子供のギャン泣き
「何をしても泣き止まない」「こんなに泣いて大丈夫!?」と、赤ちゃんや子供のギャン泣きに困っているパパやママも多いのではないでしょうか。
まだ小さい子供が泣くのは当然だと分かっていても、イライラしてしまうこともあるでしょう。
外出中の子供のギャン泣きや、夜泣きなどは、特に困ってしまいますよね。
子供のギャン泣き、その理由や対策法について詳しく解説していきます。
子供がギャン泣きする理由は?
子供がギャン泣きする理由はたくさんありますし、年齢によっても理由は違います。
はじめに、子供がギャン泣きする理由から見ていきましょう。
赤ちゃんがギャン泣きする理由
・お腹が空いている
・眠い
・環境の変化
・オムツが汚れている
・体調が悪い
・不安、寂しい
0~1歳位の赤ちゃんがギャン泣きする理由の多くは、生理的な欲求を満たしたいことがほとんどです。
それぞれの理由を詳しく見てみましょう。
◎お腹が空いている
まだ言葉が話せない赤ちゃんは、お腹が空いた不快感を泣いて知らせます。
特に、まだ月齢が低い時期の赤ちゃんは、お腹が空いているという感覚ではなく、不快感を訴えています。
◎眠い
お腹が空いた時と同じように、赤ちゃんは、眠たい時の不快感も訴えて泣きます。
例えば、授乳、抱っこ、添い寝など、赤ちゃんによって、安心して眠れる方法があるので、それを要求して泣いていることもあります。
◎環境の変化
部屋の温度や、着ている服の素材、部屋の明るさなど、今いる環境に何かしら不快感を感じて泣いていることもあります。
例えば、知らない場所や知らない人がいるなどの環境の変化で泣く赤ちゃんもいます。
◎オムツが汚れている
オムツの汚れによる不快感も、赤ちゃんが泣く理由に多いです。
「赤ちゃんが泣きやまない」という時には、オムツが汚れていないか確認しましょう。
◎体調が悪い
赤ちゃんが泣きやまない時には、熱が出ている、体のどこかが痛いなど、体に不調が起こっていることも考えられます。
◎不安、寂しい
赤ちゃんも、1人で不安な気持ちや寂しい気持ちになって泣くことがあります。
例えば「眠くて不安な時には抱っこして欲しい」「パパやママが近くにいなくなってしまうと寂しい」と泣いてしまうこともあります。
また、赤ちゃんの時には、特別な理由がなくても泣いている時もあるので、原因が分からなくても焦る必要はありません。
次に、1~2歳位の子供がギャン泣きする理由も見ていきましょう。
子供がギャン泣きする理由
・自己主張
・上手くいかないストレス
・やきもち
この年齢の子供でも、赤ちゃんと同じように、空腹や眠気などの生理的な欲求で泣くことも、まだまだ多い時期です。
また、それに加えて自我が芽生えるこの時期は、自分の気持ちを伝えるためにもギャン泣きすることが増える時期でもあります。
特に「イヤイヤ期」と呼ばれる2歳時は、強い自己主張をする時期でもあります。
1~2歳の子供がギャン泣きする理由も詳しく見てみましょう。
◎自己主張
自分で体を上手に動かせるようになり「あっちに行きたい」「もっと遊びたい」など、自己主張ができるようになります。
食べたいものや遊びたいおもちゃなど、自分の意思を伝えたくてギャン泣きします。
◎上手くいかないストレス
好奇心旺盛なこの時期の子供は、色々なことに挑戦したくなります。
「やってみたいけど、上手くできない」というストレスで、気持ちの整理が付かずにギャン泣きすることもあります。
◎やきもち
この時期は心も大きく成長するので、例えばパパやママが、他の赤ちゃんを抱っこしていることにやきもちを焼いたり、弟や妹が生まれて「赤ちゃん返り」をすることもあります。
子供のギャン泣きの対策法
子供がギャン泣きするのは仕方がないと分かっていても、イライラして疲れ果ててしまうこともありますよね。
子供のギャン泣きは、どのような対策をするのがいいのでしょうか。
子供のギャン泣きに困ったら試してみたい対策方法を紹介していきます。
【赤ちゃんのギャン泣き対策】
①赤ちゃんの身の回りを確認
赤ちゃんの場合、まだ自分で身体を動かしたり、言葉を話すことができません。
