桜の下でほほ笑む女性

ジャンルをこえて活躍する元アイドルたち

2020.08.05 / アイドル

元アイドルとして活躍する人の共通点

アイドルといえば、10代の頃から活動する場合が多く早くに引退、卒業する人も多いですよね。
しかし、最近ではアイドルグループの人気が長く続くことも多く、女性アイドルでも30代でも活躍しており、男性アイドルでは40代でも活躍している人もいます。

アイドルとして長期間活躍できる人も増えていますが、一方でアイドルを辞めてから多方面で活躍する「元アイドル」も気になりますよね。
アイドルを目指す人は、アイドルになることが夢という人もいれば、最初からアイドル以外に目標があり、それを叶えるためのステップとしてアイドルになる人もいます。

その中で、元アイドルとして芸能界の違う分野で活躍している人は、やはり芸能人としての魅力があるということが共通点となるでしょう。
演技、歌、トーク力など芸能界で活躍するために、必要な力を持っている人はアイドルを卒業しても活躍することができます。
そんな才能を持った元アイドルで、今は違う分野で活躍する芸能人を紹介します。

元アイドルのタレントは?

アイドルは現役として活動している時から、バラエティ番組などに出演する機会も多く、その経験を活かしてタレントに転身するパターンがよくあります。

アイドルからタレントに転身した芸能人

<男性>
・薬丸裕英(元シブがき隊)
・野々村真(元いいとも青年隊)
・勝俣州和(元CHA-CHA)
・中居正広(元SMAP)
・大倉士門(元関西ジャニーズJr.)

<女性>
・松本伊代(元アイドル歌手)
・渡辺美奈代(元おニャン子クラブ)
・渡辺満里奈(元おニャン子クラブ)
・矢口真里(元モーニング娘。)
・辻希美(元モーニング娘。)
・指原莉乃(元HKT48)
・朝日奈央(元アイドリング!!!)
・菊地亜美(元アイドリング!!!)
・ファーストサマーウイカ(元Bis)

元アイドルでタレントに転身して活躍する人は非常に多く、まだまだたくさんいますが、アイドルだった過去を知られている人も多いですよね。
所属していたグループの知名度が高い程、名前が知られているのでタレントに転身した後も仕事に恵まれやすいですが、実力勝負のタレント業界で、生き残っていくためには「元アイドル」の肩書だけでは難しいのが現実です。

元アイドルの役者は?

元アイドルの中には、女優や俳優など役者として活躍している人もとても多いです。
芸能プロダクションによっては、将来的に役者を目指している所属タレントの名前を売るために、アイドルとしてデビューさせるパターンもあります。
タレント活動をしている元アイドルに比べて、役者の場合は「元アイドルとは知らなかった」と言われる人が多いです。
現在活躍している元アイドルだった俳優と女優を見てみましょう。

アイドルから役者に転身した芸能人

<俳優>
・反町隆史(元ジャニーズJr.)
・本木雅弘(元シブがき隊)
・浅香航大(元ジャニーズJr.)
・高野洸(元Dream5)

<女優>
・綾瀬はるか(元Hip)
・深田恭子(元Hip)
・仲間由紀恵(元東京パフォーマンスドール研修生)
・中谷美紀(元桜っ子クラブさくら組)
・菅野美穂(元桜っ子クラブさくら組)
・上戸彩(元Z-1)
・満島ひかり(元Folder5)
・永作博美(元ribon)
・篠原涼子(元東京パフォーマンスドール)

アイドル出身の俳優、女優の顔ぶれを見ると、誰もが知っているような第一線で活躍する人たちばかりですよね。
最近の若手女優として頭角を現している橋本環奈さん(元Rev.from DVL)、川栄李奈さん(元AKB48)、早見あかりさん(元ももいろクローバーZ)なども、アイドルとして活躍していた人が注目されています。
アイドルは歌やダンスを披露する時に、表情を含めて表現力が豊かな方が魅力的です。
アイドル経験で得た表現力を、役者として上手く活かせているということなのかもしれません。

元アイドルのアーティストは?

アイドルの中には、歌唱力があると評判の人もたくさんいます。
実際にアイドルからアーティストに転身する人も多く、最近のアイドルの歌唱力の高さを感じられます。
アーティストとして活躍している、元アイドルを見てみましょう。

アイドルからアーティストに転身した芸能人

<男性>
・Taka/ONE OK LOCK(元NEWS)
・赤西仁(元KAT-TUN)
・渋谷すばる(元関ジャニ∞)
・日高光啓/AAA(元ジャニーズJr.)

<女性>
・持田香織/Every Little Thing(元黒BUTAオールスターズ)
・華原朋美(元黒BUTAオールスターズ)
・山本彩(元NMB48)
・渡瀬マキ/LINDBERG(元ソロアイドル歌手)
・BENI(美少女クラブ31)
・鈴木愛理(元℃-ute)

男性アイドルでは、ジャニーズ事務所に所属するアイドルから卒業して、アーティストに転身するパターンが目立ちます。
女性も含めて、アイドル時代から歌唱力に定評があったメンバーがアーティストになって活躍している印象です。
音楽的な才能があれば、アイドルの枠を超えて自分の音楽を表現したいと言う気持ちが現れるのは、自然なことなのかもしれませんね。

その他の分野で活躍する元アイドル

また、元アイドルが、芸能界とは別の分野で活躍するパターンもあります。
例えば、紺野あさ美さん(元モーニング娘。)、市來玲奈さん(元乃木坂46)、斎藤ちはるさん(元乃木坂46)など、アイドルを卒業した後に、テレビ局の女子アナとして活躍しています。
アイドル時代から将来はアナウンサーになる目標を持っている人は多く、10代からアイドルとして活動して、アナウンサー試験の勉強のために、早くにアイドルを卒業するなど計画性のあるアイドル活動を送ることになります。

他にも、1989年にデビューしてから、人気アイドルとして活躍していた中江有里さんは、現在は脚本家やコメンテーターなどの仕事で活躍しています。
また、1990年代にデビューし「乙女塾」「桜っ子クラブさくら組」「L☆IS」など多数のアイドルグループで活動した実績を持つ胡桃沢ひろ子さんは、タレント活動をしながら留学経験を活かし、日本語講師資格を取得し、カルチャークラブなどで講師を務めています。

アイドルとして活動をしながら、さらに活動の幅を広げられるように努力するのは、素晴らしいことですよね。

芸能界を辞めて活躍する元アイドル

元アイドルには、芸能界を離れても、違う業界で活躍している人もいます。
精神的にも肉体的にも厳しいことも多い芸能界で活躍していた経験が、他の職業での成功につながっているのかもしれません。

元SKE48のメンバーの佐藤すみれさんは、2017年にグループからの卒業と芸能界の引退を発表しました。
引退後は、フリーランスでクリエイター・プロデューサーとして活動しており、様々な商品のプロデュースを務めるなど、新しい業界で順調に活躍しています。
他にも、元SDN48のメンバーであった光上せあらさんは、芸能界を引退後に得意の語学を活かし就職した企業で13億円を売り上げる営業として働いていました。
また、ウエディング関連のイベント会社を立ち上げて、社長としての顔を持つなど芸能界を離れて精力的に活動をしています。

「元アイドル」という肩書は、役に立つこともあれば、邪魔だと感じてしまう時期もあるかもしれません。
しかし、ファンとしては、アイドルを卒業してからも活躍している姿を見られるのは嬉しいですよね。