「人見知りな自分をどうにかしたい!」
「そもそも人見知りって、どうしてなるの?」
…このように、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
人見知りにも様々なタイプがあり、それを理解することで改善に向かうことができます。
この記事では、
・人見知りとはどのような状態か
・人見知りの4つのタイプ
・解消するための方法
…などをご紹介します。
もっと人と上手く話したいと思っている方は、ぜひ参考にしてください!
Outline
1. 人見知りとは
1-1. そもそも人見知りとは何か
人見知りという言葉はもともと、赤ちゃんが見慣れない人や特定の相手に対して怖がったり泣いてしまうことを指していました。
赤ちゃんの場合は、「近づきたいけど怖くてできない自分との葛藤」であり、相手に興味を持ち始めた心の発達でもあるのです。
赤ちゃんの人見知りについては、
「赤ちゃんが人見知りする本当の理由とママに知ってほしい3つのこと」
も合わせてご覧下さい。
このように、赤ちゃんや子どもに対しての「人見知り」という表現が、徐々に大人にも使われ始めたのです。
・コミュニケーション能力が低い人
・人付き合いが苦手なタイプの人
…を一般的に人見知りというようになりました。
POINT
人見知りとは、人間(動物を含め)が持っている、見知らぬ相手に対しての警戒心であり、自己防衛本能が働いているために起こる自然な感情。
1-2. 人見知りの状態とその心理
人見知りに見られる特徴には、
・初対面の人と上手く話せない
・人前にいると無口になる
・よく知る仲の相手とは普通に話せる
・積極的に人とコミュニケーションを取れない
…などがあり、その度合いも人によって大きな差があります。
そのため第三者から見ていると、コミュニケーション障害などと混同されてしまう場合もあります。
人見知りになってしまう心理
・自意識過剰
…周りからの評価が気になる、気にしすぎ
・完璧主義
…間違えてはならない、上手くやらなければいけない
・失敗への不安や思い込み
…これから起こる事への過度な不安
・強がり
…打ち解けるのに相当な時間を要する
・あきらめ・開き直り
…一人が好き、一人で行動するのが楽
このような心理が潜んでいて、実は真面目で優しいタイプの人に多いのが特徴です。
相手のことを考えて気遣いや心配りができるというプラスの面もあります。
しかしその反面、
・周りからの評価が気になる
・自分の言動に自信が持てない
…といったネガティブな心の状態が、人見知りへとつながっているのです。
POINT
人見知りは、周りに気を配れる真面目な人に多く、性格や心の状態によって様々な人見知りのタイプに分けられる。
2. 人見知りの4つのタイプ
様々なタイプがある人見知り。
ここでは、そのタイプ別に特徴について見ていきましょう。
2-1. 自信がない完璧主義者タイプ
「完璧に話さなきゃ」と、ついつい自分を追い込んでしまうのが完璧主義者タイプの人見知りです。
・自信がないため人と話す際に緊張する
・ミスを恐れるあまり人と関わることを避けてしまう
…このような傾向があります。
アドリブを言うのも苦手、人前で話す時は完璧に話すことを用意していないと喋ることができない、そんな経験がある方は完璧主義者タイプといえます。
2-2. 人の目を恐れる自意識過剰タイプ
「こんなこと言ったらどう思われるだろう…」と、とにかく周りからの評価が気になってしまう人見知りは、自意識過剰タイプであるといえます。
・自分が周りからどう見られているのか
・嫌われたらどうしよう
…このようなことに意識が向いてしまい、仲良くなるまでに相当の時間がかかったりします。
自分の発言によって相手がどう思うだろうかという気遣いや言葉を選ぶことは大切です。
しかし、裏を返せば自分の評価を気にしている気持ちの表れでもあります。
相手の気持ちを気にしすぎている方は、同時に自意識過剰でもあるということです。
2-3. プライドが高い「できる人」タイプ
仕事や勉強が得意で負けず嫌いな性格など、何かと人と比べてしまう傾向があり、自分が失敗することがとにかく許せないという人に多いタイプです。
いわゆる仕事や勉強などが「できる人」に多く、上下関係がはっきりしている相手や自分に好意を持ってくれている相手には普通に話すことができます。
逆に、歳の近い相手や自分より優れていると思う相手に対しては途端に話すことに苦手意識を持ってしまい、関わりを避けてしまうといった行動をとります。
プライドが高いこのタイプは、なかなか自分の気持ちをさらけ出すことができません。
・人に甘えられない
