歌う男性

高い声の出し方 声域を広げてかっこよく歌いたい

2022.05.27 / 未分類

高い声は出せるようになる?

プロの歌手が高音の歌を、気持ちよさそうに歌っている姿には憧れますよね。
「こんな風に歌ってみたいな」と思っても、高音に関しては「出せるわけがない」と諦める人も多いでしょう。

では、諦めずに練習すれば、高音は出せるようになるのでしょうか。
声を出す練習を続けると、音域を広げることができるので、高音も出せるようになります。

なぜ練習すれば高音が出るようになるのかと言うと…

・正しい声の出し方ができるようになる
・呼吸法を改善できる
・裏声が使えるようになる

など、これまでと声の出し方を変えることで、出せなかった高音を出せるようになります。

今回は、音域を広げて、高音を出せる方法について解説していきます。

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高い声が出ない原因

音域を広げて高音を出すためにも、まずは高音が出ない原因から知っておきましょう。

高音が出ない原因①喉が閉まっている

高音を出そうとすると、喉が閉まったような感覚になりませんか?
高音を出す時に喉が閉まると、高音が出しづらくなります。
また、喉が閉まった状態で高音を出すと、喉への負担も大きいので、改善すれば出せなかった高音を気持ちよく出すことが出来て、喉への負担も減らすことができます。

高音が出ない原因②呼吸が浅い

高音を出すためには、たっぷり息を吐かなければいけません。
呼吸が浅いと伸びの良い高音を出せなくなってしまいます。
呼吸が浅い場合、歌を歌う時にも胸式呼吸になっていることが多いです。
そのため、腹式呼吸でお腹にたっぷり空気をためて呼吸が出来れば、安定した高音を出しやすくなります。

高音が出ない原因③緊張している

緊張すると、全身に力が入りますが、顔や首などにも同じように力が入ります。
すると、緊張によって声帯付近が圧迫され、高音が出しづらくなります。
普段は楽に出せる高音も、緊張した時に出せなくなるのは、これが原因です。

高音が出ない原因④高音筋が弱い

高音をキレイに出すためには、声帯を伸ばして広げるための「輪状甲状筋」を鍛えなければいけません。
輪状甲状筋を柔軟に使うために、声を出す練習や、首のストレッチをするなど、毎日鍛えておくといいでしょう。

高い声を出す時の注意点

伸びやかな高音を出すために、毎日練習を重ねることが大切ですが、やり方を間違えてしまうと、喉を痛めてしまう恐れもあります。
高い声を出す時の注意点も知っておきましょう。

【長時間練習しない】

正しい声の出し方をすれば、高音を出しても喉への負担は軽減されるとはいえ、長時間の練習は喉を痛める可能性があります。
1回で3時間以上の練習をするより、1時間以内の練習を毎日続ける方がおすすめです。

【練習する環境】

綺麗な高音を出すためには、練習する環境にも気をつけましょう。
例えば、部屋の湿度を保つ、水分をこまめに取るなど、喉の乾燥を防ぐことが大切です。
さらに、お酒やたばこ、辛い物などの刺激物を控えることで、喉への負担は少なくなります。

【無理をしない】

高音を出すためには、コツコツと発声の練習をする必要がありますが、体調の悪い時や喉の調子が悪い時には、無理をせずに練習を休みましょう。
喉の調子が悪い時に、練習を続けて痛めてしまうと、治るのに時間がかかり、出るようになった高音が、再び出づらくなることもあります。

高い声を出すトレーニング

では、高音を出すために効果のあるトレーニングを紹介していきます。

【腹式呼吸】

伸びのある高音を出すために、お腹にしっかり空気を溜めることができる、腹式呼吸は重要です。
歌を歌う時だけでなく、普段から腹式呼吸を意識すると、リラックス効果もあり美容、健康にも効果があります。

