大事なことはコレだ!オーディションに合格するために押さえておくべきポイントとは

芸能界で生き残っていくためには、オーディション対策が必須です。事務所に所属したり、映画やドラマで役を獲得したりするためにはオーディションを避けて通れません。オーディションとは単なるパフォーマンス力だけではなく、総合的な人間としての魅力が見極められる場所です。この記事では、オーディションに合格するためには、どういうポイントを注意して臨めばよいのか、必ず押さえておかなければならない心構えを解説していきます。

第一印象は悪くしないことが大事

オーディションでは非常に第一印象が重要視されます。芸能界で活躍するためには、お客さんに好感を持たれなくてはいけません。同様に、オーディションでも審査員に見られた瞬間から好印象を持たれるように努めましょう。ただし、どんなことをすれば審査員に好かれるかはオーディション内容や、審査員の傾向にもよるので断定はできません。ただし、少なくともマイナスの印象を与えるような行為はしないように心がけます。

たとえば、オーディションの時間を守ったり、身だしなみに気を配ったりするなど常識の範ちゅうでマナーを実践しましょう。芸能界とはいえ「仕事」であるのは一般社会と同じです。基本的なルールを知らない人間は評価されにくい傾向にあります。また、自信をもってオーディションに臨むなど審査員の記憶に残るようにすれば、第一印象がマイナスになることは避けられます。

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自己紹介では自己PRもプラスする

オーディションで大事なことは自己紹介です。どんなタイプのオーディションでも自己紹介の時間は用意されます。そのため、アドリブで自己紹介を行うのではなく、あらかじめ練ったフレーズを伝えるようにしましょう。たいていのオーディションでは、最初に自己紹介を求められます。所属や名前、年齢などの基本情報以外にも、自己PRもプラスした内容にすると審査員の心を動かしやすくなります。

より合格に近づくために、自己PRとオーディション内容を結びつけるように工夫しましょう。たとえば、歌手のオーディションであれば「合唱部で主将だった」「地元のカラオケ大会で優勝した」などの経歴がプラスに作用します。とはいえ、あまりにもオーディション内容と関連性が薄い自己PRだと、審査員も高く評価してくれません。自己紹介の段階から「学校では右に出るものがいない歌唱力の持主です」といった、売り込みの一言を入れてインパクトを残しましょう。

売り込める特技があると強い

芸能オーディションで難しいのは、経験が浅い人が自己PRしようとしても魅力を伝えにくい部分があるからです。演技や歌には明確な資格や免許がないため、往々にして大きな実績がない人はオーディションで不利になりがちです。しかし、演技や歌などに活かせるような特技があると合格に近づきやすいので積極的にPRするようにしましょう。「部活動の経験から精神力を鍛えてきた」「バイトの経験から人間観察力を磨いた」などの伝え方があります。

ただし、特技と主張するためには、人並以上にできることでなければいけません。ささやかな特技はオーディションで口にしてもプラスポイントにはなりにくいでしょう。そのかわり、身につけるために努力した跡がうかがえる特技であれば、人間性を理解してもらえて評価される場合もあります。

際立った個性を見せることも重要

すべてのオーディションにあてはまる条件ではありませんが、ときには合格のために突出した個性も重要となります。たとえば、「バラエティ番組で新しいキャラクターを探している」「個性派俳優に演じてほしい役がある」といった目的が分かっているオーディションであれば、思い切って個性をさらけだしてもいいでしょう。ほかの候補者にはない部分が自分にあることを、オーディションの場ではっきりと見せる必要があります。

個性をアピールする際に気をつけたいのが、「審査員の要求するポイント」との相性です。審査員の記憶に残るために何をやってもいいわけではなく、あくまでも需要がある部分を伝えていきましょう。また、奇抜さを意識するあまり、キャラクターをうそで固めてしまうと後で苦労します。そもそもオーディション中に見抜かれてしまうので、元々の個性を強調する形でのアピールをしましょう。

オーディションは自信をもって臨む

自信なさげな話し方や態度は、オーディションではマイナスです。いかなる芸能活動であれ、「人前でパフォーマンスをする」という根底は変わりません。自信のないタレントを見たいというお客さんや、一緒に働きたいと思ってくれるスタッフさんは少数派といえるでしょう。

また、本人に悪意がなくても内向的な態度は、審査員に「やる気がない」と思われかねません。オーディションでは周りに、熱意がみなぎっているライバルたちが集まってきます。その中にいると、自信のない候補者は悪い意味で目立ってしまいます。審査員に、万全の態勢で臨んでいる、すべての力を出し切っていると受け取ってもらえるように注意をしましょう。少なくとも「笑顔で話す」「大きな声を出す」「挨拶はしっかりする」といった基本的なポイントは押さえておくことが肝心です。

最後の質問に答えるのも大事なこと

「逆質問」への対応で、審査員の評価が変わるケースもあります。オーディションの最後に「質問はありませんか」などと聞かれることは珍しくありません。このとき、審査員に深い意図がなかったとしても、「特にありません」というような答え方をする候補者はマイナスの印象を与えがちです。どうしても「モチベーションが低い」「自己PRのチャンスを見逃した」と解釈されてしまうからです。

逆質問を想定したうえで、いくつか対応を用意してオーディションに臨むようにしましょう。可能な限り、オーディションに関係のあることを具体的に聞くのがコツです。「合格者に望む要素はありますか」などの質問をして返事をもらったら、「私はその条件にあてはまります。たとえば」と自己PRへとつなげます。候補者同士の差がわずかなら、最後の印象が左右する可能性もゼロではありません。

審査員以外に与える印象にも注意

オーディションは面接の場だけがすべてではありません。受付や控室での様子も、審査員以外のスタッフの目に触れています。常に周りからどのように見られているか意識する必要があるでしょう。実際、オーディションによっては審査員が後でスタッフに「印象に残った候補者はいた?」と聞いてまわっています。そして、オーディションの印象と裏の態度があまりに違うと不合格にしてしまうケースもあるのです。

それに、芸能活動は裏方に愛されるのも非常に大事なことです。裏方からの評判がいいと良いうわさが業界に広まり、「一緒に仕事をしたい」と思ってくれる人が増えます。オーディション会場ですべての人から好感を持たれるためには、普段から他人に感謝し、謙虚な姿勢を養わなければいけません。オーディションは付け焼刃のテストではなく、日々の努力の集大成を見られる場所だと覚えておきましょう。

普段から身につけておくべきことが多い

オーディションに合格するために大事なことは、普段から身につけておかなければいけません。たとえば、課題の歌や台詞回しであれば短期間だけ練習すれば上達する可能性もあります。しかし、スタッフへの礼儀や審査員への言葉づかいなどは、日常的に心がけていないと本番でもボロが出てしまうでしょう。また、ふとした言葉でやる気のなさやプロ意識の欠如も表れてしまいます。オーディション本番だけ自分を取り繕おうと思っても上手くいきません。普段通りふるまっても合格できる水準になるよう、常日頃から自分自身を見つめる習慣を持ちましょう。

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