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赤ちゃんが言葉を理解するのはいつから? 案外分かってる⁉︎

2019.12.16 / 未分類

小さくてかわいい赤ちゃん。

会話のキャッチボールができる日が、とても待ち遠しいですよね!

生まれてしばらくは、パパママが一方的に話しかけていることがほとんどですが、ふとした瞬間に「私の言葉、どこまで理解してくれているのかしら」なんて疑問が生じませんか?

赤ちゃんが言葉の理解をはじめるのは、いったいいつから? 多くのパパママが抱える疑問を、一緒に解決していきましょう。

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生まれてすぐの赤ちゃんも会話はきちんと聞いている

たとえば誰かに「あなたはどのように日本語を覚えていったのですか」と聞かれたら、どう答えますか?

流暢な日本語で長い会話が飛び交う、保育園や幼稚園。生まれて数年で基本的な言葉をマスターする子どもたちですが、椅子に座って「これはペンだからね」「これは消しゴムだからね」なんて一つひとつ覚えていったわけではないでしょう。

誰もが皆、赤ちゃんのころから、パパママからの語り掛けを中心に自然とモノの名前や文法を身につけているのです。

特に一番初めに覚える傾向が強いのは、「自分の名前」といわれています。「〇〇ちゃん、ミルクの時間だよ」「〇〇ちゃん、おはよう」のように赤ちゃんの名前を入れて語りかけることで、自分の名前を自然と理解できるようになるのです。

生後6か月くらいの頃には、「〇〇ちゃん♪」と声をかけると、条件反射のようにニコッと笑顔を返してくれます。これは赤ちゃんが、「パパママが自分の名前を呼んでくれている」ということをきちんと理解しているから。

また生後8か月くらいでは「バイバイ」が分かるようになり、「〇〇ちゃん、バイバイ♪」と声を掛けると、手を振ってくれることも・・・。

赤ちゃんのこのような言葉の理解は、日ごろからの声掛けのたまものでしょう。「まだ生後〇ヶ月だから分からないだろう」と無言でいるのではなく、わからないからこそ、あえてしゃべり続けることがポイントといえます。

もちろん、すべてを赤ちゃんに向かって話しかけなくても構いません。時には独り言のように「今日は雨だなぁ」「今から掃除機かけなきゃ」など、何でもないようなことをつぶやいても良いのです。

赤ちゃんは、それをきちんと聞いています。お腹の中にいるときから慣れ親しんでいるパパママの声がBGMのように流れているだけで、赤ちゃんの心はとても落ち着くのです。

赤ちゃんはいつからしゃべる?

赤ちゃんとおしゃべりができる日まで、とても待ち遠しいですよね。

では赤ちゃんは、いつから話し始めるのでしょうか?

まだ明確な言葉ではなくても、意味のある言葉を話すのは、およそ生後10か月ごろからといわれています。たとえば本当は「ママ」と言いたいのに、うまく言えなくて「マーンマンマンマ・・・」と間延びして話すなど。

ほとんどの場合は、「ママ」「ワンワン」など、1語だけで言葉のバリエーションを増やしていきます。たとえば犬がいることをママに教えたいときなど、「ママ、ワンワン」と発するなど、このときに身につけた1語同士をつなげて話すことも珍しくないでしょう。

1歳半くらいになると、徐々に2語文を話し始めます。その後、主語や述語、修飾語などを入れながら文章として成立するようになってきます。

これっておしゃべり?赤ちゃんの気になる言葉

赤ちゃんのお世話をしていると、ママの顔を見ながら「うー」と声を出すなど、「あれ?これって私に話しかけてる?」とドキッとする瞬間があるでしょう。

生後2~3ヶ月ごろの「あー」「うー」など母音を中心とした言葉は、クーイングといわれます。これは赤ちゃんが「自分の意志でなにか音が出る」ということを楽しんでいるだけで、言葉そのものに意味はありません。ただ、舌足らずのかわいい発音は、この時期の赤ちゃんならでは。わたがしのように癒される声は、たとえ意味を含んでいなくても、いつまでも聴いていたくなりますね。

生後6ヶ月くらいの赤ちゃんが発する言葉は、喃語(なんご)といわれ、言葉になる前の準備段階とされています。たとえば「あーあー」「だーだー」など、同じ言葉を連続して話すのが特徴です。月齢が上がるにつれて喃語の種類は増え、パパママを見ながら意味ありげに言葉を発することも。

赤ちゃんからの語り掛けには、同じ言葉で応えてあげると喜ぶといわれています。たとえば、鳥を見ながら赤ちゃんが「あーあー」と言ったとしましょう。それに対して「そうだね鳥がいるね」と返答するのも悪くはありませんが、同じように「あーあー」で返してあげると、赤ちゃんは「自分の言葉が伝わった!」と感じるそうですよ。日本語の文章に慣れさせるためにも、大人の言葉での返答と、オウム返しでの返答、半々にしてあげるとちょうど良いかもしれませんね。

赤ちゃんのボキャブラリーを増やしたい

赤ちゃんがたくさん会話できるほどに成長するその日まで、赤ちゃんの中の言葉のボキャブラリーを少しでも増やしておきたいですよね。

今の時点では「まだ理解していないみたいだけど・・・」と不安になるかもしれませんが、パパママからの声掛けは赤ちゃんの中に種となってきちんと残っています。種は赤ちゃんの成長と共にちゃんと芽吹いていくのでご安心ください。

赤ちゃんのボキャブラリーを増やすためには、絵本を読んであげることが一番。

DVDやテレビでも言葉は流れてきますが、一方的に言葉が押し寄せてくるだけなので言葉の成長にはあまり期待できないでしょう。また視力の発達に影響するなど悪い側面もたくさんあるので、やはりおすすめはできません。

ぜひ、ゆったりと絵本を読んであげましょう。言葉の理解はもちろん、豊かな想像力も身につくことでしょう。そして何より、赤ちゃんにとって絵本の時間は、パパママとの幸せなコミュニケーションの時間になります。

月齢に合った絵本を選び、家族全員で楽しみながら言葉の種を増やしていきましょう。

赤ちゃんの言葉の発達には個人差がある

人それぞれに個性があるように、赤ちゃんにも個人差があるので、月齢ごとの言葉の発達はあくまで目安としてお考えください。

言葉に多少の遅れがあっても、「この子はマイペースな性格なのね」とその子の個性として尊重してあげると、パパママはもちろん赤ちゃんもゆとりを持って過ごせますよ。

ただ、極端に発達が遅い場合は、病気や疾患が隠れていることもあるのでご注意ください。

赤ちゃんが難聴だと、言葉をうまく聴き取れないため「言葉の種」そのものがかなり少ない状態といえます。他にも脳性麻痺や神経の発達、自閉症の可能性など様々な可能性も考えられるので、気になるようなら小児科や耳鼻科で相談をしてみましょう。

まとめ

赤ちゃんと会話のキャッチボールができる日が、とても待ち遠しいですよね。

でも、舌足らずのかわいい発声をしてくれるのは今この時期だけ。月齢ごとの変化を楽しみながら、いつか来る「その時」まで言葉の種を増やしておいてあげましょう。

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