・あまり人に相談をしない
…という方は、このプライドが高い人見知りタイプに当てはまると言えます。
2-4. 殻に閉じこもるあきらめタイプ
「どうせわかってもらえないし」
「一人でいる方が気楽でいい」
…と思うことが多いこのタイプは、本当は人と接することが好き。
しかし、過去に理解してもらえなかった経験や面倒な人付き合いを避けるために自ら「近付かないで」オーラを出してしまいます。
このタイプは気遣いできる人にも多く、頼まれごとは都合が悪くても引き受けてしまうといういわゆる「いい人」というケースによく見られることが特徴です。
POINT
①自信がない完璧主義者タイプ
②人の目を恐れる自意識過剰タイプ
③プライドが高い「出来る人」タイプ
④殻に閉じこもるあきらめタイプ
人見知りには様々なタイプや特徴があるが、共通点は自分の考え方によって作り出されているということ。
そして、自分に自信を持てないという方にも多いのが特徴。
3. 人見知りを解消する2つの方法
変えたいと思ってもいても、簡単には解消できないのが人見知り。
しかし、ほんの少しの意識と行動誰にでも克服していくことができます。
・考え方を変える
・新しい自分に挑戦してみる
…この2つの方法をご紹介します。
3-1. 考え方を変える
人見知りになってしまうのは、自分自身が持っている考え方が原因であることがほとんどです。
今の考えを一度取り払い、以下のようにマインドを変えていきましょう。
◆間違えても仕方ない
人は間違いを起こす生き物です。
どんな時でも完璧でいられる人なんていない、間違えたらその教訓を生かして次に繋げればいいとプラスの思考に切り替え、「間違えてもいい」と自分に逃げ道を作ってあげましょう。
きっと肩の荷が下りて楽に話せるようになるはずです。
◆人は自分が思うほど気にしていない
相手がもし自分だったら、と考えてみてください。
そんなに相手(自分)のことに興味を持っているでしょうか。
人はこちらが思っているほど気にしていないし、興味もない。
そうマインドを切り替えること、合わない人とは無理して付き合っていく必要はないと頭に置いておきましょう。
◆断ることは悪いことじゃない
とても優しいひとの多い人見知りは、頼まれると断れない、嫌と言えない性格の持ち主でもあります。
しかし、人には誰にでも都合というものがあり、可能・不可能というものがあります。
断ることに罪悪感を感じてしまうこともありますが、必要以上に重く受け止める必要はないのです。
◆緊張しているのは自分だけじゃない
「人と話す時に緊張する」
「初対面で悪いイメージだったらどうしよう…」
…そんな風にドキドキしてしまう経験は、人見知りによくあることです。
しかし、緊張のあまり言葉が出なくなったり、いつもの自分でいられなくなるのはもったいないですよね。
ついつい自分だけが緊張していると思ってしまいがちですが、
「周りも緊張している」
「みんなも同じ気持ちだ」
と心の中で唱えてみましょう。
自分一人だけじゃないと思えば、きっと気持ちが楽になるはずです。
◆自分らしくいればいい
人見知りになりやすい人は周りへ気遣いをするあまり、自分の気持ちが言えなくなったり控えめでいようとする傾向があります。
それが適度にできていればいいのですが、気の遣いすぎは自分の気持ちを押し殺したりやりたいことができなくなったりということにもなりかねません。
周りへの心配りや気遣いができることはとてもいいことですが、自分らしさも忘れないように、もっと自分の気持ちに素直になろうと心がけましょう。
人見知りを変える5つの考え方
①間違えても仕方ない
②人は自分が思うほど気にしていない
③断ることは悪いことじゃない
④緊張しているのは自分だけじゃない
⑤自分らしくいればいい
3-2. 新しい自分に挑戦してみる
人見知りにも様々なタイプがありますが、共通しているのが「自信がない」という部分。
自分に自信を持つことができれば考え方も前向きになり、人と関わることも楽しいと感じることができます。
そんな特技を身につけ、自分磨きができるおすすめの場所をご紹介していきます。
ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
①テアトルアカデミー
1980年に創設され、以来さまざまな分野で活躍できる数多くのタレントを養成してきた総合芸能学院テアトルアカデミー。
応募対象は0歳から40歳以上と幅広く、さらに最短3か月でプロデビューの実績もあることも特徴。
またオーディションは無料のため、誰でも気軽に受けることができる。
所在地
東京、札幌、千葉、埼玉、愛知、大阪、福岡 など
