表現する女性

感情表現が苦手な人が豊かにするために意識すべきこと

2022.08.26 / 未分類

感情表現とは?

よく日本人は感情表現が苦手だと言いますが、実際にジェスチャーや言葉、表情で感情を出すのは苦手だと思っている人も少なくありません。

感情表現とは、嬉しさ、悲しみ、怒りなど、心の中の感情を、表に出して表現することです。
日本人は、文化的にも感情を表に出すことを、恥ずかしいと思う人も多いでしょう。

日本の社会では、周りとの協調性を大切にするので、自分の感情を思うままに表に出すと、人間関係が上手くいかなくなる機会も多いです。
そういった背景もあり、幼い頃から感情を抑えるように教えられる機会も少なくありません。

例えば…

「人前で泣くな」
「感情的に怒ってはいけない」
「人に迷惑をかけてはいけない」
「大声で騒がない」

どれも、周りの人のことを思いやった躾であり、日本の文化の良いところでもあります。
しかし、反対に言えば周りの空気を読んで、感情を抑える必要がありますよね。

感情表現が苦手な人は、悪いことばかりではなく、空気が読めて優しい人が多いのも事実ですが、感情表現が出来た方が上手くいくことも多いので、豊かな感情表現ができる方法も知っておいて損はありません。

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感情表現が苦手で困ること

感情表現が苦手で悩んでいる人は、実際にどのようなことに困っているのでしょうか。

【感情表現が苦手で困ること】

伝えたいことが伝わらない

例えば、誕生日プレゼントをもらった時に、本当にうれしいのに、その感情を上手く表現できない人は、相手に感謝の気持ちが伝わっていないのではないかと心配になることもあるのではないでしょうか。
感情表現が苦手な人は、「ありがとう」「ごめんなさい」「大好き」など、心を込めて伝えたい言葉が、相手に上手く伝わらないもどかしさに悩まされます。

人との付き合いが上手くいかない

友達と楽しく遊んでいる時にも、みんなで盛り上がっている時に、上手く感情表現できないと悩む人も多いです。
実際に、あなたのことを理解してくれている友達であれば、感情表現が苦手だと受け入れてくれているはずですが、どうしても自分が空気を悪くしているように感じてしまい、感情を出せないことを辛く感じるでしょう。

コミュニケーションに疲れる

感情表現が苦手で悩んでいる人は、何とか周りのテンションに合わせて、無理をしてしまうので、コミュニケーションを取ることに疲れてしまいます。

かまってもらえない

感情を表に出さない人は、周りの人から見ると「あまり関わって欲しくないのかな?」と見えてしまいます。
そのため、声をかけられなかったり、コミュニケーションの輪に入りづらいと感じる機会も多いでしょう。

感情表現が得意な人と苦手な人の違い

感情表現が苦手だと、困ることや損をすることもあります。
頑張って感情を表現しているつもりでも、なんだか不自然になってしまう人も多いですよね。
感情表現が得意な人と苦手な人の違いは一体何なのでしょうか。

【感情表現が得意な人の特徴】

・自信がある
・人と接するのが好き
・素直
・自分のことが好き
・周りの目を気にしない
・知識が豊富
・成功体験が多い

感情を豊かに表現できる人は、自分のことを大切にできて、自信があります。
自分が好きだと言っても、自己中心的という意味ではなく、自分のことをしっかりと理解して本来の自分を認めて向き合っています。
自分のことを好きであれば、周りにいる人にも愛情を与えることができます。

さらに、素直な人は思っていることが表情や態度に出やすいです。
他人からの評価を気にしないので、嬉しい時に喜び、納得できない時には怒りをぶつけることができます。

また、こういった性格を生み出すのは、育ってきた環境が影響することもあります。
例えば、子供の頃から色々なことにチャレンジして成功した経験が多い人は、その経験が自信に繋がります。
チャレンジする過程での苦労や辛さ、成功した時の喜びなどを素直に表現しやすくなるでしょう。

