オーディション写真の大切さ
芸能人を目指す人にとって、とても重要なオーディション用の写真ですが「なんだかスタイルが悪く見える…」「ありきたりで印象に残らない」と、納得のいく写真が取れずに悩む人も多いのではないでしょうか。
芸能界で活躍するためには…
・芸能事務所に所属するオーディション
・ドラマの出演者を決めるオーディション
・アイドルグループのメンバーになるオーディション
など、どんなオーディションでも、最初の審査は書類選考がほとんどです。
書類選考を通過しなければ、オーディション審査に進むこともできません。
基本的には、バストアップ写真と全身写真が必要ですが、多くの人にとって特に悩まされるのが全身写真です。
今回は全身写真の撮り方と、オーディションで目に留まるコツについて、詳しく紹介していきます。
全身写真を撮る時のポイント
全身写真を撮る時には、どんなことに注意して撮るべきなのでしょうか。
はじめに、オーディション用の全身写真を撮る時に、忘れてはいけないポイントから見ていきましょう。
NGなオーディション用全身写真
①極端な角度から撮った写真
②自撮り写真
③加工した写真
④はっきり写っていない写真
⑤複数人で撮った写真
NGポイントを詳しく見ていきましょう。
①極端な角度から撮った写真
全身写真は、全員のバランスを見るための写真なので、脚を長く見せるために極端なローアングルで撮影したり、小顔に見せるために角度をつけて撮影するのはNGです。
また、少しくらいなら大丈夫ですが、極端に横を向いた姿勢での写真もNGで、必ず正面から撮りましょう。
➁自撮り写真
最近は、スマホでも簡単に写真が撮れるので、自撮りで撮影する人も多いです。
自撮りOKとしているオーディションもありますが、全身写真は特に自撮りで撮るのが難しいですよね。
自撮り棒などを活用する人もいますが、できるだけしっかりと写るように、家族や友人に撮ってもらうようにしましょう。
③加工した写真
オーディション写真は、バストアップ写真も全身写真も、加工したものはNGです。
全身写真の場合、足の長さやウエストの細さなどを加工した写真を送る人もいますが、加工している事が分かれば、審査の対象から外れてしまうこともあります。
④はっきり写っていない写真
全身写真の場合、全身は写っているけど、顔がしっかり写っていない写真を送る人もいます。
「顔はバストアップ写真で分かるかな?」と思うかもしれませんが、全身写真も頭の先から足の先までしっかり写っているのが基本で、顔もしっかり分かる写真を選びましょう。
顔がピンボケしている写真は、全身写真であってもNGです。
⑤複数人で撮った写真
「1人で写っている全身がない」「スタイルが良く写っているのが友達と写っている写真」などの理由で、改めて全身写真を撮らずに複数人で写った写真を送る人は意外と多いです。
バストアップ写真は熱心に選ぶけれど、全身写真は油断してしまう人も多いですが、バストアップ写真と同じ位、審査に重要なものです。
良い写真がない場合は、撮りなおしてベストな写真を送りましょう。
全身写真の服装やメイク
オーディション用の全身写真の場合、どんな服装やメイクで撮ると、審査員の目に留まりやすいのでしょうか。
◎全身写真の服装
オーディション用の全身写真は、全身のバランス、手足の長さ、体型などを主に審査するためのものです。
ゆったりした服装など、体型が分かりづらい服装は避けましょう。
オーディション用の全身写真で避けるべき服装
・ゆったりとしたワンピース
・ワイドパンツ
・オーバーサイズシャツ
・柄や色の主張が強すぎる服装
・ハイヒール
ゆったりとしたオーバーサイズの服は、体型が分からないのでNGです。
露出し過ぎる必要はありませんが、タンクトップやショートパンツなどの健康的でスタイルが分かりやすい服がおすすめです。
また、個性が強い派手な柄の服よりも、シンプルで顔映りの良い色の服を選んだ方が、本来のその人の良さが伝わります。
靴もハイヒールや厚底のブーツでは、本来のスタイルが分からなくなります。
ファッション的に、ハイヒールを履きたい場合も、5㎝程度のヒールを選びましょう。
◎全身写真のヘアメイク
全身写真は、バストアップの写真に比べて、顔が小さく写るからといって油断してしまう人も少なくありません。
しかし、印象に残る全身写真は、ヘアメイクも含めてバランスの良い写真です。
基本的には、バストアップ写真と同じで、ナチュラルメイクに顔の輪郭が分かりやすいヘアスタイルがベストです。
しかし、全身写真ならではのヘアメイクの注意点もあります。
例えば…
・メイクで顔の色が白くなりすぎて、体の色と違い過ぎる
・ヘアスタイルで頭が大きく見える
・メイクが薄すぎて顔色が悪い
など、服装やヘアメイクが原因で、全身写真の印象が悪くなることもあります。
全身写真は、メイクが濃すぎても顔だけが不自然に浮いてしまったり、薄すぎても目元の印象がなくなったり、顔色が悪く写るので、眉毛、アイメイク、チークなど、血色がよくなるメイクを意識しておきたいですね。
全身写真のポーズは?
オーディション用の全身写真を撮る時には、ポーズに悩まされていませんか?
全身写真も基本的には正面を向いてポーズを取りますが、体のラインをキレイに見せるために体をひねったり、立ち方を工夫するのは問題ありません。
審査員の印象に残るためには、オーディションのイメージに合うことも大切です。
元気なイメージが強いティーン誌のモデルのオーディションであれば、元気でフレッシュな印象を与えるポーズ、大人な女性の役を演じる俳優のオーディションであれば、落ち着いた印象を与えるポーズなど、イメージにも重点を置いてみましょう。
全員写真を撮る場所は?
全身写真を撮る場所は、室内でも屋外でも問題ありません。
それぞれの注意点をチェックしておきましょう。
室内で全身写真を撮る時の注意点
・背景はシンプルな場所で撮る
・部屋を明るくする
・自撮りで撮影しない
自宅などで写真を撮る場合、家具や生活用品などが背景に写ると、ごちゃごちゃして人物が目立たなくなってしまいます。
できるだけシンプルな壁などの前で取るようにします。
背景の色と服の色がかぶらないようにするのもポイントです。
また、室内の写真は、暗くなってしまうことも多いので、窓を開けて自然光を利用するなど、明るくなるように工夫しましょう。
屋外で全身写真を撮る時の注意点
・背景がスッキリした場所を選ぶ
・天気の良い日に撮影する
・自撮りで撮影しない
室内と同じで、屋外でも背景には注意が必要です。
後ろに人がたくさん写っていたり、建物が多い場所など、人物が目立たなくなってしまう場所は避け、公園など空や植物がきれいな背景を選ぶと好印象です。
また、雨や曇りの日に撮影すると、全体的に暗い印象になるので、天気が良い日に撮影しましょう。
そして、室内でも屋外でも共通して、自撮り棒やセルフタイマーを使って自分で撮影するのは避けましょう。
家族や友人に撮影してもらうか、それが難しい場合は写真スタジオなどでプロに撮影してもらう方法もおすすめです。
審査員の目に留まる全身写真
審査員の目に留まるようにと、目立つ写真を撮って送る人もいます。
不思議なポーズを取ったり、奇抜なファッションで写真を撮れば、確かに目立つので審査員の目に留まるかもしれません。
しかし、審査員の目に留まっても、オーディションのイメージに合っていなければ、書類審査を通過することはできません。
大切なのは、オーディションのイメージに合うことです。
ポーズやヘアメイクを意識して、審査員に「会ってみたい」と思われるような写真を撮るように心がけましょう。