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引っ込み思案ってどんな性格?治し方ってあるの??

2021.11.16 / 未分類

引っ込み思案な性格とは?

「消極的」「内向的」な性格の人を「引っ込み思案」な性格と言いますよね。
引っ込み思案とは「人見知りをする内向的な性格」や「人前に出て積極的に行動するのが苦手な人」のことです。

自分自身が引っ込み思案であると自覚している人は、その性格に悩まされていることも多いのではないでしょうか。
引っ込み思案な性格は悪いことではありませんが、損をすることが多いのも否定できません。
今回は、引っ込み思案な性格について、詳しく解説しながら、治す方法も紹介していきます。


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引っ込み思案な人の特徴

引っ込み思案な性格と自覚していても、周りから見れば全くそう思われていない人もいます。
反対に、自分では精一杯社交的にしているつもりなのに、周りからは「引っ込み思案だ」と言われる人もいるのではないでしょうか。
人それぞれの感じ方で違いはありますが、基本的な「引っ込み思案な性格の特徴」から見ていきましょう。

人見知りをする

初対面の人に対しては特に緊張して話せなくなってしまう「人見知り」な性格の人です。
人に心を開くのに時間がかかったり、親しくない人との関りは、どうしても相手任せになるのも引っ込み思案な性格の特徴です。

自分に自信がない

自分に自信が持てずに、人前で自分の意見を言えない、積極的に行動することができないという特徴があります。
自己肯定感が低く「自分の言動は間違っているかも知れない」と不安になってしまいます。

周囲の評価を気にする

周囲の評価に敏感で、相手を怒らせること、否定されることを恐れてしまいます。
人前に立つ時など、自分がどのように思われているのか不安になり、緊張してしまうので、注目されることを嫌います。

ネガティブ思考

「失敗したらどうしよう」「相手を傷つけてしまうかも」と、行動する前から、ネガティブな結果を想定してしまうのも、引っ込み思案な人の特徴です。
「どうせ上手くいかないから最初からやらない」というように、傷つくことを恐れてしまいます。

周囲に気を使い過ぎる

先に相手の意見を聞くと、自分の意見を言い出せなくなってしまいます。
例えば、友人同士で「何を食べる?」という話になった時にも、本当に自分が食べたいものではなく、相手が考えていそうなことを答えるなど、周囲に気を使い過ぎる傾向もあります。

人を誘うのが苦手

引っ込み思案な人は、友達と遊ぶ時にも、自分から誘わずに、相手から誘われるのを待つ人が多いです。
仲の良い友人であっても「忙しいかな」と気を使って誘えなかったり「断られるかもしれない」とネガティブな結果を考えて誘えないこともあります。

集団が苦手

2人なら楽しく会話ができるのに、人数が増えれば増えるほど、会話に入れず、発言ができなくなってしまうのも、引っ込み思案な人に多い特徴です。
たくさんの人が集まる宴会や、パーティーも苦手です。
全ての特徴が当てはまらなくても、引っ込み思案な人は、自分の言動に自信が持てず、人前に出ることが苦手というのが共通しています。

引っ込み思案になる原因は?

物心がついた時にはすでに「人見知りをする」「恥ずかしがり屋」だったという人もいるかもしれませんが、何かきっかけがあって引っ込み思案になる人も少なくありません。
引っ込み思案のきっかけに多い原因を探ってみましょう。

引っ込み思案な性格の原因は?

・発表会などの大舞台で失敗をした
・失敗を笑われた
・信頼する人に裏切られた
・いじめられた経験がある
・親や先生から否定された
・自分で決める機会が少ない

引っ込み思案な性格になるきっかけの1つは、過去のトラウマが原因となることもあります。
たくさんの観客がいる発表会で失敗をして笑われたり、その失敗をからかわれたことが心に残り、人前に立つことが苦手になる人もいます。

また、いじめられたことがきっかけで、自分自身の存在を否定するようになったり、親や先生から「お前は何をやってもダメ」「あなたの考え方は間違っている」など、否定されることで、自分の言動に自信が持てず、引っ込み思案になってしまうことも。
反対に、周りの人から愛されるあまり、自分で考えて行動する前に、全て準備され、決められているような環境も、引っ込み思案な性格になるきっかけとなる場合もあります。

