赤ちゃんのオーディションは、具体的にどういうものか分かりづらいですよね?
「我が子を赤ちゃんモデルにしたい」との思いで、赤ちゃんのオーディションに関していろいろと調べていませんか?
赤ちゃんのオーディションには、赤ちゃんモデル事務所(スクール)に所属するためのオーディションと、一般公募モデルのオーディションの2種類があります。
ここでは、赤ちゃんモデル業界に関して全く知らないお母さんにも分かりやすいように、赤ちゃんのオーディションについてご説明していきます。
Outline
1.赤ちゃんモデルとは?
1-1.赤ちゃんモデルは何歳から?
赤ちゃんモデルと呼ばれるのは、一般的には生後2,3ヶ月から3歳の間です。
オーディションによって募集年齢が異なるので、オーディションごとに確認して下さい。
1-2.赤ちゃんモデルの仕事とは?
赤ちゃんモデルの仕事は、赤ちゃんという限定された時期だけ活躍できるお仕事です。
例えば、オムツのCMやベビー用品のパッケージ、ベビー服のパンフレットやカタログの表紙などです。
事務所に所属して売れっ子赤ちゃんモデルになると、TVドラマや映画などにも出演するようになります。
次項からは、具体的なオーディションについてご紹介していきます。
2. 赤ちゃんオーディションの種類
赤ちゃんオーディションには、
1.赤ちゃんモデル事務所(スクール)
2.一般公募
といった2種類があります。順番にご説明していきます。
2-1.赤ちゃんモデル事務所(スクール)のオーディション
「テアトルアカデミー」や「クレヨン」など、赤ちゃんモデル事務所(スクール)のほとんどが0歳からの所属を認めています。このような事務所(スクール)では、「1-2.赤ちゃんモデルの仕事とは?」でご紹介したような仕事をするための訓練をします。
具体的には、ダンスや遊びなどを通して表現力を養ったり、絵本などを使って親子のコミュニケーションUPを行います。
赤ちゃんモデル事務所の中でも、人気の高い事務所をいくつか紹介しておきます。
①テアトルアカデミー
赤ちゃんモデル専門のスタッフもいるので、レッスンも安心して受けることができます。
【所属タレント】
・鈴木福、小林星蘭、谷花音 他
②クレヨン
レッスンは2歳から受けることができます。
③クラージュキッズ
0歳から参加できる赤ちゃんモデルオーディションもあります。
事務所(スクール)に関するさらに詳しい詳しいことは、「キッズモデル事務所一覧|気になる情報をまとめて紹介」をご覧下さい。
2-2.一般公募オーディション
上記のように事務所(スクール)のオーディションではなく、パンフレットや商品カタログなどのオーディションが一般公募で行われることがあります。
一般公募は、大手アパレル会社のパンフレットや商品カタログの表紙などを、一般に公募してオーディションを行うものです。
しかし、その倍率は5,000倍と非常に高く、合格するのはほんの一握りだそうです。
また、赤ちゃんモデルの仕事は、事務所に所属している赤ちゃんの方が、撮影に慣れているため、一般公募していないオーディションも多いです。
そのため、一般公募で赤ちゃんモデルを目指すよりも、事務所(スクール)に所属してデビューを目指すことをオススメします。
次項では、具体的なオーディションの流れについてご説明していきます。
3.オーディションに関すること
事務所(スクール)のオーディション、一般公募オーディションともに、
1.書類審査
2.オーディション・面接
といった段階で進んで行きます。一つずつご説明していきます。
3-1.まずは書類審査
まずは履歴書を作成し、書類審査に応募します。書類審査の段階での合格率は約50%と言われています。履歴書には、住所や氏名、年齢の他に書くべき重要な事柄が2つあります。
A.志望動機
B.自己PR
以上の2つです。赤ちゃんモデルの場合、審査員や選考の人が「この子と会ってみたい!」と思わず叫んでもらえるようなインパクトのあるものを書く必要があります。
A.志望動機
なぜ、自分の子どもを赤ちゃんモデルにしたいのか。あいまいなものではなく、明確な志望動機を書いて下さい。「このこの可愛さを多くの人に見てもらいたい」など親の一方的な意見ではなく、「この子にいろんな体験をさせてやりたい」など子どものことを思っていることをアピールして下さい。
B.自己PR
赤ちゃんは見た目よりも何ができるのか(できないか)により採用される可能性が高いです。コツとしては、一度お子さんの良い部分(かわいいと思う部分)を書き出して、それをまとめて記入していくのが一番良いです。
「よくカワイイと言われています」 といった漠然なことではなく、「人見知りなところがあったのですが、元気だけは人一倍あります」など、よりポジティブで具体的な部分をたくさん書くようにしましょう。
次項では、書類審査に合格後のオーディション当日についてご紹介していきます。
3-2.オーディション当日の流れ
