「相手を引き込む話し方が知りたい!」
「好感度があがるような話し方をマスターしたい…」
話し方は、第一印象に大きく影響します。
しかし、悪い部分はなかなか自分では気付きにくく、会話がつまらないと思われていないか不安に思う方も多いのではないでしょうか。
話し方は、少しの意識で格段に良くすることができます。
ここでは、
・どんな話し方が悪いのか
・どんなことに気をつければ改善されるのか
・おすすめのスクール
…などをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Outline
1. 嫌われる話し方
「人と話していても会話が続かない」
「相手が楽しそうにしていない」
「話が固いと言われてしまった…」
…そんな苦い経験ありませんか?
ここでは、嫌われてしまう話し方を、
・会話
・態度や仕草
の2つの観点からご紹介します。
自分が当てはまっていると思う方は要注意、自分を客観的に見直してみましょう。
1-1. 嫌われる会話の内容
嫌われる会話の内容には、共通している5つのパターンがあります。
・相手の話を否定する
・他人の悪口を言う
・自分の話ばかりする
・上から目線、自慢話ばかりする
・分かりづらい、堅苦しい
この5つのパターンを、順にご紹介します。
◆相手の話を否定する
会話中に、
「いや、これはないよ」
「でも、そうじゃなくて…」
…などと否定から入るクセがある方は意外と多く、残念ながらほとんど本人は自覚がないのです。
会話をしていて、「でも…」と切り出されてしまうと、相手は否定されている気持ちになり、会話自体を不快に感じます。
・真面目にアドバイスをしているつもり
・正論を言っている
本人はこのようなつもりでも、相手は会話自体が嫌になってしまい話を聞いてくれなくなってしまいます。
相手を傷つける可能性もありますので、「でも」「いや」が多い方は意識して言わないように心がけましょう。
注意が必要な人
・会話の冒頭に、「でも」「いや」「だけど」を付けてしまう
◆他人の悪口を言う
いくら仲が良くても、人の悪口や批判が多い人とはあまり気持ちの良い会話はできません。
悪口ばかりの相手と会話していると、
「実は自分も他で悪口を言われているんじゃないか・・」
と相手は思ってしまいます。
つい人の悪いところを見てしまうという方は、極力相手のいいところを探したり、明るいワードを言えるように心がけましょう。
注意が必要な人
・他人の悪口を言う
・ネガティブな考え方をする
◆自分の話ばかりする
「自分を良く見せたい」
「もっと自分のことを知ってほしい」
と思うがあまり、つい自分の話ばかりしてしまっていませんか?
いくら熱心に話を聞いていても、
「私は〜」
「俺は〜」
…と、主語には必ず自分がいる方は注意しましょう。
・相手の会話も引き出すようにする
・相手の話の時は自己主張を控える
…に努力しましょう。
注意が必要な人
・自分の話をしないと楽しくない
・相手の話をとってしまうことがある
◆上から目線、自慢話しばかりする
親しくなってくると相談事を話す間柄にもなってきますが、そんな時に注意したいのが上から目線発言やきつい言い方です。
「そんなことも知らないの?」
「そんなんだからダメなんじゃない?」
と、ついぽろっと口に出てしまったという経験はありませんか?
そのような発言は、大きく相手に嫌悪感を感じさせます。
また自分の自慢話しが多いのもこの上から目線発言をする人に多く、自分の方が優位でいたいという思いが強いと言えます。
冗談程度での発言なら笑って過ごせるかもしれませんが、いつの間にか横柄になっていないか見直してみましょう。
注意が必要な人
・話し相手を下に見てしまう
・悪い所ばかり探してしまう
◆分かりづらい、堅苦しい
くどい言い回しは相手を疲れさせます。
話をうまくまとめるのが苦手な人や丁寧さを心がけていることが、逆にめんどくさい人という印象を与えてしまいます。
敬語を使いすぎて回りくどくなっていないか、話をまとめる前に話し始めていないか考えてみましょう。
丁寧に、失礼のないようにと心がけることはとても大切ですが、必要以上の丁寧さは相手に距離を与えてしまうのでほどほどにしましょう。
注意が必要な人
・話が回りくどい
・必要以上に丁寧になってしまう
1-2. 仕草や態度
話し方は何も話している内容だけでなく、話すときの態度でも相手に与える印象は大きく変わってきます。
ここでは、相手に嫌われてしまう・距離ができてしまう話すときの仕草を見ていきましょう。
◆目を合わせない
目を合わせてくれない相手と話していると、
「自分に興味がないのではないか」
「心を開いてくれないんだな」
…と距離ができてしまう原因になります。
会話中はうつむかず、相手の眉や鼻のあたりを見るところから始めてみましょう。
適度に目線を切ることも大切なので、話が上手いと思う相手の目線がどうなっているかを見てみましょう。
注意が必要な人
