映画の撮影

ハリウッドで活躍する日本人!言葉の壁はどうしてる?

2020.08.20 / 俳優

ハリウッド映画での日本人の注目度とは?

映画の本場ハリウッドと言えば、世界中の役者の憧れの場所です。
日本人にもこれまでに、ハリウッド進出した俳優、女優はたくさんいます。
しかし、日本では「日本人がハリウッドで成功することは難しい」という考えが根づいていますよね。
実際にハリウッドでは「日本人」がどのくらい注目されているのでしょうか。

世界中から高い評価を得ている、日本のアニメはアメリカでもファンが多く、アニメ以外の日本文化に深い興味を持つ人も多いと言われています。
その影響もあり、アメリカは日本人に対する注目度は高い国ではありますが、ハリウッド映画での日本人の活躍の幅は、まだ広いとは言えないのが現実です。

ハリウッドに進出した日本人俳優では「ラストサムライ」に出演した渡辺謙さんが、ゴールデングローブ賞を受賞したり、ブロードウェイミュージカル「王様と私」で英国のトニー賞を受賞するなど、現地でも注目されている俳優です。
しかし、ハリウッドで活躍する日本人全体を見ると、まだまだ知名度は低く、今後は日本人のさらなる活躍が期待されている状況です。
ハリウッドで活躍するためには、日本人役であっても、ネイティブな英語を話せる必要があります。
それもまた、日本人にとっては高い壁になっているとも考えられるでしょう。

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ハリウッドで活躍する俳優

ハリウッド映画には、アジア人の役がある作品も多く、日本人が出演する機会もあります。
実際にハリウッドに進出をして、映画界で活躍している日本人俳優を見てみましょう。

マシ・オカ

ハリウッド制作ドラマ「HEROS」で、日本人として初めてレギュラーを掴んだマシ・オカさんは、アメリカで知名度の高い日本人俳優です。
6歳の時に渡米したので、ネイティブな英語が話せるにもかかわらず、役に合わせて日本人っぽいジャパニーズイングリッシュで演じたことも話題となりました。
将来的には、ハリウッド映画の監督を目指しており、今後のハリウッドでの活躍にも注目です。

真田広之

日本でも人気俳優として活躍していた真田広之さんは、ハリウッド映画「ラストサムライ」での優れたアクションが話題となり、その後も数々の海外映画への出演を果たしており、2010年にはグリーンプラネット・フィルムアワードでハリウッドで「最も活躍しているアジア俳優」に選出されています。

役所広司

2005年の話題作「SAYURI」に出演し、ハリウッドデビューを果たした役所広司さんは、翌年に映画「バベル」でハリウッド俳優のブラット・ピットとも共演します。
その高い演技力は、世界からも絶賛され数々の映画賞を受賞しています。

ハリウッドで活躍する女優

ハリウッドでは、日本人女優もたくさん活躍しています。
演技力や英語力、アジア人女性のオリエンタルな美しさなど、日本人としての魅力が世界から注目されている女優を紹介します。

菊地凛子

日本の映画業界でも演技力を絶賛されていた菊地凛子さんは、2006年に海外映画「バベル」で日本人として49年ぶりの快挙となるアカデミー賞の助演女優賞を受賞しました。
また、その後もハリウッドで活躍し、2013年にはハリウッド作品「パシフィック・リム」で主演を務めています。

TAO

モデルとして活躍していたTAOさんは、単身でパリに渡り、2013年には女優としてハリウッドデビューも果たしました。
そんなTAOさんが注目されるきっかけとなったのが、2016年に公開された映画「バッドマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」への出演でした。
モデルとしても女優としても世界進出をしているTAOさんの活躍が楽しみですね。

福島リラ

モデルとして海外ブランドの広告などにも出演していた福島リラさんは、単身でニューヨークに渡り、女優としての勉強も始め、2013年にはハリウッド映画「ウルヴァリン:SAMURAI」でハリウッド俳優のヒュー・ジャックマンと共演しました。
その後もアメリカドラマなどで活躍しています。

ハリウッドで活躍するために必要な英語力

日本人の役者が、ハリウッドで活躍する時に大きな試練となるのが「言葉の壁」です。
日常的な会話程度であれば、できるという人も多いかもしれませんが、ハリウッド映画ではセリフはもちろん英語であり、日本人以外の共演者と違和感ないレベルでの英語力が必要です。
さらに、芝居なので英語のセリフに、感情をのせてネイティブな発音で話す必要があるので、簡単にできることではありませんよね。

日本人が聞けば「流暢な英語」であっても、英語圏の人が聞くと違和感を感じるのはよくあることです。
すごく日本語が上手い外国人の人でも、日本人が聞けば多少発音に違和感があることって多いですよね。
まさに、日本人が話す英語にも、そういう部分は必ず出てしまうということです。
日常生活では問題なく通じる英語でも、映画出演となると、見ている人が映画の中で発音に違和感を感じてしまうと、気になってストーリーに集中できなくなります。
良い作品を作るためにも、ハリウッド映画での英語力は、ネイティブな発音を求められるのは仕方のないことだと分かりますよね。
ずっと日本で生活をしてきた人が、完璧なネイティブに近い発音で英語を話すことがいかに難しいか、ハリウッド進出に挑戦した日本人は実感していることでしょう。

そのため、ハリウッド映画で日本人を採用する時には、英語圏の国で育った日本人が選ばれることが多くなります。

言葉の壁の乗り越え方とは?

これまでに、ハリウッドに進出した俳優や女優は、どのようにして言葉の壁を乗り越えたのでしょうか。

世界のケン・ワタナベと呼ばれるほどハリウッドで成功した渡辺謙さんは「ラストサムライ」のオファーを受けてから43歳で英語の学習を始めたそうです。
渡辺謙さんは全く英語ができない状態から、ドラマメソッドという英語学習方法で学んだそうです。
英語の表現に感情をつけて体を動かしながら覚える方法です。
学習期間はたったの5ヶ月程度だったと言うのが驚きですよね。
「ラストサムライ」のセリフも、丸覚えして撮影に臨んだそうです。

日本でも人気の俳優、浅野忠信さんもハリウッド映画のオファーを受けて英語の学習を始めました。
浅野忠信さんは、自分のレベルに合う英語の文章を何度も繰り返し音読する方法で学習し、英語力を身につけました。

日本人女優のMAY MIYATA(メイ ミヤタ)さんは、アメリカの人気ドラマに出演し注目されていますが、大学を卒業後、語学留学のためにアメリカへ渡る時には、英語力にはあまり自信が無かったそうです。
日本語を英語に訳し、紙に書き出して丸覚えする方法や、人気のアメリカドラマを見て英語を覚えることも多かったそうです。
また、日本で育ったので、ネイティブな発音になることは出来ないけれど、限りなく近づくことはできるという思いで、英語の先生に何度も発音を繰り返し、習ったこともあったということです。

実際にハリウッドデビューしている日本人は、短期間で英語を習得している人も多く、簡単に聞こえるかもしれませんが、相当な努力が無ければ、ハリウッド映画への出演ができるほどの英語力は身に付きませんよね。
日本人が出演するハリウッド映画を見て、その英語力に注目してみると、また違った感動が味わえるかもしれませんね。

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