「お笑い芸人になりたい」
「人のことを笑わせたい」
そう思ってテレビに映るお笑い芸人さんたちを見ながら、お笑い芸人について調べてはいませんか?
「自分もいつかはあの場所にいくんだ!」
…と思うことも大事ですが、まずどうすればお笑い芸人になれるのかを知らなくてはいけません。
ここでは、
・お笑い芸人とはどういうものなのか
・どうすればお笑い芸人になれるのか
・お笑い芸人になるために必要な能力
をお笑い芸人になりたいあなたのために詳しくご紹介しています。
Outline
1.お笑い芸人ってなに?
「お笑い芸人」って言葉は世間では浸透しているけど、具体的にはどんなことをするのでしょうか。
ここでは、お笑い芸人について詳しくご紹介します。
1-1.お笑い芸人とは
お笑い芸人といっても、
・漫才師
・コント師
・落語家
・漫談師
・ピン芸人
などその種類は多岐に渡ります。
しかし、どれにも共通するのは「人を笑わせる」という仕事を生業にしていることです。
みなさんも学校のクラスで一人は、みんなの中心になって人を笑わせてくれる人気者がいたと思います。
そんなクラスの人気者と違うのは、お笑い芸人たちは「人を笑わせてお金をもらっている」ということです。
POINT
毎年、何千人もの人がお笑い芸人を目指します。
しかし、テレビの中で日の目を見るのはその何千人の中からほんの一握りです。
「人を笑わせてお金をもらう」ということがいかに大変なことかお分かりいただけるかと思います。
ほとんどの人が夢半ばで辞めていってしまうのも事実です。
1-2.お笑い芸人の仕事
お笑い芸人の仕事内容は、「とにかく、お客様を笑わすこと」です。
”笑い”を職業にしているため、笑わせなければ意味がありません。
TVでお笑い芸人を見ていてもわかるように、仕事の中で何かのキャラクターを演じるということが多いです。
実力があれば冠番組をもち、自分のトーク力だけで勝負するということが可能になってきますが、トークで人を回せるようになるためには実力も知名度も必要になってきます。
まずは、下積みとして様々な番組に出て面白いと思ってもらうことが重要です。
2.お笑い芸人になるには
お笑い芸人になるにはいくつかの方法がありますが、ここでは4つの方法をご紹介します。
2-1.養成所に入る
まずは養成所に入ることです。
お笑い芸人の養成所は、事務所が運営していることがほとんどです。
お笑いを目指す方なら聞いたことがあるであろうNSC(吉本総合芸能学院)なども、吉本興業が運営しています。
漫才をやるにもコントをやるにも、相方が必要にです。
ピン芸人や漫談師などは例外ですが、ベテランであるダウンタウンさんも元々は漫才師でしたし、最近テレビでよく見る有吉弘行さんも昔は相方がいました。
養成所のメリットとしては、お笑いの人生を共にしていく相方を見つけることが出来ます。
そして養成所を卒業すればオーディションを経て、そのまま事務所に所属ということも多くあります。
一般的に養成所にかかる費用は年間で50万円前後です。
2-2.事務所に入る
養成所に入らずに直接、事務所のオーディションを受けるのも一つの方法です。
オーディションに受かるということはその時点で、審査員にこいつは面白いなと思ってもらわなければいけません。
養成所からそのままオーディションの流れもありますし、一発で合格するにはかなりの努力とセンスが必要になってきます。
事務所のオーディション情報に関しては、
「お笑い事務所・プロダクションのネタ見せ情報」
を参考にしてください。
2-3.弟子入りする
今はほとんどないですが、ベテラン芸人の弟子になることもお笑い芸人になる方法です。
弟子になるために連絡する場所があるわけではなく、飛び込みで師匠に直談判して弟子にしてもらうことが一般的です。
弟子になれたら、まずは付き人から始まり、その元で師匠の芸を盗み、磨いてチャンスを待つことです。
2-4.ネタオーディションに応募する
事務所に所属していない人がお笑い芸人になる方法は「M-1」や「キングオブコント」など、面白いお笑い芸人を決めるオーディションに参加することです。
これ以外にも、ネタ見せのライブなどはたくさんありますが事務所が運営している場合が多く、一般的に事務所所属ではないと出場することができません。
まずは、事務所に所属することをオススメします。
お笑い芸人になる 4 つの方法
①養成所に入る
②事務所に入る…一番おすすめ
③弟子入りする
④ネタオーディションに応募する
3.お笑い芸人に必要な3つの能力
ここでは、お笑い芸人になるために最低限持っておかなければいけない能力を3つご紹介します。
3-1.空気が読めるか
お笑いの舞台を多く経験すると、その日の客層や空気感によって何がウケて何がウケないというのが少しずつ変わってきます。
そのため、劇場やライブなどで客層に合わせてどのネタをやるかを考えていくことが空気を読む力です。
