離乳食

離乳食はいつから? 初期から完了期までの進め方も解説

2021.04.06 / 赤ちゃんモデル

離乳食はいつから?

生まれてからずっと母乳やミルクで栄養を摂ってきた赤ちゃんが、食事から栄養を摂る練習を始める離乳食。
母乳やミルクしか飲んだことのない赤ちゃんが、固形の食事を摂るためには、たくさんある食品を、大きさ、固さを変えながら少しずつ与えていきます。
そのため、離乳食は初期から完了期まで、約1年間をかけて幼児食が食べられるように進めていきます。
大人と同じ食べ物を食べる練習としてはもちろん、成長していく赤ちゃんが、母乳やミルクだけでは足りなくなった栄養を離乳食で補うと考えておきましょう。

離乳食を始める時期は、一般的に生後5~6ヶ月位が目安とされています。
赤ちゃんの体の発達としては、首がしっかりすわり、早い子では短い時間1人でお座りすることもできます。
赤ちゃんの体や心の成長を見ながら、4つの段階で離乳食を進めていきます。

離乳食を進めるスケジュール

・生後5~6ヶ月 ・・・初期(ゴックン期)1日1回食
・生後7~8ヶ月 ・・・中期(モグモグ期)1日2回食
・生後9~11ヶ月・・・後期(カミカミ期)1日3回食
・生後12ヶ月~ ・・・完了期(パクパク期)1日3回食

基本的なスケジュールなので、遅れてしまったり、上手く進まなくても大丈夫です。
赤ちゃんのペースに合わせて進めていきましょう。

https://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ehTGVVgm&ai=a5d2363b982c98

離乳食初期の進め方

離乳食初期のゴックン期は、まだまだ栄養を摂ることよりも、食べることに慣れるための時期だと考えておきましょう。
これまで、母乳かミルクしか飲んでいないので、食べ物が口に入るのを嫌がる赤ちゃんもたくさんいます。
赤ちゃんが嫌がらなくなるまでは、全く食べられなくても、スプーンを口に入れる練習だけでも十分意味があります。

離乳食初期の注意点

・赤ちゃんの体調や機嫌を見てスタートする日を決める
・はじめて食べる食材は午前中の授乳前が最適
・初めて食べさせる食材は1さじからはじめる
・食品は火を通しなめらかにすりつぶす
・最初は10倍粥をさらにすりつぶす
・できるだけ決まった時間に食べる
・新しい食材は、1日1種類
・離乳食開始後、1ヶ月位で1日2回食に進む

アレルギーなどの心配があるので、初めて食べさせる食材は1日1種類までにしておくと、異変があった時に食材を特定しやすくなります。
また、初めて食べさせる食材は、病院の診療時間内である平日の午前中に食べさせると、万が一赤ちゃんの体調が悪くなっても、すぐに受診できるので安心です。
離乳食を食べた後に、授乳をして離乳食では足りない栄養も補います。

離乳食初期の進め方

・10倍粥を1日1さじからスタートする
・3日目頃から2さじ~5さじと増やす
・慣れてきたら10倍粥2~5さじに、野菜ペーストを1さじ追加する
・野菜が数種類食べられたら、タンパク質も1さじ追加する

タンパク質類のスタートは離乳食開始後3週間以降からはじめましょう。
食材にはすべて火を通して、ペースト状にして与えます。
うどんなどの小麦を含む食品や、バナナなどアレルギーの出やすい果物を与える時には、赤ちゃんの様子に注意しておきましょう。

離乳食中期の進め方

離乳食開始後から2ヶ月程たち、順調に進んでいるようであれば離乳食中期に進めていきます。
月齢的には生後7~8ヶ月位で離乳食中期に進むと言われていますが、あくまでも目安なので、焦らなくても大丈夫です。

離乳食中期の注意点

・朝と夜の2回食で、毎日同じ時間帯に食べさせる
・初期よりも、離乳食から栄養を摂ることを意識する
・裏ごしした食材にみじん切りの食材を混ぜる
・お粥も10倍粥から少しずつ進めていく
・舌でつぶせるくらいの固さを意識する

食べる習慣も身についてくる頃なので、食事の時間を決めて、生活リズムを整えていきましょう。
まだまだ母乳やミルクからの栄養が必要な時期ではありますが、少しずつ食べさせる量を増やして、食品からも栄養が摂れるようにメニューを考えます。
ご飯も、10倍粥から5倍粥位まで進めていきたい時期なので、9倍…8倍…と少しずつ変えていきましょう。
野菜もみじん切りにして、舌でつぶせるくらいの柔らかさにしますが、赤ちゃんが嫌がる場合は、ペースト状の野菜に少しずつみじん切りの野菜も混ぜて、慣らしていきます。

離乳食中期の進め方

・1日2回食で、足りない分は母乳やミルクで補う
・食材のやわらかさや量は少しずつ変化させる
・赤ちゃんが、しっかり飲み込めているかを確認する
・上手に飲み込めるようになったら次のステップに進む

よく食べる赤ちゃんや小食な赤ちゃんなど、食べ方の個人差も出てくる時期です。
赤ちゃんのペースに合わせることが大切なので、上手に飲み込むのが難しい様子であれば、同じやわらかさの食べ物をしばらく続けるか、少し戻ってさらに食べやすく調理してあげましょう。

