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ドラマオーディションで合格するためには何をすべき?

ドラマで役が決まるまでの流れ

ドラマで役が決まるまでには段階があります。順を追って、見ていきましょう。まずは、ドラマの企画が立ち上がります。プロデューサーをはじめ、制作スタッフがどんなドラマを作るのか、ドラマのテーマや流れを話し合います。ここで脚本に出てくる登場人物のイメージに合わせて、どんな役者を使いたいのかも考えていくのです。次に、制作会議を行います。ここでは、プロデューサー、脚本家、ディレクターなどが話し合い、具体的に役者を決定。この段階で主役クラスの役者には、芸能事務所を通して出演依頼を出します。

しかし、脇役やエキストラなどその他の役は、制作会議の段階では決まっていません。そこで、オーディションが行われるのです。オーディションには、芸能事務所向けと一般公募向けがあります。ドラマに出たい人はどちらかに参加することになります。オーディションでは、まずは書類審査を実施。この審査に通ると、面接・実技審査に進みます。そして、合格すればドラマに出演することができるのです。

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芸能事務所所属と一般公募の違いは?

ドラマに出演しようと思ったら、オーディションを受ける必要があります。では、芸能事務所向けと一般公募向けでは、どう違うのでしょうか。まず、メインや脇役などセリフがある役をもらおうと思ったら、芸能事務所向けのオーディションに参加する必要があります。ただし、このオーディションは、芸能事務所に所属していないと受けることができないのです。

それ以外の人は、一般公募向けのオーディションを受けることになります。ただし、このオーディションはエキストラを選ぶためのものです。受かったとしても、セリフのない群衆や通行人としての出演しかできないことがほとんど。それでも、思い出作りの一環としてドラマに出たいのであれば、別に問題はないでしょう。しかし、セリフをもらって役者として活躍していきたいという場合は、芸能事務所に入ることをおすすめします。実は、プロの役者でデビューしていたとしても、フリーランスの場合、芸能事務所を対象としたオーディションを受けることはできないのです。

一般公募のオーディションの探し方

芸能事務所に所属していると、オーディションが行われる際に告知があります。場合によっては、マネージャーに直接、声をかけてもらえることもあるでしょう。しかし、一般人の場合は自分でオーディション情報を集めなければなりません。では、どうやって探すのでしょうか。主な方法は3つあります。

1つ目は、雑誌で情報を集めることです。大きな書店に行けば、オーディション雑誌が置かれています。雑誌に掲載されているドラマ出演のオーディションのページをチェックします。2つ目は、インターネットでの情報収集です。キーワードを打ち込み、オーディションを募集していないか、検索してみるといいでしょう。ツイッターなどの検索で見つかる場合もあります。インターネットの場合は雑誌と違い、無料で最新情報を入手することができるのがメリットです。3つ目は、オーディションを受けたい人専用のサイトを利用することです。スマホやパソコンのお気に入りに入れて、定期的にチェックするといいでしょう。

ドラマオーディションの流れって?

ドラマのオーディションには流れがあります。まず、主催者側からオーディションを開催する旨が発表になります。参加者は募集要項をよく読み、条件に当てはまると思ったら、主催者側に書類を送りましょう。すると、書類審査が行われます。合格すれば、主催者側から連絡が来て面接に進むことができるのです。面接に受かれば、今度は実技審査が行われます。この実技審査で、ドラマに出演することができるかどうかが決まります。どんな審査が行われるのかは、事前に告知されている場合が多いため、必ずチェックしておくようにしましょう。

上記が一般的なオーディションの流れです。ただし、この流れに当てはまらない場合もあります。たとえば、大規模なオーディションの場合、面接は一度ではなく、二度行われることもあるからです。逆に、小規模なオーディションの場合は、面接と実技審査を同時に行い、合格者を決めてしまうこともあります。

オーディションを受けるための準備や心構え

オーディションに合格するためには、準備しておくことが大切です。まず、オーディションでは、身体が柔らかいかどうか、声がよく伸びるかどうか、活舌がよいかどうかなどをチェックします。そのため、これらの要素を身につけておくことが重要になります。日頃からストレッチをしたり、発声練習をしたり、トレーニングをしておくようにしましょう。また、リズム感があるかどうかを見られることもあります。その際、審査員の前でダンスをすることも多いのです。ダンス教室でレッスンを受けておくことをおすすめします。

オーディションで落ちたら、次のオーディションまでに改善しておくようにしましょう。そもそも、一度や二度オーディションに落ちたくらいで気にしてはいけません。次にチャレンジする精神的なタフさも重要なのです。どんなに頑張っても、落ちるときは落ちます。たまたま審査員との相性が合わなかっただけかもしれません。そんなふうに考えて、前向きに次のオーディションを受けてみましょう。

オーディションに受かるためのコツ

やみくもにオーディションを受けても、合格することはできません。受かるためには、コツがあるのです。まず、自分に合った役のオーディションを受けることが大切です。募集されている役のイメージに自分自身が合っているのかどうか、客観的に判断するようにしましょう。次に、カメラの写り方を意識することです。いくら実物が良くても、写真が悪ければ書類審査に落ち、面接に進むことができないからです。どんな表情と角度であれば、自分の魅力が最大限に引き出されるのか、鏡でチェックしてみましょう。

いざ面接や実技審査に進むと、今度はキャラクター性があるかどうかが重要になっていきます。個性に乏しいと、大勢のオーディション参加者のなかに埋もれてしまい、審査員の印象に残りません。自分の個性は何なのかをよく考え、審査員に伝える努力をするようにしましょう。個性と同時に大切なのが、のびしろがあるかどうかです。審査員に将来性があると思ってもらえるために、アピールすることが大切です。

受かるための対策を徹底していこう!

ドラマ出演の鍵は、オーディションに受かることです。日頃から、活舌を良くするために発声練習をしたり、リズム感を養うためにダンス教室に通ったりする努力を徹底的に行うことが大切です。さらに、受けることができるオーディションの幅を広げるためには、芸能事務所に所属することをおすすすめします。芸能事務所に入れば、一般の人には参加することができないオーディションにも応募することができるからです。芸能事務所に入るにはスカウトもありますが、自らオーディションを受けにいくという手もあります。大手の芸能事務所でも新人の発掘や育成に力を入れ、事務所に入るためのオーディションを定期的に開催しているのです。事務所の公式サイトを確認すれば、オーディション情報が掲載されていますので、ぜひ受けてみましょう。

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