赤ちゃんの夜泣きの原因とは?
赤ちゃんの夜泣きは長期にわたって続くこともあり、パパやママは対応に困っているという話は良く聞きますよね。
赤ちゃんの夜泣きに付き合って寝不足になり、気付かないうちにやってはいけない改善策を行っている場合もあります。
多くのパパやママが悩まされる赤ちゃんの夜泣きですが、確実な原因は改名されていません。
もちろん、全ての赤ちゃんが同じ理由で夜泣きをするとは考えられないので、理由はいくつか考えられます。
しかし、考えられる全ての原因を取り除いても、赤ちゃんの夜泣きがなくならないことが多いので、夜泣きの対策は簡単ではありません。
現在考えられている夜泣きの原因には、赤ちゃんは大人に比べて、眠りが浅い「レム睡眠」の時間が長いことが関わっていると言われています。
眠りが浅いと、目が覚めやすく、その度に泣いてしまう赤ちゃんも多いと考えられています。
また、眠っている時間だけではなく、赤ちゃんの体内時計がまだ未発達であることも原因の一つだと言われています。
生後間もない時には、昼夜逆転したリズムで誕生してくる赤ちゃんも多く、生活リズムが出来ていないことが夜泣きに繋がるとも言われています。
他にも、授乳で寝かしつけをしている場合、目が覚めた時にママがいないことに気づいて泣き出してしまう赤ちゃんや、日中に慣れない場所に出かけるなど、普段とは違う刺激を受けたことが原因で、何度も目を覚まして泣いてしまう場合もあります。
赤ちゃんの夜泣きはいつまで続く?
赤ちゃんが夜泣きをする期間には、個人差も大きいことが特徴的です。
夜泣きを始める時期は生後間もない子もいれば、1歳を過ぎてから突然夜泣きを始める場合もあります。
一般的には生後6ヶ月くらい~2歳くらいまでの間に、夜中に起きて泣いてしまい、再び寝付くまでに時間がかかる夜泣きが続くというパターンが多いでしょう。
1年以上激しい夜泣きが続いた赤ちゃんもいれば、一切夜泣きをしなかったという赤ちゃんもいます。
夜泣きがいつまでも続くと、赤ちゃんの体に何か不調があるのではないかと、パパやママの不安も大きくなるかもしれませんが、夜泣き以外に気になることがなければ、夜泣き対策をして対応しながら、赤ちゃんの成長を待ちましょう。
やってはいけない夜泣き対策とは?
赤ちゃんの夜泣きは、パパやママの寝不足だけではなく、赤ちゃんの泣き声が近所に響いてしまうことなど、生活への影響もたくさんありますよね。
ついつい焦って、ちょっとくらいなら強引に泣きやませようと考えてしまうパパやママもいるのではないでしょうか。
例えば、抱っこしながら揺さぶると、泣きやむ赤ちゃんも多いのは事実ですが、赤ちゃんの頭が揺さぶられると「揺さぶられっこ症候群」など脳に損傷が起こる危険がありますので、強く揺さぶらないように注意しましょう。
また、どうしても泣きやまない時に、寝かせることを諦めて、電気をつけて赤ちゃんを起こしてしまう方法もありますが、毎回夜泣きをする度に、この方法を使ってしまうと、赤ちゃんの生活リズムがいつまでたっても整いません。
赤ちゃんの夜泣きを改善するためには、朝起きて夜に寝るという生活リズムを身に付けてあげる必要があります。
たまには、夜中に起きてしまった赤ちゃんのペースに合わせても問題ありませんが、夜泣きをすればすぐに起こしてしまうのではなく、しばらく様子をうかがって、再び眠れるような環境を作る方法を優先させましょう。
夜泣き対策のために改善しておきたいポイント
夜泣きが続く場合、一度赤ちゃんの睡眠環境を見直してみましょう。
例えば、室温は大人と赤ちゃんでは適温が違う場合もあります。
大人にとっては快適な室温であっても、体温が高めな赤ちゃんにとっては熱く感じてしまうこともあります。
エアコンの温度や、パジャマを見直してみましょう。
他にも部屋の明るさや、テレビやスマホのライトなど夜泣きをする赤ちゃんの目に入れば、刺激になってしまいそうなものは、見せないように気をつけます。
パパのいびきがうるさくて目覚めてしまう、外から聞こえる騒音で起きてしまうという赤ちゃんの場合、夜泣き対策のために騒音から守ってあげることも効果的ですが、極端に騒音から守り過ぎると、本当に静かな環境でしか眠れなくなってしまうので、注意しましょう。
赤ちゃんの夜泣き対策に効果的な方法は?
