「我が子をキッズモデルにしたい!」
そう思っている親御さんは多いと思います。
しかし、どうやったらキッズモデルになれるのでしょうか?
キッズモデルになるためには、オーディションを受ける必要があります。
ここでは、キッズモデルのオーディションに関する全てのことをご説明していきます。
1. キッズモデルとは
1-1.そもそも、キッズモデルって何?
キッズモデルと呼ばれる年齢は、3歳〜12歳くらいまで、だいたい中学校入学前までです。
キッズモデルとは、子役とほぼ同じ意味です。
やや違うのは、キッズモデルは雑誌やTVなど様々な仕事をするタレントに対し、子役は主にドラマや映画で演技をするタレントを指します。
ここでは、仕事内容に関して幅広い意味でキッズモデルと称することにしています。
次項ではキッズモデルになる方法、主にオーディションに関することをご説明していきます。
1-2.キッズモデルになる方法
キッズモデルになるためには、事務所に所属する必要があります。
では、事務所に所属するとどのような仕事を紹介してもらえるのでしょうか。
上記のようなテレビCMやドラマ以外にも、カタログや雑誌、おもちゃのパッケージ、折込チラシまで様々な種類の仕事があります。
仕事が出来る可能性が広がるのも、事務所に所属しているメリットであると言えます。
是非このメリットを生かし、仕事につなげましょう。
POINT
キッズモデルの仕事をするなら、事務所に所属しよう!
次項では、オーディションの流れをご説明します。
2.オーディションの流れ
キッズモデルのオーディションは、一次と二次の二段階に分かれています。
・一次審査・・・書類審査
・二次審査・・・実技審査
歌などを歌う場合、上手い下手よりも、
「この子は伸びるか」
「いい個性を持っているか」
に焦点が当てられます。
今できないことはできなくてもOK。
それよりも将来性があるかどうかです!
2-1.一次書類審査
オーディションのスタートは一次審査。
その一次で使われるのが履歴書ですが、プロダクションが決めた様式(書類)に書いたり写真を貼ったりするのが一般的です。
一次を通過するだけじゃなく二次の面接で、
「この子に会うのが楽しみだな~」
と面接官から感じてもらえるような履歴書を書きましょう。
履歴書で大切なのは、
・自己PR
・写真(全身・バストアップ)
の2点です。
自己PRに関しては別記事の
「審査員を魅了する履歴書の自己PRを書くための3つの手順」を、
写真に関しては別記事の
「絶対合格したい人のためのオーディション写真撮影12のコツ」にそれぞれ詳細が載っていますので、参考にして下さい。
2-2.二次面接審査
一次の書類審査に合格したら、二次は面接審査です。
「なぜキッズモデルの仕事をやりたいのか」
「将来は、何になりたいのか」
こういったことを聞かれます。
履歴書にそった質問を主にされますが、
それ以外の質問をされたりするので親御さんともに面接の練習をしておきましょう。
タレントの二次審査であれば、演技やウォーキングなどをやることもありますが、
キッズモデルの二次面接では、それよりもまず礼儀や面接に対する姿勢を見られます。
礼儀などは親とのコミュニケーションが顕著に出ますので、常日頃から親子の対話に気をつけましょう。
次項では、礼儀や姿勢以外にオーディションで気をつけるべきことをご紹介します。
2-3.オーディションで気をつけるべき4つのこと
オーディションで合格する子と不合格になる子にはどんな違いがあるのでしょう?