【感情表現が苦手な人の特徴】

・自信がない
・人見知りをする
・恥ずかしがり屋
・人の意見に流されやすい
・人間関係で失敗したトラウマがある
・人の目が気になる
・否定された経験が多い

自分の容姿や意見、性格などに自信がない人は、注目されるのを嫌う傾向にあり、できるだけ目立たないように、感情を隠そうとしてしまいます。

人見知りや、恥ずかしがり屋な性格も同じように、注目されるのが怖くて感情を出せません。
また、人の意見に流されやすい人は、他人の意見を聞いてから共感するタイプの人が多いため、周りの感情と合わせようとします。
そのため、様子を伺いながら感情表現をしやすくなってしまいます。

さらに、感情表現が得意な人と同じように、過去の経験が関係している人も多く、家族や学校の先生など、子供にとって影響力の強い人たちから否定された経験が多い人は、自分の意見や感情をぶつけることが怖くなることもあります。
人間関係などで失敗をした経験も、感情を出す恐怖心に繋がりやすいです。

感情表現を豊かにするには

生まれ持った性格や、過去の経験が影響するなら、今から感情表現を豊かにするのは無理なのではないかと思うかもしれません。
しかし、日常の意識を少し変えるだけで、感情表現を豊かにすることはできます。
豊かな表現力で、感情を出せるようになる方法を紹介します。

語彙力を身に付ける

感情表現をする時に重要な役割を果たすのが言葉です。
嬉しい時や悲しい時など、言葉にしたいのに、上手く表現できないことはありませんか?
語彙力を身に付けることで、言葉、会話の表現力が増します。
日頃から本を読んだり、歌詞の素晴らしい歌を聴くなど、たくさんの言葉に触れるようにしてみましょう。
素敵だなと思った表現は、メモに書き留めておくのもおすすめです。

積極的にコミュニケーションを取る

感情表現が苦手だから、あまり人とのコミュニケーションを取りたくないと考えてしまう時もありますよね。
しかし、いろいろなタイプの人の感情表現を見るのは、とても勉強になります。
表現力が豊かな人だけでなく、感情を強く出すわけではないのに、言葉や表情でスマートに感情を表現する人もいます。
「私にもできるかも」と思えるような、参考になる人と出会えるかもしれません。
また、たくさんの人とコミュニケーションを取ることで、自分の表現に対する周りの評価も知ることができます。

自分と向き合う

感情を表に出さなければ、その感情は相手に知られないまま終わってしまうことも多々あります。
そんな時には「まぁいいか」「本当は違うんだけどな」と思いながら、自分の感情をなかったことにするクセがついてしまっていませんか?
しかし、このような経験を重ねていくと、どんどん感情を表に出せないようになってしまいます。
一度自分と向き合い、本当の自分の感情を受け入れましょう。
そして、自分の感情に自信を持って、言葉や表情、行動に出す練習をしてみましょう。

表現力を鍛える趣味を見つける

人とのコミュニケーションの中で感情表現をするのは、苦手な人にとってすごく勇気が要ることですよね。
最初は対人ではなく、歌やダンス、詩の朗読など、表現力を出せて、自分1人でもできる趣味を見つけるのもおすすめです。
好きなことが見つかれば、自然とその気持ちを表現したくなるでしょう。

感情表現が豊かな人

感情表現が豊かな人と言えば…

・面白いことがあれば大声で笑う
・嬉しい時には全身を使って喜ぶ
・美味しい時には幸せな表情でパクパク食べる
・辛い時には弱音を吐く
・反省している時には心から謝れる

とても魅力的で、こういう人になりたいと憧れる人も多いでしょう。
しかし、無理は禁物です。
自分らしさを失ってまで、感情表現をしようとするのはよくありません。
「感情表現」とは、大げさに表現することではなく、自分の感情を表に出すことです。

感情表現は人それぞれ違います。
一番大切なのは、自分らしさだということを忘れないようにしましょう。

表情がかたいと言われがちな人はぜひ読んでみてください


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