赤ちゃんの夜泣き対策で、実際に効果の高い方法をいくつか紹介していきます。
抱っこ
夜泣きに悩むパパやママにとっては、いつも実践している方法かもしれませんが、やっぱり効果があるのは「抱っこ」です。
夜中に起きて長時間泣き続ける赤ちゃんを抱っこするのは、体力的にもきついと思いますが、赤ちゃんにとっては、パパやママと密着してゆらゆら抱っこしてもらえるのは、最も落ち着く体勢だと言えるでしょう。
「大丈夫だよ~」などと優しく声をかけたり、小さな声で子守歌を歌いながらゆらゆらすると、赤ちゃんは安心して眠ります。
環境を変える
赤ちゃんがなかなか泣きやまない時には、抱っこして違う部屋に移動したり、少し外の風に当たることで気分が変わります。
また、チャイルドシートにのせて、車でドライブに出かけると泣き止んで眠るという赤ちゃんも多いです。
寝室から出ることで、パパやママの気分も少し変わるので、赤ちゃんの夜泣き対策には効果的です。
赤ちゃんの体をチェック
赤ちゃんの夜泣きの理由が何らかの不快である場合、その原因を取り除いてあげれば、すんなりと泣きやむこともあります。
例えば、オムツが汚れていたり、服がチクチクして不快な場合は、オムツ、服を交換すれば、泣き止んで眠れます。
また、赤ちゃんが汗をかいていないか、痒い、痛いなどの不快感はないか様子を見てみましょう。
寝返りができるようになった赤ちゃんは、うつ伏せから元に戻れなくなっていることもあります。
この場合は、窒息の危険もあるので、寝返り防止クッションなどで対策しておくと安心です。
授乳
授乳は抱っこよりも素早く赤ちゃんが泣きやむ可能性もある方法ですが、泣くたびに授乳を繰り返していると、授乳なしでは眠れなくなったり、卒乳が遅くなるとも考えられています。
特に、夜中に泣き出す度に添い乳をしていると、赤ちゃんが夜泣きをする頻度が増えてしまう場合もあります。
しかし、赤ちゃんにとっては、空腹を満たすためだけでなく、心の安定剤のような感覚で授乳を求める場合も多いです。
授乳回数はあまり気にせず、夜泣きの対策として授乳をしても大丈夫です。
対策アイテム
夜泣きの対策としては、おしゃぶりも効果があります。
添い乳が好きな赤ちゃんの場合、おしゃぶりを嫌がる場合もありますが、泣き出した時におしゃぶりをくわえると安心して泣き止む赤ちゃんもいます。
おしゃぶりや指しゃぶりは、長期に渡って使うと、噛み合わせに問題が起こる可能性もあるので、おしゃぶりを使う場合は、2歳くらいまでには卒業できるようにしましょう。
夜泣きの対策アイテムとして、赤ちゃんが落ち着く音や音楽を流してあげるのもいいでしょう。
パパやママの健康管理も大切
夜泣きは、どれくらい続くのか、原因は何なのか、分からないことが多いまま付き合っていかなければなりません。
夜中に何度も起きたり、何時間も泣き続ける赤ちゃんに付き合っていると、パパやママが寝不足になり、自律神経が乱れて体調不良を起こしてしまう場合もあります。
赤ちゃんのお世話は、夜中だけでなく日中も続きます。
体調を崩してしまうと、母乳が出にくくなったり、頭がボーっとするなど、日中の生活にも影響してしまいます。
夜泣きの対策はパパやママが交代で行うなど協力し合い、祖父母に協力してもらって日中休む時間を作るなどパパやママの体に関する対策も重要です。