指をさす女性

CMのオーディションに合格するには?

CMのオーディションの内容

CMのオーディションは、他のオーディションに比べて幅広い年齢層の募集がされているのが特徴です。
CMの場合、企業や商品のイメージに合わせてCMを製作します。
CMを見て欲しい年齢層によって、内容や出演者も決められるので、小さい子供向け商品のCMであれば、その年代の子供の出演者が求められ、40代以上の女性をターゲットにした化粧品のCMであれば、その世代の出演者が求められることもあります。

オーディションでは、製作したCMのイメージに合う人物を選ぶことになります。
CMの撮影場所や、ストーリー、衣装のイメージなども決まってからオーディションを開催する場合と、大まかな内容しか決まっていない状態で開催される場合があります。
いずれにせよ、大切なCMに出演する人材を決めるために、商品や企業のイメージに合う人が求められます。
反対に言えば、どんなにビジュアルが優れている人でも、イメージに合わなければ選ばれないオーディションだということですね。

基本的には書類選考、オーディション審査、カメラテスト、面接などの内容でCMのオーディションは進められます。
CMは短い時間で視聴者にインパクトを与える必要があるので、カメラテストではカメラ写りやカメラを通してみるその人の印象などをチェックします。
また、オーディションに合格すれば、企業の顔としてCMに出演することになるので、責任感の強さやプロ意識の高さなどの人間性にも注目して審査をしています。

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CMのオーディションを受ける方法

CMのオーディションには一般募集しているものと、芸能プロダクションに所属している人を対象にしたものがあります。
一般募集もしているCMオーディションであれば、オーディション情報誌やネットのオーディション情報などにも掲載されています。
興味のある情報があれば、応募資格に当てはまる人は、誰でも応募することができます。

一般募集をしていないCMのオーディションであれば、企業や広告代理店、キャスティング会社から芸能プロダクションに出演者募集の内容が送られ、プロダクションスタッフが、イメージに合う所属タレントを何人かピックアップしてエントリーします。
CMのオーディションを受けるために、芸能プロダクションのオーディションを受けて所属するのもひとつの方法です。
「注目のCM美少女」などと話題になるような、注目度の高いCMは大手のプロダクションなどに募集がかけられることも多いです。
また、芸能プロダクションに所属すれば、プロの目線でアドバイスをもらえる機会も増えるので、CMのオーディションに合格するために、指導をしてもらうことができるというメリットもあります。

CMの場合、地方CMなどであれば、放送される範囲も狭く応募人数も比較的少ない場合が多く、競争率は低くなります。
反対に大手企業の商品など、注目度の高いCMの募集であれば多くの応募集まり、競争率も高くなります。

CMのオーディションに合格するには

CMのオーディションに合格するためには、イメージがとても大切です。
洗濯用洗剤のCMであれば清潔感が求められ、清涼飲料水のCMであれば透明感やフレッシュさが求められるように、CMの出演者は主役ではなく、あくまでも商品をPRすることが目的だと言うことを忘れてはいけません。
もちろん「CMのあの子は誰?」とCMの出演者が世間に注目され話題になることで、商品の宣伝効果に繋がるパターンも多くあります。
しかし、CMに出演する時には、自分自身が芸能界で活躍するための仕事ではなく、企業や商品のイメージを一番に大切にする気持ちは忘れてはいけません。
オーディションでは、自分をしっかりアピールすることも大切ですが、CMに出演できれば商品の顔として自覚を持った活動をしたいという意思を伝えると印象も良くなります。

食料品系や生活用品など、特に清潔感に注意しなければいけないCMのオーディションであれば服装もメイクもシンプルなものを選びましょう。
髪の傷みや肌荒れ、長い爪やネイルアートなど、日頃から自己管理ができているのかもチェックされています。
CMのオーディションでは、自分自身の個性よりも、宣伝する企業や商品のイメージに合わせるように心がけましょう。

CMへの出演を目標に、芸能プロダクションのオーディションを受ける場合でも、メイク、服装はシンプルでナチュラルなものを選びましょう。
プロダクションに所属してから、スタッフがCMオーディションにエントリーするタレントを選ぶ時にも、イメージが固まっている人より、どんなイメージにでも変えられそうな人の方が選ばれやすくなります。
CMへの出演を目指して、よりたくさんのチャンスを掴むためには、オーディションの時はもちろん、宣材写真でもナチュラルで清潔感のある印象を持ってもらえるといいでしょう。

CMの出演者に求められること

CMの出演者に求められることは、企業や商品のイメージを良くすることです。
CMを見て視聴者から興味を持ってもらい、商品を購入したいと思ってもらうという目的があります。
企業や商品の好感度を良くするために、CMはとても重要な役割をはたしています。
つまり、CMの出演者は企業や商品の顔であり「イメージを守る」「イメージを良くする」ことが求められます。

イメージとは、清潔感や体型など見た目だけに限ったことだけではありません。
例えば、車やバイクのCMに出演しているのに道路交通違反をしたり交通事故を起こしてしまえば、CMのイメージに関わりますよね。
他にも、洗剤や掃除用品など家庭のイメージが強い商品のCMに出演している期間に離婚をするのも、イメージ的に良くないとされています。
また、CMに出演している企業のライバル会社の商品を、公の場所で勧めてしまうなどの言動でCMを降板せざるを得なくなった例も、過去にはあります。
CMの契約期間中には、総合的にイメージを守らなければならない自覚を持つことが重要です。

CMがきっかけでブレイクした芸能人

CMへの出演をきっかけに一気にブレイクする芸能人は多く、現在活躍している芸能人の中にもCMがきっかけで人気が出という人もたくさんいます。
女優の広末涼子さんは、洗顔料のクレアラシルのCMで、ボーイッシュな爽やかさが話題となり、その後出演したNTTドコモのポケットベルのCMで「あの美少女は誰?」と注目されたことが決定的なブレイクのきっかけとなりました。

また、結婚情報誌「ゼクシィ」では、広瀬すずさんや加藤ローサさんが出演した時に、その可愛さが話題となり、その後ドラマなどのメディアで大活躍をするようになりました。
CM出演者の中からブレイク女優を輩出したことで、世間では「ゼクシィ」のCM出演者に期待する声が多く聞こえるようになりました。
7代目ゼクシィガールを務めた広瀬すずさんの後にも、新木優子さんや吉岡里帆さんなど現在大活躍している女優が出演しました。

他にもポカリスエットのCMでは過去に女優の綾瀬はるかさん、川口春奈さん、中条あやみさん、カルピスウォーターのCMでは内田有紀さんや長澤まさみさんが出演するなど、飲料水のCMではさわやかな演出と、フレッシュな出演者に注目が集まることが多く、ブレイクのきっかけとなりやすいと言われています。

CMという短い時間の中で、見ている人を惹きつけることが出来れば、その後、芸能界で活躍するチャンスを掴めるのではないでしょうか。

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