ここでは、書類審査に合格したあとの、オーディション当日の流れをご説明していきます。オーディションの流れは、
①受付
②オリエンテーション(説明)
③カメラテスト・面接
④実技テスト・グループ面接
といった流れです。一つずつ見ていきましょう。
①受付
まず、指定された日時にオーディション会場に行き、受付を済ませます。そして、受験番号等のファイルをもらい控え室へ。簡単な説明のあとはカメラテストでオーディション開始です。
②オリエンテーション(説明)
オーディションには、多くの赤ちゃんが来ています。面接に不安をお持ちのお母さんやお父さんのために、ここではオーディションの手順と、どんなことをするのかを説明します。
③カメラテスト・面接
カメラテストはカメラの前で数十秒ポーズを撮ります。ここではお子さんが笑顔を出せるように心がけてください。
面接官は2名1組で、一人が質問をし、もう一人が審査をします。赤ちゃんモデルオーディションの場合は保護者が対応します。
④実技テスト・グループ面接
1グループ5名程度で保護者によるグループ面接を行います。
つかまり立ち、よちよち歩き、カタコトのおしゃべりなど、お子さんの成長の速さはそれぞれ違います。この面接は他のお子さんと比べて優劣を問うものではなく、これから伸びていくお子さんの個性や将来性を見るものです。
ここでは一人ずつ審査員から質問をされ、親が主にマイクで話さなければいけません。
いかがでしたか?これでオーディションは終了です。あとは合格発表を待つだけです。しかし、オーディションの流れは分かったとしても、具体的にどんなことを質問されるか分からないですよね?
次項では、面接でよく聞かれる質問をご紹介していきます。
3-3.面接でよく聞かれること
一度にたくさんのお子さんをオーディションしますので、一人ひとりに費やされる時間は1分〜3分ほどです。その短い時間の中で交わされる質問は決して多くありません。ここでは、面接でよく聞かれる質問をいくつかご紹介します。
・「お子様をPRして下さい」
・「お子様の、好きな食べ物は何ですか?」
・「お子様の長所・短所は?」
こういった質問をされることが非常に多いです。その中で、お子さんの魅力や志望動機(親の熱意)を言葉で伝える貴重な機会です。 真摯な気持ちで情熱を持って、明るい口調で喋りましょう。 また、一次審査応募の時に提出した登録書類の内容を元に質問される可能性があります。
4.オーディション合格のコツ
ここでは、オーディションでの合格率を上げるちょっとしたコツを3つご紹介します。
①こんな赤ちゃんが選ばれる
のびのびとした表情や動作、感受性豊かなリアクションを備えた子は評価されるでしょう。それぞれの子供には素敵な個性があり、型にはめるべきではありません。とは言え、ハキハキと元気が良い返事・素直な受け答えは基本であり、好印象を与えるのではないでしょうか。
年齢が高くなるにつれて、相応の言動・行儀が求められます。なお、「大人ぶる」「カワイコぶる」といった、「あざとい演出」は、周到な戦略が無い限りNGでしょう。
②見られていることに気をつけましょう
適度にリラックスするのは良い効果をもたらすかもしれません。でも度を越して、自分勝手な振る舞いをしたり、だらけてしまってはいけません。待ち時間の態度や、スタッフさんから声を掛けられた時の対応なども、それとなく観察されています。そして合否に影響を与える場合もあり得ます。
そして、特に赤ちゃんの場合に注意していただきたいのが、人見知りしない、場所見知りしないこと。初めての場所に来て、大勢の見知らぬ人たちと一緒になるので、その場の雰囲気にのまれて極度の緊張・興奮状態に陥り、萎縮してしまう事もあります。付き添いの方は、子どもをリラックスさせて、モチベーションを高めるように配慮しましょう。
赤ちゃんの場合は、泣き出さないようコンディションに気を配りましょう。 そして、お父さんもお母さんも平常心で。
③親の役目を明確に
子どもがレッスンを受けたり、あるいは芸能のお仕事を行なう場合、親御さんのサポートは極めて重要です。普段の日常生活については勿論の事、レッスン場や仕事の現場に親が付き添い世話をするケースも多い事でしょう。子どものタレント活動は、親と子の「二人三脚」なのです。ですので、オーディション会場においては、親御さんも審査員やスタッフの方たちから、それとなく注目されていると考えられます。
受け答えをする親の役目は、審査員の目を見て話し、誠実な印象と熱意を伝えることです。
5.赤ちゃんオーディションQ&A
ここまで、赤ちゃんのオーディションに関して見てきて、全体像を掴めていただけたことと思います。しかし、まだいまいち細かい部分がつかめていない方もいらっしゃると思います。ここでは、そんな方のためによくある質問をQ&A方式でご紹介し、少しでも疑問を解消していきます。
Q:オーディションで、子どもの体調が良くない場合はどうすればいいのか?
