性別マーク

売れっ子オネエタレントたちの人気の秘密とは?

2020.08.07 / エンタメ, 芸能人

オネエタレントとは?

テレビでも大活躍のオネエタレントたちは、ユーモアセンスも高くトークも面白いので様々な番組に出演していますよね。
オネエタレントの中には、見た目は男性のままで心は女性という人、見た目と心は女性だけど体は男性という、いわゆる「女装家」の人、そして見た目も心も体も女性の人など様々なタイプがいます。

これまでLGBTなどに否定的な見方をする人も多い時代がありましたが、オネエタレントがメディアで活躍する機会が増え、性別に悩む人に対する世間の考え方も変わってきましたよね。
オネエタレントは、自分自身も性別について悩みや葛藤を抱え、乗り越えてきた人が多いので、同じ悩みを持つ人に勇気を与える存在としても活躍していると言えるでしょう。
たくさんの人に夢と勇気を与えてくれるオネエタレントについて、詳しく見てみましょう。

https://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ehTGVVgm&ai=a5d2d4239c58d6

人気のオネエタレントは?

歴代の「オネエタレント」という分野には、たくさんの人気タレントがいますが、中でも人気の高いオネエタレントについて見てみましょう。

マツコ・デラックス

元々は美容関係の仕事をしていたマツコ・デラックスさんは、その仕事に何か違和感を感じ始めた時に、ゲイ雑誌の編集部に転職し、記者、編集者の仕事に就きました。
退職後、自宅でこもりがちな生活を送っていたマツコ・デラックスさんは、小説家の中村うさぎさんとの対談をきっかけに身長180㎝、体重140㎏の女装家という個性的なビジュアルで一気に注目されるようになります。
その後、毒舌トークでバラエティ番組などのメディアでも人気を得て、今では好きなオネエタレントランキングで1位を獲得するほどの存在感です。

ぺえ

アパレルショップのカリスマ店員として働いていたぺえさんは、ファッション誌の読者モデルとして注目を集め、本人も興味を持っていた芸能界に入りました。
その後、数々のテレビ番組に出演、同性愛者であることも告白し女装タレントとして活躍しています。

IKKO

IKKOさんは、テレビで活躍する前からヘアメイクアップアーティストとして、多くの女優、モデルから支持され、数々のファッション誌のへアメイクを担当していました。
その後、ヘアメイクの腕前がより一層注目されるようになり、テレビ番組のメイクコーナーなどへの出演も増えます。
すると、メイクの技術はもちろん、IKKOさんのユニークなキャラクターが話題を呼び、メイク以外でのメディア出演が増え、現在ではオネエタレントの代表格とも言えるほどの大活躍です。

りんごちゃん
幼い頃から芸能界に憧れて、エキストラ経験もあるりんごちゃんは「ギャップモノマネ」で一躍有名になりました。
可愛らしい見た目に反して、武田鉄矢さんや大友康平さんの歌を野太い声でモノマネするネタで注目されています。
モノマネ以外でのテレビ出演も増え、人気オネエタレントの仲間入りをしました。

オネエタレントが人気の理由とは?

次々に現れるオネエタレントは、好感度が高くテレビ番組にもなくてはならない存在です。
なぜオネエタレントは人気があり、視聴者の心を掴むのでしょうか。
オネエタレントの魅力の1つは、トーク力です。
毒舌であったり、するどいコメントなど聞いていてスカッとするような発言が多く、見ている人の心を掴みます。
オネエタレントは明るく、自虐ネタも面白おかしく話せる人が多いですが、過去には自分の性別について偏見を持たれることもあり、辛い経験をした人が多いので、自分自身が多くの苦難を乗り越えた経験で、説得力のあるコメントができるのでしょう。

二つ目は、独特の話し方やキャラクターなど唯一無二の個性が魅力です。
IKKOさんの「どんだけ~」や、はるな愛さんの「いうよね~」などオネエタレントが流行語を生み出すこともあります。
また、女性的な話し方や身振り手振りも、見ている人を惹きつけるポイントになっていますよね。

さらに、オネエタレントの女子力の高さも人気の理由と言えるでしょう。
IKKOさんやGENKINGさんなど、ヘアメイク系の仕事をしている人も多く、メイクやファッションなどを、参考にしたいと思うファンもたくさんいます。

オネエタレントの歴史

今ではオネエタレントはもちろん、身近にもLGBTの人がいても珍しくない時代ですよね。
芸能界では、1950年代から活躍していた美輪明宏さんは「オネエタレント」という分野ではなく当時は「シスターボーイ」と呼ばれ、中性的な魅力で大人気でした。
現在活躍しているオネエタレントにも、美輪明宏さんを尊敬している人は多いようです。
その後、芸能界で「オネエタレント」という分野が確立するきっかけとなったと言われているカルーセル麻紀さんも、1960年代にデビューしています。
カルーセル麻紀さんは芸能界で初めて性転換手術を受け、戸籍上も女性となったタレントです。

2000年代に入る前には、まだ「オネエ」という呼び方よりも「おかま」「ニューハーフ」などと呼ばれることが多かったのですが、ピーターさんやおすぎとピーコさん、日出郎さんなど、どの時代にも芸能界には活躍しているオネエタレントがいました。
また、世の中でLGBTへの理解が深まり始めると、これまで自分が「オネエ」であることを隠していたタレントたちがカミングアウトをして、オネエタレントとして活躍するようになる人も増えました。
ボーカルダンスユニット「dos」のメンバーとして活動していたKABA.ちゃんや、マツケンサンバの振付師として有名な真島茂樹さんも、最初は「オネエ」であることは公表していませんでしたが、後にカミングアウトをして芸能界で活躍しています。

活躍が期待されているオネエタレント

すでに多くのオネエタレントが活躍していますが、芸能界にはまだまだ次世代の活躍が期待されるオネエタレントがたくさんいます。
これから注目しておきたい若手のオネエタレントを紹介します。

ENVii GABRIELLA

オネエ3人組ユニット「ENVii GABRIELLA」は、作家としてメジャーアーティストに楽曲提供もしているTakassyさん、タレント活動をしており、アーティストの顔も持つHIDEKiZMさん、ダンサーのKamusさんで結成された、オネエ系総合エンターテインメントユニットです。
CDデビューも果たしており、アーティストとしての実力はもちろん、3人の個性豊かなキャラクターが楽しめるYouTubeチャンネルも人気です。

オネエシスターズ

元々オネエタレントとして知名度が高いゆしんさん、ミスインターナショナルクイーンで、世界2位に輝いたことがあるたけうち亜美さん、劇団四季出身のダンサー鈴木ゆまさんの3人で結成されたユニットです。
結成前から個々にオネエタレントの経験があり、言わば「中堅」と呼ばれる立ち位置でしたが、2020年にオネエシスターズを結成し、新たにバラエティ番組などメディアでの活躍を広げています。
また、YouTubeチャンネルも開設し、積極的に次世代のオネエタレントを担う活動を行っています。

次世代のオネエタレントは、YouTubeなどでのセルフプロデュースでアピールするなど新しい試みが期待できますね。
次に活躍しそうなオネエタレントに注目してみるのも楽しみですね。

https://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ehTGVVgm&ai=a5d2d4239c58d6