ここでは、合格するコツ4つを具体的にご紹介していきます。
①遅刻は厳禁
②常に審査されている意識を持つ
③いつもの自分を心がける
④自分の将来像を思い描く
順にご説明します。
①遅刻は厳禁
時間を守ることは社会のルールでありマナー。
キッズモデルになれば、テレビで見てる芸能人と仕事する機会もあり立派な社会人。
時間は絶対に守りましょう。
②常に審査されている意識を持つ
審査員やカメラの前だけで審査(評価)されていると思ったら大間違いです。
オーディション前後のあいさつなどの行動が、審査員たちに好印象を与えることもあります。
常に見られていると思って、真剣な心がけを見せてください。
③いつもの自分を心がける
等身大の自分が一番のポテンシャルを秘めているもの。
そもそも、オーディションは秘めている可能性(潜在能力=ポテンシャル)をチェックされる場でもありますから、ムダに背伸びしたり自分を過小評価しすぎるのはあまりよくありません。
④自分の将来像を思い描く
とにかく「自分はこんな人になりたい!」という将来の自分を強く思い描いて、
それを審査員に伝えましょう。
これほどまで強烈な自己PRはありません。
なぜなら、こういった思いには強い意志があり、芸能人として成長する力になることは審査員もよく知っています。
3.オーディションを受ける前に考えておくべき3つのこと
ここでは、オーディションを受ける前に、
親御さんが考えておくべきことを3つご紹介します。
①費用
②子どもの意思
③親子の目的共有
順にご説明します。
①費用
まずは親御さんにとってとても気になるのが金銭面についてです。
最も少ない投資額で所属できる事務所では、年間1万円程度、逆に高い所では所属するためだけで20万円以上かかるところもあります。
またレッスンに通うのであれば月謝も発生しますし、そこに通うまでの交通費もかかります。
それとは別にオーディションまでの交通費、親子の外食費もかかります。
このように、かかるお金は決して事務所所属費用だけではありません。
一年間でどれくらいの費用がかかるのか、あらかじめ大まかに把握しておけると良いでしょう。
②子どもの意思
次に本人の意思についてです。
お子さんは大きくなるにつれて、自分の考えを持つようになります。
幼稚園や学校をお休みしなければならないことも出てきます。
学校が楽しいから、モデルの仕事をしたくないと言うかもしれません。
そうなった場合は、ぜひお子さんの意思を尊重させてあげて下さい。
③親子の目的共有
最後に、お子さんと親御さんの覚悟についてです。
お子さんが将来的にもモデル活動を続けたいと考えているのであれば、親御さんもサポートをすると共に、金銭面を含め色々なことを真剣に考えなければなりません。
本人が望んでいるのであれば、親として応援をしてあげたい気持ちは勿論のことと思います。
しかし、そのためには様々な覚悟が必要なことなどを、本人に理解してもらう必要があります。
学業が疎かになることによって学校の授業についていけなくなるかもしれないのです。
そうならないように、親御さんがサポートをしていかなければなりません。
それでも頑張りたいというのであれば、お子さんの夢に向かって出来るだけの協力をしてあげてください。
4.キッズモデル事務所
4-1.事務所選びの4つのポイント
ここでは、キッズモデル事務所にはどんなところがあるのか、またどういった基準で事務所を選べばいいのか、詳しくご紹介していきます。
まず、実際にどの事務所のオーディションを受けるべきか、選ぶ基準は3つあります。
①有名なキッズモデルが所属しているか
②厚生労働省の認可を受けているか(日本モデルエージェンシー)
③事務所の特色は自分に合っているか
順にご説明します。
①有名なキッズモデルが所属しているか
実績のある大きな事務所なら、テレビや雑誌で活躍しているモデルが多く在籍しています。
小さい仕事であっても数が多い事務所なら仕事が回ってくる確率が上がります。
事務所に在籍するキッズたちの実績をHPなどでしっかり確認しておきましょう。
②厚生労働省の認可を受けているか(日本モデルエージェンシー)
一定の条件を満たした事務所は、日本モデルエージェンシーの加盟店になれます。
加盟しているということは、ある程度名がある事務所だと思っていいでしょう。
また、厚生労働省の認可が受けているかどうかも、確認すべき事項です。
一定レベルの仕事が受けられるという一つの基準になりますので、チェックしておきましょう。
③事務所の特色は自分に合っているか
モデル事務所によって、テレビやCMが多い、雑誌やチラシのモデルが多い、といったように特色があります。
お子さんがどういった仕事をしたいのか、どんなキッズモデルを目指しているかをはっきりさせ、それぞれに合った事務所を選びましょう。
4-2.条件を満たしているキッズモデル事務所
①テアトルアカデミー
女優や声優、タレントを多く排出している、言わずと知れた大手芸能事務所です。
鈴木福くんや小林星蘭ちゃんなど、大人気のキッズモデルを育成している伝統と実績があります。
②セントラル子供タレント
CM、ドラマの業績が多い事務所です。
現在は引退してしまいましたが、『ポニョ』で有名になった大橋のぞみちゃんもこちらの事務所の出身です。
初めて出会うモノや人との関わりから好奇心、研究心を引き出すことを目的とした無料レッスンも受け付けています。
③ジョビィキッズ
芦田愛菜が所属している有名事務所です。
CMとドラマの出演実績が特に多く、バラエティから映画など幅広い方面での活躍が見込めます。
他にもキッズモデル事務所はたくさんありますので、
「キッズモデル事務所一覧|気になる情報をまとめて解説」
を参考に、多くの事務所の情報を掲載していますので、参考にして下さい。
5.まとめ
いかがでしたか?
キッズモデルのオーディションに関する様々なことをご紹介してきました。
すでに述べたように、キッズモデルを目指す人は年々増えています。
そのため、競争率が激しくほんの一握りの人だけが仕事をすることが出来る厳しい世界です。
しかし、それ故やりがいもありますので、何度も諦めずにオーディションを受け続けて下さい。