②ABCクッキングスタジオ
国内130店舗以上、海外にも14店舗と全世界に140以上ものスタジオを展開するABCクッキングスタジオ。
・クッキングコース
・ブレッドコース
・ケーキコース
・キッズコース
…とコースが分けられている。
レッスンは少人数制をとっており、カジュアルで親しみやすいところも特徴。
料理のレパートリーを増やせることだけでなく、様々な職種の参加者と分け隔てなく料理を通じて親しくなれること、出会いを広げられる点も魅力。
スタジオ
国内130店舗、海外14店舗
③TALK&トーク話し方教室
『誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方66のルール』著者が講師を務めるTALK&トーク話し方教室。
・コミュニケーションスキルUP講座
・スピーチ力UP講座
…などがあり、すぐに使えて効果抜群の上手な話し方を習得することができる。
東京・大阪で開催される講座に来れない場合でもDVDで学ぶことができるのも好評で、数多くのメディアにも取り上げられている人気ぶりとなっている。
所在地
大阪府大阪市中央区
4. 芸能人の人見知り克服方法
人前に立って、たくさんの人とコミュニケーションを取る芸能人でも、人見知りな性格に悩まされた人もたくさんいます。
最後に、そんな人見知り芸能人の克服方法も紹介しておきます。
若林正恭(オードリー)
「人見知り芸人」としてメディアに出演することが多い、オードリーの若林正恭さんは、これまでに「人見知り」に関するエッセイ本も出版しています。
「人見知り」は他人からの目を過剰に気にしてしまう「自意識過剰」が生み出していると考える若林正恭さんは、人目を気にして何をするのも楽しめない状況から抜け出すため「自分の好きなこと、やりたいことに没頭する」ということを大切に行動するようになったそうです。
星野源
星野源さんも、自分が人見知りであると認識しているそうですが、ある日の仕事現場で「人見知りなんです」と自分のことを言った時に、すごく恥ずかしい気持ちになったそうです。
「人見知りだからコミュニケーションが上手くとれないけど仕方ないでしょ」と言い訳をしているように感じたことで、失敗しても人との関りを繰り返しながらコミュニケーションを取ろうと、前向きな気持ちになったそうです。
タモリ
数多くの芸能人から信頼され、尊敬されているタモリさんですが、実はとても人見知りな性格なんだそうです。
人見知りであっても、周りの人とコミュニケーションを取って、芸能界の第一線で活躍しているタモリさんは、人見知りな性格の人に対して「人見知りは“こうしたら、こう思われるかもしれない”と考えすぎてしまうけれど、それだけ人のことを考えているということ。だから一歩踏み出せば、誰よりも人を幸せにできる。人見知りは才能だ。」と考えているそうです。
すごく勇気がもらえますよね。
黒沢かずこ(森三中)
子供の頃から人見知りが激しく、芸人になってからも芸人仲間に馴染めず、楽屋でも狭い場所で隠れるように過ごしていたそうです。
さらに、人とのコミュニケーションを避けすぎて「森三中は大島美幸と村上知子の2人組だよね」と言われてしまうことがあったそうです。
極度の人見知りで知られる森三中の黒沢かずこさんは、40歳を過ぎたころから人と話せるようになったと感じているそうです。
年齢や経験を重ねることで、少しずつ話せるようになるのかもしれませんね。
桐谷美玲
幼い頃から内弁慶で、人見知りな性格だったという桐谷美玲さんですが、高校生の時に事務所からの熱心なスカウトを受けて芸能界に入りました。
女優として、モデルとして活躍する姿は堂々として輝いていますが、実は人見知りな性格は変わっていないそうです。
しかし、事実ではないことで評価されたり、芸能人として辛いこともたくさんある中、学生時代からの友人から「ありのままの美玲でいればいい」と言われ「ありのままの自分でいればいい。ベストを尽くしてそれでも上手くいかない時は、人に頼ってもいいんだ」と気持ちが楽になったそうです。
人見知りな性格の人は、相手のことを考えすぎて「人に頼る」ということが苦手なのかもしれません。
自分で抱え込んでしまうと、どんどん人とのコミュニケーションが苦痛になってしまうので「人に頼る」ことは、とても大切なのかもしれませんね。
5. まとめ
人見知りは自分自身の考えによって起こるもの。
様々なタイプがありますが、自分のマインドを見直して気持ちに素直でいること、いろんな場所に出向いたり人に会ったりして視野を広くしていく努力もとても大切です。
徐々に人見知りを改善して、人生の幅を広げられるようにしましょう!