四人の女性

二世タレントも楽じゃない?芸能界で活躍している二世タレントとは?

2020.07.10 / エンタメ, 芸能人

二世タレントとは?

芸能界では親も芸能人である「二世タレント」として、芸能界で活躍している人がたくさんいます。
「二世タレント」は、両親、または両親のうちどちらかが芸能人ということになるので、一般人に比べると子供の頃から芸能界との関りは深いですよね。

テレビのバラエティ番組でも、二世タレントを話題として取り上げることも多く、○○の息子、娘として出演しているのを見かけます。
しかし「二世タレント」には「親の七光り」というイメージが強く、二世タレントと呼ばれるのを好まない人もいます。
そのため、親が芸能人であることを隠していたり、親とは違う分野で芸能活動を始める人もいます。

親が芸能人だから、芸能界でのデビューがスムーズにできるのは事実ですが、芸能界に入ってからは、親と比べられることも多く、実力を発揮できなければバッシングされるという厳しい現実もあります。
二世タレントは親の七光りだというネガティブなイメージもありますが、そんな批判を寄せ付けない程、自分自身の才能で活躍している二世タレントもたくさんいます。

20160416_CTA_2

実力が認められている二世タレント

二世タレントは、テレビに出演する時には「○○の娘・息子」として紹介される場合が多いので、最初から特別な人として見られます。
そのため、見ている人の期待値が高まりますが、そんなプレッシャーを感じさせない程、実力を認められた芸能人を見てみましょう。

宇多田ヒカル
歌手の宇多田ヒカルさんの母は1960年代に活躍していた歌手の藤圭子さん、父は音楽プロデューサーの宇多田照實さんです。
母である藤圭子さんも歌唱力や表現力の高い実力派歌手として評価されていましたが、宇多田ヒカルさんはそれに負けないほどの才能を持った歌手として認められていますよね。
1998年に15歳でデビューしましたが、本人が制作した楽曲はもちろん、歌声や歌唱力など宇多田ヒカルさんの音楽的な才能に衝撃を受けた人も多かったでしょう。

Taka(ONE OK ROCK)
ロックバンドONE OK ROCKのボーカルTakaさんの父は歌手の森進一さん、母も歌手の森昌子さんです。
Takaさんは、ONE OK ROCKとしてデビューする前に、ジャニーズ事務所に所属しており、NEWSのメンバーとしてデビューをしました。
まだこの当時は「親の七光りでジャニーズ事務所に入ったのではないか」などの心無い批判もありましたが、ONE OK ROCKでその音楽的才能を発揮して、2014年にはワールドツアーを行うほどの人気バンドのボーカルへと成長しました。

二世タレントであることを隠していた芸能人

二世タレントの中には、親の名前を出さずに芸能界でデビューをする人もたくさんいます。
その理由は「親の力は借りずに自分の実力を試したい」「親に迷惑をかけたくない」など様々ですが、親が芸能人であっても、自分の実力で夢を叶えたいという熱い気持ちを持った人が多いということでしょう。
そこで、二世タレントであることを公表せずにデビューした芸能人を見てみましょう。

杉咲花
女優の杉咲花さんの父はレベッカのギタリスト小暮武彦さん、母は歌手のチエ・カジウラさんです。
杉咲花さんは、両親が芸能人であることを隠していたのかは分かりませんが、今でも「二世」だということを知らない人も多いことから、大々的に公表はしていなかったということでしょう。
また、両親はミュージシャンで杉咲花さんは女優なので、活躍している分野も違います。
杉咲花さんは、演技力を高く評価され、若手女優の注目株と言われています。

ハマ・オカモト(OKAMOTO′S)
バンドOKAMOTO′Sのベーシストであるハマ・オカモトさんの父はお笑い芸人の浜田雅功さん(ダウンタウン)、母はタレントの小川菜摘さんです。
今では、両親のことを公表しているハマ・オカモトさんですが、デビュー当時は自分自身の力でキャリアを積んでから、二世であることを公表したいという思いで、両親のことは隠して活動していました。
日本人のベーシストとして初めてとなる米国フェンダー社とエンドースメント契約締結を発表した2013年に両親のことも公表しました。

二世タレントのプレッシャー

二世タレントは注目度が高い分、世間からの期待値も高くなります。
特に、親と同じ分野で活躍する場合は、どうしても比較してしまいますよね。
特に、親が人気も実力も認められた芸能人であれば、その子供が芸能界でデビューすることは相当なプレッシャーとなるでしょう。

例えば俳優の松田龍平さん、松田翔太さん、歌手として活躍する松田ゆう姫さんの父は昭和の名優でありカリスマ的存在であった松田優作さんです。
母も女優の松田美由紀さんですが、父と同じ俳優としてデビューするには、世間からはあの松田優作さんの息子であるという期待から、父親と同じ、もしくはそれ以上の実力を期待されてしまうでしょう。
しかし、今ではそれぞれが個性的な実力を発揮して「二世」としてではなく、芸能界で必要な存在として活躍しています。

このように、二世タレントは実力が認められるまでは、どうしても親の七光りであるという目で見られるプレッシャーと戦わなければなりません。
二世タレントというだけで事実ではなくても「親のおかげでオーディションに合格した」「親のコネで仕事をもらっている」と思われてしまうことがあります。
その壁を乗り越えるためには、芸能人として誰からも認められる高い実力を身に付けなければならない厳しさがあります。

二世タレントとしてデビューした芸能人

二世タレントであることを大々的に公表しない芸能人もいれば、最初から両親のことを公表して二世タレントとして勝負する芸能人もいます。
その場合は、どうしても親の力を借りているというイメージが強くなってしまいますが、そのイメージを克服して二世タレントでありながら、自分自身の力で活躍している芸能人を見てみましょう。

神田沙也加
歌手やミュージカル女優として活躍している神田沙也加さんは、日本を代表するアイドルで歌手の松田聖子さんと俳優の神田正輝さんの娘ということで、デビュー当時もかなり注目されました。
しかし、母である松田聖子さんと共演することも多く「親のコネ」「七光り」などとバッシングされてしまうこともありましたが、着実に実力を伸ばし、ミュージカルや舞台での歌声や演技は高く評価されています。
若い世代には、神田沙也加さんが松田聖子さんの娘だと知らない人も多いことでも、実力派であることが証明されたと言えるのではないでしょうか。

高橋真麻
元フジテレビのアナウンサーである高橋真麻さんは、フジテレビに入社した当時から俳優の高橋英樹さんと元女優の小林亜紀子さんの娘であることに注目が集まり、テレビで高橋真麻さんがピックアップされる内容の企画があると「親の七光り」だと批判されることも多かったです。
現在はフジテレビを退社してタレントとしてテレビで活躍していますが「親の七光り」と言われても嫌な顔をせず、誠実に明るく仕事に取り組む姿勢や、テレビ番組でのコメント力の高さなどから本人のタレントとしての実力も認められ活躍しています。

幼い頃から芸能界で活躍している両親を近くで見ていれば、芸能界に興味を持つのは当然なのかもしれません。
しかし、二世であれば芸能界デビューには有利かもしれませんが、その後活躍できるかどうかは本人の努力次第だということですね。

20160416_CTA_2