芸能界でバレエ経験者が多い理由
芸能人には、バレエ経験者が多いと感じたことはありませんか?
芸能界にはなぜ、バレエ経験者が多いのか、その謎から探っていきましょう。
芸能人にバレエ経験者が多い理由
舞台で表現する経験を活かせる
バレエは、発表会などで舞台に立ち、人前で表現する機会がたくさんあります。
人前で表現する楽しさを経験し、それを活かすことができる芸能界で活躍しようと考える人が多いと考えられます。
芸能界に入るためにバレエを習っていた
ミュージカルなど、バレエが必要なジャンルで活躍することを目指して、バレエを習っている人も多いので、結果的に芸能人にはバレエ経験者が多く感じるというのも理由の一つです。
立ち姿、歩き方が美しくなる
バレエ経験者は、姿勢や立ち姿が美しく、街を歩いていても関係者の目に留まりやすく、スカウトされるきっかけにもなります。
このように、バレエ経験者には、芸能界で活躍するために、有利になることが多いと言えます。
見ただけで分かる!バレエ経験者の特徴
テレビで芸能人を見ていて、バレエ経験者だと聞くと「やっぱり!」と思ったことはありませんか?バレエ経験者には、見ただけで分かる特徴があります。
バレエ経験者の特徴
歩き方や立ち方が特徴的
バレエ経験者は、普段から外股になりやすく、つま先が外に向いた歩き方をする人が多いです。
立ち姿も体の軸を使った美しい立ち方で、同じバレエ経験者から見れば、立ち姿だけで分かることもあるそうです。
体の使い方がきれい
バレエのしなやかな動きが身についていると、落としたものを拾う時など、何気ない動きや、所作にも美しい動きが出ます。
日常の些細な仕草でも、バレエ経験者と分かることも多いです
筋肉のつき方
バレエのトレーニングをしていると、足首がキュッと細く全身はスレンダーですが、しっかりと筋肉が付きます。
また、首から腕、背中にかけても、綺麗に筋肉が付くのは、バレエの姿勢や動きが関係しています。
テレビに出ている、バレエ経験者の首のラインや、二の腕、背中の筋肉は、とても綺麗なので、注目してみましょう。
バレエ経験者のメリット
姿勢が良くなる、所作が美しくなるなど、バレエ経験者にはメリットとなる特徴がありましたが、他にも芸能人として役に立つメリットがあります。
バレエ経験者のメリット
体幹が良くなる
バレエでは、体の軸を使ってターンをしたりジャンプをするので、全身のバランスを使います。
そのため、軸がぶれない体幹が身につくので、他ジャンルのダンスや他のスポーツをする時にもメリットとなります。
体力が付く
バレエでは、姿勢を維持しなければいけないので、体の内側の筋力(インナーマッスル)も鍛えられます。
そのため、スマートな体型のまま筋肉をつける事が出来るので、美しさも保ったまま体力をつけることもできます。
集中力・忍耐力が付く
バレエは、体を柔らかくするために、ストレッチを継続したり、難しい動きをコツコツ練習して上達していくので、忍耐力が付くと言われています。
さらに、美しい姿勢を保って踊り続けることを意識しているので、集中力も身につきます。
表現力が身につく
バレエは表現力が必要なダンスなので、表情だけでなく、手足の先まで神経を集中して世界観を表現します。
芸能界でも歌やダンス、演技など表現力が必要な仕事が多いので、バレエで養った表現力は必ず役に立つでしょう。
バレエ経験者の女性芸能人
バレエ経験者が多い女性タレントの中で、特にイメージが強い人を紹介します。
米倉涼子
5歳から15年間バレエを続けていた女優の米倉涼子さんは、小学生時代から牧阿佐美バレエ団のジュニアスクールに通い、その後は谷桃子バレエ団でコンクールにも出場した経験があります。
その経験を活かし、女優としてはミュージカルでも活躍して、2012年には「CHICAGO」で主演として、ブロードウェイの舞台に立っています。
蒼井優
「娘を宝塚歌劇団に入れたい」と思っていた母の影響で、2歳からバレエを習っていたという女優の蒼井優さん。
中学二年生の時には、ミュージカル「アニー」に出演し、本格的に女優デビューしてからも、映画「花とアリス」でバレエを披露しています。
松島花
バレリーナを目指すほど、本格的にバレエに打ち込んでいたモデル・女優の松島花さん。
成長痛でバレエができなかった時に芸能事務所からスカウトされ、スカウトをきっかけにモデル活動を始めたそうです。
姿勢や所作の美しさがピックアップされることが多い松島花さんですが、バレエで鍛えた体が、姿勢やスタイルの維持につながっているのでしょう。
天海祐希
天海祐希さんと言えば、宝塚歌劇団のトップスターとして活躍していましたが、宝塚歌劇団への入団を志望したのも、バレエを始めたのも中学2年生の時でした。
女性も憧れる美しいスタイルや所作は、バレエの経験や宝塚歌劇団での経験が影響しているでしょう。
門脇麦
4歳からバレエを始めた女優の門脇麦さんは、バレリーナを目指す人が多く通う「岸辺バレエスタジオ」に小学生の時から通い、自身もバレリーナを目指していました。
中学2年生の時に、バレリーナを目指すことに限界を感じ、女優を志した門脇麦さんですが、バレエで身に付けた表現力が、女優として高く評価されています。
バレエ経験者の男性芸能人
女性に比べ、バレエ経験者が少ない男性タレントですが、中にはバレエの経験を活かして活躍している人もいます。
奥野壮
若手俳優として注目されている奥野壮さんは、11年間バレエを続けてプロを目指すほどでした。
高校生の時に、身長や股関節の硬さなど、努力では乗り越えられない壁にぶつかり、プロを目指すことを挫折します。
「仮面ライダージオウ」では、主演を務めましたが、バレエで鍛えた姿勢や筋肉の美しさが話題となりました。
佐久間大介(Snow Man)
人気アイドルグループ「Snow Man」は、ダンスが上手いメンバーが多いことでも知られていますが、中でもバレエで鍛えられた体幹やしなやかさで、注目されている佐久間大介さん。
アクロバットも得意としており、とにかく表現力豊かでブレないダンスは、バレエの経験が活かされているのかもしれませんね。
ジミン(BTS)
世界中で人気のK-POPグループ「BTS」のジミンさんは、世界的ダンサーを多く輩出している釜山芸術高等学校に2年まで通っており、モダンダンスを専攻し、舞踏とバレエも習っていたそうです。
BTSとして活動し始めた時には、ジャンルの違うダンスに苦戦したそうですが、今ではバレエで身に付けた美しいラインで、歌もダンスもハイレベルなアイドルとして活躍しています。
古川雄大
ドラマ「カンパニー~逆転のスワン~」でバレエダンサーを演じた、俳優の古川雄大さん。
実際に学生時代の3年間、バレエを習ていたそうですが、当時は本格的に取り組んではいなかったそうです。
このドラマをきっかけに、本格的に自主練に取り組み、視聴者からは、その美しいダンスに絶賛の声が多く上がりました。
大貫勇輔
ダンサーで俳優の大貫勇輔さんは、母親が経営するダンススタジオでダンスをはじめ、バレエ・ジャズ・コンテンポラリーなど、様々なダンスを踊ることができます。
ミュージカルはもちろん、ドラマ「ルパンの娘」では、歌いながら美しく舞う姿でインパクトある役を演じて話題となりました。
バレエ経験者は、姿勢の良さやしなやかな動きが、様々な芸能活動で役に立っていますね。