腹式呼吸の練習方法

①お腹に力を入れて、へこませながら息を吐き切る。
②息を止めて、お腹の力を抜く。
③お腹に手を当てて、5秒間かけてゆっくり鼻から息を吸い、お腹が膨らんでいるのを確認する。
④そのまま5秒間息を止める。
⑤10秒間かけて、ゆっくり口から息を吐き続ける。
⑥吐き切ったら、お腹の力を抜き、再び鼻から息を吸う。

腹式呼吸が出来れば、声量もアップするので、高音のコントロールもしやすくなります。

【裏声(ファルセット)】

裏声(ファルセット)で高音を出せるようになると、音域の広い歌も気持ちよく歌うことができます。

裏声(ファルセット)の練習方法

・ハミングで高音の歌を歌ってみる
・息の量を増やすイメージで高音を出す

自分の地声の限界を知って、地声から裏声に切り替える練習をしてみましょう。
最初は難しく感じるかもしれませんが、プロの歌手が使っている裏声を聞いて、感覚を掴みましょう。

【リップロール】

唇をつけて息を吐き「プルプルプル…」と唇を震わせるリップロールは、顔や喉をリラックスさせる効果があるので、喉も開きやすくなり、高音もキレイに出るようになります。
高音の歌を歌う前など、リラックスして声を出すために、リップロールでウォーミングアップをしましょう。

高い声を出すコツ

高音を出すためのトレーニングで練習して、少しづつ感覚はつかめたけれど、どうしても上手く高音が出ない…」という時に、意識しておきたいコツを知っておきましょう。

【姿勢を正す】

高音を出したいのに、どうしても喉が開かないと言う人は、歌う時の姿勢が良くない可能性があります。

歌う時の姿勢

・両脚を肩幅くらい開けて立つ
・肩を上げ下げしてリラックスする
・上半身はリラックスする
・上半身を支えるために下半身は適度に力を入れる
・腰から頭までが一直線になっている
・あごを引いて胸を張る

【頭の上から声を出すイメージ】

高音を出す時には、頭の上から声を出すイメージで、遠くまで声を届ける意識をしましょう。
高音で声量が小さくなると、歌の表現力にかけてしまいます。
盛り上がる高音で、パワーを発揮するには、頭の上から声を出すイメージで歌ってみましょう。

【リラックスする】

緊張してしまうと、高音は上手く出せません。
体をしっかりリラックスさせるためにも、歌う前にストレッチをしたり、軽い運動をする方法も効果があります。

【呼吸を意識し過ぎない】

高音を出すために、腹式呼吸を意識し過ぎて、歌っている時に息が止まってしまったり、息を吸い過ぎてしまうこともあります。
呼吸法ばかり意識し過ぎて、歌が不自然にならないように注意しながら歌いましょう。

音域が広い有名人

最後に、高音が魅力的な、音域の広い歌手を紹介します。

ISSA

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男性にしては上に音域が広いISSAさんは、踊りながら安定した高音を出すことができます。
デビュー前から、歌やダンスのレッスンをしていたので、歌って踊るために必要な筋肉がしっかりついているのでしょうね。
ISSAさんは地声が高めなのが特徴的ですね。

MISIA

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音域が5オクターブと言われているMISIAさんは、裏声やミックスボイスを巧みに操る歌唱テクニックで、唯一無二の歌声で聴く人を魅了しています。
幼い頃からゴスペルなどの音楽を楽しんでいたMISIAさんは、今ではアジアを代表する女性アーティストの1人ですね。

越智志帆(Superfly)

スクリーンショット (807)

伸びやかでパワフルな高音が特徴の越智志帆さん。
息の使い方が上手く、軽やかに歌うことができるので、つき抜けるような気持ちいい高音を出すことがでるアーティストです。

音域が広い歌手の歌で、高音を練習するのもおすすめですが、あくまでも無理のない範囲で挑戦してみましょう。

舌の筋肉って鍛えられるの? トレーニングってどうやるの?


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