子役のオーディションに応募する方法
子役のオーディションは、通常のオーディションと同じように、書類審査からスタートします。
子役の場合は、一般公募しているオーディションよりも、主に芸能事務所、子役事務所のオーディションを受けるケースが多いでしょう。
その理由は…
・子役の一般公募オーディションは少ない
・子役のシステムが分からないから事務所に入らないと不安
・子どもにレッスンを受けさせたいから
などになります。
基本的に、子役のオーディションは、芸能事務所に所属する子供に向けて募集がかけられるため、一般公募のオーディションは少ないです。
特に、教育テレビの人気番組出演者、ドラマや映画に出演する子役、オムツモデルなど、人気の高い子役の仕事は、事務所に所属してレッスンを受けている子を対象に、募集がかけられる仕事がほとんどです。
保護者目線でも、大切な我が子が芸能界で仕事をするには、信頼できる芸能事務所のサポートを受けたいと思うのは当然なのかもしれませんね。
子役を目指して、事務所のオーディションを受ける場合も、書類選考としてプロフィールと写真を送る審査からスタートします。
書類審査の審査ポイント
子役になるには、まずはオーディションの前に書類選考を通過しなければいけません。
子役タレントの書類審査で、審査のポイントとなるのは主に3つです。
子役の書類審査のポイント
①写真
②志望動機
③保護者の対応
それぞれのポイントを簡単に説明します。
①写真
写真は、顔立ちやスタイルだけでなく、子どもの印象も見られているので、笑顔が素敵な明るい印象の写真が最適です。
子どもであっても、複数人で写っていたり、加工した写真のように、オーディション審査に向かない写真はNGです。
②志望動機
書類には、名前や住所などの基本的な情報や、体のサイズ、趣味、特技の他に、自己PRと志望動機も記入します。
特に志望動機は、審査員の目に留まるポイントなので工夫して書きましょう。
③保護者の対応
子役の場合、書類も写真も準備するのは保護者です。
写真の撮り方や書類の書き方から見える、保護者の対応も審査員が注目するポイントです。
今回は、この中から、子役の志望動機について、審査員の目に留まるポイントを紹介していきます。
審査員の目に留まる志望動機の書き方
子役オーディションの書類審査にある「志望動機」は、オーディション審査に進むためだけでなく、オーディション審査の中でも、審査員の目に留まるための重要なポイントになります。
志望動機を書く時のポイント
①分かりやすい文章を書く
②伝えたいことを簡潔に書く
③子どもを中心に書く
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
①分かりやすい文章を書く
印象に残るようにと、難しい言葉や分かりづらい表現を使う人もいますが、オーディションの志望動機では、分りやすい言葉で伝えた方が好印象です。
伝わりにくい例え話や、日常的にあまり使わないような言葉はおすすめできません。
②伝えたいことを簡潔に書く
たくさんの応募書類の中で、審査員の目に留まるためには、印象に残る必要があります。
伝えたいことが多すぎて、文章が長くなってしまう人も多いですが、たくさんの書類に目を通す審査員からすると、長すぎる文章に良い印象を持つ人は少ないです。
文章を書いていると、同じ事を何度も書いてしまったり、回りくどい文章になってしまう人は多いので、伝えたいことを書き出して、その内容を丁寧にまとめてから書くのがおすすめです。
③子どもを中心に書く
子役の応募書類の場合、年齢にもよりますが、保護者が記入するケースが多いですよね。
保護者が書くと、どうしても保護者目線の文章になりますが、中心は子どもであり、子供の意見をメインに書くようにしましょう。
年齢別の志望動機を書くポイント
子役は、赤ちゃんモデルも含めると、0歳から小学生位の子どものことを言います。
中学生も子役に含まれる場合もあり、幅広い年齢層になるので、応募する年齢によっても、志望動機の書き方を工夫しましょう。
