動画を撮影する女性

YouTubeでも活躍する芸能人たち

2020.07.29 / エンタメ, 芸能人

芸能人がYouTubeで活躍する理由とは?

芸能人がInstagramやTwitterなどのSNSで情報を発信するのは当たり前の時代になりましたが、今最も注目されているのがYouTubeで活躍する芸能人です。
これまでは、テレビなどのメディアを通じてでしか見ることができなかった芸能人が、手軽にYouTubeの動画でいつでも見られることで需要がどんどん高まっています。
また、好きな芸能人が出ている番組の放送時間に合わせてテレビを見たり録画するのではなく、自分のタイミングで好きな芸能人にターゲットを絞って、最新の動画を見ることができるのもYouTubeの魅力です。

「出る側」の芸能人からしても、YouTubeで活躍すればたくさんのメリットがあります。
まだ知名度のない芸能人であれば、YouTubeで動画を配信すれば、たくさんの人に見てもらうきっかけになり、ファンが増えるなど知名度アップに繋がります。
人気が低迷した芸能人も同じように、テレビなどの出演が減ってしまっても新たなファンを獲得する方法として、再ブレイクを目指すためにもYouTubeでの動画配信は効果的だと言えるでしょう。

もちろんYouTubeといえば、広告収入が得られるというメリットもありますが、それだけの理由という訳でもありません。
メディアへの出演はライバルが多く競争も激しく、与えられたチャンスで結果を残さなくては次につながらないというプレッシャーが大きい業界です。
それに比べてYouTubeでは、見て欲しい動画を自ら撮影して編集まで行い、配信することができて、たくさんの人に見てもらうことができます。
さらに、YouTubeを見て動画を気に入った人が、ネット上で情報を拡散してくれることで話題になるので、さらなる活躍を目指す芸能人にとってYouTubeは、自分たちのやりたいことを出来る場所であり、チャンスを掴める場所だとも言えるでしょう。

20160416_CTA_2

芸能人YouTuberで人気があるのは?

YouTubeの人気は、チャンネル登録者数や動画の再生回数などで判断されることが多いでしょう。
そこで、YouTubeで活躍している芸能人で、特に人気の高いYouTubeチャンネルを紹介します。

国民的アイドルグループ「嵐」のYouTubeはチャンネル登録者数が290万人を超えています。
2019年10月9日にYouTubeチャンネルを開設して、翌日には100万人を超え、日本最速記録となりました。
嵐は、芸能界でも第一線で活躍しており、その人気がそのままYouTubeにも反映された形ですね。
過去の楽曲のミュージックビデオなどは特に人気も高く、再生回数も1000万回を超える動画が多数あります。

中田敦彦(オリエンタルラジオ)

お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦さんは「中田敦彦のYouTube大学」という教育系YouTubeチャンネルを開設しています。
チャンネル登録者数は260万人を超えており、動画の総再生回数は3億回を超えています。
お笑い芸人である中田敦彦さんですが、お笑いに関する動画ではないものの、教育系のYouTubeという分野で絶対的に必要な要素である「分かりやすさ」を武器に中田敦彦さんの話術が光る内容で人気を得ています。

YouTubeで活躍する意外な芸能人

YouTubeで活躍する芸能人に多い分野は、お笑い芸人やアイドル、タレントなどが多い傾向にありますが、中にはYouTuberのイメージがない芸能人が人気を集めているパターンもあります。
そこで、意外な芸能人YouTuberも見てみましょう。

所ジョージ

世田谷一郎という名前でYouTubeを開設している所ジョージさんは、自分の歌の動画はもちろん、趣味のプラモデル作りや料理の動画も見ることができます。
チャンネル登録者数は23万人と多く、とにかく多趣味な所ジョージさんのプライベートが覗けるYouTubeチャンネルになっています。

デヴィ婦人

テレビでも大活躍のデヴィ婦人は「Lady.Devi Channel」というYouTubeチャンネルを開設しました。
チャンネル登録者数は13万人で、デヴィ婦人のお気に入りの書籍や音楽を紹介する動画や、デヴィ婦人が考える女性観などセレブ感満載の動画が人気です。

高嶋ちさ子

ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんも公式YouTubeチャンネルを開設しておりチャンネル登録者数は12万人を超えています。
様々な音楽家とのコラボレーションなど、バラエティ番組で見せる高嶋ちさ子さんとはまた違う、音楽家としての魅力が楽しめるYouTubeチャンネルです。

YouTuberからテレビに進出した人は?

芸能人がYouTubeチャンネルを開設するのとは反対に、YouTuberとして成功してテレビなどのメディアに出るパターンも増えています。
YouTuberとして人気も知名度も高いHIKAKINさんは、2006年に特技であるヒューマンビートボックスを見てもらうためにYouTubeチャンネルを開設しました。
まだ日本でのYouTubeの知名度が低い中で、コツコツと視聴者が楽しめるような動画を公開し続け、その後スーパーマリオブラザースのビートボックスを披露した動画で日本国内のアクセス数日本一を記録し、現在ではHIKAKINさんがもつ4つのYouTubeチャンネルの動画が、総再生回数100億回を超えるなど人気YouTuberの代表格ともいえる活躍です。

また、テレビでは見ない日がないほど、人気者となったフワちゃんもYouTuberです。
実はフワちゃんはYouTubeでチャンネルを開設する前から芸人として活動していたので芸能活動の方が先になります。
しかし、フワちゃんがテレビでブレイクするきっかけとなったのは、YouTuberとしての活躍がきっかけということで、世間からは人気YouTuberと認識されています。
YouTubeの需要が高まり、影響力が増すにつれて、テレビの関係者も人気の高いYouTubeに注目し、番組に起用することが増えています。

YouTubeで活躍しやすい芸能人とは?

YouTubeで活躍している芸能人はたくさんいますが、特にお笑い芸人のYouTubeチャンネルは多い傾向にあります。
お笑い芸人はコントや漫才などの芸を見てもらうことで、面白いと思ってもらわなければ人気を獲得することはできません。
本来ならば新人の芸人であれば、劇場や営業活動などで地道に覚えてもらいますが、その場合はわざわざ劇場に足を運んでくれる人にしか見てもらうことができません。
しかし、YouTubeは、誰でも気軽に見ることができて、ファンを獲得しブレイクするきっかけをつかみやすいのでYouTubeを利用するお笑い芸人が多いようです。

また、不祥事を起こしたり、事務所を辞めてフリーで活躍する芸人など一時的に活躍の場を失った人が、比較的復帰しやすいYouTubeで活動を再開するパターンもよくあります。
特に不祥事を起こした場合は、メディアでの復帰には大きく批判が起こる場合も多いですが見たい人だけが見るYouTubeなどの動画では、復帰しやすいということでしょう。
他にもアイドルグループのメンバーや、ママタレントなど競争率が激しい世界でも、自分をPRする場としてYouTubeデビューする人が多いです。
少し前までは、テレビとYouTubeは全く別の世界というイメージが強くありましたが、今ではどちらの世界でも活躍するなど、YouTubeへの注目度は今後も上がっていくことは間違いなさそうですね。

20160416_CTA_2