オーディションの審査員とは
俳優、タレント、歌手、芸能界のあらゆるジャンルで行われているオーディション。
審査をする審査員は、一体どんな人たちなのでしょうか。
オーディションによっても違いますが、多くの場合は…
・芸能事務所社長、スタッフ
・プロデューサー
・スポンサー
・タレント
・脚本家
・映画監督
などです。
芸能事務所のオーディションであれば、事務所の社長やスタッフ、映画やドラマのオーディションであれば、脚本家や監督、プロデューサーなど、作品を作る中心となる人も審査に参加します。
他にも、アイドルグループのメンバーオーディションであれば、グループのリーダーが審査に参加したり、映画のオーディションであれば、すでに出演が決まっている出演者など、芸能人が審査をすることもあります。
オーディションの審査員はどこを見ている?
オーディション審査では、審査員はどこを見ているのでしょうか。
はじめに、オーディションの審査内容を見ていきましょう。
オーディションの審査内容
・自己紹介
・志望動機
・特技披露
・カメラテスト
・実技審査 など
自己紹介や志望動機では、ハキハキと自分のことをアピールすること、特技披露やカメラテストでは、自分の魅力を伝えることが重要だと思いますよね。
もちろんそれも大切ですが、審査員は完璧にアピールできて、実技審査で実力があると認められた人だけを合格にするわけではありません。
オーディションで、審査員が見ているポイントをチェックしておきましょう。
審査員が見ているポイントは?
・第一印象
・将来性
・実力
・人間性
・情熱
・対応力
このように、求められたことに答えられるだけでなく、芸能界で活躍していくために必要なものを持っているのか、将来性や人間性も審査されていることを覚えておきましょう。
ここからは、オーディション審査で印象を良くするためにやっておくべきことを、解説していきます。
オーディションで印象を良くする方法①第一印象を良くする
オーディション審査は、限られた短い時間で自分をアピールしなければいけません。
そのため、第一印象が良ければ、最初から審査員の印象に残ることができます。
第一印象を良くする方法
・元気な挨拶
・清潔感のある服装
・魅力的な笑顔
【元気な挨拶】
オーディションに限らず、どんな場所でも元気に挨拶をする人は、相手に好印象を与えます。
オーディションでも、審査員にだけでなく、控室でもスタッフや他の参加者に対しても、元気に挨拶をするように心がけましょう。
【清潔感のある服装】
第一印象では「顔が可愛い」「スタイルがいい」と見た目の印象も強く残りますが、どんなに見た目がよくても、ヨレヨレの服、寝ぐせが付いたままの髪、汚れた靴など、清潔感のない服装であれば、ガッカリしてしまいます。
オーディションでは、メイクや服装にばかり気を取られてしまう人が多いですが、最も重要なポイントは、清潔感だと覚えておきましょう。
靴やカバンが汚れていないか、だらしない着こなしになっていないか、身だしなみチェックは忘れずにしておきたいですね。
【魅力的な笑顔】
オーディションでは緊張で、表情もかたくなる人が多いです。
しかし、印象の良い顔は、口角が上がった笑顔です。
審査員の目を見て、笑顔で自己紹介ができるように、表情も含めて練習しておきましょう。
オーディションで印象を良くする方法②基礎トレーニング
演技も歌も未経験でも受けられるオーディションは多いです。
しかし、最近は芸能界でも、実力が重視されるジャンルが増えてきました。
例えば、10年、20年前のアイドルのオーディションでは、審査を受けている時点では、歌もダンスも未経験で参加している人がほとんどでした。
しかし、最近のオーディションを見ていると、すでに幼少期から歌とダンスのレッスンを経験している人が多く、オーディションではかなり難しい実技審査が行われています。
スクールに通うのは難しくても、自宅でできる呼吸法、演技の基礎、発声練習など、出来ることはやっておくべきです。
歌でも演技でも、基礎練習をしているかどうか、プロが見ればすぐに分ります。
実技審査に自信がなくても、基礎ができていれば、コツコツ努力していることが審査員にも伝わります。
また、オーディションなので、実力がある方が、オーディションを突破しやすくなることは言うまでもありません。
スキルアップのためにも、基礎練習やその他の練習も積極的に行いましょう。
オーディションで印象を良くする方法③誠実な対応を心がける
昔の芸能人には、とにかく華のある人が好まれることが多く、実際に芸能界で活躍する人は、今よりも破天荒な人も多かったですよね。
しかし、最近はメディアでのコンプライアンスも厳しくなり、芸能人も少しでも対応が悪ければ、すぐにバッシングされてしまいます。
そういう変化もあり、誠実で謙虚な人間性の芸能人が重宝される傾向が強くなりました。
もちろん、昔も長く活躍している芸能人は、人間性の素晴らしい人が多かったことには変わりありませんが、最近はオーディションの時点でも、特に人間性を見られていると考えておきましょう。
例えば…
・時間やルールを守る
・周りへの気配りができる
・言葉遣いが丁寧
・誠実な対応ができる
様々な部分に人間性は現れます。
例えば、オーディションのグループ審査で、自分のことばかりでなく、他の参加者のことまで気を配れている態度や、審査員からの質問に答える言葉遣いや目からも、人間性は伝わります。
自分をアピールすることばかりに気を取られないように、周りを見て誠実に謙虚に対応する姿勢を忘れないようにしましょう。
オーディションで印象を良くする方法④自分の思いをまとめておく
オーディション審査で、志望動機や、オーディションへの意気込みを聞かれた場合、何も考えていなければ熱意を100%伝えられない人も多いでしょう。
しかし、オーディションでは、参加者の熱意に心を打たれる審査員は少なくありません。
たくさんの参加者の中で、自分がどれだけ強い思いで審査を受けているのか、上手く伝えておきたいポイントです。
例えば…
「このオーディションに絶対合格できるように、本気で頑張っています。」
「ラストチャンスだと思って挑戦しています。」
というようなアピールでは、審査員は聞き慣れていて、印象に残らないかもしれません。
自分の熱意をしっかり伝えられるように、事前にその思いを言葉にしてまとめておくと、当日「言いたいことが言えなかった…」と後悔することがないでしょう。
また、オーディションに対する熱意は、言葉だけでなく行動や態度、表情でも伝わります。
「合格したい」と思うなら、心の底から情熱を持って挑戦することが大切です。
オーディションで印象を良くする方法⑤対応力を身に付ける
オーディション審査でよく見られているのが、対応力です。
芸能界の仕事は、対応力が求められる場面が多いです。
バラエティ番組での対応力、演技などでのアドリブの対応力など、柔軟に対応しなければいけないところで、対応力がある芸能人には需要が高まります。
オーディションでも、何かアクシデントがあった時や、審査員から急な対応を求められた時に、スムーズな対応が出来れば、度胸や将来性を評価されるでしょう。
何かアクシデントがあった時に、落ち着いて対応できるように、オーディション審査の練習をしておくのもいいでしょう。
深呼吸をする、おまじないをするなど、焦った時に心を落ち着かせる方法を考えておくのもおすすめです。
たくさんのライバルの中で、オーディション審査に合格するためには、基本的なことから、しっかり対応しておきましょう。