引っ込み思案な性格を治す方法

引っ込み思案な性格が悪いわけではありませんが、「暗い」「存在感がない」など、どうしてもネガティブな印象を持たれてしまうので、治したいと思うのも自然なことなのかもしれません。
そこで、引っ込み思案を治す方法についても、詳しく紹介しておきます。

自分の良い所を見つける

引っ込み思案な人は、自分に自信が持てないという特徴がありますが、これは、どうしても自分の「ダメな部分」ばかり気にしてしまうことが原因です。
まずは、自分の良い所を見つけましょう。
自分で分からない場合は、家族や友人に聞くのも良い方法ですが、大切な人が見つけてくれた自分の長所を「お世辞だろう…」と考えず、素直に受け入れて、自分の良い所をさらに輝かせる努力をしましょう。

苦手な事に挑戦してみる

引っ込み思案な人は「どうせできない」「失敗したくない」と考えてしまい、色々なことを諦めていませんか。
例えば、興味のあるファッションに挑戦してみる、習い事を始めるなど、小さな挑戦でもかまいません。
自分で行動を起こして、新しい発見をすることは、ポジティブな気持ちを生み出すきっかけになります。

小さなことでも自分を褒める

引っ込み思案な人は「失敗したこと」「上手くいかなかったこと」ばかり気になり、人との会話の中でも、褒められた事よりも、言われて嫌だったことの方が心に残ってしまいます。
失敗を反省することは大切ですが、自分が頑張ったことを褒めてあげると、ポジティブな思考になりやすいです。
今日一日の中で頑張ったことを見つけて、それを自分で褒めることを習慣にしてみましょう。

先のことを考えすぎない

引っ込み思案な人は、失敗したり上手くいかない将来を考えてしまうので、行動を起こすことを恐れてしまいます。
しかし、実際にはやってみれば上手くいくこともたくさんあります。
まだ起こっていないネガティブな未来を恐れるよりも、ポジティブな未来を想像していた方が上手くいきます。
「私ならできる」と、自分を信じて、ポジティブな気持ちで行動しましょう。

引っ込み思案なのはHSP?

HSPとは、アメリカの心理学者のエレイン・N・アーロン氏が提唱した、周りからの刺激に敏感な「繊細な人」の特性のことです。
病名ではなく、あくまでも特性として、人口の約20%が当てはまると言われています。
HSPは、あまり知られていませんでしたが、タレントの田村淳さんがHSPであることを公表して話題となりました。

HSPの特徴

・他人の気分に敏感
・環境の変化に敏感
・忙しくなると混乱する
・競争するのが苦手
・緊張すると実力が発揮できない
・観察されるのが苦手

繊細過ぎて何だか生きづらい…と悩んでいる人は、専門家のカウンセリングを受けることもできます。
「引っ込み思案で人評価に敏感」なのは、性格の問題だと抱え込まずに、どうしてもつらい時には相談することも考えましょう。

引っ込み思案な人は周りからどう見えてる?

引っ込み思案な人は「行動力がない」「存在感がない」など、ネガティブな印象を与えてしまうことも少なくありません。
また、みんなで意見を出し合うような場面では、積極的な発言や行動ができないため、印象が悪くなることもあります。

しかし、引っ込み思案な性格は、悪いことばかりではありません。
引っ込み思案な人は、人からの評価に敏感なので、周りの人の様子をよく観察しています。
そのため、人の些細な感情の変化にも気づきやすく、人を傷つけるような言動もしないので、誠実で信頼できる人という印象を持ってもらえます。

引っ込み思案な人は、ネガティブな思考になりやすいので「消極的な自分はダメだ」「どうせ私なんか役に立たない」と、自分自身を否定してしまいます。
しかし、引っ込み思案な性格だからこそ、一歩下がったところから、冷静に周りを見ることができるなど、その人にしか出来ない役割も必ずあります。

みんなが同じである必要はありません。
積極的な人が良い評価を受ける機会が多く感じるかもしれませんが、引っ込み思案であっても、自分の特徴を受け入れて、自分ができる役割を見つけてみましょう。

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