近年、「キッズモデル」という言葉を聞くことが多くなりました。幼い頃からファッションに関心を持つ子が増えていることもあり、華やかな芸能界で我が子を活躍させたい!と考える親御さんも多く、現在キッズモデルを専門に扱っている所属事務所も増えてきています。一言でキッズモデルといっても、実際にはどのような仕事があるのでしょうか。今回はキッズモデルの具体的な仕事内容についてまとめました。
キッズモデルのイメージそのもの?カタログや雑誌に参加する仕事
カタログや雑誌などの誌面に出演するというお仕事がありますが、これらはキッズモデルといえば誰もがイメージするお仕事かもしれません。誌面といってもジャンルは幅広く、ランドセルのカタログに掲載する写真のモデルから、子ども向けファッション雑誌のモデルなど、さまざまな形でのお仕事が考えられます。また、子ども向けのファッションブランドのカタログやオンラインショップのモデルのお仕事も近年は増えています。
ファッション関係の子ども市場は広く、普段着のブランド以外にも、特別な時に着るフォーマルな衣装ブランドのモデルとして誌面に登場するお仕事もあります。
さらに、子ども向け雑誌だけではなく、ママ向けの育児雑誌でのモデルのお仕事も多いです。
育児雑誌は「ひよこクラブ」「Baby-mo(ベビモ)」「赤ちゃんとママ」をはじめ、数多く出版されています。
そういった育児雑誌がそれぞれにキッズモデルを募集しているので、そこからキッズモデルの仕事に繋げることができます。
実際にお仕事として撮影した写真は、誌面に入れる文字のスペースが足りないなどの都合が発生した場合、最終的には使われないこともあります。そのため、表紙の撮影に複数のモデルを起用して、その中から選ぶという事も実際に行われています。写りやかわいらしさはもちろん、文字入れ用のスペースがあるかどうか、言ってみれば運の要素も重要になってきます。
また、キッズモデルの実際の雑誌の撮影では、5時間という長丁場になることもあります。
撮影現場では、子どもの機嫌を上手にコントロールしてあげるなど、大人のサポートも欠かせないものとなっています。
公園でのロケなど外で撮影が行われる場合は、天候により中止となったり、服が汚れて着替えなければならなくなったりと、予定外の出来事もしばしば起こります。予想外の状況を全て未然に防ぐという事はかなり難しいため、こういったトラブルへ周囲の大人が対処するということも、キッズモデルの仕事の内ということになりそうですね。
キッズモデルには折込チラシ・おもちゃのパッケージ・テレビCMなど子ども向け広告のお仕事も!
七五三の衣装レンタルや記念写真サービスなどのチラシへの出演もお仕事して考えられます。こういった子供向けの商品やサービスのWEB広告やチラシには、当然ながら対象年齢の時期のキッズモデルが掲載されていることが多いですよね。そのため、子ども向け商品のイメージモデルとしての出演というのも、キッズモデルの主要なお仕事の一つとなっています。
おもちゃ会社では商品のイメージモデルとしてキッズモデルを起用し、商品のパッケージはもちろん、PR活動の一環として雑誌やテレビCMへの出演をすることもあります。
子ども向けの商品やサービスには七五三やおもちゃだけではなく、お菓子などもありますよね。子どもに人気のお菓子会社が芸能事務所とコラボし、テレビCMに出演するキッズモデルをインターネット上で募集するといったことも行われています。
そうした企画などの場合、募集要項には「演技経験などは一切なくても大丈夫」とされており、キッズモデルという仕事をするにあたって必ずしも経験が必要というわけではありません。どこにチャンスが転がっているか分からないともいえます。
折込チラシはよく新聞に挟まっていますが、折込チラシだけでなく新聞自体がキッズモデルを募集していることもあります。キッズモデルの登竜門として知られているWEB上の人気コンテンツの撮影会に参加することがきっかけで、キッズモデルとして活動の幅を広げることもあるります。
「キッズ時計」は全国の可愛いキッズたちが1分毎に時刻を知らせてくれるというWEBサイト上のサービスで、さまざまな媒体や企業とコラボレーションも展開しており会員数は80万人超えという注目のコンテンツです。この撮影会で撮影した写真は1カ月間サイトで公開され、データは画像保存したりまるごと購入したりもできるため、記念に参加したいという人からも人気なのだとか。
CDデータを申し込むと、雑誌の「KIDS-TOKEI」に未公開写真が掲載されるため、そこから芸能事務所のスカウトの目に留まることも!まずはこういった撮影会に参加し、子ども本人の様子を見ながら、徐々にキッズモデルとしての活動を広げていくというやり方もあるようです。
一番知名度が高くなる?キッズモデルのドラマのお仕事
子役としてドラマ出演するという仕事もあります。子役としての俳優活動というのも、キッズモデルの仕事の一つとされています。ドラマといっても一般的によく見る連続ドラマという形だけでなく、バラエティー番組の再現ドラマという場合もあります。
また、楽曲のプロモーションビデオに出演するということも考えられます。さらに、実際にセリフはなくても、エキストラとして出演することもできます。ドラマへの出演はかなり難易度が高いように感じてしまいますが、エキストラなども含めると、思っているより間口は広い場合もあります。
また、ドラマとはすこし違ってくるかもしれませんが、演技という意味ではミュージカルへの出演という方法もあります。
ただし、ドラマのお仕事のオーディションは一般公募はせず、芸能事務所に所属しているキッズモデルのみに話がいく場合がほとんどです。やはりある程度しっかりとした素質や訓練が必要になるからです。
したがってドラマのお仕事に関しては、芸能事務所に所属しているキッズモデルの方がチャンスが多くあります。
キッズモデルには読者モデルやイベント・ファッションショーのお仕事も
テレビ関係のお仕事だと、事務所に所属しているキッズモデルの方が有利であると先ほど書きましたが、まだ事務所が決まっていない場合は、雑誌に直接読者モデルとして応募し、お仕事するという方法もあります。そこでの仕事ぶりが認められて芸能事務所の目にとまって、という流れも期待できます。
また、小学生向けのファッション雑誌がミニファッションショーを企画し、出演モデルを突発的に募集することもあります。こういった突発的なイベントに応募することで、キッズモデルとしての活動をすることができます。突発的なイベントの場合は仕事というよりも、あくまでもゲストという形にはなりそうですが、やっていることは立派なキッズモデルですよね。
まずは一度体験してみたいなという気持ちのときは、読者モデルやイベントへの応募という形が一番やりやすいかもしれませんね。
キッズモデルの仕事はさまざま!ここまでのまとめ
キッズモデルの仕事内容を具体的にご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
一言でキッズモデルといっても、カタログや雑誌のモデルといったものだけでなく、活動は多岐にわたります。
誌面のモデル以外にもWEB上のモデルとして写真が掲載されたり、テレビ出演、子ども向け商品のイメージモデルなど本当に色々な活動があります。
本格的な活動から、お楽しみ感覚で参加できるものまで幅広くあるので、子どもの個性に合わせて挑戦していくことができそうです。