スケジュールを確認する男性

芸能人のマネージャーになる方法とは?マネージャーの心得も伝授

2020.06.08 / エンタメ, 芸能人

芸能人のマネ―ジャーの仕事内容

タレント、俳優、モデルなど芸能人にはどんな分野でもマネージャーがつきます。
フリーランスで活動していたり、まだあまり仕事をしていない新人の場合は、マネージャーが付かず、自分のマネジメントは自分で行う人もいます。
しかし、ある程度仕事の量が増えてくると、マネジメントをしてくれる人がいれば助かることはたくさんあります。

初めに、芸能マネージャーの仕事内容から知っておきましょう。
基本的に、マネージャーは芸能プロダクションの社員です。
プロダクションに所属する芸能人をサポートするのが業務になります。
1人の芸能人の専属マネージャーになる場合と、複数の芸能人を1人~2人のマネージャーが担当する場合があります。
個人事務所を含めて、小規模なプロダクションではマネージャー業の他に経理等の事務仕事も任される会社もあります。

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芸能人のマネージャーに適している人は?

芸能人のマネージャーの業務内容は、担当するタレントのスケジュール管理、営業活動、仕事現場への同行などが主な仕事です。
また、仕事に対するアドバイスや、精神面のサポートもマネージャーの大切な役割だと言えるでしょう。
担当する芸能人が、芸能界で活躍の幅を広げられるように、業界関係者への売り込みもマネージャーとしての腕の見せ所ですね。

芸能人のマネージャーに求められる要素として「責任感の強さ」があります。
マネージャーの仕事の中でも、重要度が高いのが芸能人のスケジュール管理です。
担当する芸能人に来た仕事の依頼を、上手くスケジューリングしなければいけません。
スケジュール管理は、とても複雑でテレビの出演、イベントの出演、ドラマの撮影、レコーディング、ライブ、リハーサル、打ち合わせなどの予定を上手く組み合わせることになります。
決まっている仕事のスケジュールの中で、移動時間やプライベートな時間も含めて管理しなければなりません。
万が一スケジュールのミスがあり、ドタキャンやダブルブッキングなどが起これば、担当している芸能人とプロダクションの信用問題となり、今後の仕事に影響を及ぼすことも考えられます。
マネージャーはその大事な役割を任されているという責任感を持てる人が求められます。

また、芸能人のマネージャーは、人とコミュニケーションを取ることが多い仕事です。
芸能人を売り込むための営業活動では、コミュニケーション能力があれば仕事を得るきっかけとなります。
担当する芸能人のケアとして仕事や人間関係の悩み相談に乗る時にも、コミュニケーションがとても重要です。
誰かをサポートしたい、人を育てたいという気持ちが強い人は、芸能人のマネージャーに向いていると言えるでしょう。

芸能人のマネージャーになるために必要なこと

芸能人のマネージャーになるための資格は特にありません。
しかし、マネージャーの業務にタレントの送迎が含まれる場合が多く、芸能プロダクションがマネージャーを募集する時には、普通自動車免許が必要となっている場合が多いです。
応募資格として「大卒以上」などの条件を定めているプロダクションもありますが、学歴不問となっている会社の方が比較的多いでしょう。
芸能人のマネージャーの採用面接では、学歴や資格よりも実際に会った時の印象や、仕事に対する情熱など内面的な要素を重視する傾向にあります。
タレントのサポートをする能力があるか、相手に好感を持たれるコミュニケーションができるかなど人柄の良さを求められると考えておきましょう。

また、芸能人のマネージャーの仕事は、とてもハードで体力が必要になります。
多忙な芸能人を見ていると「眠る時間はあるのだろうか」と心配になることもありますよね。
基本的にマネージャーは担当する芸能人と行動を共にするので、不規則なスケジュールで動くことになります。
ドラマの撮影が深夜まで行われる、早朝からの撮影、地方での仕事への同行など担当する芸能人の仕事が入れば、スケジュールを管理するだけでなく、自らも一緒に行動する体力が必要です。

さらに、担当する芸能人の心のケアもマネージャーの大切な仕事です。
現在活躍している芸能人でもマネージャーとのトラブルはよくあることです。
サポートをする側のマネージャーと、される側の芸能人の間には信頼関係がなければ成り立ちません。
芸能人は人気が出て、仕事がたくさん入るようになれば嬉しい反面、スケジュールがハードになり精神的なストレスも増えます。
また、知名度が上がれば上がるほど、世間からの誹謗中傷の対象にされてしまう可能性も高くなります。
そんな時に、マネージャーが支えて対処することは、信頼関係を築くために必要です。
視野が広く、些細な変化にも気付けるような心配りもマネージャーの仕事をするために必要なことだと言えるでしょう。

芸能人のマネージャーになる方法

芸能人のマネージャーになる一般的な方法は、様々な企業への就職と同じように、高校や大学を卒業後、採用試験を受ける方法です。
誰でも目にすることができる求人募集サイトや雑誌にも、芸能プロダクションのマネージャーや事務所スタッフの募集は掲載されています。
新卒採用や転職での採用も可能としている芸能プロダクションは多く、経験が無くても芸能人のマネージャーになることは出来ます。

また、芸能人のマネージャーを目指す人が学ぶための専門学校もあります。
マネージャーとしての専門知識を深めるためのカリキュラムが組まれており、卒業する時には、就職活動のサポートが受けられるなど手厚いフォローがあるのが魅力です。
専門学校を卒業していれば、個人的に芸能プロダクションの採用試験を受ける場合でも、専門知識があるという点で優遇されるでしょう。
しかし、専門学校で学ぶための費用がかかるという点はデメリットとなります。

専門学校に通うのは難しい場合には、自分なりにマネージャーに必要だと思う知識を身に付けておくと採用面接で役に立ちます。
例えば、芸能人のマネージャーはテレビ関係者、雑誌の編集者、CMなどの仕事が入れば、大手企業の重役とも接する機会がたくさんあります。
そのような場面でもしっかりと対応できるように、ビジネスマナーやコミュニケーションについて学んでおくといいでしょう。
また、笑顔や体力など採用面接でアピールできる武器を増やしておくことも必要です。
芸能マネージャーの採用面接では「話す、聞くのコミュニケーションが得意」「所属している芸能人と信頼関係が築けそうな人柄」などをチェックされています。
その点も意識して、知識を深めるために学んでおくことをおすすめします。

芸能人にとって良いマネージャーとは?

芸能人から見て、マネージャーは自分をサポートしてくれるとても大切な存在です。
「困ったことがあれば相談に乗ってくれて、的確なアドバイスをしてくれる」「ハードスケジュールでも一緒に頑張ってくれるから乗り越えられる」と思えるような、しっかりと寄り添って支えてくれる存在であって欲しいという思いが強くあります。

また、芸能人にはそれぞれが思い描く芸能界での方向性があります。
そのため「やりたい仕事」「やりたくない仕事」があるのに、その気持ちを無視して世論や利益ばかりを優先した仕事の受け方をしてしまうと、芸能人にとって良いマネージャーとは言えません。
しかし、タレントの意見ばかり聞いて仕事を選んでいては、いつの間にか仕事の依頼が来なくなってしまうこともあります。
マネージャーは、担当している芸能人が良い方向に進むために、難しい決断をしなければならない場面がたくさんあります。
行動力や決断力、説得力があり「この人について行けば大丈夫」と思われるようなマネージャーが求められているでしょう。

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