょう。もし、ドラマのオーディションを受けてもなかなか合格しなくても、事務所や劇団で舞台などの演技経験を積めば、製作者サイドから出演オファーがくる可能性もあります。また、出演オファーとはいかないまでも、オーディションをシード権付きで受けられる依頼がくることもあります。ですから、個人で演技の練習をし続けるよりは事務所や劇団に所属するほうが、ドラマ出演のチャンスが増えるでしょう。

さらに、自分が理想とする役者と同じ事務所や劇団への所属を目指すのもメリットがあります。理想の人が近くにいる現場で、演技のスキルを盗むことができるのです。自分の憧れの役者と一緒に活動することで、演技の訓練に対するモチベーションアップも期待できます。

オーディションを突破するなら日々の稽古が大事

ドラマのオーディションに合格するためには、毎日訓練を積み重ね、役者としてのスキルを上げることが大切です。個人ではどのように演技の練習をすれば良いか分からなくても、事務所や劇団なら、実績に基づくメソッドが用意されています。また、同じようにドラマ出演を目指す役者仲間たちと切磋琢磨することも可能です。さらに、事務所や劇団が主宰する舞台公演に出演できれば、人前で演技をする経験も身につけることができます。ですから、ドラマのオーディションの突破を目指すなら、事務所や劇団に所属してスキルアップを目指すのがよいでしょう。

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