ピアノ

リズム感って生まれつき? 鍛える方法を知りたい

2022.08.19 / 未分類

リズム感は生まれつき?

歌やダンスが上手い人に共通するのは、リズム感の良さです。
リズム感とは、簡単に言えば「リズムを感じる能力」のことで、一定のリズムを刻める、リズムをキープできる能力がある人を「リズム感が良い」と評価します。

最近は、TikTokやInstagramで、ダンス動画を投稿している人が非常に多いですが、その中でもまだ3、4歳にもかかわらず、しっかりとリズムをとって踊っている子供もいます。

反対に、大人になってもリズムに乗って踊ることが難しい人もいますよね。
「もしかして、リズム感って生まれつきなの?」と思うかもしれませんが、答えは「生まれ持ったものだけではない」です。

もちろん、生まれつきリズムを取るのが上手い人はいますが、練習を重ねることでもリズム感は鍛えられます。

実際に、趣味の範囲での歌やダンスであれば「上手いね」と言われていた人でも、プロになろうと思えば、レッスンで基礎からリズム感を鍛えなければいけない人がほとんどです。

今回は、リズム感の鍛え方について詳しく解説していきます。

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リズム感がある人とない人の特徴

リズム感を鍛える練習方法を知る前に、リズム感がある人とない人、それぞれの特徴を知っておきましょう。

リズム感がある人の特徴

・音楽に合わせて一定のリズムでズレずに手拍子ができる
・音楽の中の「ドン」「カッ」というビートを意識してリズムが取れる
・あらゆる音が混じった曲でもテンポを掴める

リズム感の良い人は、複雑な曲であっても、ドラムなどのリズムを刻むビートを、一定の音で感じることができます。
そのため、歌でもダンスでも、曲とズレることがありません。

リズム感がない人の特徴

・音楽に合わせて手拍子をしても、いつの間にかズレてしまう。
・音がごちゃ混ぜになると、ビートが感じられなくなる
・一定の音に合わせて体を動かすのが苦手

リズム感がない人は、ドラムなどのビートを刻む音ではなく、音の間隔を聞いてしまったり、たくさんの音が混じった曲では、ビートを拾えなくなってしまいます。

このような特徴を参考に、リズム感が悪い人でもビートを刻めるように、効果的な練習方法を紹介していきます。

リズム感を鍛える方法

リズム感を鍛えるのは、歌、楽器、ダンスなど、音楽の基礎的な練習になります。
基礎は、すぐに効果が現れるわけではありませんが、コツコツと毎日積み重ねることで、着実に身についていきます。

リズム感を鍛える方法を紹介します。

手拍子のトレーニング

曲に合わせて、一定のビートを感じて、手拍子をするトレーニングです。
自分がやりやすい曲で大丈夫ですが、複雑に音が混ざりあっている曲や、テンポが速い曲は難易度が上がります。
最初は童謡など、音が少なくスローテンポの曲でも大丈夫です。
正確にリズムを刻めることを優先しましょう。

手拍子トレーニングのポイント

・メロディーではなくビートを聞く
・音がズレないように、一定のリズムを意識する

慣れてきたら、より早いテンポの複雑な曲に挑戦するのがおすすめです。
さらに、レベルアップする場合、裏でリズムを取る「裏拍子」にも挑戦してみましょう。

「1・2・3・4」の数字の部分で手をたたくのが表拍子で、「・」の部分で手をたたくのが裏拍子です。
日本の文化的にも、裏拍子には慣れていないので、難しく感じるかもしれませんが、できるようになれば、リズム感も養われます。

ジャンプでトレーニング

次に、ジャンプで体を動かしながら、リズム感を良くするトレーニングもやってみましょう。
ダンスを上手く踊るために、リズム感を鍛えたい場合におすすめです。

また、ジャンプでリズムをとる事が出来れば、他の運動で体を動かすタイミングを掴みやすくなるので、運動神経にも影響があると言われています。

曲に合わせながらジャンプをしていきますが、手拍子と同じで最初はスローテンポの簡単なリズムの曲を選びましょう。

ジャンプトレーニングのやり方

・曲のビートに合わせてジャンプする
・慣れてくれば、ジャンプしながら頭の上で手も叩く
・さらに、裏拍子でのジャンプにもチャレンジ!

ジャンプでリズムをとる場合、自分では気づかないうちにズレてしまっていることがよくあります。
家族や友人に見てもらったり、動画を取っておくなど、リズムが合っているかを確認できるようにしましょう。

動画を使ったトレーニング

YouTubeなどでは、様々なリズムトレーニングの方法が配信されています。
動画を見ながら一緒にやってみると、自分のリズムがズレていることにも気付きやすくなります。

おすすめの動画を紹介します。

広瀬 香美 Official YouTube channel

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歌手としてはもちろん、ボイストレーナーとしても活躍している広瀬香美さんのYouTubeチャンネルです。
音楽学校も運営する実力派トレーナーのレッスンが、動画で受けられると人気です。
動画レッスンの中には、リズム感トレーニングの動画もあり、広瀬香美さんらしい明るく元気な雰囲気で楽しく練習することができます。
歌いながらの手拍子を中心に、ビートを変えるなど、難易度を上げていくこともできるので、初心者から上級者まで幅広い層で人気です。

音大卒があなたのお困り助けます

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楽譜のリズムの読み方を、元音大生が分かりやすく教えてくれます。
このチャンネルでは主に、初心者に向けて音楽理論やピアノや楽器演奏のコツを配信しています。
音楽の勉強がしたい人に向けて、本当に分かりやすい動画を作ることをモットーにしているので、スムーズに練習を進められるのが特徴です。
リズムのトレーニングでは、三連符や十六分音符など、様々なリズムのトレーニングが行えます。
初心者を対象にしているため、簡単で分かりやすく、基礎からリズムトレーニングを行いたい人におすすめです。

荻原悠ギター教室

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音楽大学を卒業後、ギター講師としても活躍している萩原悠さんのYouTubeチャンネルです。
作曲や編曲で、アーティストにも楽曲提供を行っており、経験豊富な知識を惜しげもなく伝える動画が好評です。
ギターに合わせて手拍子などでリズムを取るレッスンなど、ついつい面倒になってしまう基礎的な練習を、楽しくできるように工夫されたトレーニングを紹介しています。
ギターをはじめとした、楽器演奏のためにリズムトレーニングを行いたい人には、特におすすめです。

スマホのアプリを使って練習

YouTubeでの動画以外にも、スマホのアプリを使った練習もおすすめです。

リズムくん

流れるメロディーに合わせて、画面をタッチするゲームです。
タッチするときに、楽譜を見ながら行いますが、初心者でも簡単にできるレベルから使うことができるので安心です。

音楽リズムトレーナー

メトロノームのリズムに合わせたリズム練習など、耳で理解してリズムを取れるようにトレーニングができます。

リズム感が良くなるメリット

リズム感がよくなれば、歌、楽器、ダンスなどのスキルアップに役立つだけではありません。

リズム感を養うメリット

・運動能力が向上する
・記憶力が向上する
・語学力のスキルアップにも役立つ
・脳が活性化される

例えば、球技でもボールを投げたり打ったりするリズム感に影響がありますし、自転車や走る動作にもリズム感が大切です。

また、リズム感は英語などの語学を覚える効果も上がり、記憶力の向上にも繋がります。
リズム感を養えれば、脳が活性化されるのも嬉しいですね。

オーディション用音源の録音はどのように用意する?


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