・自分に自信がない
・会話中に目線を合わすことが苦手
・人見知りの人
◆笑顔がない
・話していて笑ってくれない相手
・表情が変わらない相手
・険しい相手
…このような相手との会話は、とても窮屈に感じてしまいます。
中には話をきちんと聞こうとするあまり表情が強張ってしまったり、きつい顔つきになってしまうという方も多くいます。
眉間にシワができていないか、伏し目がちになっていないか、など表情にも気を配りましょう。
注意が必要な人
・表情が変わらない
◆貧乏ゆすりや何かをいじる
会話中の貧乏ゆすりやスマホいじりは、あまり気持ちのいいものではありません。
会話に集中していないような態度は、相手から話そうという気持ちを無くさせ、また不快に思わせる原因にもなりかねません。
どうしても取らなければならない連絡があるなど仕方のない時は、一言断りを入れるなどして、相手の気持ちを配慮した振る舞いをしましょう。
注意が必要な人
・よくスマホをいじってしまう
2. 話し方の改善方法、好かれる話し方
嫌われてしまう話し方や態度をご紹介してきましたが、ここでは、
・いかに相手に好印象をもってもらえるか
・相手に好まれる話し方とは何か
…などをご紹介します。
2-1. 聞き上手になる
「話し上手は聞き上手から」という言葉があるように、話が上手いと思ってもらうためにはまずしっかりと相手の話を聞くこと。
聞き上手になるための、
・共感する
・話しの腰を折らない
・相づち、よく笑う
…の3つのテクニックをご紹介します。
◆共感する
人は自分の気持ちに共感してもらったり同調してもらえると、相手に心を開きやすくなります。
特に女性は、共感をしてもらいたいという気持ちが強いもの。
男女での悩み相談ではよく、
・ただ気持ちをわかってもらいたい
・共感してもらいたい
…このような女性が多いです。
しかし、理論的な男性が、
「だったら〇〇すればよかったんじゃないの?」とアドバイスのつもりで言ったことが逆効果に…ということはよく聞く話かもしれません。
×
A「こないだ友達に、〇〇って言われて悲しかったんだよね」
B「それはAが原因でもあるんじゃない?」
↓
○
A「こないだ友達に、〇〇って言われて悲しかったんだよね」
B「それは悲しかったね。辛かったと思うけど、どうしてそうなったの?」
否定的に話してしまう癖のある方は、特にこの「共感する」ことから始めてみるといいでしょう。
◆話の腰を折らない
人と話すとき、まずは相手の話を最後まで聞くこと。
話の腰を折らないことは、会話を気持ちよく進める上でとても大切です。
人の話をさえぎってばかりいると、
・自分が話の中心にいないと嫌なタイプ
・人の話が聞けないタイプ
…と思われてしまいますので、気を付けましょう。
×
A「今度旅行に行くんだけどね・・」
B「あ!私もこないだ旅行したよ!私は〇〇に行ったんだけど〜・・」
↓
○
A「今度旅行に行くんだけどね・・」
B「そうなんだ、いいね!どこに行くの?」
会話は、自分だけでなく相手にも楽しく話してもらうことが大切です。
話題泥棒となってしまわないように気を付けましょう。
◆相づち、よく笑う
面と向かっての会話は言葉だけのやりとりではありません。
会話中に相づちを打つことは、円滑に話す上で大切なコミュニケーションです。
しかし、あまりにも「はいはい」と言葉に出しすぎている場合もあったりと、間の取り方、相槌の打ち方は案外難しいものかもしれません。
そんな方は、顔を「うんうん」と上下に揺らす仕草や笑顔を使ってみましょう。
・相手が会話中に笑ったら自分も笑う
・悲しい話をしていたらこちらも悲しい表情をする
…など、相手に「同調する」動きをしてみましょう。
同じタイミングで笑ったりできると相手は共感してもらえた気持ちになり、話すのが嬉しくなります。
聞き上手になる3つの方法
①共感する
②話の腰を折らない
③相づち、よく笑う
2-2. 話すときに意識すること
ここでは、話すときに意識することを、
・句読点のある話し方をする
・適度な抑揚と明るいトーン
・表情を柔らかくする
・「え〜」や「あの〜」をやめる
…の4つに分けてご紹介します。
◆句読点のある話し方をする
会話をテンポ良く進めていくために、「句読点のある話し方」をしてみましょう。
「。」がない話し方、息継ぎの間もないようなスピードで話されてしまうと、
「話がくどいな」
「めんどくさいな」
…という印象になってしまいます。
このようにダラダラと疲れさせる話し方にならないよう、「です」「ます」できちんと話を区切ること。
そのためには、自分の頭の中で話すことを整理して、一呼吸おいて話すよう努めてみましょう。
◆適度な抑揚と明るいトーン
淡々と話しすぎると冷たい印象になったり、とっつきにくい印象を与えてしまいます。
自分が話していて相手が同調してくれたり意見を出してくれた時には、すかさず「そうなんですよ!」と気持ちを込めてみましょう。
