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歌手になるには|売れっ子歌手になるために必要な5つの能力

「歌の仕事がしたい!」
「大きなライブ会場で自分の歌を歌ってみたい!」

そんな歌手への憧れはあるけれど、具体的にどんな行動をしたらいいのかわからず悩んでいませんか?

実は歌手になる方法、歌手になるために今から出来ることは、意外とたくさんあるものです。

ここでは、歌手になるために必要なこと、まず何をするべきなのかを詳しく説明していきます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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1.歌手とは?

1-1.歌手とは

歌手とは、一般的に歌を歌うことを仕事にしている人のことを指します。

特別な資格や免許、試験が必要なことはなく、一般的に知られているテレビやラジオに出演するような方以外にもたくさんいるために、歌手という線引きが難しいというところもあります。

では、歌手としての仕事にはどんなものがあるのかを次項からご説明します。

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1-2.歌手のお仕事

歌手の仕事は、前項にもあるように基本的には「歌うこと」です。

ですがその「歌うこと」にも、以下のように様々な種類があります。

・CDリリース(レコーディング)
・コンサートやライブに出演
・CMや企業のPR曲などを歌う
・仮歌
・コーラス

CDやライブ出演といった「表舞台で活躍する歌手」から、そのライブでコーラスとしてバックアップをする歌手だったり、CMソング・仮歌といった「顔を出さない歌手」まで実に様々な種類の仕事があります。

下積み時代には仮歌やクレジットに載らないようなお仕事もあります。

西野カナさんも、デビュー前は仮歌のお仕事をしていました。

1-3.レコード会社とレーベル、音楽事務所の違いとは?

次に歌手のお仕事をもらう上で知っておきたいレコード会社とレーベル、そして音楽事務所の違いについて説明していきます。

①レコード会社とレーベルの関係性

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レコード会社は音楽作品の宣伝や発売を行い、レーベルはそのレコード会社の下で企画や制作を行う部門のことを指します。

レコード会社の中にはレーベルが複数あり、さまざまなジャンルや特定の客層をターゲットにした部門に分けられています。

一言に歌手と言っても、ロックがメインの人もいればポップスや演歌などでデビューしている方もいます。

レコード会社は幅広いジャンルのレーベルを取り揃えることで、さまざまなアーティストが所属できるようになっているのです。

②音楽事務所とは

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音楽事務所は実際にCDの企画や販売をするレコード会社とは違い、アーティストの育成が主です。

事務所に所属中はボイストレーニングやダンスなどのレッスンやライブをこなしつつ、レコード会社との契約やデビューを目標としたオーディションを受けることになります。

しかしながら、一定の成果や成長が見られないと事務所を卒業せざるを得なくなるとても厳しい場所です。

オーディションに合格してレコード会社と契約が決まると、レーベルとの専属契約になりメジャーレーベルからデビューへの道が一段と近くなります。

メジャーレーベルからデビューする場合は大々的にPRしてもらえるため、一気に認知度が上がる可能性がとても高いです。

③インディーズの場合

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音楽事務所に所属しないインディーズバンドはインディーズレーベルからのデビューとなり、PRもメジャーレーベルと比べるとかなり控えめです。

ですが、PRなどの経費が少ない分売れたときの取り分はメジャーレーベルデビューと比べてかなり多くなります。

つまり、音楽事務所に所属しているアーティストと比べると会社から受けられるサポートは少なくなりますが、その分リターンが大きいということになります。

そのため、あえて音楽事務所に所属せず活動しているアーティストは数多く存在します。

2.歌手になる方法

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まず心得ておくべきことは、歌手になる方法に確実なものはありません

ですが、ここでは歌手になるためにするべきことを紹介します。

様々なやり方がありますが、歌手になるために是非以下のことを試してみましょう。

・オーディションを受ける
・ライブに出演する
・ネット上に歌を公開する
・音楽事務所にデモテープを送る

順にご説明していきます。

①オーディションを受ける

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歌手になるには、やはりオーディションは受けるべきでしょう。

しかし、歌手のオーディションにも様々な種類や合格するための知識があります。

歌手のオーディションについては歌手のオーディションを受けるまえに知っててほしい4つのことをご覧ください。

オーディションに合格した場合、大抵は音楽事務所(プロダクション)所属の扱いになります。

なので、いつか歌手としてお仕事をするためには芸能プロダクションに所属をしておくのも一つの方法です。

所属すれば必ずバックアップをしてもらえるという保証はありませんが、プロダクションの意向によって歌手デビューができるかもしれません。

◎オーディションからデビューした歌手

福山雅治

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音楽で仕事がしたいと思い、長崎から上京した福山雅治さんは、1988年に「アミューズ・10ムービーズオーディション」に合格して、先に俳優デビューをしたのちに歌手デビューを果たしています。