どんなにいつもウケていて面白いネタであったとしても、その瞬間にウケなければそれはその場では面白くないネタになってしまいます。
また、バラエティ番組などでは瞬時にその空気を察知して、機転を利かして場を盛り上げたりとその瞬間ごとに求められる笑いが変化します。
そうやって場の空気を読んで盛り上げたり、笑いをとれる能力がお笑い芸人には必要です。
3-2.ハングリー精神
お笑い芸人というのは若手の頃は食えない職業です。
ライブに出てもギャラが数百円ということも普通です。
「そんな厳しい生活の中で将来、絶対に有名になるんだ!」という気持ちが必ず必要になってきます。
・目立ちたい
・お金持ちになりたい
・モテたい
目的は何でもいいですが、自分が売れるまでは辛い毎日が続きます。
その中で上を目指して諦めずに貪欲に頑張れることがお笑い芸人には必要になってきます。
3-3.笑いのためなら何も恐れない
笑いをとるためなら何でもするのがお笑い芸人。
バラエティ番組でようありますが、鼻をザリガニに挟まれたり熱々のおでんを顔につけたり、高いところから飛び降りたりとにかく見ている人の笑いがとれるのであればお笑い芸人の方はなんでもやってのけます。
もし、痛いのが苦手といってザリガニに挟まれなければ、笑いはとれないでしょう。
痛い、怖い、熱い。
そんなマイナスなものに恐れずに立ち向かっていくことが、お笑い芸人には必要になってきます。
お笑い芸人を目指す人がやっておくべきこと
お笑い芸人を目指すなら、やっておきたいことがいくつかあります。
お笑い芸人に必要な要素以外にも、お笑いのスキルを上げるために、やっておくべきことを実践してみましょう。
4-1.お笑いライブを見に行く
お笑い芸人になっても、すぐにテレビに出演できる人は、ほとんどいません。
中には芸歴10年以上で、まだメディアに出演したことがない人もいます。
デビューすれば、お笑いライブなどの舞台や営業に出演するところからスタートします。
お笑いは、テレビで見るのと、生のライブを見に行くのでは、また違う印象を受けます。
お笑い芸人デビューした時のためにも、実際のライブを見て、雰囲気や観客を盛り上げる方法を学びましょう。
4-2.ネタを作ってみる
コンビの場合、ネタを作れる相方がいれば、任せることができますが、解散してピンになった時など、自分でネタが作れなければ困ることも多いです。
自分のやりたいネタ、面白いと思うネタをどんどん作ってみましょう。
日常で起きた面白いことや、ネタに使えそうなエピソードをメモして、作ったネタを披露できれば、さらにいいですね。
4-3.発声練習
歌手や役者のように、お笑い芸人も発声や滑舌の基本を身に付けておく必要があります。
お笑いのネタは、テンポ良く話が進んで行くからこそ観客は、その世界観に引き込まれます。
言葉に詰まったり、噛んでしまうと、観客の集中力も途切れてしまいますよね。
また、どんなに面白いネタでも、声が聞き取りにくく、何を言ったか伝わなければ、笑いは取れません。
発声練習や、滑舌の練習は、やっておくべきです。
5.お笑い芸人の事務所
ここでは、おすすめの事務所を5つご紹介します。
多くの人気タレントが所属する、言わずと知れた大手芸能事務所。
芸人が多く所属する事務所では競争が激しいが、テアトルアカデミーのように芸人が少ない事務所ではバックアップが強力。
30年以上のテレビやラジオなど業界とのパイプも強く、総合的なお笑いタレントになりたい方におすすめです。
テアトルアカデミー
所属タレント
鈴木福、小林星蘭、谷花音 など
出演実績
「めざましテレビ」「天才!志村動物園」「有吉ゼミ」
「下町ロケット」「相棒」「信長協奏曲」 ほか多数
オーディション情報
・随時無料オーディション実施中
・最短3ヶ月でデビュー可能
・何度でも受験可能
・強力なバックアップ
②吉本興業
人気の芸人が数多く所属しており、お笑い界の一番の大きな影響力がある。
しかし、在籍人数が多いのでその中で勝ち上がるにはかなりの実力が必要。
吉本新喜劇など舞台や劇場の運営など多角的に活動している。
③松竹芸能
吉本興業と並び、人気のお笑い芸人が多数所属している二大お笑い芸能プロダクションの一つ。
お笑いのみならず幅広く活動範囲を広げていて、近年ではインターネットやDVD、デジタル放送などのコンテンツにも新規事業を拡大している。
④プロダクション人力舎
近年急激に勢力を伸ばし、特にキングオブコントで活躍する芸人が多い事務所。
いわゆるコント師と呼ばれる芸人が多く所属する。
独自の世界観の芸人が多い。
⑤マセキ芸能社
計算された笑いを得意とする芸人さんが多く在籍。
またリアクション芸人のトップともいわれる出川哲郎さんも在籍している。
6.まとめ
お笑い芸人というのは、人を笑わせてお金をもらう仕事です。
辛いこと、悲しいことがある時こそ、それを笑いに変えてやろうという気持ちをもってお笑い芸人を目指してください。