感情表現が苦手な方も多いかもしれませんが、普段の話し声から少し高めのトーンで話してみましょう。
高めのトーンは相手に「元気」「明るい」という印象を与えます。
無理やり上げる必要はありませんが、明るいトーンで話そうという意識を持つことがまずは肝心です。
◆表情を柔らかく
話が苦手だという思いは表情にも現れてしまいます。
初対面での会話で緊張で笑顔がこわばってしまったり、真剣に話を聞くあまり本人の自覚なく顔つきが険しくなってしまったりと、それでは少しもったいない結果になってしまいます。
人と話す時にどうしても緊張してしまうという方は、
「緊張をほぐす方法|いますぐ出来る 緊張を味方につける方法7選」
「あがり症を克服する方法|緊張しない自分に生まれ変わる4ステップ」
「一流だけが知っている緊張しない方法10選|緊張克服バイブルまとめ」
も合わせて参考にしてみてくださいね。
◆「え〜」や「あの〜」をやめる
「え〜」や「あの〜」を付けてしまう方は、多いのではないでしょうか。
話していて「え〜」という言葉が多すぎると、相手は会話の内容がなかなか入ってこなくなってしまいます。
これらは無意識に口に出してしまっている場合がほとんどで、意識的に直していかないとなかなか取り除くことは難しいのです。
「え〜」とつい言ってしまう癖のある方は、
・「なので」
・「それでは」
…といった代わりになる言葉を使うように心がけましょう。
話すときに意識する4つのこと
①句読点のある話し方をする
②適度な抑揚と明るいトーン
③表情を柔らかくする
④「え〜」や「あの〜」をやめる
2-3. 滑舌や声から改善
・滑舌が悪く声が通らない
・声が小さくもごもごとした話し方になってしまう
…このような方は、コミュニケーションの妨げにもなってしまいます。
「滑舌が悪いから」と自分で思ってしまったり周りから注意されたりすると、話すこと自体に意欲もわかなくなってしまいます。
滑舌が良くなっただけでも話し方は劇的に良くなり、自信をつけることもできるようになります。
滑舌を良くする方法については、
「印象が劇的に変化!滑舌練習を効果的にするために知りたい3つのこと」
も合わせてご覧くださいね。
発声については、
「発声練習で理想の声を手に入れるために今すぐ身につけたい3つの知識」
に詳しく書いてありますので、是非合わせて参考にしてみてくださいね。
POINT
うまい話し方のコツはまず相手の話を聞くことから!
きちんと相手の目を見ること、柔らかい表情を意識することから始めてみましょう。
3. 話し方に自信をつけるスクール&養成所
ここでは、
・話し方のコツを得るためのレッスン
・話し方
・コミュニケーション
…に自信をつけることのできる養成所をご紹介します。
ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
3-1. テアトルアカデミー
1980年に創設され、以来さまざまな分野で活躍できる数多くのタレントを養成してきた、総合芸能学院テアトルアカデミー。
・赤ちゃん部門(0歳〜2歳)
・子ども部門(3歳〜中学生)
・成年部門(高校生〜39歳)
・シニア部門(40歳〜)
…の4部門に分けられ、役者・声優・歌手など様々な分野で多彩なレッスンを展開。
レッスンでは発声・滑舌・自己表現などタレントとして欠かせないパフォーマンス能力、さらには自己を確立することで自分に大きな自信を身につけることができる。
スクール所在地
東京校、大宮校、松戸校、横浜校、札幌校、仙台校、名古屋校、大阪校、岡山校、福岡校
3-2. 話し方教室VOAT
東京を中心に展開している話し方教室VOAT。
声楽家や音楽業界からも高い評価を受けるボイストレーニング方法を基に「話すためのボイストレーニング」を行っている。
プロは話すときにどのようなことに注意をしているのか、滑舌、イントネーション、一言一言のタイミング、音程の高低などをチェックし身につけていくことができる。
スクール所在地
東京本校、原宿校、新宿校、名古屋校、福岡校
3-3. 日本コミュニケーション学院
業界で初めての「マンツーマン & グループ併用の 話し方教室 (学院方式)」 を開発した日本コミュニケーション学院。
あがり症の効果的な克服方法として「まずは個人授業で自信をつけ、その後のグループ授業であがりを解消」という方法を採用。
長年のあがり症をはじめ、
・ビジネスマン、ウーマン
・OL
・自営業
・シニア
・中高年の男性、女性
・主婦
…などを対象に、入門→基礎→応用と段階的に無理なく学習することができる。
スクール所在地
東京校、横浜校、名古屋校、大阪校
4. まとめ
いかがでしたか?
会話上手になるには、まずは相手の話をよく聞くこと。
まずは、相手の気持ちになってみることから始めましょう。
面白いことを言おうと無理に考える必要はありません。
大切なのは焦らず、慌てず、会話自体を楽しむ気持ちです。
にこやかでいることを心がけましょう。