ATSUSHI

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2000年に開催された人気番組「ASAYAN」の男子ボーカリストオーディションを受けています。結果は落選となりましたが、このオーディションをきっかけにEXILEへの加入が決まりました。
同じオーディションに参加していたNESMITHさんも、後にEXILEに加入しています。

オーディション情報は記事の後半でご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

②ライブ出演をする

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ライブ出演もチャンスを掴むうえで大切な活動です。

経験・実績を積むとともに人前に出ることに慣れることも大事です。

ライブ会場にはお忍びで事務所関係者、レコード会社など音楽関係者が見ている場合があります。

そこで声がかからなかったとしても、出演者同士などを介し業界の横のつながりを得られることもあります。

まずはライブに出演してみるのもいいでしょう。

◎ライブ出演がきっかけでデビューした歌手

BUNP OF CHICKEN

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子供の頃から親交のあった4人組バンド「BUNP OF CHICKEN」は、コンテストでグランプリを取るなど実績があり、ライブ活動を行っている中で、音楽プロデューサーの木崎賢治さんにスカウトされています。

GLAY

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人気ロックバンド「GLAY」は、インディーズ時代にライブハウスでライブを行っていた時に、X JAPANのYOSHIKIさんからスカウトされています。

③ネット上に自分の歌を公開する

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最近ではYouTubeやニコニコ動画といった動画サイトに自分の歌を公開したことがきっかけで歌手デビューする人も少なくありません。

この方法の一番のメリットとしては、いつでも投稿できる・誰でも見ることができることです。

反対に主なデメリットとしては編集技術が必須である他に正当な評価が受けづらいことや、匿名性を利用した誹謗中傷が多いという点です。

著作権の問題もあることからトラブルに発展しやすい点にも注意しなければなりません。

◎ネットがきっかけでデビューした歌手

あいみょん

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「音楽番組を作りたい」と言う友人に頼まれて、自作の楽曲を歌う動画をYouTubeにて配信したところ、その動画を見た事務所の人からスカウトを受けてデビューにつながりました。

Tani Yuuki

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独学で学んだDTMを使って作った「Myra」をTikTokでワンフレーズのみ公開し、その後YouTubeにフル歌唱を公開したところ、音楽配信サービスのチャートの上位にランクインしたことがきっかけでブレイクしています。

④音楽事務所にデモテープを送る

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自作の曲やカバー曲などを音楽事務所に送り、事務所の人に直接歌を聞いてもらう方法があります。

デモテープを送る際最も注意したい点は、「いつでもテープ送っていいわけではない」というところです。

必ず事前に音楽事務所へ連絡をし、詳細をやり取りした後初めてデモテープを送ることが出来ます。

突然デモテープを送ってしまうと一方的に送られたものと見なされマイナスイメージがついてしまうので気をつけましょう。

歌の出だしで他の人とは違う個性や人を惹きつける力がないと、ワンコーラスも終わらないうちにテープは捨てられてしまいます。

◎デモテープがきっかけとなった歌手

稲葉浩志

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プロのギタリストとして活動していた松本孝弘さんが、本格的にタッグを組むボーカリストを探していた時に、事務所のオーディションに送られてきていた、稲葉浩志さんのデモテープを聞いたのがきっかけでB′zが結成されました。

中島美嘉

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レコード会社に初めて送ったデモテープがきっかけで、ドラマのヒロインに抜擢された中島美嘉さん。
デビュー曲の「STARS」は、新人歌手として異例の60万枚を超える売り上げとなりました。

ここまで4つの方法をご紹介しましたが、確実に音楽業界の方に歌を聞いてもらうチャンスがあるのはやはりオーディションを受けることです。

POINT

どこで誰が見ているか、そして聞いているかわかりません。

どんなチャンスが訪れるかわかりません。

オーディションもライブも誰かに自分の歌を聴いてもらうことから始まります。

チャンスを増やすためには行動あるのみです。

たくさん行動し、たくさん経験しましょう。

3.オーディション情報

先述したとおり、オーディションで事務所に入ることは、歌手デビューへの道につながる大きなチャンスです。

ここではおすすめの歌手事務所をランキング形式でご紹介します。

1. テアトルアカデミー

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人気タレントや子役タレントの他に、アーティストも所属するテアトルアカデミー。