そのため、ギャン泣きしている赤ちゃんを、何も対策せずに放っておくと、万が一異変があった時に気づくことができません。
まずは…
・お腹が空いていないか
・オムツが汚れていないか
・体に異変がないか
など、赤ちゃんの身の周りを確認しましょう。
➁環境を変えてみる
赤ちゃんの様子に異常がなければ、環境を変えてみると泣き止むこともあります。
例えば、抱っこやベビーカーで外に出て散歩してみたり、車でドライブしてみるなど、赤ちゃんの気持ちを切り替えられるように、環境を変えると泣きやむことも多いです。
③様子を見る
環境を変えても赤ちゃんが泣きやまなかったり、環境を変えるのが難しい時には、泣いている赤ちゃんを安全な場所で寝かせてしばらく様子を見てみましょう。
泣いているのに対応しないことに罪悪感を感じるかもしれませんが、赤ちゃんのギャン泣きでパパやママの心や体が限界を超えてしまっては大変です。
赤ちゃんが泣いていることに焦らず大らかな気持ちで、少し様子を見てみましょう。
【子供のギャン泣き対策】
①子供に決めさせる
自我が強い時期の子供は、自分の意見や意思を伝えて主張したい気持ちが強いです。
大人の提案に対して「イヤイヤ」と言うことも多いでしょう。
本当に嫌だと思っていなくても、自己主張として「イヤ」ということも多いので、対応に困ることも増えます。
例えば、着る服を選ぶ時にも、パパやママが勝手に選ぶと「イヤイヤ」と拒否しやすくなりますが「これかこれ、どっちがいい?」と、選択権を子供に委ねると、子供も納得して選ぶことができます。
いくつかの選択肢を作って、子供に決めさせる方法は効果的です。
②子供に共感する
子供は、気持ちが伝わらない、分かってもらえないと思った時にも泣いてアピールします。
例えば、公園から帰りたくないと泣いた時には、怒るよりも「もっと遊びたいね。ママもだよ。」「遊ぶの楽しいね。お家でも違う遊びしよう。」など、子供の気持に共感することで「分かってもらえた」という達成感を感じる事が出来ます。
③最後にサポートする
自分でやりたいのに上手くできないストレスでギャン泣きしている時には、最初から手伝わずに、励ましながら見守りましょう。
最後に、どうしてもうまくできない所だけサポートするなど、子供のやる気や達成感を邪魔しないように手伝ってあげるといいですね。
NGなギャン泣き対策
子供がギャン泣きしていると、何とか泣き止ませようと、焦る気持ちが出てしまいますよね。
しかし、焦って対応すると、子供の気持を無視した方法で無理やり止めてしまうこともあります。
◎すぐに怒る
子供が泣いている理由も考えずに「いつまで泣いているの!」「いい加減にしなさい!」と怒ってしまうと、子供にとっては、気持ちが伝わらずに悲しい気持ちを抱えてしまいます。
さらに、ギャン泣きする度に必要以上に怒っていると、子供も「言っても伝わらない…」と諦めてしまい、自分の意見が言えない子供になってしまう恐れもあります。
物を与えて泣き止ませる
ギャン泣きしている子供に対して、早く泣き止ませようと焦って「お菓子を上げる」「おもちゃを買ってあげる」など、物を与えて泣き止ませようとすると、子供は「泣いたらお菓子がもらえる」と思ってしまいます。
子供のギャン泣きは焦って泣き止ませる必要はありません。
早く泣き止ませるよりも、その都度共感して納得させることを意識しておきたいですね。
親子で気分転換もおすすめ
子供のギャン泣きには、親子で気分転換することもおすすめです。
泣いている子供がパパやママに共感して欲しいのと同じように、親も共感し合える人と出会うことで気持ちが楽になることがあります。
例えば…
・ママ友を作る
・子育てサークルに入る
・子供の習い事をする
など、子供同士の関わりで、子供にも良い刺激になり、同じ位の子供がいる親にとっても悩みを共感し合うことができます。
赤ちゃんのギャン泣きを減らして、成長を促すためにも、最近は親子で様々なイベントに参加できる子育てサークルに参加したり、教育テレビや赤ちゃんモデルとして活躍できる芸能事務所に所属して、子供と楽しみながら気分転換をする親子も増えています。