A:オーディション先に連絡すれば、多少融通を利かせてくれるところも多いです。しかし、授乳やオムツ交換など生理的なことでしたら全く問題ありません。担当者も上手く対応してくれます。
Q:赤ちゃんモデルの出演料(ギャラ)の相場は?
A:赤ちゃんモデルやキッズモデルのお仕事1回あたりの出演料(ギャラ)は、大人のモデルやタレントと比べるとそれほど大きな金額ではありません。
お仕事の種類によって大きく異なりますが、雑誌などの撮影1回で数千~数万円程度、CM撮影などで数万~数十万円ぐらいが相場のようです。
プロとしてお仕事をした時、例えばオムツのCMの場合は、メインで出演して10~20万円程度が相場です。ただ、その全てが出演者に渡るわけではなく、もし事務所に所属していれば、事務所に2~3割程度は渡ってしまいます。また、事務所によっては5割ほど引いてしまうところもあるとか。事務所に所属してしまうと、手元に残るのは、7割以下だと思っておいた方が良さそうです。
Q:オーディション当日の親子の服装は?
A:親子ともにシンプルで清潔感のある服装がオススメです。ただ、お母さんは子どもの動きに合わせて動くので、スカートではなくズボンの方が無難です。
Q:両親が共働きの場合、赤ちゃんモデルは難しい?
A:問題はありません。共働きで赤ちゃんモデルの活動をされている方はたくさんいます。ただ、仕事場には必ずご両親のどちらかの同伴が必要なのでご注意下さい。
6.オーディション当日までに準備しておくこと
赤ちゃんモデルのオーディションは、親子でしっかり準備しておくべきこともたくさんあります。
オーディションに参加するためにやっておくべきことを紹介しておきます。
◎生活リズムを整える
オーディションの時に、赤ちゃんが泣いてしまったり、グズッたりすることもあります。
審査員は、赤ちゃんのオーディションに慣れているので、グズッてしまうのは想定内ですが、いざ赤ちゃんが泣き出してしまうと、パパやママが焦ってしまい、質問にも集中して答えられなくなることもあります。
お腹が空いたり、眠くなってしまうと赤ちゃんは泣いてしまうことも多いので、日ごろから生活リズムを整えて、オーディションの時間に赤ちゃんの機嫌が悪くならないようにしておきましょう。
オーディションの時間がお昼寝や授乳の時間と重なる可能性がある場合は、控室で対応できるように準備してオーディションに行くのも大切なポイントです。
◎いろいろな人や場所になれる
赤ちゃんが泣いたりグズッたりする理由は、お腹が空いたり眠くなる時だけではないですよね。
人見知り、場所見知りが始まった赤ちゃんの場合は、オーディション会場の雰囲気や、知らない人たちに囲まれることに驚いて泣いてしまうケースも多いです。
オーディションの時に困らないように、普段からいろいろな場所に出かけたり、いろいろな人と接する機会を作ることをおすすめします。
赤ちゃんモデルからレッスンを受けられる事務所であれば、オーディション対策のレッスンやアドバイスが受けられるのでおすすめです。
◎赤ちゃんの良いところを見つけておく
赤ちゃんモデルのオーディションの場合、パパやママが審査員からの質問に答えることになります。
「好きな遊びは?」「どんな性格ですか?」などの質問が多くなりますが、ありきたりな答えよりも、印象的なことを答える方がいいですよね。
そのためにも、普段から赤ちゃんの様子をよく観察して、印象的な性格や特徴を見つけておきましょう。
おもしろいエピソードトークもできれば、さらに印象的です。
7.まとめ
いかがでしたか?オーディションの種類や当日の流れなど「赤ちゃんのオーディション」に関することを様々な角度からご紹介してきました。お子さんを赤ちゃんモデルにするために、まずは一緒にオーディションを受けてみましょう!お母さんとお子さん共に楽しくお仕事ができるように頑張りましょう!