テレビやラジオ、WEBや雑誌など業界と強力なパイプがあるため、最短3ヶ月でメジャーデビューも可能。

ボイストレーニングや発声、作詞作曲のレッスンまで、歌一本で勝負できる即戦力歌手を育てる充実したレッスンを行っています。

作詞・作曲にも挑戦

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鈴木福・夢・楽・誉の兄弟4人とMASAKingによるユニットです。

俳優、タレントとして活躍する鈴木福さんが「SUZUKI5」として

アーティスト活動もしています。

2020年4月にはデビュー曲「きっと福がくる」をデジタルリリースしています。

SUZUKI5(テアトルアカデミー 所属歌手)

30年以上の伝統と実績のある事務所なので、ぜひオススメしたい事務所です。

・実践的なレッスン
・即デビューできる業界との強力なつながり

…といった強みで、全面的にバックアップしてくれる事務所です。

所属アーティスト
SUZUKI5、Anna、BmF他多数

オーディション情報
・随時無料オーディション実施中
・最短3ヶ月でデビュー可能
・何度でも受験可能
・強力なバックアップ

テアトルアカデミー

2.SonyMusicオーディション

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SonyMusicが主催する随時募集のオーディションです。

SonyMusicからデビューする若き才能を発掘するオーディションで、歌手意外に俳優やクリエーターなど幅広く募集を行っています。

出身歌手:King Gnu、milet、緑黄色社会など
オーディション料:無料
対象:性別、国籍、年齢不問

SonyMusicオーディション

 3.ビクターミュージックオーディション

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大手レコード会社ビクターエンターテイメントが主催するオーディションです。

締め切り期限がなく、またジャンルの指定もないためいつでも応募出来ます。

所属歌手:夏川りみ、松浦航大など
オーディション料:無料
対象年齢:不問

ビクターミュージック

4.全国新人発掘・育成オーディション

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大手芸能事務所ワタナベエンターテイメントが主催するオーディションです。

特待生として合格するとレッスン料が全額免除になり、事務所からの豊富なバックアップが受けられます。

所属歌手:Little Glee Monster、中川翔子など
オーディション料:無料
対象年齢:不問

ワタナベエンターテイメントオーディション

5.日本コロムビアオーディション

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日本コロムビアが主催している新人発掘オーディションです。

人気アーティストが多く所属する日本コロムビアでは、随時デモテープのオーディションを開催しています。

所属アーティスト 氷川きよし、きゃりーぱみゅぱみゅなど
オーディション料:無料
対象年齢:年齢不問

日本コロムビアオーディション

4.歌手に必要な能力・体づくり

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4-1.歌手に必要な能力

歌手になるためにするべき方法はわかっても、どんなことが歌手にとって必要なのか、求められることなのか気になりますよね。
歌手に必要とされる「能力」には、主に以下の5つです。

①歌唱力
②惹きつける魅力
③可能性
④自己分析力
⑤歌が好きなことを忘れない

どういうことか、順にご説明していきます。

①歌唱力
まず大前提ではありますが、やはり歌唱力は必要不可欠です。

正しい声の出し方と正確な音程、リズム感やボリューム・感情のコントロールができることはもちろん、歌う曲に応じて適した歌声を乗せられる感性も必要となります。

②惹きつける魅力

歌手は、ただ歌が上手いだけではなく声質、ルックス、カリスマ性、オーラといったその人自身の人としての魅力もまた、求められる能力であると言えます。

これらを得る方法は正確にはありませんが、自信を持ち人に見られているという「意識をする」ことで周りからの評価は変わるかもしれません。

③可能性

今後の伸びしろ、商品としての価値を持っているかなどのビジネス的に可能性・将来性があるかどうかも歌手には求められます。

どんな人が可能性があると判断されるかは見る人によって違うため、より多くの人に見てもらいその可能性を見出してもらうことが大事でしょう。

④自己分析力

客観的になれるかどうかも歌手として大切な要素と言えます。

自分のスタイルを貫いているのもかっこいいですが、スタイルを貫くことと自己満足は違います。

自らの歌を商品として捉え、また売り出していくために自己分析や周りの意見に耳を傾ける柔軟な対応ができることが重要です。

⑤歌が好きなことを忘れない

いろいろな能力が要求される世界ではありますが、結局は好きじゃなければ続けられません

深夜まで続くレコーディングやトレーニングなどハードで不規則なことが多い歌手の仕事も、好きだという気持ちがあれば乗り越えられるはずです。

その好きな気持ちを持ち続けることこそ、何より大変で大切なことだといえます。

4-2.歌手に必要な体づくりやイマジネーションを上達させる方法

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歌手は歌を歌う仕事ですが、時には作詞や作曲もすることもあります。