甘い果物は赤ちゃんも喜びますが、与え過ぎは禁物です。
また、ぶどうやバナナなどは、窒息の危険があるので、基本的にはすりつぶして食べさせます。
小麦が含まれるスパゲッティや、卵黄など、アレルギーを起こしやすい食材も食べられるようになるので、注意して少量ずつはじめてみましょう。

離乳食後期の進め方

離乳食中期のメニューが順調に進み2ヶ月程経てば、離乳食後期に進めていきます。
目安の月齢では9ヶ月~11ヶ月頃となっていますが、まだ食べることに興味を示さない赤ちゃんも多い時期なので、赤ちゃんの様子に合わせて、後期に進みましょう。

離乳食後期の注意点

・鉄分が不足しやすい時期なので離乳食で補う
・味覚が発達し、好き嫌いがはっきりする
・手づかみで食べるようになる
・1日3回食になる
・歯茎でつぶせるくらいの固さにする
・野菜などは5~8㎜角に切る

赤ちゃんの鉄分不足は、母乳だけでは十分に補えない時期になるので、赤みの魚やレバーなどを離乳食に使いましょう。
それでも気になる場合は、フォローアップミルクなどで補いましょう。
自分で手づかみで食べるようになるので、野菜などを掴みやすく切ってみると喜んでくれます。
味覚の発達により、好みの味ではないものを嫌がるので、食べムラが出やすくなります。

離乳食後期の進め方

・朝・昼・夜の3回食になる
・1回の食事に使う品数を増やす
・お粥は5倍粥にする
・炭水化物・野菜・タンパク質・乳製品などバランスの良いメニューを考える

赤ちゃんの心もさらに発達してくる時期なので、家族で一緒に食事をする機会を増やして、楽しい食事の時間を心がけましょう。
食べる量は、1回でお粥(子供茶わん 軽く1杯)・野菜(30~40g)・タンパク質(15g)位が目安です。

離乳食完了期の進め方

いよいよ離乳食が完了するまであと一歩となる、離乳食完了期では、食事から栄養を摂ることができるようにパパやママもサポートしていきましょう。
離乳食完了期は、月齢では1歳~1歳6ヶ月位が目安となります。
大人と同じ時間に、朝・昼・夜ごはんを食べる習慣を身に付けましょう。

離乳食完了期の注意点

・歯茎でつぶせる固さにする
・使える調味料が増えてもまだまだ薄味が基本
・塩分や脂分の多い食材は控えめにする
・栄養のほとんどは離乳食から摂る

1歳6ヶ月頃には卒乳・断乳をしている赤ちゃんもいるので、完了期には離乳食で80%以上の栄養が摂れるようになるのが目安です。
まだ母乳やミルクの割合が多い赤ちゃんには、鉄分・カルシウム・ビタミンDが多く含まれる肉類・魚類・大豆・乳製品・レバー・キノコ類を離乳食に取り入れましょう。

離乳食完了期の進め方

・1日3回食、家族と同じ時間に食べる
・手づかみに慣れたらスプーン・フォークを持たせてみる
・補食をはじめる

1回の食事の量は軟飯(子供茶わん軽く1杯)・野菜や果物(40~50g)・タンパク質(20g前後)が目安となっています。
小食で気になる場合は、まだ母乳やミルクを続けながら、少しずつ離乳食の割合を増やしていきましょう。
また、離乳食では足りない赤ちゃんは、補食としておやつを食べさせましょう。
赤ちゃんせんべいや果物、軟飯を小さく丸めたおにぎりもおすすめです。

離乳食の注意点は?

まだ小さな赤ちゃんの離乳食には、注意しなければならないこともたくさんあります。
離乳食を始めるにあたり、必ず知っておきたい注意点をまとめて見ていきましょう。

衛生面に注意をする

赤ちゃんはまだ大人に比べて、菌に対する抵抗力が弱いので、衛生面はしっかり管理しておきましょう。
食材に火を通すのはもちろん、調理前の手洗いや調理場の清潔を心がけましょう。
また、作った離乳食はすぐに冷凍保存するか、食べさせるようにします。

赤ちゃんが食べられない食材には注意

大人にとっては体に良いとされている食材でも、赤ちゃんの時には食べてはいけないものもあります。
例えば、はちみつに含まれる「ボツリヌス菌」は「乳児ボツリヌス症」を引き起こす危険があるので1歳を過ぎるまでは食べさせません。
また、牛乳も「鉄欠乏性貧血」の原因となるため、1歳まではそのまま飲まずに、加熱調理したものしか食べさせないようにしましょう。

アレルギーに注意

離乳食に関して、アレルギーを心配する悩みは多いです。
アレルギーの出やすい食材は、慎重に与え、ナッツ類や日本そばなどの強いアレルギー反応が出やすい食材は、無理に早い時期から食べさせないようにしましょう。

離乳食は、大人とは別のメニューを準備するのが負担になることもあります。
忙しい時には、ベビーフードを利用して、赤ちゃんも家族もおおらかな気持ちで進めていきましょう。

断乳のやり方・母子ともにストレスの少ないスムーズな断乳

https://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ehTGVVgm&ai=a5d2363b982c98