次に、年代別に、志望動機の書き方のポイントを紹介します。
◎BABY世代(0~3歳)
赤ちゃんの場合、0歳であれば保護者目線の志望動機になっても問題ありません。
例えば…
「いつもニコニコとして笑顔が可愛いのでたくさんの人に見て欲しい」
「記念に残るような思い出作りがしたい」
「親子で今しかできない経験をしたい」
などの理由でもOKです。
しかし、いい加減な気持ちで応募したと思われないように、赤ちゃんモデルとして成長していきたい意思があることは伝えておきましょう。
1歳を過ぎて、自分で自由に動けるようになったり、言葉が出てくると、子どもの性格や日常の様子を織り交ぜて志望動機を書いてみましょう。
◎KIDS世代(4~6歳)
保育園、幼稚園に通う年齢になれば、子どもの意思や、保護者から見た子どもの才能についても志望動機で触れていきたいところです。
例えば…
「テレビを見て楽しそうに踊っている姿を見て、一緒にやらせてあげたいと思う」
「歌を歌うのが好きなので、もっと表現する経験をさせたい」
「大好きなテレビ番組に出演するのが、子どもの夢です」
このように、子どもの特技や好きなことを伸ばしたい、活かしたいと伝えてみましょう。
◎JUNIOR世代(小学生)
小学生になれば、自分で志望動機が言える子供も増えてきます。
子どもが自分の意思で志望しているのであれば、子どもが自分で、伝えたいことを考えてみるのもおすすめです。
例えば…
「○○さんに憧れて、ドラマに出演して演技がしてみたいと思いました」
「アイドルになりたいから歌やダンスのレッスンを頑張りたい」
「憧れの○○さんと同じレッスンを受けてみたい」
子役は、保護者のサポートが必要なのはもちろんですが、活動するのは子どもなので、本人のやる気があることを伝えるのは、目に留まるポイントの一つです。
子役オーディションでNGな志望動機
子役オーディションの志望動機は、オーディションで実際に会う前の印象を決める評価に繋がります。
書類選考の時点で、志望動機を見て好印象を持ってもらえれば、オーディションでも、志望動機に書いた内容について質問してもらえることもあります。
そうなると、志望動機で印象を悪くしてしまう「NGな志望動機」を、書かないようにも気をつけておきたいですね。
最後に、書かないように気をつけたい、NGな志望動機も確認しておきましょう。
NGな志望動機
①ありきたりな定型文
②不純な志望動機
③保護者の勝手な動機
NGなポイントも詳しく紹介します。
①ありきたりな定型文
文章を書くのが苦手で、志望動機や自己PR文を書くのが億劫だと思う人は多いですよね。
しかし、志望動機は、子役になるためにアピールする重要な項目なので「特になし」で終わらせることは絶対に避けましょう。
「子役に興味があって応募しました」「楽しそうなので応募しました」などで終わらせてしまうのも、たくさんの書類を見ている審査員からすれば、全く印象に残りません。
短すぎる文章や、定型分のようなありきたりな文章はNGです。
②不純な志望動機
例えば「子どもがアイドルの○○のファンなので合わせてあげたい」「有名なドラマに出演して自慢したい」の理由は書かないようにしましょう。
「子役になって活躍したい」「演技が上手くなるようにレッスンを頑張りたい」と思う子供の気持や、子どものやりたいことをサポートしようとする保護者の思いの方が、審査員の心を打つことは言うまでもありません。
③保護者の勝手な動機
「芸能人に合って自慢したい」「子役の仕事でギャラをたくさんもらいたい」など、保護者の欲で応募したような印象を与える志望動機はNGです。
実際に…
「芸能界で活躍するわが子を自慢したいです」
「子役になれば、有名になれてギャラもたくさんもらえると聞いて応募しました」
など、保護者の欲を満たすためという印象が強い動機で応募する人もいます。
志望動機を書く時には、あくまでも、子どものための応募であり、それをサポートしたいと思っている保護者という立場は忘れないようにしましょう。