そしてそれらイマジネーション能力があればあるほど周りからも必要とされます。

歌手に必要な体づくりやイマジネーションを豊かにするには、主に以下のような5つの方法があります。

①ボイストレーニング
②運動・筋トレ
③本を読む
④映画やミュージカルを見る
⑤いろんな音楽を聴く

これらの5つの方法を順番にご紹介していきます。

①ボイストレーニング

基本中の基本ですがやはりボイストレーニングは必須です。

ボイストレーニングでは基礎的な声の出し方で高音域もスムーズに出せるようになったり、喉を傷めない歌い方などの独学だけでは限界のある、歌手になる上で必要な技術を学ぶことができます。

お金はかかりますが、効率的に考えて将来プロの歌手を目指しているならボイストレーニングは受けておくべきでしょう。

②運動・筋トレ

歌を長時間歌い続けるには体力が必要です。

ロングトーンを出し続けるためには基礎的な歌唱方法だけではなく筋力も必要です。

また、ライブ時は思っている以上に体力を消耗するので、持久力をつけるためにもランニングを行い、筋トレや体幹トレーニングを行い歌うための体づくりをしましょう

これだけでもぐっと歌いやすくなるはずです。

③本を読む

歌にはイマジネーションも必要です。

イマジネーション力を養うには「読書」がオススメです。

挿絵のあるものではなく、できれば活字だけで読むようにしましょう。

小説やストーリー色の強いものを読み、イマジネーションを膨らませるためのいいトレーニングになります。

いずれ作詞をするときに役に立つでしょう。

④映画やミュージカルを見る

こちらも豊かなイマジネーション形成するためにも意識的に行いたいことです。

歌には現実的な要素もあれば非現実的な描写もあります。

やはり映画やミュージカルといった非日常を手軽に体感できるツールは、想像力や感性を研ぎ澄ましてくれるきっかけになるでしょう。

⑤いろんな音楽を聴く

とても大切なことです。

特に自分が今まで聞いてきたのとは違うジャンルを聴くこと。

いろんなジャンルの音楽を聴くことで、湧き出すメロディや歌い回し、アドリブやコーラスワークにも深みが出るでしょう。

いつか作曲をしたり、コーラスをするときにきっと役に立つはずです。

POINT

歌手として必要な体づくりは、スポーツ選手のトレーニングと同じように日々の努力の積み重ねで得られるものです。

同じくらい必要な「感性」もまた、短い時間では習得できません。

本や映画などを見るのももちろんいいですが、自分自身で様々な経験をすることが、鋭い感性を生む一番の近道でしょう。

普段から辛いことや苦しいことにも果敢にチャレンジしていきましょう。

5.売れっ子歌手になるには

歌手になる方法や、歌手になるために必要なことを紹介しましたが、さらに「売れっ子歌手」になるには何が必要なのでしょうか。
「売れっ子歌手」の特徴を知っておきましょう。

ファンを増やす能力

実力があれば、自然とファンは増えていくというのはもちろんですが、実際には実力は高いのになかなかブレイクできない人も多いです。
実力はもちろん、人を引き付ける魅力を持つことと、努力することは売れっ子歌手になるために大切です。
SNSや動画投稿などを使って、自分のパフォーマンスを見てもらう機会を増やしたり、ライブ出演などで、ファンを増やす地道な活動を続ける努力が重要になります。

周りの人に感謝する

実際に売れている歌手は、支えてくれるスタッフやファンに対する感謝の気持ちを忘れず、大切にします。
スタッフから信頼されていたり、近くにいる人から「素敵な人だ」「この人について行きたい」と思わせる魅力がある人は、パフォーマンスを見てくれるファンを惹きつける能力も高いです。
ファンを増やすには、まずは近くにいる人から魅力を感じてもらえる人になりましょう。

自分の信念がブレない

売れっ子歌手の特徴として共通するのが「ブレない」ことだと言われています。
音楽性など、歌手としての信念はもちろんですが、言っていることがころころ変わったり、責任感のない言動をしていては、ファンはついて来てくれません。
「こういうアーティストでありたい」「自分はこういうスタイルだ」という、アーティストとしての信念を強く持つことが大切です。

6.まとめ

歌手になるために確実な方法はありません。

ですが今テレビやライブで活躍している歌手も、初めは同じ「無名」のスタートラインにいました。

自分の歌をとにかく聴いてもらいましょう。

そして「歌手になりたい」「歌が好きだ」という気持ちを常に意識し、努力と感謝を忘れずに行動していきましょう。

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